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15cmのカーテンボックスにダブル付けできる電動カーテンレール
奥行き15cmのカーテンボックスにダブル付けできる電動カーテンレール

ミツワインテリアでは、国内ブランドメーカー(TOSO、タチカワブラインド、WIS)が扱う電動カーテンレール(※上写真)を展示品としてご用意していますが、今回スポットを当てるのは、奥行150mmのカーテンボックス内に“ダブル付”で設置できる電動カーテンレールです。
国内の新築の住宅・マンションでは、カーテンボックス奥行を150mmに設定するケースが一般的ですが、電動化ニーズの高まりに対し、従来の電動ダブルレールは、
- 外付けモーターの厚み
- 両開き時の交差ランナーの前後張り出しなどの理由から、180~230mm程度の奥行が必要
という課題がありました。
しかし近年、メーカーの技術改良により、一定条件のもと奥行150mmボックスでのダブル付に対応する電動カーテンレールが登場していますので、本日のブログでは、当社で取り扱う代表的な2製品として、TOSOの「レガートコモ」とWISの「エコリモライン」をご紹介させていただきます。
TOSO 「レガートコモ」

1つ目にご紹介するのが、2025年10月より、TOSO(トーソー)から発売された「レガートコモ」です。
「レガートコモ」は、住空間になじむコンパクトなデザインと静音設計を特徴とした電動カーテンレールで、カーテン重量10kg以内、で製作対応幅:W500~5,000mm(※2.5m超はジョイント仕様)の窓環境に対応した一般家庭向けの製品です。

実際に組み立てた展示品をご覧いただくとお分かりの通り、天付けの場合は、有効奥行150mmのカーテンボックスでの設置を視野に入れた構造になっています(※ウェーブスタイルの場合は、別途+40mm以上の奥行が必要です)。


また、手動製品である「ネクスティ」の取付ブラケットが使用できるレール構造になっているため、正面付ブラケットを使用したダブル付にも対応している点が従来の電動品にはない特徴となっています。


電動カーテンレールの場合、前幕のカーテンでレールを隠す「Bフック(正面付)」の取付方に対応していない点が注意点ですが、モーターの手前側(プーリー)をフラットに仕上げることで、従来品よりもすっきりとモーターを隠すことができるようになりました(※リターン縫製の併用で側面を覆うことも可能)。


また、「レガートコモ」では、フラットカーテンのウェーブスタイルに対応した、ピッチキープテープ内蔵セットの対応があります。
フラットカーテンを電動カーテンレールで開閉する場合、ピッチキープテープで均等に牽引することで、バラつきを抑えた開閉が行えますが、ウェーブスタイルでは、1.5倍フラットを想定したピッチキープテープのご用意がありますので、レールの全長に対して適正なカーテンフックの数を事前に決めることで理想的な仕上がりが得られます。

続いて、電源タイプは、「コンセント式」と「バッテリー式」のご用意があります。
充電タイプの場合は、1回の充電、製品幅2mの電動レールを1日2回開閉する条件で約6カ月の使用が可能とされていますので、電源の確保が難しい窓まわりでの導入におすすめです。

最後に、「レガートコモ」における操作方式は、RFリモコン専用仕様のみとなります(1chまたは15ch対応)。
RF(電波)を使用した操作方式の場合、赤外線操作よりも通信距離が長く、指向性を持たないため、カーテンボックスやカーテン生地自体が通信の障害にならないというメリットがありますが、本製品の場合、スマートフォンやスマートスピーカーなどを併用するIOTには対応していない点と、ローマンシェードやロールスクリーンなど、同社が展開する電動製品とのリモコン連携を持たない点が注意事項となります。
WIS『EcoRimo Wave (エコリモライン)』


続いてご案内するのが、WISから販売されている電動カーテンレール『EcoRimo Line (エコリモライン)』です。
「レガートコモ」と同様に、住空間になじむコンパクト&静音設計を備えた電動カーテンレールでありながら、標準的な有効奥行150mmのカーテンボックス内へのダブル付けを想定した設計となっている点が特徴です。

さらに、より大型窓への対応を想定し、カーテン重量40kg以内・製作幅W1,000~10,000mmまで対応できる高いポテンシャルも魅力で、100V電源(コンセント)を使用する【ACモデル】と、充電式の【DCモデル】の2タイプをご用意しています。
製品幅が3mを超える場合は、必然的に2分割以上のジョイント仕様となるため、マンションなど長尺レールの搬入経路に制約がある物件でも採用が可能です。

『EcoRimo Line (エコリモライン)』の通信方式では、RF(電波)方式の短距離無線通信規格の1つである、ZigBee方式による無線通信を採用しています。
電動「カーテンレール」の場合は、開閉操作画面が表示されます。
リモコンの通信距離は10~30mとも長く、2.4GHz帯の周波数を使ったWifiに接続することで、スマートフォンアプリやAIスピーカーを介したIOTにも対応している点が特徴で、【ACモデル】に限っては、オプションのWi-Fi中継器(ZigBee)の併用無しで、室内はもちろん屋外からもスマートフォンアプリやAIスピーカーを介したIOTにも対応しています(※【ACモデル】では別途・オプションのWi-Fi中継器(ZigBee)が必要です)。

【ACモデル】の場合、製品1台ごとにコンセントを必要とするため、導入にあたっては、設計段階でカーテンボックス内のコンセント配置を考える必要がありますが、ボックス内に専用コンセントのない場合でも、周辺のコンセントからモール配線で誘導した「仮設用コンセント」の後付等で対応は可能です。

最後に、電動カーテンレール『EcoRimo Line』は、WISのエコリモシリーズに互換していますので、電動ローマンシェードや電動ロールスクリーンの動作連携にも対応しています(※店内当社展示品あり)。
以上、本日は、奥行150mmボックスでのダブル付に対応する電動カーテンレールをとして、TOSOの「レガートコモ」とWISの「エコリモライン」をご紹介させていただきました。


