Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: 木製ブラインド(国内)

ウッドブラインド。窓のサイズに応じてスラット幅や製品仕様を使い分ける。

2017年08月10日

居室にレイアウトされる窓のサイズが様々なように、お客様の好みも人それぞれ。

レッドオーク ナニック ウッドブラインド

ウッドブラインド 50mm  35mm 組合せ

ウッドブラインドをご検討されるお客様からいただくご相談の中に、窓のサイズに応じてスラットの幅に変化を持たせたいというものや、製品仕様を変えても良いので、希望するスラット幅にこだわりたいというものがあります。

本日は、こあいったご要望に対しての対応事例を、注意点とイレギュラー対応の裏ワザのご紹介を交えて解説をさせていただきます。

 

 

事例①
窓サイズに応じてウッドブラインドのスラット幅を変える。

ナニック レッドオーク ブログ

こちらは、窓枠内の幅(W1640mm)が同じ2つの窓で、高さの相違に応じて、ウッドブラインドのスラット(羽根)サイズに変化を付けた事例です。

ベランダ側の大型窓の内寸がH1800mmであるのに対して、左側の腰高窓の高さがH1100mm。

お客様のご要望は、腰高窓のスラットサイズを、標準仕様の50mmより一段階繊細な35mmを採用したいというものでした。

 

窓の開口面積に応じて、採用するスラット幅を変えると、視覚効果により、居室内を奥行きのある雰囲気に見せることもできます。

 

レッドオーク 502 50mm 事例

ダイナミックな木の質感と豊かな木目を味わいたい大開口窓では、「50mm」巾のスラットをご採用いただきました。

 

レッドオーク 502 35mm 事例

開口が小さい窓では、「35mm」巾スラットを使い分けています。

この様に、スラットサイズを変えることによって、木目の見え方や陰影、スラットの間隔(枚数)、調光時の屋外の見え方や光の入り方などに変化を持たせることも可能です。

 

選定カラーは、73色のカラーバリエーションを持つ、ナニック・ウッドブラインドの茶系展開色より、窓枠、クローゼット、フローリングとの馴染みの良い、『レッドオーク(502)』に、ヘッドレールを巾75mmの無垢化粧材で覆う、オプションの「バランス」を窓枠内付サイズでオーダーしてすっきりと納めました。

 

 

 

事例②
異なるメーカーのウッドブラインドを組み合わせて。

大開口窓のない主寝室では、35mm巾のスラットに統一することになりましたが、縦長窓の内寸は26cmしかないため、ナニック製品の製作規格外になっていました。

お客様のご要望は、あくまでも木製ブラインドの窓枠内付。
最良のご提案を模索しました。

 

 

当社に展示品がある、ニチベイの、『クレール35』 コード式が唯一、製作対応サイズW25cm以上で対応していたため、展開色の「ミディアムダーク(K-104)」をご案内。

レッドオークの近似色といえる雰囲気が感じられたため、お客様もご納得の採用となりました。

 

 

使い易さに配慮した製品のカスタマイズ。

ニチベイ 『クレール35』 コード式は、昇降操作と調光操作を個別のコードで行う、クラシックタイプの操作仕様です。

 

ギア操作でゆっくり引き上げる「ループコード式」と異なり、コードのグリップ部分を握って、腕力で牽引操作するコード式は、製品重量の大きい木製ブラインドの場合、余り大きな窓ではおすすめしていません。

 

ニチベイ クレール35 コード式 デメリット

また、ニチベイ製品のコード式の意匠性デメリットと言える部分がこちら。

グリップの下についている「補助コード」が不細工なのです

 

ニチベイ クレール35 コード式 事例

『補助コード」は、お子様など、背の低い方が補助コードを使う場合には役立ちますが、補助コードのアシストなしで昇降と調光ができる方が使用される窓であれば、このコードを外しても特に問題はないので、お客様のご意向を確認してこれを外すことになりました。

 

補助コード取外し後の『クレール35』 コード式。

野暮ったさが取れてすっきりしました。

 

3連窓であれば尚更で、お客様もご満足。

 

ナニックの35mmスラットとの相性もまずまずで、幅窓の上方からの光を遮りたい時や就寝時は、スラット(羽根)の角度を窓側(屋外)へ傾けると、程良い遮光性が得られます。

 

以上、本日は、窓のサイズや製品仕様に応じた、ウッドブラインドの組合せ事例を、イレギュラーな対応(裏技)も含めてご紹介させていただきました。

 

◆  ナニック ウッドブラインド」の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm

◆  当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

 

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トーソー『ベネウッドタッチ ドラム』の採用事例。便利な「自動降下」機能とは。

2017年06月04日

トーソー ベネウッドタッチ50 ドラム ブログ

トーソー ベネウッドタッチ50 ドラム 事例

「ウッドブラインド」は、こだわりのインテリアの持つ魅力を引き立てながら、自由な調光とプライバシーのコントロールが可能な製品として人気のある製品です。

 

本日のブログでは、当社にも展示品をご用意しております、TOSO(トーソー)のウッドブラインド・『ベネウッド』より、製品価格+4,000円/台のオプションで引下げ操作時のアクションの省力化(自動降下)できる『ベネウッドタッチ ドラム』を採用した納品事例をご紹介させていただきます。

 

 

『ベネウッドタッチ ドラム』動画。
手動引き上げ操作と自動降下の実演。

まずは、今回ご採用いただきました『ベネウッドタッチ ドラム』を、中庭側のFIX窓に設置した際の昇降操作を動画でご覧ください。

40秒の動画では、手引きで製品を上に引き上げた後、タッチ(自動降下)操作でウッドブラインドを自動降下させた様子をご覧いただけます。

 

採用製品: 『ベネウッドタッチ50 ドラム
* スラット色:  TM-106(ディープブラウン) ※型押し木目柄付
* オプション: 内付用バランス付
* 製品サイズ: W182cm ×H199cm
* 製品:面積: 3.62㎡

* スピードコントローラー種類: 「重量級」スピードコントローラー搭載

 

横型ウッドブラインドは、製品の開閉操作が左右方向ではなく、重力のかかる上下方向となる製品であるため、製品自体が軽い「ロールスクリーン」などの様に、昇降(特に引き上げ)に要する負担の軽量化と、ゆっくりと引き降ろすことができる操作性の配慮を製品に反映させる必要があります。

そのため、一般的な横型ウッドブラインドでは、「ドラム(ギア)タイプ」と言われる操作機構が採用されており、製品重量に応じて昇降ギアの比率を調整して、変則ギア付自転車が坂道走行をするような軽いギア比に設定して昇降操作をアシストしています。

「ギア比」とは、自転車のタイヤを1回転させるために必要なペダルの回転数に例えることができ、例えばギア比が1:3に設定された製品であれば、ループコードを3回引くことで、その運動量の1/3だけウッドブラインドを昇降させることができる事を意味し、この数値の大きい・小さいによって、昇降スピードの設定を変えることができます。

 操作に伴う重量感は1/3に軽減されますが、操作量は3倍必要になるため、重力の関与が少ない左右開閉式のカーテンや縦型ブラインドの様な開閉のスピーディさが得られない点はデメリットとなります。

 

トーソー ベネウッド TM-106 事例

自動降下機能」搭載により、降下操作の手間を大幅に省力化させた、トーソーのベネウッドタッチ ドラム』は、窓数が多く広いリビング・ダイニングなど窓などで、その利便性を発揮します。

 

降下操作に要するアクションを最初のひと引きに省略した「タッチ(自動降下)」機能の活用メリットは、1台を自動降下させている間に、他(複数)の窓の操作を行う場合などで特に便利な操作機構といえます。
「障害物自動停止装置」も付属しており、安全性にも配慮されています。

 

 

 

「タッチ(自動降下)」機能を担う
「スピードコントローラー」について。

 


トーソー『ベネウッドタッチ ドラム』のコンセプトは、引下げ操作時のアクションを最初のワンタッチ・自動降下操作に任せることにより「ドラムタイプ」操作での昇降操作の負担を約半分に軽減させようとしたものです。

 

 

「ワンタッチ(自動降下)」操作をアシスト用するのがこちらの『スピードコントローラー』で、これをウッドブラインドの駆動シャフトに装着することにより、シャフトの回転速度をブレーキダウンさせることができます。

トーソー『ベネウッド タッチ』の場合、「スピードコントローラー」の規格は「軽量級」「重量級」の2種類用意されており、製品面積(=重量)に応じて以下の3タイプの組合せで展開されています。

 

① 製作面積:2.5㎡未満 ⇒「軽量級」スピードコントローラーを1個搭載。

② 製作面積:2.5以上~4㎡未満 ⇒「重量級」スピードコントローラーを1個搭載。

③ 製作面積:4㎡以上~5㎡未満 ⇒「重量級」スピードコントローラーを2個搭載。

 

「ワンタッチ(自動降下)」機能は「製品定価+4,000円/台」というエコノミータイプのオプションのため、操作機構も簡易的です。

高額な「電動タイプ」ほど細やかなスピードコントロールはできませんが、製作サイズの範囲内に応じて振り分けられたスピードコントローラーが手軽な操作性をサポートします。

 

 

「軽量級」スピードコントローラーと
「重量級」スピードコントローラーのスピード比較動画

 

最後にご覧いただくのは、トーソー・『ベネウッドタッチ50 ドラム』に搭載されているスピードコントローラー(自動降下機能)」交換作業のBeforr~After動画ですが、これは「特別編」という位置づけでご覧ください。
 
『ベネウッドタッチ』では、製品サイズ2.5㎡未満の製品に「軽量級スピードコントローラー」を1個、2.5㎡~4㎡までの製品に「重量級スピードコントローラー」を1個、4~5㎡までの製品には「重量級スピードコントローラー」を2個搭載することによって自動降下速度の調整を行っていますが、メーカーのカタログには記載されていない社内資料扱いとされており一般公開はされていません。
 
 
 
トーソー ベネウッドタッチ 自動降下
 
上の比較動画は稀な事例ですが、窓枠内寸法(クリアランス)の都合上、製品幅を1cm違えて、左側にW126cm×H199cm(2.51㎡)の製品、右側にW125cm×H199cm(2.49㎡)の製品を取付けたところ、2.5㎡を境に変えられているスピードコントローラーの規格が「軽量級」重量級」に分かれてしまったというものです(全国でも2例目というレアな事例です)。

製品幅サイズをW125cmで統一していれば窓枠内での光漏れが多くなり、W126cmで統一した場合は、窓枠内でのスラットの干渉が懸念されるという微妙な寸法配分において、たまたま自動降下タイプの製品が必要であったのですが、それによりスピードコントローラーの仕様が変わることは、販売店には周知されていない情報なのだそうです。
 
 
 
しかし、今回は、個別の窓での設置ではなく、中央2分割を目的とした設置であったため、メーカーに状況説明をして部材提供をいただき、左側を「軽量級」のスピードコントローラーに交換して降下のスピードを揃える事になりました。
 
 
トーソー ベネウッドタッチ メリット
 
そのような訳で、製品面積:2.5㎡を境にスピードコントローラーが変わるということを認識するための「忘備録」ともなる動画になりましたが、お客様からは、窓枠内のクリアランス配慮にこだわりつつ、お好みのスピードコントローラーに統一ができた今回の事例はご満足いただけるものになりました。
 
とはいえ、「スピードコントローラー」の規格はメーカー規定にのっとって決められているため、今回の様な特例措置(メーカー承認が必須)を得ない限り、原則として勝手な交換はできません。
1つの窓枠内で2分割した本事例での承認は特例にあたるもので、僅かな製作面積の差異であっても、個別の窓で設置した製品についてスピードコントローラーを交換することについては、メーカーの製品管理体制と安全性の観点から認められないと思われます(それを認め出したらキリがないという話の様です)。
 
あくまでも、「ワンタッチ(自動降下)」機能は「製品定価+4,000円/台」というエコノミータイプのオプションのため、スピードコントロール機構も簡易的で、メーカー既定の範囲内で使用してくださいということになります。
 
そういう意味では、今回の動画は、参考になりやすいものになっていると思います。
 
 
 
「手動」・「電動」・「自動降下」操作の展示品をご用意。
操作性の違いをご確認いただけます。

 
 
ミツワインテリアでは、各メーカーの様々な「横型ウッドブラインド(手動タイプ)」展示品をはじめ、ナニックやJBSといった海外ブラインドについては、「電動タイプ」の展示品もご用意しています。

 

そして、今回ご紹介いたしました、トーソー『ベネウッドタッチ(自動降下機能)』も、W91cm × H250cm の大型展示品でご用意しています。

横に並べている、W210cm × H220cm のドラム操作(手動)と合わせると幅3mの大型体験コーナーとなっておりますので、こちらは、マンションやLDの大開口窓で、分割してウッドブラインドをご検討中のお客様などにお勧めの展示です。

 

 以上、本日は、トーソー・『ベネウッドタッチ(自動降下機能)』ウッドブラインドの特徴と、「スピードコントローラー」の種類についてのご紹介でした。
 
 
 

◆当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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『ウイローボウボイル』で魅せる窓辺のトータルコーディネート。

2017年04月18日

注文住宅・LDの吹抜け全体にレイアウトされた様々な形状の窓。

 ウイロウボウ ボイル ウィリアム・モリス

シンプルでありながら、質感の良い内装、クラシカルな家具に合わせたコーディネートをご提案させていただきました。

 

 

「マルチウインドウ」のコーディネート。

来店当初、お客様より頂戴した、LD窓全体のレイアウトイメージ。

高さ3.5mを超える3種類の「高所窓」や腰掛けて出入する引き戸とユニットで設計された「地窓」など、注文住宅ならではの「マルチウインドウ」。
様々な目的を持つ開口レイアウトにあわせて、適材適所の窓周り品をコーディネートしたいとのご要望をいただきました。

 

 

「大型FIX窓」はセンターレース・スタイルで。

フロントレース 大型窓

高さ3.5mの「大型FIX窓」には、ウィリアム・モリス・1887年の作品として知られる『ウイローボウ(Willow Boughs)』のボイルレースを、「フロントレース・スタイル」で納めました。

 

『ウイローボウ(しだれ柳)』のデザインは、モリスがとりわけ気に入っていたモチーフで、家の近くを流れる「テムズ川」の川べりに茂る柳の木々からインスピレーションを受けて描かれたといわれています。

また、『ウイローボウ』といえば、コットン・プリントや織物の厚手が有名ですが、コーディネート用のボイルも、レース単独で使われることも多い魅力的なファブリックです。

 

フロントレース ウィリアム・モリス

生地の作風からは緑豊かな川べりの風のそよぎが感じられますが、ボイルレースの場合、陽射しを透して緑豊かな森の「木漏れ日」感を楽しむことができますし、外構と植栽が出来上がれば、縦長窓の特徴と両開き用のマグネットの機能を応用して「センタークロス風」の演出スタイルで窓辺に多彩な表情を持たせることもできます。

 

カーテンを束ねるタッセルは、華美な房を付けずに、単色「ロープタッセル」を2本ずつ使ったシンプルな組合せでまとめ、後幕のカーテンには、西日対策も考慮して、軽い遮光性(遮光3級)が得られる無地より、「シルク」調の質感を持つ厚手を合わせました。

 

カーテンボックスの前方には、「大型プロジェクター用スクリーン」が収納できる設計になっています。

 

 

高所窓は、「ウッドブラインド」で調光。

ニチベイ クレール K822 エイジンググレイ

左右の形状が異なる高所窓に組み合わせた、ニチベイの「ウッドブラインド」

縦長窓は1階側から操作できますが、右の高所窓は2階の書斎窓を開けて操作できる納めとなっています。

 

共通のスラットカラーは、クラシカルな空間演出を楽しめる、K822(エイジンググレイ)
目線の離れた高所窓で採用すると、フェイクとは思えないリアルな味が得られます。

 

打ち合わせ当初の希望製品は、リフトコードを通す穴のない高遮光用ウッドブラインド『クレールグランツ50』でしたが、縦長窓の内寸が「クレールグランツ」の製作対応サイズに満たないため、こちらは遮光性を高める「ラダーテープ仕様」で納めています。

 

 

地窓のローマンシェードは夜の主役。

地窓 ローマンシェード

日中は、後幕のレースを使用することが多い地窓の「ローマンシェード」

 

地窓の前幕を飾る、ローマンシェードの『ラーモ(別称:ブァイン)』は、ウィリアム・モリス、1874年の作品。
「 葡萄の葉」と「柳の葉」を組み合わせた「パターン・オン・パターン」の柄構成や、渦巻く葡萄の蔓:トレーサリ(モリス特有の渦巻く流れのある更紗)がモリスらしさを表現しています。

こちらは、立体的な川島織物セルコンの織物生地を採用しましたが、パターンの中に「柳の葉」が含まれているのがコーディネートのポイントです。

夜間、プロジェクター用スクリーンを降ろしてTVを見る時に、生地の深みが際立ってとても美しいのだそうです。

 

高所窓 ウッドブラインド

以上、本日は、大迫力の「フロントレース・スタイル」の魅力と、一日を通して様々な窓演出にローテーションされる「マルチウインドウ」のコーディネート事例をご紹介させていただきました。

 

 ◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』 を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

◆当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

 

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タチカワブラインド『フォレティア』ウッドブラインド。展示品比較が更に充実。

2016年08月29日

当社ショールームでは、国内外7社の『木製ブラインド』展示品を大小25点以上ご用意していますが、このたび2016年にカタログがリニューアルされた「タチカワブラインド」の『フォレティア』シリーズの新しい展示品を入れ替えも含めてリニューアルいたしましたので、ご案内をさせていただきます。


「国内メーカー」展示の大幅リニューアル。
各メーカーが熾烈なモデルチェンジを展開。

ウッドブラインド,ショールーム,神奈川

↑ 上の写真は、昨年の展示イメージ。

今年2月に行われた、タチカワブラインド『フォレティア』シリーズのカタログ・リニューアルに伴い、新たに3アイテムの展示替えを行うことになりました。

一昨年にモデルチェンジされたニチベイ『クレール』ウッドブラインドの展示替えの時には3点、昨年の「TOSO(トーソー)」製品のモデルチェンジの時には上の写真イメージより4アイテムの入替をいたしましたので、実際は劇的に様変わりしているのです。

展示替えになった理由は、各メーカーともに「新製品」の登場に加えて、「スラット」カラーの改訂、「ラダーテープ」幅の変更、「ヘッドボックス」仕様の変更などがあったため、現行の展示品として成り立たなくなったためです。

 

ウッドブラインド 比較 展示 ショールーム

そしてこちらが、タチカワブラインド展示品の大幅リニューアルを終えた、展示ブースの様子です
大型の展示品や海外ブランドは別のブースに展示をしていますので、このブースでは主に、各社モデルの外見や操作上の特徴やスラット色意味や風合いの比較をしていただくためにご利用いただいております。

良く見ないとわからない「間違い探し」の様な変化ですが、写真に写っている範囲だけでも1年間で展示品が9点変わっており、そのうち8点が製品モデルチェンジに伴う展示替えです。

それだけ、国内の大手メーカーがこぞって新製品のリリースにより自社の魅力をアピールする熾烈な争いが展開されているということになります。

製品ボリュームも増え、カタログも数年前より一段と分厚くなりましたので、販売する側であっても、各メーカーが行っているリニューアル内容を正しく理解して整理するのは本当に大変です。

展示品を持たずにカタログだけで提案されている設計士の方からは、提案するメーカーを絞らなければ扱いにくい製品になりつつあるという声が聴かれるのも無理からぬことだと感じます。

 

「タチカワブラインド」製品
代表的なモデルを5点比較展示

2016.8.30.1

その様な状況のなか、本日の特集でご紹介をさせていただくのが、国内大手のメーカーとしては、「木製ブラインド」の取扱いが一番古い、タチカワブラインドが展開する『フォレティア』シリーズです。

スラット幅の展開は、窓の大きさに合わせ易い、「25mm」,「35mm」,「50mm」の3タイプをご用意。
現時点で需要の少ない25mmスラットを扱っており、コンパクト設計の「小窓」専用のモデルのご用意もございます。

 

2016.3.15.3

スラットカラーのバリエーションも標準色では国内最大の「24色」展開となりました。
『フォレティアエコ』で展開している集成材の4色を合わせると、「全28色」展開ということになります。

 

2016.8.30.7

今年の2月、20配色の中に新らしく加わった「5配色のマットカラー」の展示品(「フォレティアエグゼ35」で展示)を、カラーチャート展開でご用意いたしました。

マットカラーが加わったことにより、近年のインテリアテイストに合わせたカラーコーディネートがし易くなりました。

 

2016.8.30.8

更に、今年の7月に追加となった、「4配色のラスティングカラー」の新作展示品(「フォレティアシェイディ50」で展示)も加わり、更に広範囲なインテリアテイストに合わせられるカラーコーディネートがし易くなりました。

「ラスティング加工」で仕上げられた木目調のスラットは、「ホワイト」「アイボリー」、「ベージュ」「グレー」をベースとしており、こちらも近年の流行になっている、「シック&モダン」スタイルのインテリアや、「アンティーク」エイジング」「レトロ」を組み込んだインテリアシーンで使いやすい魅力的な新色となっています。

 

 

「遮光」目的に合わせた製品ラインナップ。

2016.3.15.2

ところで、「フォレティア」シリーズでは、スラットの中央に昇降コードを通す穴があけられている『標準タイプ』が長い間の主流となっていました。

しかし、2013年にスラット自体に穴を空けずにラダーコードの上に乗せて固定することにより、光漏れを高遮光を目指した上級モデルの『フォレティアエグゼ』をリリース。

2015年年6月に追加リリースされた、『フォレティアシェイディ』では、販売価格を標準タイプに近づけつつも、コード通しの穴をスラットの上方に移動させて小さくする工夫により、スラットからの光漏れを軽減させるといったコンセプトが強化されてきています。

 

タチカワブラインド,フォレティアエコ,展示

2016.3.15.8

ちなみに、全4色展開のリーズナブルな「集成材」スラットに、26色展開の「ラダーテープ」を併用してコード通しから漏れる光を多い隠す機能を持たせて『フォレティアエコ50Rの展示品です。

標準色の価格より20%程度価格をリーズナブルにした設定でありながら、本来はオプション対応であるラダーテープを付けた場合でも価格加算がないため、適度な遮光性とカジュアル感が欲しい「子供部屋」や予算を抑えたい部屋などで採用されることの多い製品です。

 

2016.3.15.7

こちらの展示品には、オプションの「自動降下機能」を付けてディスプレイをしていますので、ご来店の折は是非お試しください。

 

以上本日は、当社『木製ブラインド』のリニューアル情報とタチカワブラインドの『フォレティア』シリーズの新作情報をご案内させていただきました。

店内では、ウッドバーチカルブラインドや、予備展示品を含めると、「タチカワブラインド」だけでも8点の展示を用意しておりますので、他社の膨大な展示品と見比べていただきながら、お客様にベストマッチの一品をお探しいただければと思います。

 

◆当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

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「ハニーサクル」と「クリサンティマム」。ウィリアム・モリスのスタイルカーテン。

2016年05月26日

「リビング・ダイニング」と「寝室」の窓辺に、ウィリアム・モリスの2作品を『装飾バランス』と組み合わせて提案施工させていただきました。

ウィリアム・モリス ハニーサックル カーテン

ウィリアム・モリス クリサンティマム カーテン

現地での打合せから、段階的におさめられたスタイルカーテンの納品の様子を居室別にご紹介させていただきます。

 

 『リビング』のスタイル・コーディネート。

2015.6.16.1

「リビング・ダイニング」には、『掃出窓』と、中小3つの『腰高窓』が配置されていました。
カーテンを予定している窓には、「カーテンボックス」が設けられておりましたが、アンティーク家具と英国調のインテリアを引き立てるために、『装飾バランス』でくるむ事を踏まえたご相談をいただきました。

 

2015.6.16.15

「リビング・ダイニング」の主役となる厚手のカーテンには、壁紙との調和も考え、川島織物セルコンの人気ファブリックである、ウィリアム・モリスの『ハニーサクル』生地品番:MM5946(P)をご採用いただきました。

 

川島織物セルコン,ハニーサクル

こちらは、ご入居前の第一次納品の時の様子です。

 

 ウィリアム・モリス ハニーサックル 川島織物セルコン

カーテンボックスのある、「リビング」エリアの2窓は、腰高窓も床までの仕上がりとして、ダイナミックな演出効果を狙いました。
コーディネートのレースには、五洋インテックスの取扱う、フランス「リンダ社」の高品質ボイル(SL111 03)のナチュラル色を添えています。

 

タチカワブラインド,フォレティア25P

「ダイニング」側の2つの小窓には、タチカワブラインドの小窓仕様「木製ブラインド」・『フォレティア25P』のアイボリー色(FT-1012)と「内付用バランス」を組み合わせて、25mmスラット特有の繊細な採光を楽しめる窓に仕立てています。

 

ご入居後に『装飾バランス』を追加

川島織物セルコン,ウィリアム・モリス,ハニーサクル,FF1033 特価

ハニーサクル カーテン 川島織物セルコン FF1033 事例

ご入居後に、追加で納めさせていただいた、『装飾バランス』が加わった完成型のウィンドゥ・トリートメントとインテリアの様子です。
存在感があり装飾性豊かなアンティーク家具との調和を図る「上飾り」の表現で、ファブリックの持っている存在感が高まり、格調高い英国風リビングのインテリアが出来上がりました。

 

ハニーサクル 川島織物セルコン ストレートバランス

装飾バランスのスタイルは、「ハニーサクル」の柄域を自然にお楽しみいただける『ストレートバランス』としつつ、2種類の「装飾フリンジ」をバランスのボトムに組み合わせて作品の持つナチュラルなイメージと質感を高めています。


ウィリアム・モリス ハニーサクル カーテン 川島織物セルコン

メリハリのあるソファ周りの設えも素敵です。
お気に入りのクッションは、英国で直接お買いもとめられたもの。

 

2015.6.16.13

 『ハニーサクル』のファブリックに添えて、四季折々の花を楽しめる魅力的なリビングが出来上がりました。

 

 

『主寝室』のスタイル・コーディネート。

2015.6.16.2

2015.6.16.23

「主寝室」には、カーテンボックス付の『出入窓』と、小ぶりの『腰高窓』が2窓配置されていました。
全体的な壁装には、クラシカル柄の壁紙でまとめられていましたが、ベッド側の1面は花柄のアクセント・ウォール仕立てとなっていました。

 

2015.6.16.16

「主寝室」のメインファブリックには、ウィリアム・モリスの『クリサンティマム』生地品番:MM5937(BE)をご採用いただきました。

 

2015.6.16.3

こちらは、ご入居前の第一次納品の時の様子です。
「リビング・ダイニング」同様に、2つの小窓は、タチカワブラインドのウッドブラインド『フォレティア25P』でコーディネートしています。

 

ご入居後に『装飾バランス』を追加

2015.6.16.4

第一回目の納品時に、『ルイ15世スタイルの変形ストレートバランス』のデザイン提案を行い、最終的なスタルイルの確認をいただきました。

 

川島織物セルコン,ウィリアム・モリス,クリサンティマム,FF1024

2015.6.16.8

2015.6.16.7

ご入居後に、追加で納めさせていただいた、『装飾バランス』が加わった完成型のウィンドゥ・トリートメントの様子です。
アクセントウォール側で使われているブルー系のカラーを組み合わせて、「主寝室」のインテリア・カラーを爽やかにまとめました。

 

この様に、お客様お手持ちのクラシック家具や、選定された内装材に合わせて、ウィリアム・モリスの作品を使ったスタイリングをお楽しみいただければと思います。

 

2013.3.25.15

 

◆当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

◆当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

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ニチベイ・「アルペジオ(センターレーススタイル)」でコーナー窓のスタイリング。

2015年12月24日


2015.12.18.4

中古マンションご入居前のフル・リフォームが概ね出来上がった際に、現地にて窓回りのご相談にあたらせていただきました。

 

アルペジオ センターレーススタイル バトン式

 プランニングのポイントとなる納めは、玄関からLDKにつながる導線に沿ったベランダ側「出隅」コーナー窓でした。
通路の幅は80cm程度で、窓側には「カーテンボックス」もない状況だったため、このエリアをできるだけスッキリと納めながら、機能性と意匠性が感じられる製品として、「センターレース」機能のついた、ニチベイのバーチカルブラインド『アルペジオ(両側バトン操作)』をご提案させていただきました。

 

 ニチベイ 『アルペジオ』
「センターレース  スタイル」について。

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ニチベイ『アルペジオ』・「センターレーススタイル」は、当社にも大型展示品をご用意しており、店内デモンストレーションで「これだ!!」と気に入っていただくことが多い製品です。

 

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ルーバー幅:100mmのバーチカルブラインドの厚手生地を垂直方向に回転させると、厚手に挟まれているシースルー生地(ルーバー)が「N字型」に傾斜して、日中の眺望を楽しみながら適度な日照調整も楽しめるという機能性が人気のロングセラー製品です。

夜間やプライバシーを重視したい生活シーンではルーバーを水平方向に閉じれば良いので、100mm幅の範囲内でカーテンとレースの機能の代用を求められるお客様に喜ばれています。

 

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今回の事例では、窓枠の手前側に、模型の要領でヘッドレールを設置すれば100mmのルーバーが窓枠内サッシのフレームに干渉することなく回転することが確認できたので採用することができました。

 

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「出隅コーナー」における2台のヘッドレールの配置関係はこちらのパターンで決まりました。
何故この様な事前シュミレーションが必要なのかというと、出隅コーナーの窓枠内にバーチカルブラインドをL字型で設置する場合は、「勝ち」・「負け」といって、出隅の頂点側にくるヘッドレールをどちら側に配置するかという問題があります。

この位置関係は、LDKといった連続する居室のレイアウトや日中における陽射しの入り具合なども考慮しながらお客様のご希望のもと決めますが、出隅部分のヘッドレールの配置により、左右の製品寸法が変わるため模型を使いながらの製作寸法の確認作業は重要と考えます。

 

 「バトン式(両側開閉操作)」について。

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今回ご採用いただきましたバーチカルブラインドの操作方式は、「両側バトン操作」というものです。
手軽に左右の開閉をバトン操作で行える利便性が人気の操作仕様で、当社でも近年はこの操作仕様で多くのご採用をいただきました。

 

 「コーナー(出隅窓)」納品後の様子。

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 こちらのコーナー窓の構造は4枚のガラスからなり、内側の入隅ガラスは視界の良いFIX構造です。
ベランダには両端の引戸から出入りをしますが、両側バトン操作によりルーバーを両端に寄せて、FIX窓を主体としたハイサッシを開放的に楽しまれるシチュエーションにも配慮しています。

 

バーチカルブラインド 出入口

基本ポジションでは、このように「出入口」側をオープンにした使い方をします。

 

ニチベイ アルペジオ センターレーススタイル

 バーチカルブラインド全体を全閉しながらも、レース生地を「N字状」に傾けた『センターレール・スタイル』により、柔らかい光を採り入れた窓辺をお楽しみいただくことができました。

 

コーナー窓 縦型ブラインド

陽射しが強い時間帯は、L字窓全体のルーバーを閉じても、ファブリックが自然光で発光しますので、室内の明るさが確保されます。

「両側バトン操作」をL字窓で並べて使用する場合は、入隅部分の交差するバトン部分に若干の隙間が生じますので、場合によっては『両側開閉操作反対寄せ』というオプション対応の「コード式操作」として、入隅の隙間を埋めることもできますが、重量のある操作コードがコーナー部分を含めた窓ガラスに当たりやすいことと、操作部分の意匠性がバトン式に較べて劣るというデメリットもありますので、その様なご相談もお打合せの際には必要となります。

 

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リビング・ダイニング側の窓は、バーチカルブラインドのルーバーを閉じて、昼夜を問わずTVを鑑賞をし易い環境を整えました。
また、横型ブラインドである「木製ブラインド」のスラットについても、室内側に向けた傾斜を室外側に切りかえれば、上から射し込む陽射しを効果的に抑えることができますので、今回の事例の様に「縦型ルーバー」のバーチカルブラインドと「横型スラット」の木製ブラインドを組み合わせたコーディネートもお楽しみいただけます。

 

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最後に、キッチンから見る窓辺は、柔らかな日差しを取り込みながら開放的な外の眺望を楽しむことができる設えとしておりますので、奥様からもご満足をいただくことができました。
「コーナー窓」のある窓辺のウィンドゥトリートメントには様々な組み合わせが考えられますが、製品の特長・特性を踏まえたご提案が必要となります。

 

 

◆『バーチカル(縦型)ブラインド』特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/ver&ver.html

◆当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

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「漆喰仕上げ」の内装に調和する、ニチベイ『クレールグランツ50』(アンティークホワイト)納品事例。

2015年12月17日

新築戸建住宅のリビング・ダイニングルーム。
お客様のこだわりであった、コテ塗り「漆喰仕上げ」の内装に合わせて、ニチベイ・『クレールグランツ50』より、アンティークテイストのスラットをコーディネートさせていただきました。

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クレールグランツ50 K821 アンティークホワイト

光沢を抑えた天然素材の塗り壁と、アンティークテイストのフロアや建具との調和考えたスラットの組合せを考えて、、、。

 

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標準色(16色)以外に用意されている特別色より、「K821(アンティークホワイト)」のスラットをご採用いただきました。

 

ウッドブラインドの「遮光性」を考える。

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当社では、国内外(6社)のウッドブランドの展示品を、大小・17モデル(25展示品)の品揃えでご案内しております。
展示品には、「カラーチャート」タイプのサンプルもございますので、ご来店のお客様からは「メカニックの意匠性、機能性、操作性の比較だけでなく、スラットの微妙な質感、色合い、仕上げ、遮光性などを含めたの総合的な比較ができて解りやすい」とご好評をいただいております。

 

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  今回ご採用の、ニチベイ・「クレール」ウッドブラインドにおけるスラット展開は、「標準色(16色)」に加えて、機能性を持たせた「防炎・耐水(4色)」スラット、意匠性にこだわりを持たせた「グレイン(2色)」、「アンティーク(1色)」、「エイジング(1色)」仕上げのスラットの合計24色展開となっています。

 

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24色のスラット展開に加えて、ウッドブラインドの「昇降コードを通す穴」から漏れる光を軽減したいときに併用できる『ラダーテープ(20色)』の組合せも用意しております。

ニチベイでは、50mmスラットの場合、「昇降コード」穴部分をラダーテープ(Fablic)で覆っているコンビネーションモデルを『クレール50F』と呼んでいます。
ラダーテープは遮光性向上目的としても有効なため、寝室やTVやパソコンのモニターなどのあるお部屋などだけでなく、木製スラットと布の組合せで窓辺のインテリアにアクセントを持たせる役割も持ち合わせています。

 

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なお、従来からある「昇降コード」穴部分が露出されているスタンダードモデルを『クレール50』と呼んでいます。
現在でもウッドブラインドを販売しているメーカーの主流はこのタイプですが、2013年にタチカワブラインド、2014年にニチベイが高遮光機能を持たせたウッドブラインドをリリースし、市場の注目を集めています。

 

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こちらが、今回ご採用をいただきました、高遮光タイプの『クレールグランツ50』です。


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『クレールグランツ50』は、「昇降コード」穴をスラットのセンター開けることなく、スラット前後(交互)に配置することにより、遮光性を高めながら、ブラインド本体の昇降と調光を可能にした最新の製品機構です。
ウッドブラインドを好まれるユーザーの方の多くは、木の質感を重視するため、ラダーテープの併用を好まない傾向がありるため、そのような背景のもと、ラダーテープの代用となる遮光機構の開発により高遮光スラットの『クレールグランツ50』は開発されました。
もちろん、高遮光といえども、ウッドブラインド自体はスラットの重なりによって出来上がっている製品ですので、ある程度の光漏れは生じます。

 

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余談ですが、スラット自体の反射は白いスラットほど高く、濃色系のスラットの方が低反射になりますので、居室の用途や窓の方位によってスラット色のご検討をいただくとよいでしょう。

 


「高遮光」スラットで強い陽射しを軽減。

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納品事例のLD窓(庭側)には、「雨上がりの朝」、「冬晴れの朝」特有の澄み切った大気による強い陽射しが射し込んでいました。

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こちらの写真は、穏やかな晴れの日(現地お打合せ日)の様子ですので、陽射しの強さの違いが良く解ります。
陽射しの強さは、「西日の強い窓」、「高層マンション」上層階など前方に太陽を遮るものがない窓、「海沿い」の紫外線の強い窓などでも考慮する場合があります。

 

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上の写真は、強い陽射しが当たっている窓側のスラットを水平にしている様子です。
この様に陽射しが強い場合は、適宜スラット角度を傾斜させて採光のコントロールを行うと良いでしょう。

 

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まずこちらは、中央2分割で設置したウッドブラインドのスラットを「室内側(下向き)」に傾斜させた場合のイメージです。
斜め上から窓に差し込む太陽光の角度との関係もありますが、下向きのスラットの場合、日差しが強烈ですと、スラットの隙間から入る光が強く感じる場合がありますので、この様な場合はスラットの角度を「屋外側(上向き)」に切り替えると遮光性が向上します。

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左側に設置したブラインドのスラット角度を「屋外側(上向き)」に切り替えると、斜め下方向への光の侵入を効果的に抑えることができました。

 

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ブラインド全体のスラット角度を「屋外側(上向き)」に切り替えると、この様になります。
この状態では『クレールグランツ50』の特徴である、昇降コード穴を無くしたことによる遮光性のメリットを感じることができます。
ちなみに中央2分割設置をしている中心部分に必要なクリアランス(隙間)は1cm程度で、背後にあるサッシのフレームの手前で分割しています。穏やかな晴天であればセパレート部分からの光の侵入も弱くほとんど気になりませんが、陽射しが極度に強い場合はこの隙間をぬって光が入り込みます。

 

漆喰壁に合わせた
「後付バランス」の併用。


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ニチベイ製品の場合、ご採用スラットがヘッドレールの正面と両側面にも嵌め込まれていますので、「標準色(16色)」をご採用いただいた場合は、同色のオプション「バランス」を併用しなくても程よい見た目の美しさを得ることができます。
とりわけ、窓枠やカーテンボックス内にブラインドを設置する場合においては、化粧バランスの併用が困難な場合もあるため意匠性に優れたコンパクトなヘッドレールの特徴が活かされます。

 

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ただし、この様なヘッドボックスの意匠的な特徴があるためか、今回ご採用いただいた特別色の「K821(アンティークホワイト)」に対応する「バランス」展開がございません。
ニチベイ製品の場合、特別色の本体に標準色の「後付バランス」を併用することは可能ですが、「後付バランス」はオプション価格が割高になるデメリットがありますので、今回の施工事例の様に壁面に正面付でウッドブラインドを設置したうえで、外付用のバランスを併用される場合はその点をご注意ください。

ちなみに、同じくアンティーク系の特別色を持つTOSO(トーソー)製品の場合の場合は、通常のオプション価格で標準色のバランスを組み合わせることができます(販売する側も混乱するので気を付けています)。

 

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庭に面した1間半窓を覆う様にウッドブラインドを正面付で設置する場合、窓枠の張り出しの有無の確認が必要です。

 

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 枠の張り出し高に応じて、段差解消用「ブラケットスペーサー」を適宜併用して昇降操作の際に生じるスラットの干渉に備えるのですが、この時「後付バランス」も併用する場合は両側面のバランスの奥行寸法に併用するブラケットスペーサーの厚み寸法を加算する調整を行う必要があります。

 

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「後付バランス」組合せ設置後様子。
今回、特注で組合わせた「後付バランス」カラーは、標準色の「K112(アラバスター)」です。
漆喰塗り仕上げの壁装との色の調和も良く、立体的なブラインドボックス風のバランスの併用により窓辺の印象がより豪華になりました。

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ウッドブラインドのヘッドレールを覆っている「後付バランス」を下から見た様子です。
一部本体とバランス部材に黒い部品が使われていますが、これは共通仕様部材のためご了承事項となります。

 

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今回は、様々な製品仕様の組合せを重ねた納品となりました。

しかしながら、こだわりの組合せがインテリアに調和した時の満足感はひとかたならぬものがあるようで、お客様からも「来店による展示品の比較と現地での打合せにより、気に入った製品を選ぶことができました」とご満足の声をいただくことができました。

 

◆当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

 

 

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