Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: ローマン・シェード

『ローマンシェード(シングルスタイル)』と、「片開き」レースカーテンのコンパクトな組合せ納品事例。

2014年10月27日

本日のブログでは、『ローマンシェード(シングルスタイル)』と、「片開き」レースカーテンのコンパクトな組合せ納品事例をご紹介させていだきます。

『ローマンシェード』・シングルスタイルの選定。

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新築戸建住宅の「リビング・ダイニング」と「主寝室」に色違いの生地を使った、シングルスタイルの『ローマンシェード』を納めさせていただきました。

ご来店当初のご相談で、ローマンシェード・「ツインスタイル」で全室の窓を統一して製作したいとのご相談をいただき、LDと主寝室については、前幕に上品な光沢のある「ストライプ柄」生地を採用して、後幕のレースは全室、「ナチュラル系の無地」で統一したいとのリクエストをいただきました。

 

「LD」と「主寝室」の前幕生地を選定。

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「LD」と「主寝室」の前幕生地としてご採用いただいた生地・『コラン(FA6735)』は、カラーバリエーションが6色ある、フジエテキスタイルのロングセラー「ストライプ柄」です。
LDには(LA)色、主寝室には(GN)をご採用いただきました。

 

 

『ローマンシェード』・ツインタイルについて。

一般的に『ダブルシェード』とも呼ばれる、ローマンシェードの「ツインスタイル(ワンチェーン式)」は、製品としては高額スペックに属するメカニックであるため、全室の窓で採用いたしますと、お客様のご予算をオーバーする懸念がございました。
そのため今回は、窓枠を覆う「シングルスタイル」のローマンシェードとの組み合わせで、比較的リーズナブルな価格設定でありながら、素材感豊かな無地のレースカーテンを窓枠内に併用いただくスタイルをご提案させていただきました。
ただし、窓が大きい場合や、レース生地に高額なものを選ばれた場合は、むしろ「ヒダ」をとらない(生地の使用量の少ない)ツインシェードの方が安くなる場合もありますので、その様な事例ではご採用されるレースの生地価格に応じて比較した提案をさせていただいております。

ローマンシェード後幕のフラットなレース生地(無地)と比較して、ヒダを2倍ヒダ程度にたっぷり取ったレースカーテンを使用した場合、一年を通しての断熱性(冷暖房効率)や、プライバシーの確保、開閉の自由性、洗濯などメンテナンスの簡易性などの実用性で勝る場合も多いので、価格以外でのメリットも沢山ございます。

 

 

「片開き」レースと相性が良い「カーテンレール」。

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今回、ローマンシェードの内側の窓枠内には、当社オリジナル生地で、リーズナブルな価格設定ながらナチュラルな質感が人気のレースカーテンを「片開き」仕様でご提案させていただきました。
ご採用いただきましたレール色は、TOSOの機能性カーテンレール『ネクスティ』の12配色のカラーバリエーションの中から、窓枠近似色の木目調の「ホワイトグレイン」です。

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そして、「片開き」のレースを窓枠内で自由に左右開閉出来る工夫として、「磁力」で固定と開放が自由にできる、オプションの「サイド・マグネット ランナー」をカーテンレールの両端に採用して、ローマンシェードとの相性の良い、レーススタイルでスッキリと納めさせていただきました(ベランダへの出入りも自由自在です)。

 

『ローマンシェード』の昇降アレンジを楽しむ。

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日中においては、『ローマンシェード』の畳み上げたヒダは、窓辺の装飾的な「上飾り」としてお楽しみいただけます。
今回の事例の様な、メーカー標準仕様である「20cmピッチ」で畳み上げを指定した場合、最大にローマンシェードの幕体を引き上げると、右側の写真の位置まで来ますが、お好みにより「段階的(20cm)」にシェード表現の変化を楽しむことができます。

 

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一日の「時間帯」、「方位」、「天候」「日照条件」などに応じて、各窓を自由にアレンジしていただけます。
ちなみに、ソファ横の「ショーケース」のTOPは「モールディング」装飾で仕上げられていますが、ローマンシェードも窓辺の「上飾り」としての役割を持っています。

 

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「ソファ」後の幕体を深めに降ろすと、日照調整効果だけでなく、格調高い、落ち着いた感じの印象に空間演出をすることもできます。

 

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夜間は、ローマンシェードの前幕を全て下まで降ろし切って、光沢の美しい「ストライプ」の生地をお楽しみいただけます。
最近は、壁装での『アクセントウォール』の壁紙が流行っていますが、窓辺を覆う『ローマンシェード』も同様のイメージ効果が得られることでしょう。

こうして、色違いの生地をご採用いただきました「寝室」と併せて、『ローマンシェード』の魅力を1日を通して感じていただける「LD」の窓辺が出来上がりました。 

 

当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

当社『カーテンレール特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2-2.htm

当社・『フジエテキスタイルの特集ページ』を見る
http://www.mitsuwa-i.com/fujie.htm

 

文責・梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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英国製・「刺繍&タフタ生地」のカーテンと「バルーンシェード」等、スタイル・コーディネート事例。(藤沢市)

2014年09月26日

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マグノリア WF6107(PN)

こちらは、輸入建材をふんだんに使用した、注文戸建て住宅の広々としたリビング・ダイニングのインテリアに、英国製の2つの刺繍柄のドレープ生地を、スタイルカーテンとしての『バルーンシェード』や、アンティークホワイトの『装飾カーテンレール』と調和させながらコーディネートさせていただいた納品事例です。

 

「ファブリック」と「装飾カーテンレール」の選定。

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生地詳細ページ
http://www.mitsuwa-i.com/fujie-34.html

 

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今回、LD・2か所の窓にご採用いただきました『装飾カーテンレール』です。

 

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「ダイニング」側の窓は幅が3mありましたので、この「装飾レール」の持つ機能性も活躍いたしました。

 

 

 「ダイニング」エリアのカーテンと「装飾レール」の選定。

フジエテキスタイル チューリップ・WF6106・PN

手前・ダイニング側は、比較的大ぶりのチューリップのパターン柄が美しい、『チューリップ(WF6106・PN)』をご採用いただき、華やかで美しいダイニングエリアを演出しております。

 

 

「ダイニング」エリアのスタイル・コーディネート。

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装飾性のある、「モールディング」や、照明の演出効果を高める「シーリングメダリオン」の豪華さを引き立てるエレガントな窓辺ができあがりました。

 

フジエテキスタイル マグノリア・WF6107(PN)

リビング側の大きな3つの窓を飾るドレープ生地は、『チューリップ』よりパターンのこぶりな、『マグノリア(WF6107)』をコーディネートして、リビングダイニングの微妙なパターンのアレンジと色彩の調和を楽しめる設えにいたしました。

 

台形「出窓」を演出する『パルーンシェード(トリム付)』。

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リビングエリアの、「台形・出窓」でご採用いただいた、「バルーン・シェード」の裾には、ジュエリータイプの「装飾トリム」を付けています。
カーテンや「装飾レール」との相性も良く、豪華でありながら
爽やかな印象で良好な、素晴らしい「リビング・ダイニング」のトータル「ウィンドゥ・コーディネート」が完成いたしました。

神奈川県 藤沢市 輸入注文住宅 納品事例

 

当社・『フジエテキスタイルの特集ページ』を見る。
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当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
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文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
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質感の異なる『装飾カーテンレール』をご採用いただいた、居室ごとのウィンドゥ・スタイリング事例。

2014年09月17日

本日のブログでは、一戸建てを新築されましたお客様宅での、質感の異なる『装飾カーテンレール』をご採用いただいた、居室ごとの納品事例をご紹介させて頂きます。

『主寝室』の窓辺は、「装飾アイアンレール」で。

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お2階の寝室は、クラシック・スタイルの「装飾・アイアン レール」に遮光カーテンを合わせ、洗練されたデザインの窓辺になりました。

 

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装飾カーテンレール:
TOSO 『クラスト19 + ネクテスティ』ダブルセット・ ブラック Aキャップ

 

 

『エアコン』近辺の「装飾レール」の納め方。

掃き出し窓の右側にはエアコンが設置される予定で、キャップがお取付できませんでした。 エアコン設置側のみ【プレーンキャップ】にし、干渉しないように致しました。

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「リビング・ダイニング」の窓辺には、
『木製・装飾レール』を採用。

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掃き出し窓・上げ下げ窓は「装飾・ウッドレール」をご採用いただきました。

装飾カーテンレール
TOSO ・『ウッディ28』、ナチュラルグレイン、Bキャップ

 

 

「カーテン」&「レース」のコーディネート。

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リビング・ダイニングは、麻風のナチュラルな雰囲気の生地をご採用いただきました。

こちらの生地は、3色展開の当社オリジナル生地ですが、木製カーテンレールとの相性も良い、「ナチュラル・ホワイト(NW)」色をご採用いただきました。

実際お納めしてみると、照明の雰囲気や床のお色ともなじんでとてもまとまりがよく、明るく落ち着いたリビングになりました。

 

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「共布」タッセルを束ねる『房掛け』には、コーディネート色のある、
『ふさかけ ウッディ』・ナチュラルグレイン色をご採用いただきました。

 

 

『2連・小窓』は、「ローマンシェード」スタイルで。

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2つ並んでいる、いわゆる「2連・小窓」は、2つの窓を単一で覆うスタイルの、ツインタイプ・「ローマンシェード」でスタイリッシュにコーディネートさせていただきました。

 

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壁紙やフローリングといった内装仕上げが同じであっても、居室ごとに選定する「カーテンレール」の素材を変えると、ファブリックのイメージやインテリア全体の演出効果も、自然な範囲で印象が変えられる様子がお分かりいただける施工事例であったと思います。

 

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『トワレ柄』カーテンとローマンシェードの「柄合わせ」スタイリング事例(五洋インテックス・IH208 02)他。

2014年09月11日

本日のブログでは、
「トワレ柄」の厚地ファブリックと、「刺繍柄」のレースを組み合わせた、リビング窓のスタイル納品事例をご紹介させていただきます。

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英名:『toile = トワレ』,
仏名: 『Toile de Jouy=トワル・ド・ジュイ』柄とは?

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『トワレ』柄の仏名、『トワル・ド・ジュイ』は、18世紀頃フランスにおける、ロココ調絵画を思わせるデザインが多いのが大きな特徴で、主に2色使いを中心とする布のデザインに端を発しています。
18世紀フランスの伝統柄という知識がなくても、この個性的なパターンを見たことがある方は多いと思われますが、現在でも、フランスでは、「ロマンティック」、「トラディショナル」、「カントリー」といった、インテリアのスタイル表現の中に積極的な採用されていて、世界中に多くのファンが存在しています。


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同時に今日では、国を超えてこの伝統的なデザインが愛される様になり、「ファブリック」だけでなく、「壁紙」や「ファッション」の世界にまでインスパイアされ、現代的なアレンジや表現方法が発信されています。

 

 

トアレ柄・『ファブリック』の縫製展示品

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今回ご採用いただきました、トワレ柄の厚地は、五洋インテックスのカタログ・「インハウス」に収録されております、英国製ファブリック・『オフィーリア』の2配色より、爽やかなペールトーン(ブルーグリーン)のベース地が印象的な、生地品番:IH208(02)です。

 

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生地: IH208・『オフィーリア』
カラーバリエーション:
2色
生地幅:
137cm
生地組成:
綿(85%), 麻(15%)
柄リピート: 
タテ:64.5cm、ヨコ:68.6cm
輸入産地:
イギリス製
生地価格: 
7,800円/m(5,690円/m2)・税別

 

 

「縫製展示品を」お持ちしての現地お打合せ。 

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まず、現地の「掃出窓」に2色のカーテンを掛けて、最終的な色味のご選定をいただきました。

そしてカーテンと同じ生地で、テレビの両端にレイアウトされている「縦長窓」側は、『ローマンシェード』スタイルとして、「トアレ」のデザインを絵画的に楽しむコンビネーションスタイルスタイルで仕立てることになりました。

 

 

前幕(厚地)・『ローマンシェード』の柄出し縫製。

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柄物である「トアレ」生地を使って『ローマンシェード』を製作する場合、特に柄の配置にこだわりのない場合は、無地と同じ要領で、生地を無駄なく使用するランダムな柄出しで仕上げます。
しかし今回は、TVを挟んで左右対称に配置されている「装飾壁と縦長窓」のレイアウトを大切にして、左右の窓の柄を同一に仕立てる『柄出し縫製』をご指定いただきました。

 

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『柄出し縫製』を行う場合は、まず最初にローマンシェードの製作サイズ(幅×高)を決めてから、その寸法枠に納まる柄のレイアウトを決める事になります。

 

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『柄出し縫製』で左右同一に仕立てられたローマンシェード、設置後の様子です。

 

 

後幕(レース)・『ローマンシェード』の柄出し縫製。

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「掃出窓」のカーテンに合わせたコーディネートレースには、当社オリジナル生地である、トルコ製・『裾柄付・刺繍レース』をご採用いただきました。

 

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『裾柄付・刺繍レース』を使用して「ローマンシェードの後幕」を作る場合、こちらの写真の様に、窓の製作サイズと、生地に表現されている全体の柄域とリピート確認を慎重に行って柄の割付けを行います。

「ローマンシェード(プレーン スタイル)」の場合、裾部分にはシェード昇降に必要な「ウエイト・バー」が水平に挿入されますので、『裾柄付・刺繍レース』の裾柄部分の大きさによっては、裾柄が使用できない(しない方がいい)ケースが多いので注意が必要です。
その様な場合は、裾柄部分を外した残りの生地のパターンの有無や特徴を把握して効果的な『柄出し縫製』の割付けを考えます。

 

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こちらは、今回の納品事例でご採用いただきましたレース生地で表現した、「異なる裾納め」の様子となります。

 

 

「トアレ柄」&「裾柄・刺繍柄」の組合せ。

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以上の様な、スタイル提案と微細なレイアウト提案を経て、『カーテン&レース』と『ローマンシェード』スタイルという、異なるファブリック表現による窓辺のスタイリングが出来上がりました。

 

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「掃出窓」の『カーテン&レース』は、2倍ヒダのたっぷりヒダを取ったウェーブ表現で面積の大きい窓をゆったりと魅せ、フラット表現の『ローマンシェード』では、柄物生地の持つ魅力と特徴を製作サイズの中で熟慮いたしました。

 

 

当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
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当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
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文責・梶川 完之
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階段「吹抜け」エリアに増設した、『ペット』ルームのこだわりインテリア施工事例。

2014年08月11日

本日のブログでは、ご入居後2年の「戸建住宅」における、階段「吹抜け」エリアに増設した、『ペット』ルームのこだわりインテリア施工事例をご紹介させていただきます。

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以前、「吹抜け」だった部分に、フロアを増設し、新たに設置された「装飾手摺り」越しに開放的な、ワンちゃんの『ペット・ルーム』を作ることになりました。

 

 

新築ご入居後より、2年後にいただいた「追加工事」。

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こちらは、2年前の新築ご入居時に手掛けさせていただきました、「塗装」と「窓辺」のコーディネートの様子です。
「構造梁」をアンティーク調のステインでメークしたのち、当社で縫製品やカタログを豊富に取り揃えております、『ウィリアム・モリス』のファブリックを使った窓辺のコーディネートをご提案させていただきました。

 

 

「装飾手摺り」の『オイルワックス(塗装)』仕上げと、
「採光窓」の『ローマンシェード』のコーディネート。

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そして2年後の今回、ご相談をいただきましたLDに隣接する、『ペット・ルーム』の入口部分の打合せ時の様子です。
現地では、建築当初の工務店の方により、ペットの転落防止用『装飾手摺り』と、意匠性を考慮した入口コーナー(階段風)が仕上げられていました。

私たちがご相談をいただきました、インテリアの仕上げ工事にあたりましては、入口の「框材」と「タモ材」の装飾手摺りの仕上げ塗装のご相談もいただきましておりましたので、ご提案の結果、体質的なアレルギー症状を持つペットの健康を配慮して、ドイツ製・『オスモカラー』の「オイルワックス」塗装による、安全性と風合い豊かな仕上げをご採用いただきました。

 

 

『オスモカラー』の優れた特徴。

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食品と同レベルの高い安全性。

『オスモカラー』は、再生可能な自然の植物油(ひまわり油、大豆油、アザミ油)と植物ワックス(カルナバワックス、カンデリラワックス)をベースにした自然塗料として知られています。
体に有害な揮発性物質は一切含有せず、溶剤には有害な成分を薬用アルコールと同レベルまで取り除いたミネラルオイルを使用して、顔料は食品レベルの安全なものを採用しています。
自然由来の成分であっても、危険性が指摘されている柑橘油やテレピン油は使っていません。

 

ドイツの安全基準値をクリアし、小さなお子様にも安心。

ドイツでは環境安全面に対する基準が厳しく、子供が使用する玩具、ベビーベッドなどの育児家具の塗装には非常に厳しい基準が設定されています。
その様な背景のもと『オスモカラー』は、ドイツ工業規格DIN53160唾液と汗溶解試験、EN71-3玩具安全基準の両方に合格していますので、小さなお子様やペットのいるご家庭でも安心してお使いいただけます。

 

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「木」は、人間の肌と同様の構造を持ち、湿気の吸放出を繰り返す呼吸する自然素材です。
梅雨など、湿度の高い時期は湿気を吸い、冬の乾燥した時期は湿気を吐き出し部屋の湿度を調整する機能を持っています。
「浸透性塗料である『オスモカラー』は、塗膜を張らないので木の呼吸を妨げません。
ウレタン塗装は表面にプラスチックの膜をつくるので、木の呼吸を妨げ、触ると冷たく感じます。
『オスモカラー』は浸透性であっても撥水性に優れ、水やコーヒーなどをこぼしてもシミになりにくい特徴をもっています。

 

 

オスモカラー『ウッドワックス』による着色と、
『クリアー』塗装による仕上げ。

 

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今回のご採用いただきました、オスモ『ウッドワックス』の選定色である、
「アンチックファー(♯3191)」と、耐久性とメンテナンス性に優れたね3分艶の「フロアークリアー(♯3032)」を併用して塗り上げた、完成後の様子です。

 

 

『リビング・ダイニング』と隣接する「居室」
での
調和を考えた、「窓辺」のコーディネート。

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装飾手摺りの近くにある、「吹抜け」の時に設けられていた2つの採光窓には、ウィリアム・モリスの作品である『フルーツ』のパターンを割り付けた「ローマンシェード」をコーディネートでご採用いただきました。
「リビング・ダイニング」と隣接するオープンルームですので、インテリアのテーマ性を重視した仕上げをご要望いただきました。

 

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「ローマンシェード」の納品にあたっては、日中の陽射しが強い窓のため、天然素材の前幕生地の劣化と褪色を予防する「裏地」をご採用いただきました。
それにより程よい光を採り入れて室内の明るさをコントロールしながら、「フルーツ」の柄を楽しむことができる、「絵画」仕立ての芸術的な窓辺となりました。

 

 

ウィリアム・モリスの作品・「フルーツ」による
『ローマンシェード』の柄出し提案。

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英国・サンダーソン社製のファブリック、ウィリアム・モリスの『フルーツ』について、国内ではマナトレーディングの取扱うファブリック カタログ、「MANATEX(マナテックス)VOL.15」に収録されております。

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当社ではカタログの他に、実物の縫製サンプルをご用意しておりますのしたので、お打合せ時に持参して、具体的なご提案資料としてご活用いただきました。

 

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現地にて縫製品を平らに広げ、『ローマンシェード』を設置する窓枠内に納める際の「柄の割付け」のお打合せと、実際のお部屋でのイメージ合わせをしている様子です。

 

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実物のサンプルの有効活用により、お客様にも視覚的にご理解いただける、柄の割付けをご提案することができました。

 

 

『ローマンシェード』設置後のイメージ。

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こちらは、『ローマンシェード』の前幕を完全に引き上げた際に見える、「フルーツ」の柄イメージです。
ローマンシェードの製作サイズが同一でしたので、昇降操作のチェーンは実際の生活のTPOに応じて、操作位置の左右を設置替えすることもできる、「右操作」と「左操作」各1台での製作となりました。

 

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『ローマンシェード』の前幕を少し引き下げた時に見える、「フルーツ」の柄イメージです。
柄物のファブリックをご採用される場合は、ローマンシェードの昇降過程で段階的に見える柄の美しさへの考慮も大切です。

 

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そして、『ローマンシェード』の前幕を完全に引き下げた時に見える、「フルーツ」の柄全体のイメージです。

窓枠内に、柄の割付けをしたフルーツが、さながら「絵画」の様に窓枠をフレームとして上品に納まっています。
また、『装飾手摺り』との相性も良く、「果樹園」的な印象の内装にリニューアルされました。 

 

 

『アレルギー対策』も施された、「ペット ルーム」の完成。

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こちらが、新しく出来上がった『ペット ルーム』の主となるワンちゃん達です。

 

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フルーツの『ローマンシェード』と、安全な間隔で造作された、「装飾手摺り」の桟越しでの最後の記念撮影です。
健康塗料である、『オスモカラー』で塗り上げられた、「装飾・手摺り」も気に入っていただけました。 

 

当社・『ウィリアム モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

当社・「インテリアペイントによるリフォーム」の特集ページ
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文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
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『ケンティッシュ ローズ』の輸入壁紙と、『イングリッシュ ローズ』のファブリック コーディネート事例。

2014年07月19日

本日のブログでは、バラの花をこよなく愛するご家族が住む、戸建住宅における、「主寝室」リフォーム時の様子をレポートさせていただきます。

英国・「サンダーソン社」の壁紙と生地で、『主寝室』を演出。

2012.8.10.3

英国・サンダーソン社の扱う、「ウィリアム・モリス」の輸入壁紙として有名な『ケンティッシュ ローズ』に、コーディネート用のコットンプリントの人気ファブリックである『イングリッシュ ローズ』を合わせてコーディネートさせていただきましたトータル施工事例をご紹介させていただきます。

 

 

「輸入壁紙」と「輸入ファブリック」の選定。

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まず、「主寝室」の窓辺を飾る薔薇には、英国・サンダーソン社の人気生地で、国内では、マナトレーディングのカタログ「マナテックスVOL15」に収録されている、『イングリッシュ ローズ(1)』の生地をご採用いただきました。

 

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次に、「主寝室」の壁装を設える壁紙には、同じくサンダーソン社の「ウィリアム・モリス」の壁紙コレクションから、『ケンティッシュ ローズ』をコーディネートにご採用いただきました。

 

 

「アプローチ」を演出する薔薇を「寝室」でも表現。

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ご主人の趣味は薔薇の栽培で、玄関までのアプローチ部分は、ハイシーズンには数種類のバラの花が咲き誇ります。

栽培しているバラの中には、「ウィリアム・モリス」という品種のものもあるのだそうです。

 

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薔薇の栽培は難しいとのことですが、それだけに愛着が湧き、気持ちが癒されるのだそうです。

 

「主寝室」の優美なフラワー・コーディネート。

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住まいのインテリアの中では、天井の高い寝室の内装に薔薇の花を採り入れることになりました。

ベッドの後ろの2連の縦長窓には、絵画調に「ローマンシェード」スタイルで    『イングリッシュ ローズ』の花を表現しました。

 

2012.8.10.2

掃出窓と、腰高窓は、「ギャザー バランス」の上飾りであしらったスタイルカーテン仕様でまとめました。

「ギャザー バランス」の上飾りが加わる事により、窓の高さが強調され豪華な印象になります。

「主寝室」は、心身を開放してリラックスするにはとても重要な空間です。 お気に入りのバラで、コンセプトを統一させた「主寝室」が出来上がりました。

 

◆ 当社・『ウィリアム モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

◆ 当社 ・「装飾バランス」の特集ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/balance.htm

◆ 当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/roman.html

当社・『戸建住宅・リフォーム』の特集ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/sub1.htm

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

芸術的な「フラワー柄」が魅力。英国製・ファブリックをご採用いただいた、「ローマンシェード」他 納品事例。

2014年05月24日

本日のブログでは、
当社に縫製サンプルもあり、ご採用実績も多い、人気の英国製・「フラワー プリント柄」のファブリックをご採用いただきました、リビング・ダイニングでの「ローマンシェード」と「タペストリー」の納品事例をご紹介させていただきます。

 

個性的な、英国製「プリント生地」
納品後の様子

フジエテキスタイル WF3412(RD)・コクリコ 納品イメージ

今回、ご採用いただきました、フジエテキスタイルの人気生地、WF3412・『コクリコ』は、コットン・プリントの特徴を活かした大ぶりの花柄で描かれたファブリックです。

色鮮やかな配色と、絵画調のマチエールが美しいプリントで、窓装飾だけでなく、クッションカバーや様々なインテリア・アクセントとしてもお使いいただける魅力的な生地です。
プリントの生地は、ポリエステルのタテ糸 に太い綿糸を織りこんだキャンバス調のしっかりとした風合が特徴です。

 

WF3412・コクリコ ローマンシェード

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今回は、「ローマンシェード」と「タペストリー」仕様で納品をさせていただきました。

 

フジエテキスタイル WF3412(RD) ローマンシェード

デスク前のコンパクトな「出窓」部分は、敢えて「ローマンシェード」ではなく、天候や、陽射しの強さ、時間帯に応じて気軽に着脱のできる「タペストリー」スタイルをご用命いただきました。

 

 

英国製・「花柄プリント」生地の選定

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メーカー: フジエテキスタイル
カタログ: 『WORLD FABLICS(ユーロテイスト)』
生地: WF3412・『コクリコ』
生産国: 英国製
カラーバリエーション・・(RD)、(GN)、(BU)
生地幅: 138cm
生地組成: 綿(75%)、ポリエステル(25%)
柄リピート: タテ:63.0cm、ヨコ:68.0cm
生地価格: 4,300円/m(3,120円/m2)・税別

 

 

『コクリコ』・(RD)色のご採用。

英国製 花柄 ローマンシェード

今回の納品事例では、英国製・プリント生地である『コクリコ(3配色)』の中から(RD)色をご採用いただきました。

 

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 LDをひと続きで囲む、奥行きのある「L型ベランダ」に出ると、薔薇をはじめとした彩り豊かな花々で満たされており、透け感のあるオーニングの下に、ブレックファーストやティータイムを楽しめるテーブルセットが置かれていました。

納品後に、摘みたての「ミント ティー」をご馳走になり、窓辺を通して「フラワーガーデン」を鑑賞させていただきました。

 

WF3412(RD) プレーンシェード

この様に昼夜を問わず、「フラワーガーデン」さながらの香りと彩りに富む花々に囲まれた屋外の楽しみを、今回の窓辺のリニューアルでは、印象的なプリント柄のファブリックで室内にも採り入れていただきました。

 

 「ヨーロピアン・スタイル」の、
味わい深いインテリアの完成。

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 落ち着いた風合いの「漆喰・コテ塗り」仕上げの内装とお気に入りの照明や絵画で演出されたLDの印象は、さながらヨーロッパの「アパルトマン」のイメージです。
英国製ファブリックで仕立てた、フラワー柄のスタイリングで、お客様宅のインテリアの魅力を更に印象的に表現することができ、ご満足をいただくことができました。

 

当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

当社・『フジエテキスタイルの特集ページ』を見る
http://www.mitsuwa-i.com/fujie.htm

 

 
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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