ご入居前のマンションのお部屋を、現代のニューヨークスタイル・『アメリカン・ホームドラマ』風にリフォームしたいというご要望を受けての、マンションのインテリア・リフォーム提案・施工事例。
本日は、「リビング・ダイニング」の内装リフォームの様子です。
こちらは、「造作ドア」のリニューアルと併せて、「インテリア・ペイント」と「装飾フレーム」の工事を組み合わせた、リフーム後の『リビング・ダイニング』の様子です。
「リビング・ダイニング」でも、玄関・廊下の壁装と合わせて、腰壁見切り材(チェアレール)を挟んで壁を上下で異なる表情を付ける事になりましたが、LDでは腰上の壁装仕上げを、壁紙による柄表現ではなく、「マットな風合いのインテリア・ペイント」仕上げにて空間に、塗装仕上げの美しさを活かした広がりを持たせることになりました。
「光の反射」を抑えた塗装仕上げの壁装は、間接照明の灯りが映え、ディスプレイなどを引き立たせる演出効果が得られるといった特徴がございます。
次に、腰壁見切り材(チェアレール)を挟んだ壁下の壁には、立体的で安定感のある表情を持つ『装飾フレーム』をレイアウトして、実生活での生活空間で感じるインテリア・バランスに配慮したデザインといたしました。
内装リフォームの後には、引き続き「窓装飾」のスタイリングも手掛けさせていただき、お客様の好まれるカラースキームに沿ったかたちでお引越し前の設えが整いました。
「造作建具」の提案と新調。
リビング・ダイニングの『造作建具』の提案では、他の「室内ドア」とは異なり、明かり取りの「ガラス」を組み込んだデザインで、「廊下」との生活導線となるLDドアに表情を付けました。
こちらは、『LDドア』のイメージ提案過程の様子です。
同時に、腰壁したの『装飾フレーミング』のレイアウトもご提案させていただき、実際の施工にあたらせていただきました。
「インテリア・ペイント」の組合せと優れた長所。
LDの上下壁装で「塗り分け」をした『インテリア ・ペイント』は、米国・『シャーウィン・ウィリアムズ』のカラーより、「Extra White(SW7006)」と「Compatible Cream」の2配色です。
LD壁装のペイントの下地でも、ドイツ製・塗装仕上用壁紙の「 ルナファーザー」より、フリース壁紙である「フラット(NO.741)」を下貼りで施工させていただいたのちにペイント仕上げを実施しました。
ここで、『塗装用壁紙+塗装仕上げ』併用のメリット説明について。
昔ながらの化粧仕上げされていない、「モルタル壁」や、「寒冷紗(ファイバーテープ)」で継手を補強した「石膏ボード」に直接塗装する工法ことを、『ドライウォール』等と呼びますが、この手法の場合、下地の石膏ボードの継ぎ目をズラして、2枚重ねて貼るなどの配慮をしなければ、『塗装仕上げ』の場合にはちょっとした地震や建物の「揺れ」などにより、表面にヒビが入ってしまうことがある為、地震の多い日本では不向きとされてきました。
これに対して、塗装下地用の「フリース壁紙」を併用した工法では、「紙幣」と同じ構造で出来ている強靭な繊維質の「フリース壁紙」を下貼りとしつつ、その繊維内で、塗り上げられた「塗料が浸透・固形」するというメリットが加わります。
結果として、通常の壁紙よりも壁紙の表面強度を格段に向上することが可能となり、壁装面での「クラック(ヒビ割れ)」の発生が極めて少ない工法となるという特徴がございます。
勿論、塗装用の壁紙+塗装と工程がございますので初期施工時のコストは上がりますが、将来的な塗装の回数も状況によって5~10回以上の塗り替えも可能な為、近年の日本での壁装仕上げ提案におけるプランニングで注目されている工法です。
この様な耐久性に加え、「塗装仕上げ」はカラーバリエーションが豊富なため、「単色の壁紙」よりも意匠性が高いことと、「間接照明」効果を引き立たせる、艶の加減を選ぶことのできる仕上げが期待できるため、「欧米風」のインテリアを目指すお部屋の演出に向いていると言えるでしょう。
「窓辺」のスタイリング。
「リビング・ダイニング」の内装リフォームに引き続き、並行してご提案をさせていただきました『窓装飾』も、「カーテン」&「ローマンシェード」スタイルで納めさせていだきました。
カーテン等、「ファブリック」の打合せは、マナトレーディングの「東京ショールーム(中目黒)」で、ショールームスタッフの製品紹介を受けつつ、選定いたしました。
ちなみに、マナトレーディングにも「輸入壁紙」の取扱いがございますので、今回はテシードの「東京ショールーム(目白)」と2つのショールームをご覧いただき、決めていただくことができました。
◆「マナトレーディング」・WEBサイト
https://www.manas.co.jp/
「窓装飾」のコーディネートアイテム。
カーテンとローマンシェード用の「厚手」にご採用いただいたファブリックは、カタログ『マナテックス』収録のイタリア製の天然素材生地の『メルレット(482)』です。
モダンなフラーワー柄と優しい生地の配色の組合せが魅力のこの生地は、柄の主張も軽やかで、内装色と調和した上質なナチュラル&エレガントの窓辺を演出してくれました。
こちらの生地は、裏面が繊細なため、「裏地」を付けて納めさせていただいております。
カーテンを束ねる『ロープタッセル』には、シンプルで繊細な表現に効果的な、『フィンリーロープ(4)』をご採用いただいております。
厚手の生地のデザインに合わせた、コーディネート・シアーには、同じくカタログ『マナテックス』収録の、ドイツ製の「刺繍レース」・『メヌエット(1)』をお選びいただきました。
『リビング・ダイニング』・コーディネートの完成。
こうして、ご入居前の「リビング・ダイニング」のインテリアベースの設えが完成いたしました。
次回は、「子供部屋」の施工事例をご紹介させていただきます。
◆ 当社・『リフォーム工事の特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/m-reform.htm
◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm
◆ 当社・「モールディング」の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/sub7tokushu-14.htm
◆ 当社・「インテリアペイント・リフォーム」の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/farrow&ball.htm
◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html
ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/
- カーテン(輸入ブランド)
- Trackback(0)
- 「新築マンション」ご入居前の「ニューヨーク・スタイル」内装リフォーム事例。 (リビング・ダイニング 編) はコメントを受け付けていません
- at 2:47 PM
- posted by 管理者