Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: バーチカル・ブラインド

マンションの幅広窓に。バーチカルブラインドの「レールジョイントタイプ」&「モアラップスタイル」納品事例。

2017年04月16日

幅4mを超える掃出窓。
眺望の素晴らしい、高層マンション・LD窓に、ニチベイのバーチカルブラインド『アルペジオ』の「シングルスタイル(100mmルーバー)」を納品させていただきました。

みなとみらい マンション バーチカルブラインド

ニチベイ アルペジオ モアラップスタイル

ハイセンスで、高級感に富んだなインテリアとの相性も抜群。

シンプルでありながら、眺望・調光コントロールも自由自在で、日中も自然光の明るさを採り込める美しい窓ができあがりました。

 

採用生地は、若い世代のお客様からの評価が高い「ラフィ」より、A7744(ピュアホワイト)。
上品で細やかな織りがモダンな内装にマッチする、全20色展開の無地です。

当社には、「ラフィ」の淡色系(5色)をグラデーション展示したW200cm×H250cmの大型展示品を用意しており、今回はこの基本仕様に加えて、オプションの「モアラップスタイル」「レールジョイントタイプ」を組み合わせた仕様で納品させていただきました。

 

 

ご入居前のリフォームで拡張されたLDの窓。

お打合せ時の様子。
LDに隣接する「洋室」の間仕切り壁を取り払ってひと続きの居室にする、拡張リフォームがすすめられていました。

 

拡張リフォームによって、2つの居室窓の「カーテンボックス」がつながり、幅4mを超えるカーテンボックスにバージョンアップされます。

見晴らしの妨げとなっていた、間仕切り壁を取り払うことにより、単なる間取りの拡張にとどまらず、景勝豊かな窓辺と、都会的なモダンインテリアを満喫できるご入居前のリフォームはお客様のこだわりです。

 

 

「搬入経路」の問題を解決する、
バーチカルブラインドの『レールジョイントタイプ』。

 

ニチベイ アルペジオ レールジョイントタイプ

今回、拡張された幅4m超の幅広窓にご提案させていただいたのが、レールジョイントタイプの「バーチカルブラインド」。

 

 

「バーチカルブラインド」をマンションや戸建ての幅広窓で採用する際にネックとなるのがレールの長さですが、 レールジョイントタイプ最大のメリットは、エレベーターのサイズや、階段、廊下など搬入経路の状況により長尺レールが搬入できない物件を想定した、レールを分割して搬入できる製品仕様にあります。

 

『レールジョイントタイプ』は、搬入時に2分割されたレールを現地で組み立てることにより、「単体(1本)レールの両開き」に近い使い勝手が得られます。

また、住宅用の単体(1本)サイズレールでは、4mのレール長が製作上限ですが、『レールジョイントタイプ』では最大5mの長さまで製作対応が可能になりました。
搬入経路の問題を解消しつつ、これまで以上に幅の広い窓での採用もご検討いただけるようになりました。

 

 

独立開閉ができるユニークな「両開き」も魅力

今回採用した『レールジョイントタイプ』の納まり種類は、右側に調光ポールを配置した「両開き」です。

 

標準仕様の「両開き」と異なり、レールを現地で組み立てる『レールジョイントタイプ』の場合、開閉操作は、左右それぞれの側で行う必要がありますが、ルーバーの調光操作は、指定した片側で統一的に行う事ができます。

 

 

オプションの『モアラップスタイル』で、
「断熱性」・「遮光性」・「プライバシー性」が向上。

今回、『レールジョイントタイプ』と併せてオプションでご採用いただいた『モアラップスタイル』

 

標準仕様の100nn幅ルーバー製品と比較して、25%ルーバーの枚数を増やしている『モアラップスタイル』では、ルーバー同士の間隔が密になることにより、採光状態においても「断熱効果」「遮光性」「プライバシー性」を向上させることができます。

 

また、『モアラップスタイル』は、ルーバーを閉じた時の重なり幅が、標準(8.5mm)の4倍近く(33.5mm)得らるため、機能性に加えて、ルーバーの重なりによって生まれる「生地の陰影」をデザインとして採り込むことができます。

ルーバーを閉じた状態でも、平面的にならず、陰影の醸し出す「立体表現」を楽しみたいインテリアにもおすすめです。

 

レールジョイントタイプ バーチカルブラインド

以上、本日は、製品が持つ複数のオプションを組み合わせて、洗練されたインテリアと眺望を演出した、バーチカルブラインドの提案・納品事例をご紹介させていただきました。

 

◆『バーチカル(縦型)ブラインド』特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/ver&ver.html

 

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『バーチカルブラインド』を「正面付」でダイナミックに魅せるコツ。

2017年02月02日

2017.2.1.1

2017.2.1.8

こちらは、リビング・ダイニングの大型掃出窓(4枚引き違い)に、「センターレース・スタイル」のバーチカルブラインドをご採用いただいた納品事例です。

バーチカルブラインドを天井から設置すると、縦長ですっきりとした印象のルーバーが、天井高をより強調してくれる視覚的効果が得られます。

他の窓には、横型ブラインド、カーテン、ロールスクリーンなどもご採用いただきましたが、メインの窓にはモダンなインテリアシーンを演出する「バーチカルブラインド」を使いたいというお客様のご要望でした。

 

 

「バーチカルブラインド」採用上のポイント。
『畳み寄せ代』の考慮。 

バーチカルブラインド 正面付 メリット

2017.2.1.13

設計段階よりバーチカルブラインド採用のプランを考慮する場合、ヘッドレールを隠す「ブラインドボックス」などを設ける事が多いですが、その際に考慮されるのが、バーチカルブラインドの「開き方」「畳み寄せ寸法」の確保です。

「開き方」とは、「片開き」または「両開き」といった畳み寄せの分割数を意味します。

「畳み寄せ寸法」とは、窓の開口寸法と開き方に応じた製品寸法(製作幅)と、ルーバーの「逃げ代」の分量を意味し、間取り、窓の大きさや構造によって、その分量(配分)は異なります。

本事例の様に「両開き」で納める場合で、窓の左右に家具のレイアウトやエアコン設置における障害が無い場合は、深めに「畳み寄せ寸法」を確保することができます。

 

 

「ブラインドボックス」が設置できない場合。
壁面「正面付」で対応も可能。

2017.2.1.9

こちらの大型窓では、右側(4枚目)窓の途中から、天井面に段差ができる設計となっていたため、「ブラインドボックス」が設けられませんでした。

しかし、内装仕上げの段階で、天井まで続く壁面全体に「正面付」用の取付下地を確保していただいたため、天井に沿わせてバーチカルブラインドのヘッドレールを設置することができました。

 

バーチカルブラインド ブラインドボックスがない

天井面に沿わせてバーチカルブラインドを「正面付」で設置した様子。

 

2017.2.1.15

2017.2.1.14

 

ニチベイ・バーチカルブラインド『アルペジオ(センターレース スタイル)』でのご採用生地は、「コットン(綿)」風の生地に、33の展開色を持たせた「フェスタⅡ」より、新色のアイボリー(A7770)と、新たにオプションとして加わった「ミラー レース(14配色)」より、ライトベージュ(2355)の組み合わせです。

ミラーレースの持つ機能には、日中における室内の「プライバシー強化」のほか、強い日射を緩和し、夏場の空調効率を向上させる「遮熱効果」がありますが、強い光沢を抑えた自然な生地の風合いが好評です。

 

2017.2.1.11

ちなみに、「正面付」というと、製品を窓枠や窓枠上10cm程度に設置することが多く、コンパクトな窓辺の演出に向いていますが、ビス止め用の取付下地さえ確保されていれば、こちらの事例の様に、たっぷりとした「畳み寄せ寸法」も確保したダイナミック窓辺として演出することも可能です。

 

将来的に、どういう窓辺に仕上げようか迷われていたり、特に決まっていない段階では、「ブラインドボックス」や「カーテンボックス」の具体的な設計までイメージできない場合が多い様です。

その様な場合でも、窓周辺にたっぷりと窓製品の取付下地を用意しておくと、最終的にかなり自由度の高い調整ができる様です。

 

◆『バーチカル(縦型)ブラインド』特集ページ
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ナニック・「ウッドバーチカルブラインド」を使った、ピアノ室の「反響音」調整事例。

2017年01月26日

本日のブログでは、ナニック・「Gシリーズ ウッドバーチカルブラインド」を使った、ピアノ室の「反響音」調整事例をご紹介させていただきます。

ナニック Gシリーズ ウッドバーチカルブラインド 事例

2017.1.20.65

今回のご依頼は、室内の「防音」・「吸音」の強化ではなく、「反響音」強化を含めた音響調整という、音にこだわる演奏家ならではのリクエストでした。

 

 

「ピアノ室」で採用する『ウッドブラインド』。
窓辺の反響音の調整対策。

2017.1.28.1

閑静な住宅街にある「ピアノ教室」は、主宰者ご自宅の庭園前に設けられたもので、窓周りには厚手のカーテンと薄手のレースが掛けられていました。

一般的には、音を反射しやすい素材といえる、ガラス窓、フローリング、大理石、タイルなど「硬質素材」に対しては、反射する音を効率的に吸収させることにより、室内の“音環境”の調整を図ります。

 

2017.1.20.66
 
音環境の調整には、部屋の要所に吸音・反響素材を設置して、お好みの音環境に調整することがあるといわれますが、こちらのピアノ室でも壁面の隅に「コーナー反響板」が設置されていました。

 

2017.1.20.55

部屋の大きさや、求める音環境により、設置する吸音・反響素材の量や方法は異なりますが、今回は「窓装飾」の仕上げ材に硬質素材である『ウッド・バーチカルブラインド』を使用して、居室全体の「反響」調整を行いたいというご要望でした。
「窓装飾」でありながら、「音響装置」としての役割が強いニーズといえます。

これは、厚さ5mm(巾90mm)の木製「ルーバー」を左右180°回転させてた全閉状態をつくって反響音の反射角度を微調整したり、ルーバーに任意の隙間を設けて反響の度合いを低減させるボリューム調整を「ウッド・バーチカルブラインド」で試みるものです。

理論上、窓周り品としての「ウッドバーチカルブラインド」を使った「反響音」を増す方向での調整は有効だと思いますが、特殊な対策となりますので、その効果を事前に実感していただくために、まずは、ナニックの代官山ショールーム(※2019年5月より初台に移転)で、製品の選定を含めた体感をいていただく事をことをお勧めさせていただきました。

 

 

ナニックのショールームで、
ウッド・バーチカルブラインドの反響音を確認。

 

2017.1.20.62

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2019年5月以前(※移転前)の代官山ショールームでは、『ウッド・バーチカルブラインド』の「間仕切り」展示があったため、ルーバー角度を回転させながら「反響音」調整におけるシュミレーション実験を体感していただくことも可能でした(※現在のショールームでは残念ながら間仕切り展示はございません)

お客様もショールームでの体感を経て、ピアノ室の窓辺を「ウッド・バーチカルブラインド」にリニューアルすることに決定されました。

 

 

今回、ご採用いただいた製品モデルは、ルーバー巾 90mm、厚さ 5mmのバスウッドを素材とする、『Gシリーズ・ ウッド バーチカル ブラインド』。

ヒンジタイプは、デザイン性に優れる「Bタイプ分割」をご採用いただきました。

ちなみに、製品高H3610mmまではヒンジ分割のない、ポリスチレン樹脂の『 ウッド パーフェクト バーチカル ブラインド』もございますが、やはりそこは、木の素材感にこだわりたいとの事で、天然木の反りを防止した「ヒンジ分割」タイプにてオーダーをいただきました。

 

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ルーバー色とオプション・バランス色には、ピアノのボディと、鍵盤との組み合わせをイメージした 「ホワイト(902)」をご指定いだきました。

 

 

ウッド・バーチカルブラインドの設置
取付下地に配慮した応用部材を組み合せて。

現調時の採寸では、「防音対策」となる、インナーサッシの縦フレームが、窓枠よりも室内側に出ている点に着目。

ルーバー巾:90mmの縦型ブラインドの回転と開閉に支障のないクリアランスを確保した設置位置を考慮する必要がありました。

 

ウッド・バーチカルブラインドの設置位置には、取付ビス下地がありましたが、メーカー純正品の「オプションバランス・取付け金具」をビス止めする位置には下地が無かったため、別途下地のある位置まで延長できる金具を用意する必要がありました。

ナニック・ウッドバーチカルブラインドの場合、ヘッドレールとバランスが一体化できない仕様のため、この様な工夫を加えることも考えます。

 

延長金具を併用して、無事に設置完了です。

 

 

 ウッド・バーチカルブラインド
「開き方」と「畳み代」を考える。

2017.1.28.8

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ルーバー(羽根)の厚みが5mmある「ウッド・バーチカルブラインド」を採用する場合、ルーバーを開いて寄せた際に生じる「畳み代(しろ)」を考慮した、開き方のタイプを決める事も大切です。

一般的な「布製」のバーチカルブラインドよりも畳み代が増えるため、特に今回の様に「両開き」で納める場合は、開口部全体への配慮が必要となります。

 

 

2017.1.20.67

窓の右側は、壁面までつながっていますが、右側からの出入りはしないため、「両開き」であっても「片開き」であっても問題はありません。

 

 

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しかし、庭への出入口となる、左側の窓の場合、既存のカーテンレールの幅で、ウッド・バーチカルブラインドのヘッドレールを仕立ててしまうと、ルーバーの畳み代が大きく内側に入り込んでしまいます。

居室の間取りと開閉の支障にならない範囲内で、左側の「畳み代」を寄せるクリアランスを確保する必要がありました。

 

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ウッド バーチカルブラインド ホワイト

「畳み代」の目安となる計算式から出た参考値をもとに、「両開き」仕様の製作サイズを決めました。

 

 

「反響音調整」の硬質素材。
ウッド・バーチカルブラインドの納まりと効果。

2017.1.28.8

厚さ5mm
細やかな打ち合わせを経て、硬質素材の「ウッド・バーチカルブラインド」を採用した「ピアノ室」の反響音調整対策窓の完成です。

 

2017.1.28.13

ピアノ ウッドブラインド 反響

澄み切った冬晴れの強い陽射しのなか、早速、ルーバーの開閉・調光による「反響調整」を確認していただきました。

ルーバーを室内側に「垂直」に立てた状態から、硬質素材である防音ガラスとのコンビネーションで、「反響音」と「採光」の調整を自由に行います。

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ルーバーを閉じて「消灯」した様子。

ルーバー素材は、完全遮光ですので、強烈な太陽光が漏れている部分が、「反響板」としての機能を担うウッド・バーチカルブラインドの隙間となります。

 

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全閉時に、照明を付けた状態のクローズアップを撮り忘れてしまいましたが、室内照明を点けた時のルーバーの色調はこうなります。

 

 

2017.1.20.54

 

硬質素材の「ウッド・バーチカルブラインド」で調光と反響音の調整。

回転操作させて使用する「ルーバー」の向きと角度のコントロールで微妙な反響音の調整ができるとのことでした。
「音の世界」でのこだわりは奥が深い様です。

 

◆  ナニック ウッドブラインド」の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm

◆  当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
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「コーナー窓仕様」のバーチカルブラインド。採用事例と注意点。

2017年01月12日

2016.12.28.14

近年の住宅では、窓周りが持つ意匠性が設計に大きく反映される事が多く、「高断熱仕様」の注文住宅などでは、縦横にたっぷりとした採光を確保した窓が増えています。

縦長ルーバーの開閉と調光だけで窓辺をシンプルにすっきり納められる『バーチカルブラインド』は、モダンスタイルの住宅設計では人気のある製品です。

とはいえ、窓の方位や、夏冬や一日における太陽の直射や入射角の変化、季節の違い等により、「遮熱」・「保温」など断熱対策にはフレキシブルな対応を考慮する必要があったり、外部からの「プライバシー」確保も考慮する必要があるため、提案する製品仕様の詳細は状況により異なることも多いです。

 

 

ニチベイ・「アルペジオ」
『コーナー窓仕様』とは。

ニチベイ・「アルペジオ」で展開されている、『コーナー窓仕様』とは、ルーバーを閉じた際、コーナー部に生じる製品間の隙間を無くすために開発された製品仕様です。

コーナー側に位置する左右いずれかの製品端部ルーバーが、「閉じた」状態の際にヘッドレールより長くなり、他方のヘッドレール内に入りこむことで、コーナー部分に生じる隙間の問題を解決。

これにより、光漏れや外部からの視線が気にならなくなり、コーナーの印象もよりスマートになります。

 

2016.12.28.12

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『コーナー窓仕様』の組合せは、構造上の問題で「ループコード式」限定対応、開閉の納まりは「片開き」のみとなります。

バーチカルブラインドと言えば、オフィスや商業施設で多く使われている印象がありますが、近年は住宅用での採用も多くなっているため、操作部の改良も徐々に工夫されてきています。

 

 

「入隅・コーナー窓」での現地打合せ。

2016.12.28.1

 

今回は、ベランダ側に分岐する階段途中にある、「多目的スペース」のL字(入隅)窓で、『コーナー窓仕様』のバーチカルブラインドをご提案させていただきました。

窓の内側が、オペレーションハンドル操作の開閉窓となっていて、外側がFIX形状の窓の組合せです。

 

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窓のコーナー部に8cm程度の壁面と窓枠がありましたが、時間帯により、左側窓から「陽射しの入射」が強まることと、どちらかといえば、左側のプライバシー対策も強化したいという要望がありました。

 

 

2016.12.28.21

 

今回の場合、『コーナー窓仕様』としてオーダーする、ヘッドレールの配置は、図説(左)の、「コーナー・左勝ち納まり」ですが、ブラインドボックスや窓枠内に天付する納めとは異なるため、壁面「正面付」納めの場合で、障害物となる「窓枠の出幅」と設置に使用する正面付ブラケットの形状を考慮した配置を別途考える必要があります。

 

 

2016.12.28.3

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写真は、「コーナー・右勝ち納まり」の画像となっていますが、バーチカルブラインドの「ヘッドレールの中心線」が、壁面より7cmほどの位置にくるシュミレーションを、模型を使いフロア面から確認している様子です。

微妙な納まりとなるため、図面だけでは割り出せない実行寸法の確認過程です。

まず、窓枠の突出が10mm程度ありますが、壁から70mmのクリアランスを設けることにより、半径50mm(直径100mm)のルーバーが回転しても、窓枠につかえない納まりが可能であることが判りました。

 

バーチカルブラインド 畳み代 とは

製作幅の割出は、模型の組合せをコーナー・左勝ち納まり」に置き換えた位置関係で考えます。

まず、左右の窓枠端までの距離を計測して、そこに目安となる「ルーバー畳み寄せ代」を加算して決めるという段階を踏んで決定しました。
「畳み寄せ代」の算定は、製品カタログに算出式と、目安の一覧が記載されていることが多いので、それを参考にして決めます。

 

 

入隅 『コーナー窓仕様』の完成と納まり。

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L字窓 バーチカルブラインド

 「コーナー・左勝ち納まり」・全開時の様子。

 

 

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コーナー窓 バーチカルブラインド

次に、ルーバーを垂直に立てた調光状態での納まり。

 

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ニチベイ アルペジオ コーナー窓仕様

最後に、『コーナー窓仕様』の肝となる「ルーバー全閉時」の納まりです。

 


 

***その他・参考事例***

※参考までに、出隅「コーナー窓」での納品イメージは⇒こちら

 

入隅「コーナー窓」に、遮熱効果とプライバシー対策効果を高めたセンターレース スタイルを組み合わせた納品イメージは⇒こちら

 

 

以上、本日は、ニチベイ・バーチカルブラインド『アルペジオ』のオプション仕様として用意されている『コーナー窓仕様』の事例紹介をレポートさせていただきました。

住宅の意匠で「バーチカルブラインド」をトータルコーディネートする際の組合せの一つとしてご検討下さいませ。

 

◆『バーチカル(縦型)ブラインド』特集ページ
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ナニック・ウッドバーチカルブラインド。インテリアに合った「茶系」を探す。

2016年12月27日

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本日は、美しい木目と73配色のこだわりのカラーバリエーションを持つ、ナニック『ウッドバーチカルブラインド』より、「キャラメル(067)」色のコーディネート提案事例をご紹介させていただきます。

 

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厚さ5mm、迫力ある89mm巾のルーバーが魅力のウッド・バーチカルブラインド。

当社でも、厚さ3mmの横型ウッドブラインドと並べて展示しておりますが、パッと見の存在感が際立っています。
ご来店いただきましたお客様にも大変気に入っていただき、新居の窓辺に、立ち並ぶ森の木々の様な印象の縦型バーチカルブラインドのご依頼をいただきました。

 

 

ナニック ウッドバーチカルブラインド
「カーテンボックス」へ設置する際の注意事項

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ナニック・ウッドバーチカルブラインドの「ヘッドレール」サイズは厚さ57.5mm。
ヘッドレール上部からルーバー上部までの長さが71.2mmとなっています。

この基本データをもとに、「カーテンボックス」や「ブラインドボックス」内に設置する場合、90mm厚のオプション「バランス(化粧板)」を併用するかどうかをご検討いただきます。

 

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目安として、カーテンボックスなどの深さが極端に浅い場合(60mm以下)の場合は、ボックス内に横板となるバランスを併設して、ヘッドレールとルーバーの吊元を覆った方が良い場合もありますが、これは窓の形状や状況によって判断が微妙となるため、ヘッドレールの模型などをお持ちして実態に納まりのイメージ確認をしていただいております。

 

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こちらの窓の場合、カーテンボックスの幅が150mmありましたので、、、

 

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ヘッドレールのみの単独使用(D:110mm以上)はもちろん、通常は使用しませんが、オプションバランスの併用(D:127mm)に必要な奥行寸法も確保されています。

 

 

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次のチッェクポイントは、カーテンボックスの深さです。
計測しますと85mmありました。

 

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オプション化粧バランスの厚みが90mmですので、その数値よりはやや浅めですが、バランスの併用をすることなくすっきりと納めることができました。

近年のマンションでは、「カーテンボックス」の深さが100mm以下になっているケースがほとんどですので、採寸の際は、その度合いを確認しながら打合せを行う事が多くなりました。

 

 

居室を構成する「インテリア・カラー」
を考慮した
カラーコーディネート。

73配色のカラーバリエーションの中で「茶系」の色調が感じられる15配色のカラーチャートをご覧いただきながら、お部屋を構成する、「フロア」「壁装」「室内ドア」「家具」といった、インテリアを構成する色味とのバランスを考えました。

一口に「茶系」と言っても微妙なニュアンスがありますので、それぞれの特徴をしっかりと把握して整理する必要があります。

 

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居室のベースとなる、「フロア」「室内ドア」は、ややグレイッシュなライトオーク調の木目色で淡いイエローの要素がありました。

 

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ソファの色は「ライトグレー」で、フロアと自然になじんでいます。

ウッドバーチカルブラインドの手前にくるソファの存在感がぼけない茶系ということで、グレイッシュの要素が含まれたルーバーカラーを除外することにしました。

また、インテリアの構成要素に「赤み」はなく、大面積で赤味を採り入れる要望もないため、「赤茶」のルーバーカラーも除外しています。

 

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最終的な着目点となったのは、お客様お気に入りの、ダイニングチェア。

 

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繊細な縦のフレームラインが、ウッド・バーチカルブラインドと相性抜群であることと、座面のグレーがソファの布地ともマッチしていました。

 

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最終的に、今回は、ダイニングチェアのカラーに合わせて、わずかにイエロー系の要素を含む『キャラメル(067)』をウッドバーチカルブラインドのルーバーカラーにすることになりました。

 

 

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「開閉操作」の仕様は、FIX窓やベランダへの出入側も考慮して、2つの窓ともに「右操作・左寄せ」で納めています。

束ねたルーバーの隙間からの「木漏れ日」も素敵です。

 

 

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ルーバーを分割する「ヒンジ」デザインのパターンは、2016年から新たに加わった、「Bヒンジ」タイプ

メーカーお勧めのパターンでもありますが、この緻密なヒンジパターンはお客様からも好評です。

 

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選定色は違いますが、メーカーのカタログイメージにも似た、窓辺に自然を感じられる素敵なインテリア・アイテムとなりました。

 

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以上、本日は『窓辺の家具』と評されるナニック・ウッドバーチカルブラインドの納品事例をご紹介させていただきました。

 

◆ ナニック ウッドブラインド」の特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm

◆ 当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

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「センターレース・スタイル」が魅力のバーチカルブラインド。ニチベイ『アルペジオ』

2016年11月30日

***2025年3月・更新情報***

 

機能性とスタイリッシュ性が両立する
「センターレーススタイル」のバーチカルブラインド。

ニチベイアルペジオ センターレーススタイル とは

近年、身近な窓回り品となったバーチカルブラインド(縦型ブラインド)

本日のブログでは、ニチベイのバーチカルブラインドより、『アルペジオ』センターレース・スタイルの特徴と製品バリエーションを事例と展示品紹介を交えてご案内させていただきます。

「センターレースタイル」は、発売以来25年以上経つ現在もユーザーからの高い評価を受け続けているロングセラー商品として知られており、2024年6月に125mmの製品バリエーションが追加されたことでますます魅力的な製品になりました。

 

 

ニチベイのバーチカルブラインド『アルペジオ』。
「センターレーススタイル」の特徴

バーチカルブラインド センターレール 有り 無し 比較

「センターレーススタイル」は、シースルー越しで見る柔らかな視界の魅力に加えて、シースルーでルーバー間の隙間を埋めることで、「シングルスタイル」の短所とされていたUVカット性遮熱性保温性プライバシー性の問題を補う機能性を持った製品です。

 

2024年6月以前の製品では遮熱、プライバシー効果の弱い透け感重視のセンターレースも存在していましたが、現行品ではミラーセンターレースのみの組合せとなっています。

ミラーセンターレースは裏面生地に光沢糸を編み、光の反射を利用することでより屋外からの視線を遮り、日中の室内をより見えにくくするシースルー生地ですが、ガラス面に屋外の景色を映り込ませるミラー効果に加え、繊維に含まれている特殊な金属化合物が日射熱を反射する効果により「遮熱レース」としてお使いいただくことができます。

 

タワーマンション センターレーススタイル バーチカルブラインド

こちらは西日が強いタワーマンションでの採用事例で、以前はレース機能のないシングスタイルのバーチカルブラインドが使われていましたが、ミラーセンターレースに交換することで外部からのプライバシー性が高まり、遮熱性の向上により冷暖房の空調効率を高めることができました。

 

 

「センターレーススタイル」の展示と商談ツールを活用。

100mm不透明ルーバー

ニチベイ センターレーススタイル タチカワブラインド ペア アンサンブル 違い比較

ミツワインテリアでは、ニチベイ・アルペジオ「センターレーススタイル」(写真右: W2000×H2500)と並べてタチカワブラインドの同等品ラインドレープ「ペア アンサンブルスタイル」の展示品(写真左: W1200×H2500)を展示しています。

アルペジオ「センターレース」については従来仕様の標準タイプに加え、2023年4月から加わったミニマルウエイト仕様の比較展示を加えました。

 

 

トーソー デュアルツイン バーチカルブラインド 価格 取扱店 展示

なお現在では、2024年12月に新たに発売されたトーソー(TOSO)「デュアルツイン」を加えた3社の製品を比較展示できるようにしています。

この製品に関する徹底比較は⇒以前のブログでご紹介しておりますので併せてご参照ください。

 

ニチベイ センターレーススタイル タチカワブラインド ペア アンサンブル レース比較

 

ニチベイ センターレーススタイル タチカワブラインド ペア アンサンブル 閉じた時 違い

 

 ニチベイ センターレーススタイル タチカワブラインド ペア アンサンブル 生地 重なり

上記3製品の相違点として、ニチベイ・アルペジオ「センターレーススタイル」の標準タイプ100mm幅の不透明ルーバーに85mm幅のミラーセンターレースを組合わせた生地構成ですが、ミニマルウエイトおよびタチカワブラインド「ペア アンサンブルタイプ」の場合は透明生地、シースルー生地ともに100mm幅ルーバーの組合せのため、調光時、全開時の角度や重なり合いの表情が多少異なります。

なお、一見すると類似品に見えるニチベイ・アルペジオ「センターレーススタイル」ミニマルウエイトとタチカワブラインド「ペア アンサンブルタイプ」の比較でも機能と特長の相違があり、お客様により好みが分かれるところですので、現物をご覧いただいて都度お好みの製品をご判断いただいております。

 

 

125mm不透明ルーバー

センターレーススタイル 125mm 展示 取扱店

また、2024年6月からは上記の100mm不透明ルーバー製品に加えて、125mmの不透明ルーバー100mmのミラーセンターレースを組合わせた新仕様(写真: W600×H2500)の展示も行っています。

125mmのセンターレーススタイルは、100mm(標準タイプ)の価格に+10%加算するオプション製品で、ルーバーが広くなった分、カーテンボックスでの取付に必要な奥行きが140mm以上必要となりますが、ルーバーピッチが80mm⇒約95mmと広くなったことにより、シースルー使用時の視界がよりゆったりとし、ルーバーを畳み寄せた際の畳代を1割以上コンパクトにできる特徴を持った製品です。

 

 

「センターレーススタイル」の開閉操作方法。

バーチカルブラインド センターレース 取扱い店

続いてこちらは、アルペジオ「センターレーススタイル」の展示を使った、開閉操作調光操作イメージです。

 

ニチベイ バーチカルブラインド ループコード式 種類  

ニチベイ バーチカルブラインド バトン式 種類

バーチカルブラインド ルーフ―コード&バトン式

 

製品の開閉方法については「片開き」と「両開き」を、操作方法については「ループコード式」「バトン式」、そして2024年6月から加わった「ループコード&バトン式」の3タイプをご用意しています。

なおセンターレーススタイルをご検討いただく場合の注意点として、生地を端に寄せた際にできる畳み代がシングルスタイルの約2倍になりますので、実際のボリュームを見ながら片側寄せにするか、両側寄せにするか、あるいは両側(開閉)操作にするかといったご検討をいただいております。

 


 

納品事例

センターレーススタイル バーチカルブラインド 事例

最後にまとめとして「センターレーススタイル(標準タイプ)」の納品事例をご紹介させていただきます。

 

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TV側の「リビング」窓には窓の両側から自由な開閉と調光が行えるバトン式をご採用いただきました。

『バトン式』操作の魅力は、コンパクトな操作機構にあり、センターレーススタイルでの最大製作対応幅はW3000mm(※9㎡以内)で、両側からの片開きに対応する両側バトン操作を選ぶこともできます。

 

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続いて「両開き」操作が必要となる「ダイニング」側の窓には、『ループコード式』をご採用いただきました。

『両開き』操作は、バーチカルブラインドを引き分けた際、製品の両端にルーバーの溜りができますので、窓の中央から出入りや換気をするシチュエーションでお勧めの操作仕様となります。

 

「センターレース・スタイル」
光を和らげ眺望を楽しむ。

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日中における、センターレース生地を積極的に使用した採光モードのイメージ

室内に明るい自然光を採り入れながら外の景色を楽しめ、かつ屋外からの視線を適度に遮ることができました。

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ミラーセンターレースの採用により、日中においては適度な反射効果により窓ガラス越しに屋外の景色が映りこませて室内のプライバシーを確保しています。

 

ニチベイ アルペジオ センターレーススタイル プライバシー

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続いて調光機能を使ったのフレキシブルなルーバー調節。

陽射しの強い時間帯やプライバシーを確保したい場合に、ルーバーをお好みの方向に180度回転させることで、採光、眺望、プライバシーのコントロールをします。

 

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最後に、「全閉モード」における柔らかな採光と、適度なプライバシー調整。

陽射しの強い時間帯でも、全閉モードで効果的な日照調整(遮熱)断熱とともに室内に柔らかな採光をとりいれることができました。

以上、本日は、ニチベイ『アルペジオ』センターレース・スタイルの納品事例を、独自の機能的な特徴と、操作方式の使い分けを含めてご紹介をさせていただきました。
採光を抑えて室内の遮光を強めたい場合は「遮光」生地との組合せも可能ですので、住宅環境や様々なご要望に応じてお好みの生地をご相談いただければと思います。

 


 

*** 編集追記 ***

バーチカルブラインド 専門店 取扱店 東京 神奈川

ミツワインテリアでは、ニチベイタチカワブラインドトーソークリエーションバウマンのバーチカルブラインドを展示品でご用意しております。

事前ご予約いただければ店内の什器を移動してバーチカルブラインドを見学しやすい舞台を整えることも可能ですので、詳細はご相談ください。

 

電動 バーチカルブラインド ニチベイ タチカワ 比較 価格

バーチカルブラインド センターレーススタイル 見え方 プライバシー

ニチベイ・アルペジオ「センターレーススタイル」タチカワブラインド・ラインドレープ「ペア アンサンブルスタイル」については大型展示品の他に、出張時に持参可能な手動・電動展示品をご用意しておりますので、ご来店が難しいお客様におかれましてもお気軽にご相談ください。

 


 

ニチベイ アルペジオ バックレーススタイル センターレース 比較

その他、ニチベイ・アルペジオ「バックレーススタイル」との展示品比較もご案内可能です。

詳細解説はこちら。

 

 

◆『バーチカル(縦型)ブラインド』特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/ver&ver.html

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 



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⇒ NORMAN(ノーマン)『スマートドレープシェード』の特徴と採用事例

 

⇒ WIS・バーチカルシェード『Suave(スアベ)』の特徴と採用事例

 

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ナニック「ヒノキ バーチカルブラインド」で演出する、男前インテリアの和室窓。

2016年11月14日

本日のブログでは、2016年7月に新発売された、ナニック『ヒノキ シリーズ』ウッドブラインドより、縦型タイプの「ウッドバーチカルブラインド」ご採用事例をご案内させていただきます。

ナニック ヒノキ バーチカルブラインド

ナニック バーチカルブラインド 和室

まず、納品後の様子。

 

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「湘南海岸」近郊に注文住宅を建てられたお客様から、ゲストルームとしても使用する、『和室』窓のコーディネート相談いただき、現地でのお打合せを経て、最終的にナニック『ヒノキ シリーズ』ウッドブラインドを縦型(バーチカル)仕様でご採用いただきました。

選定色は、10配色のカラーバリエーションより最も濃色の「724(スミゾメ)」です。

 

 

湘南スタイルの「男前インテリア」と、
ナニックの『ヒノキ ウッドバーチカルブラインド』

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こちらの「湘南スタイル」インテリアには、近年、流行語にもなっている「男前インテリア」の要素が自然な形で盛り込まれていました。

「男前インテリア」とは、部屋の内装に、センス良く男性的な無骨さやアウトドア感、使い古しのヴィンテージ感を採り入れた洗練のインテリアスタイルで、 黒やブラウンを基調とした家具やスタイリッシュな家電、オシャレな小物で演出されたインテリアを、近年そういう呼称で呼ぶことがあります。
 
本事例のインテリアで、湘南スタイルの「男前インテリア」に符合する特徴としては、、、
 
①ブラウン系の塗装:ワックス・オイル・ニス
②古材を使用したヴィンテージの内装とランダムなデザイン
③漆喰の塗り壁
④様式や素材の組合せにとらわれない和室の内装
⑤薪ストーブ(暖炉)
⑥ブラック・アイアンの螺旋階段
⑦吊り下げランプ
 

等々ございました。

 

男前 インテリア ウッドブラインド

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ご来店当初に候補となっていた素材としては、色数豊富なプレミアムシリーズの「バスウッド(73色)」収録色でした。

しかし、実際にお打合せ先でスラットサンプルを見比べますと、国産檜の美しい木肌と、檜特有の芳香が和室に寄り添い、やさしい雰囲気をもたらしてくれる、『ヒノキ』シリーズの方が断然・男前(=カッコイイ)ということになり、黒塗りの螺旋階段に隣接する和室の窓には「724(スミゾメ)」色ヒノキ バーチカルブラインを2分割設置の片開き操作仕様で採用いただくことになりました。

ナニック・ウッドバーチカルブラインドの場合、73色展開の「バスウッド」と「ヒノキ シリーズ」の価格設定が同一(2016年11月現在)になっているため、現段階でこちらの「ヒノキ シリーズ」は、採用するインテリアシーンによっての好みは分かれますが、「和」や「オリエンタル」などの要素が感じられる空間にマッチするお勧めモデルになっています。

 

 

ナニック『ヒノキ シリーズ』
「ウッドバーチカルブラインド」の魅力。

 

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ナニック『ヒノキ シリーズ』のウッドブラインドは、スラット(羽根)巾50mm(※3mm厚)の横型タイプと、ルーバー巾90mm(※5mm厚)の縦型タイプの2アイテムからなり、仕上げ色は標準10色です(特注色もオプション対応可能)。
 
今回ご採用いただいたウッドバーチカルブラインドの操作方式は、 木製縦型ブラインド用に開発された「デュラスライド II 型」をメカニカル機構に採用しており、最大25m²の大型ブラインドまでの操作を軽くスムーズに行うことができます。

 

 

「ウッドバーチカルブラインド」
窓枠内の取付における注意点。

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「和室」窓にナニック・ウッドバーチカルブラインドを採用するにあたり必要な採寸。

メーカーの仕様書を参考にしながら、窓のサイズと形状を勘案して設置位置のを決めました。

こちらの窓の場合、窓枠内を左右に分割している仕切り柱の位置を基準にした採寸を考えました。

 

 

オプション「バランス」の併用。
ヘッドレール部を化粧板で美しく。

 

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採寸の結果、今回の事例では、アルミニウム製のヘッドレールを覆う、化粧材としてのオプション『バランス』の併用が可能な窓環境であったため、製品の意匠性の向上はもちろん、ヘッドレール周辺からの光漏れを軽減する目的として採用することになりました。

 

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バランス材には、取付金具でビス止めする必要があるため、12mm厚のしっかりとした檜材を使用しています。

バランスの高さはウッドバーチカルブラインドのルーバー幅と同じ90mmで、背面は、製作サイズや仕様によって、専用のジョイントプレートを挿しこんでジョイントする仕組みになっています。

 

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90mmのルーバーが自由に回転・開閉できる環境を確保して、ヘッドレールを取付けました。

 

ナニック ヒノキ ウッドブラインド 

オプション「バランス」の併用により、ヘッドレール部分からの光漏れを適度に覆いながら、意匠性の向上も図れました。

 

ナニック「ウッド バーチカルブラインド」
『ヒンジ』の分割枚数とタイプについて。

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ナニック「ウッド バーチカルブラインド」のルーバー(羽根)では、縦長のルーバーに対して衝撃が加わった際の保護・緩和と、全体の反りや曲りなどを防止する目的で、独自のヒンジ式分割を施しており、
ヒンジの分割枚数は、製作高に応じて分割枚数が決まっています。

 

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今回は、H1800mmの窓内での設置でしたので、標準的なヒンジ分割枚数は3分割ですが、今回は別途デザインとして用意されている分割タイプとして、エントランス・フロアにディスプレイされている「サーブボード掛け」の意匠性にマッチする「Bタイプ分割ヒンジ」タイプをご採用いだきました。

 

nanic ヒノキ バーチカルブラインド

ヒンジ位置が横一列に揃う「標準Aタイプ分割」は従来モデルからの継続分割タイプですが、分割ヒンジを1枚増やしたBタイプを交えて交互に分割させる「Bタイプ分割ヒンジ」タイプは2016年5月以降の新デザインで、価格もAタイプと同額のため、人気のあるヒンジ分割タイプとなっています(※ヒンジ分割位置3パターンに分割させたCタイプは本体価格+20%upの有料オプションとなります)。

 

ウッド バーチカルブラインド
「開閉」と「操作」仕様の選択。

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縦型仕様のバーチカルブラインドの操作は、左右方向に対して行われます。

本体の操作は、「片開き」「両開き」の開き方や寄せ方と併せて、「開閉操作」「調光操作」を行うループコードが配列されている操作側をメーカー仕様に準じてお選びいただけます。

 

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今回は、2台のウッドバーチカルブラインドのルーバーが、中央の柱に向かって寄せられて、個性的なデザインを演出する「片開き」仕様で製作いたしました。

 

 

湘南スタイルの「男前インテリア」
「和室」とウッドバーチカルブラインド

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お客様のこだわりに寄り添う様に、コントラストも美しく設えられた、湘南スタイルの和室とその窓辺。

檜材の味わいと個性的なデザイン&カラーでスタイリッシュに決まりました。

 

◆  ナニック ウッドブラインド」の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm

◆  当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

 

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