Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

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セイキ(SEIKI)の『ハニカムサーモスクリーン(断熱レール仕様)』納品事例。

2016年12月16日

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本日のブログでは、冬場に連日、氷点下の気温が続く「寒冷地域」にお住まいのお客様などからの引き合いが多いと言われている、「セイキ(SEIKI)」取扱い『ハニカムサーモスクリーン(断熱レール仕様)』の納品事例をご案内させていただきます。

 

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一般的に、窓枠内に「昇降型・窓周り製品」を取付ける場合、製品幅は窓枠内寸よりも目安として片側5mm程度(※製品により異なる)のクリアランス幅を確保して設置いたしますが、高い「断熱性(保温・遮熱)」性が長所となる『ハニカムスクリーン(シェード)』をご採用いだく場合、オプションの『断熱レール仕様』や断熱レール等の対応がある製品を使って、より断熱性を向上させたいというご要望をいただくケースが増えてまいりました。

 

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今回の事例では、築年数の経った木造住宅で、木製サッシの脇から入る「隙間風(冷気)」が気になるという理由で、セイキの『ハニカムサーモスクリーン(断熱レール仕様)』をご依頼いただきました。

 

「凹型の切欠き」と「凸型レール」の組合せ。
断熱レール仕様」の構造と特徴

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セイキ・『ハニカムサーモスクリーン(断熱レール仕様)』の構造は、ハニカムスクリーンの製品両端(※ヘッド部分を除く)に、断熱レールを通す「凹型の切欠き」を入れた本体(スクリーン)に、「凸型断熱レール」を組み合わせた構造となっています

これにより窓枠内に必要なクリアランス(隙間)からの、寒気、熱気の侵入を軽減させ、遮光セルであれば遮光性も向上するため、お客様の求める用途に応じてご採用いただくセルも異なります。

 

セイキ SEIKI ハニカムサーモスクリーン 断熱レール仕様

事例の断熱レール色には、古い木枠と馴染ませた「ダークウッド(DW)」色を選びました。

 

製品設置の手順としては、まず、製品本体を固定する取付けブラケットの位置決めます。

 

 

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本体設置後、断熱レールのビス止め用基板を「凹型の切欠き」に垂直にセットしてからビス固定します。

 

製品の両端が正しく垂直に昇降するために、固定作業の際には、「レーザー墨出し工具」などを用いて、照射ラインが基盤材のビス穴と本体の凹型切欠きまで垂線で結ばれることを確認しながらセットします(※画像はイメージです)。

 

ビス止め用基板の垂直設置を経て、「凸型断熱レール」の上材を組合わせて『断熱レール』仕様の取付完了となります。

設置自体もそうですが、古い住宅の場合は窓の採寸にも注意します。
窓の垂直・水平の狂いが上下左右で生じている場合は、その度合いにより設置困難な場合があります。

特に幅についてはサイズがきつ過ぎると昇降するスクリーンが使えてしまうため、採寸は「上」「中」「下」3箇所計測してその最も狭い寸法を基準にして製品をオーダーします。

 

 

「ハニカムスクリーン」の断熱性能を追求する。
二重構造『ダブルセル』。

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当社では、セイキの『ハニカムサーモスクリーン』・断熱レールタイプも含めて、同社の商談用実物展示を3点用意しています。

ちなみに、「断熱レールタイプ」は、小窓や腰高窓など、開口面積の小さい窓に適したコード式と、今回ご採用いただいた掃出窓など、製品重量が重く開口面積の広い窓での使用に適したループコード式からなります。

 

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標準モデルのセル形状は、こぶりながら前後2重に空気層を持たせて断熱性能を高めている「ダブルハニカム」構造となっています。

参考までに、今年新たにシングル(単層)セル」構造のライト・シリーズも限定仕様で追加リリースされました(※展示品ございます)が、価格差がダブルセルの1割安程度に留まっているため、やはりセイキのハニカムスクリーンといえば依然として「ダブルハニカム」の方が人気です。
ライトシリーズは、断熱に対するこだわりもライトになっているため『断熱レール仕様』には対応していません。

 

セイキ販売 ハニカムサーモスクリーン

今回の施工では、ダブルセルタイプの展開アイテムより、今回は10色展開のカラーバリエーションを持つ「採光タイプ」より、パールホワイト(S-01)をご採用いただきました。

 

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今回の施工は、古いサッシの脇から入り込む「隙間風(冷気)対策」としての断熱が目的ですが、天井の「ブラインドボックス」から床までは、「ウッドブラインド」が設置されています。

内窓部分に「インナーサッシ」を取付けて断熱性を向上させるという選択肢もありましたが、今回は、柔らかな採光と木製ブラインドの魅力も活かした断熱対策を視野に入れて、「内障子を思わせる粋な窓辺に仕立てられる意匠性にも着目した、セイキの『ハニカムサーモスクリーン(断熱レールタイプ)』をご採用いだきました。

 

ダブルセルタイプには、「採光タイプ」のほか、「防炎採光タイプ(3配色)」「遮光タイプ(非防炎・3配色)」など、用途に応じたラインナップも用意されています。

 

 

寒冷地の内窓で支持される「断熱レール仕様」

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余談ですが、当社が「東京・神奈川」を基本出張エリアとしていることと、近年の「高気密・高断熱住宅」における窓性能の向上もあってか、断熱目的で『断熱レールタイプ』のご指定をいただく需要は、ハニカムスクリーン(シェード)全体の10%程度といったところです(※採光生地よりも遮光生地に断熱レールを組合せるケースの方が多いです)。

しかし、北海道から東北にかけての寒冷地では、気密性と断熱性に優れた窓を使用していても、ハニカムスクリーンの『断熱レールタイプ』を併用されるケースが少なからずあるとのことです。

 

「木製ブラインド」との調和と、
「障子」を思わせる意匠で断熱対策。

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では、本日のレポートのおさらいです。

まず、本体を上部に畳み上げた状態。

 

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採光スクリーンを任意の位置に降ろすと、明るさをやわらげながら「日照調整」と「プライバシー調整」ができます。

 

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完全にスクリーンを降ろした状態でも、スクリーンから柔らかな自然光を採り入れることができます。

断熱性の高いハニカムスクリーンに加え、「断熱レール」の性能も発揮され、隙間風(冷気)が大幅にシャットアウト。
製品の持つ機能性と効果の程が瞬時に判りました。

 

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既設の「木製ブラインド」との相性も良好でした。

 

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異なる製品のコラボレーションによる段階的な採光も味わい深いものになりました。

 

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製品のコラボレーションによる、楽しみ方の幅も広がり、断熱効果以外でもお客様からもご満足をいただく事ができました。

 

◆ 当社・『ハニカム シェード(スクリーン)』の特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/honeycomb.html

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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ルーセントホームの「シェルシェード」。遮光(オパーク)と採光(セミオパーク)の組合せ事例。

2016年10月05日

本日のブログでは、一年を通じての「断熱性(遮熱・保温)」と日々の「日照(採光・遮光)」調整の組合せ自由度が好評の、『ハニカムシェード(ダブルタイプ)』より、「採光(セミオパーク)」セルと「遮光(オパーク)」セルの組合せ納品事例をご紹介させていただきます。

 

ダブルタイプの「ハニカムシェード」。

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今回、リノベーション・マンションご入居時に、LDKと寝室でご採用いただいたのは、ハニカムシェードの中でも豊富な製品バリエーションを持つルーセントホームの『シェルシェードより、昇降コードを使わないユニークな操作機構が人気の「コードレス・ダブルタイプ」です。

ベランダへの「出入り窓」、ダイニングの「出窓」、転落防止ポールの付いている「腰高窓」などございましたが、全て窓枠内に内付ですっきりと納めることができました。

 


 

『シェルシェード』ダブルタイプ。
「コードレス」操作でスタイリッシュに。

ルーセントホームのメーカー動画でもご覧いただける、『シェルシェード』コードレスタイプ、のイメージ動画はこちら。

「コードレスタイプ」とは、従来型の昇降コードやループコードを使わずに、シッャターを上げ下げする要領で本体の昇降を行うことができるコンパクトな昇降システムです。
コードレスにすると手が届かない様な窓で使用することは稀ですが、問題なく昇降操作できる窓での採用実績が高い製品で、概ね、取付高200cm位までの窓での採用事例が多いです。

 

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今回の取付高は、フロアから200cmで、大人の方の操作には支障がなかったため「ダブルタイプ」仕様でご採用いただきました。

 


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ちなみに、「コードレス」タイプの操作仕様の中には、シングルタイプの「コードレス・トップオープン」で製品上部の完全採光を楽しむ製品と、生地の切り替えにより、断熱、調光、プライバシー対策の幅が広がる「コードレス・ダブル」があり、「断熱・空調」対策を重視されていた今回の事例では、そのベストプランとも言える「オパーク(遮光)」セルと「セミオパーク(採光)」セルの組合せによる「コードレス・ダブル」タイプで納めています。

 

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TVとベランダに面しているリビング窓では「コードレス・ダブル」タイプを中央2分割に分けて設置しました。

2分割設置のメリットは、TV側に近い窓面を調光しながら、自由な出入りや換気などもすることができます。

 

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また、気象条件に併せて、「オパーク(遮光)」生地割合を増やした調光や断熱(遮熱・保温)も自由に行えます。

 

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この様に窓枠内にすっきり納めることにより、スタイリッシュ派のお客様が一日を通して心地よく感じられるインテリアが出来上がるようです。

 


 

ルーセントホームの『シェルシェード』。
「ハニカム構造」セルの特徴と用途。

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本事例で組合わせたセルのタイプの特徴についてまとめてみましょう。

本体上部に「オパーク(遮光)」セル、下部に「セミオパーク(採光)」セルを配した、ダブルタイプとしては最も「断熱性」を高めた組合せとしました。

 

「オパーク(遮光)」セル

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「オパーク(遮光)」セルは、ハニカム(蜂の巣)構造セルの内側にアルミニウム素材を使っていることと、昇降コードがセル内部に通されている製品特性により、製品本体部分については「完全遮光」を得られるのが特徴で、オパークセルのシングルタイプを寝室窓で「シッャターの代用」として使われることもあります。

「遮光」というと、『寝室』での使用をイメージする方が多いと思いますが、リビング・ダイニングでの使用の場合であれは、就寝時や、夏冬の外出時に「オパーク(遮光)」セルを降ろしておくと、室温の上昇や低下を抑える事ができるというメリットがあります。

 

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また、セルの中で最も高い「断熱性(遮熱・保温)」を持つため、強烈な「西日」の入る窓や、冬場の保温性が求められる「寒冷地」の窓などでは、本事例の様に、「セミオパーク(採光)」や「シースルー(レース)」とのダブル使いで組み合わせ使われることも多いセルタイプとなります。


  
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  当社ご来店のお客様には、実物サンプルを使って店内外でのデモンストレーションをしていただき、最終的には現地の窓辺で「セルタイプ」や「選定カラー」を含めたご検討をいただくケースが多いです。


 

「セミオパーク(採光)」セル

「セミオパーク(採光)」セルは、ハニカムシェードの中で最もスタンダードな生地タイプです。

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こちらは、真夏の「直射日光」のもとでの体感デモンストレーション。
極端な実証ではありますが、強烈な眩しさと猛暑がすっと和らぐ過程を感じていただくことができます。

かつて、寒暖の激しい地域(アメリカ)にある「温室(ガラス窓)」の室温調整の補助装置として考案されたものが「ハニカムシェード(セミオパーク)」の原形です。
「蜂の巣(八角形)」型のセルの中に空気層を内包させることにより、光を採り入れながら、一日を通じての寒暖の変化に効果的にも機能した実績が評価され、現在は、住宅用の窓周り品としても世界的に愛用されています。

また、複層構造のセルがもたらす、柔らかな採光は、窓辺の日除けという意味以外に、窓辺を「照明」と見立てた場合の「シェード(笠)」の機能を満たすため、「セミオパーク(採光)」セルは、ハニカムシェードのセル展開の中で、最も実用性とインテリア性に優れたファブリックと言われています。

ちなみに、「オパーク(遮光)」と「セミオパーク(採光)」セルの裏側は、どのメーカーの生地色も「白」の不織布仕上げとなっており着色されていません
イメージとしては、プリーツのついた「白い障子(しょうじ)」の様な印象なので、外部からの見た目は控えめなものになるのが特徴なのですが、セミオパーク生地の場合は、裏側の白い生地の柔らかな発色が手前のセル色の立体的な雰囲気で引き立てる効果があります。

「遮光」や「シースルー」を必要としない、眺望重視の窓辺では、シングルセルの「トップオープン」タイプで使われることも多いのが「セミオパーク(採光)」タイプの特徴です。
⇒ 「トップオープン」タイプの事例 

 

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本事例、「ダイニング」での使用イメージ。

食事などの団欒時での自由な採光や換気はもちろん、リビングで寛がれている生活シーンでは、遮光により、TV(モニター)への光の照射をカットすることもできます。

 

 

「シースルー(レース)」セル

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参考までに、インテリア性を豊かにするコーディネートとして愛用される「シースルー(レース)」セルとの併用もおすすめです。
メッシュ生地である「シースルー」には、オパークやセミオパークほどの断熱性(閉塞性)はありませんが、程よい眺望とレース特有の優しい光のコントロールを楽しむことができます。
⇒ 「シースルー」セルの事例 」。

 


 

『シェルシェード』ダブルタイプ。
LDKでの納品事例・まとめ。
 

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ダブル・セルを畳み上げて、開放的に窓辺を使用するイメージ。


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状況に応じた、自由度の高い日照調整と断熱、プライバシーコントロール。

 

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ネイビーを基調としたお客様こだわりの窓辺。
夜間や、外出時には効果的な「断熱」・「プライバシー」対策ができます。

 

一日を通じて明るい陽射しが入る、LDKの窓。

お客様の目指す、スタイリッシュなインテリアの魅力を活かしながら、ダブルタイプ・セルの効果的な使い分けにより、快適な採光と断熱の調整と、効果的な冷暖房効率の向上確保することができました。

窓の用途や状況により、シングルタイプとの併用や、異なるセルタイプとの併用も楽しめる『ハニカムシェード(スクリーン)』を様々な生活シーンで是非ご検討ください。

 


◆ 当社・『ハニカム シェード(スクリーン)』の特集ページ。

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柔らかな陽射しと眺望を楽しむ「シースルー」のハニカムシェード。

2016年07月29日

本日のブログでは、柔らかな陽射しと眺望が楽しめる、シースルータイプの「ハニカムシェード」納品事例をご紹介させていただきます。

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今回は、手軽なコードレス操作が魅力の、ルーセントホーム「シェルシェード」シースルー生地(CS360-001・コットン)に選び、様々な取付け方法の工夫を加えて、無事に追加設置することができました。

 

「ロールスクリーン」とのコンビネーションで
「ハニカムシェード」のレース生地を併用。

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ご入居当初の納品では、注文住宅の傾斜天井に隠れるように設計されているスクリーンボックス内に、ロールスクリーンを窓全体を1枚で覆う仕様でご注文いただきました。

 

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ロールスクリーンの1枚使いは、採用は設計段階から決まっていた仕様で、スクリーンを引き上げるとボックスの中に収納され、庇の深いベランダで日除けしながら外の眺望を優雅に得られましたが、生活する中で、やはり日中のレース越しの採光や、ほのかに見える景色なども楽しめるシチュエーションも追加で作れないかとのご相談をいただきました。

レース越しの採光で日射を和らげながらテレビをみたり、ダイニングで食事をしたいといった新たなご要望です。

 

 

「取付下地」の調査と
ハニカムシェードの納め方

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「シースルー」を使った製品がボックス内で併設できるかどうかの調査と設置シュミレーションの様子。

ボックス内の設置スペースは、奥行き14cm深さ16cm
この寸法は、ロールスクリーンを単一で付けるには十分なスペースですが、複数の「メカニック製品」を前後に設置するには奥行寸法が十分取られていないため、使用する製品とその設置方法の工夫が必要でした。

ちなみに、既設のロールスクリーンは、引戸を開閉するレバーハンドルの干渉を避けるために、スクリーンの正面が室内側に向く「逆巻き」仕様で設置しています。
今回の事例では、ボックスの室内側に約5cm程度のスペースが空いていましたので、このエリアに着目した製品のご提案を考えました。

 

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ボックス天付に必要な奥行きは残っていませんでしたが、幸いなことにボックス内の室内側にも、取付用の木下地が確保されていましたので、変則的ですが、ロールスクリーンの巻取り位置より少し下がった室内側のボックス面に、「折り畳み」昇降タイプの「ハニカムシェード」を逆向きで設置するプランが実施できました。

 

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「ハニカムシェード」の長所として、昇降コードがセルの中を通っているため、製品を室内とは逆向きに設置しても、スクリーン表面の意匠が保たれるという点にあります。

加えて、「ルーセントホーム」の『シェルシェード』に限っていえば、スクリーンを逆向きにセッティングするオーダーにも対応しているため、シースルー以外の採光や遮光生地の場合でも、この様な設置方法を検討することができます。


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また、展示品の様に、レースと採光、遮光生地を上下任意に組み合わせる「ダブルタイプ」であれば、変則的ですが場所を取らずコンパクトに使うことができます。

 

「障害物」を避けた昇降事例

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2段階設置した、ロールスクリーンとハニカムシェードの位置関係がこちら。
スクリーンボックスの舞台裏で、製品の持つ特性を活かした納めができました。

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また、ハニカムスクリーンとドアハンドルの間をロールスクリーンのボトムレールが通る配慮も達成された「フロントレース」スタイルで納めることができました。

 

『シェルシェード(シースルー)』
納品後の様子と楽しみ方。

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では、本日のまとめです。

こちらは、シースルーの「シェルシェード」でテレビ側の陽射しを和らげる際に使用する昇降スタイル。
中央2分割で設置しているので、左右の昇降の調節も自由であることと、ベランダへの出入りにも配慮しています。

 

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日照条件や、その他、生活上のお好みにより、窓辺全体の陽射しを和らげることもできます。
シースルーレースと「漆喰壁」との馴染みも良く、柔らかいインテリア演出が出来るようになりました。

シャッターの様な操作性を持つ「コードレスタイプ」・ハニカムシェードの特徴として、製品の側面に昇降ループコードが付きませんので、製作サイズの工夫により、後幕のロールスクリーンの昇降チェーンを隠す様な使い方もできます。

今回の事例では、頻繁にレースを使用しないということと、操作ループの数を極力減らしたいとのご要望があったため、お客様がごく小さな踏み台(脚立)を用意してコードレスタイプを操作するスタイルで納めています。


注文住宅ならではのこだわりポイントです。

 

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また、レースを降ろした状態から、背後のロールスクリーンをお好みで降ろすような使い方もできます。

 

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ロールスクリーンの手前をシースルーが柔らかに覆う「フロントレース」スタイルも綺麗でした。
シースルーとはいえ、ハニカムスクリーンが手前にくるわけですので、窓辺の断熱効果も上がります。

 

以上、本日のブログでは、柔らかな陽射しと眺望が楽しめる、「シースルー」タイプの、『ハニカムシェード』の応用仕様事例をご紹介させていただきました。
設置スペースと下地があればこの様な使い方も可能です

 

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トップオープンの「ハニカムシェード」で楽しむオーシャンビュー。

2016年06月11日

広大な相模湾から伊豆半島までを一望できる、美しい海岸のロケーションには、カラーバリエーション豊富な『ハニカムシェード(スクリーン)』が映える。

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トップオープン,ハニカムシェード

今回の納品事例では、当社で人気の高いルーセントホームの『シェルシェード(ドラム・トップオープンタイプ)』を納品させていただきましたので、その人気の“秘密“も交えてご紹介させていただきます。

 

 

トップオープン,ハニカムスクリーン

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優れた遮熱性や保温性といった「断熱性能」による「日照調整」の自由度に優れた『ハニカムシェード(スクリーン)』は、陽射しの強い海辺の窓などで採用される事が多い製品です。


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とりわけ、本事例の様に、リビング・ダイニングの窓全体で美しく開けた「空と海」のロケーションを満喫できる設計がされた物件において、スクリーン上部が開口操作できる「トップオープンタイプ」機能を持つハニカムシェード(スクリーン)は、天候や時間帯の変化に応じた自由度の高い日照調整と眺望のコントロールを楽しめる製品として、その機能的メリットを発揮することができます。

 

『ハニカムシェード』
「トップオープンタイプ」操作タイプの選定。

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お打合せ日の午後は、雨上がりの快晴で空気も澄み渡り、真夏の陽射しを思わせる爽やかな日和でした。
この美しい景色を見ながら、お持ちした、展示サンプルとカラーチャートを見ながらトップオープンタイプのシェード色と操作タイプの打合せが始まりました。
お客様が当初、候補としてイメージしていたシェード色は、「漆喰壁」の仕上げに合せた「白系」でしたが、最終的には日中の打合せの中で視界に入る「空と海」の魅力をスパイスとして採り入れたコーディネートとなりました。

 

お客様におすすめした、ルーセントホームの『シェルシェード』では、ご覧の3種類の操作仕様がございます。


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① 「コードレス」トップオープン
昇降・調光コード(ループ)のない、すっきりとした手動操作のメカニックで、上部のスクリーンの開閉部に手が届く様な窓でご採用いただくことが多い操作タイプ。


② 「コード」トップオープン

幅の広い製品が作れない「小窓」など、製品重量が軽めな窓で採用されることが多い、昇降・調光コードを使った操作タイプ。


③ 「ドラム」トップオープン

コード操作では牽引が重い比較的大きな窓で採用されることが多い、昇降・調光ループを使った操作タイプ。
開口面積の広い窓が並ぶ今回の事例では、こちらの「ドラム」トップオープンタイプをご採用いただきました。

 

 

『ハニカムシェード』
採光タイプの「セル」カラー選定。

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お打合せの際にカタログと一緒にお持ちする提案用サンプルの一例。
今回ご採用いただきましたルーセントホームの場合ですと、淡色と濃色の「採光生地」、「遮光生地」、「シースルー生地」などの見本をご用意しております。
基本的にハニカムシェード(スクリーン)の場合、どのメーカーのものでも、シースルー以外の生地に関しては、セルの裏側(屋外側)は、色染めされていない「白い不織布仕上げ」となっておりますので、白系のセルカラーのイメージを見る場合は、製品の裏側を室内側に反転させてご覧いただいております。

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今回は、青い空と海が魅力の物件でしたので、基本提案用サンプルと併せて、固定展示品より『マリンブルー』もお持ちしたのですが、最終的に、こちらのセル色の応用パターンで納品することになりましたので、その経緯を以下にご説明いたします。

 

夜間は『漆喰』色が楽しめる。
『マリンブルー』セルを反転させた応用製作。

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ここからは、先に述べたハニカムシェード(スクリーン)・「表裏色」の相違とその応用提案についての段階的なご説明を店内外の実験で説明しています。

まず、「採光生地」の場合、シェードの裏(屋外)側から光を採り入れない環境下ではご覧の様に、表面が着色された選定色、裏面が着色されていない白色が来るようになっています。
裏面を白色にする効果は、「遮光(オパーク)」生地の場合は反映されませんが、「採光(セミ・オパーク)」生地の場合は、最初に光りを透す裏面の白色生地の発光が表面の選定色を照射するため、日中においては、少し柔らか味と奥行き感のある、白味がかった立体的な採光表現となります。
本来は、これがハニカムシェード(スクリーン)のファブリック表現の意匠的魅力と言われていますが、夜間は「漆喰壁に合せた白色」を楽しみ、日中は「空と海が作り出すマリンブルー」を楽しもうとする今回のケースではセルの表裏を逆転してその要望にトライしてみることになりました。
また補足として、こちらの物件の窓に紫外線カット性能の高い「Low-E複層ガラス」を使用していることと、採用色が濃色でない「優しいマリンブルー」であることも採用の際の考慮に入れています。
これは、採用色の色褪せに対する配慮です。
表裏を逆転させて使用する場合は、窓ガラスの持っている機能(UVカット&遮熱)が高いことと、採用セル着色側が強い濃色ではなく、「低彩度(淡い)・高明度(明るい)」寄りの色である方が良いでしょう。
単層ガラスの窓環境や、濃色セルでのご検討の場合はお勧めしない提案となります。

 

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店内の入口ドアに当ててのイメージ確認。
採光によりマリンブルーは適度に薄まりますが、直射のない環境下では、大きな変化は生まれません。
しかし、直射の割合が増えてくると、着色セル面のは白みががり、白色の裏面は淡いマリンブルーに色づく様になります。

 

 

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屋外に出て、直射日光に向かってスクリーンの表裏を当てたデモンストレーションの様子です。
ガラスをはさまない直射ですので最大限に色が薄まりますが、高機能の日傘のような断熱性と目にやさしい日照調整が確認でき、実際この体験をされたお客様はハニカムシェード(スクリーン)の性能に満足されます。

採用にあたっての幾つかの制約はありますが、日中に「マリンブルー」の要素を楽しみつつも、夜間はご希望であった「漆喰色」の白に合せたコーディネートを楽しめる。
この様な生地の反転と部品色のアラカルトを指定できる唯一の製品がルーセントホームの『シェルシェード』なのです。

余談ですが、今回の提案の原案となる過去の提案もございますので、よろしければ以下をクリックして参考事例をご覧ください。
⇒ こちらの事例」や「⇒ こちらの事例」です。

 

ダイニングでの「トップオープン」の使用例。
天候や時間帯に応じた「日照調整」。

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そして、現地でのルーセントホーム・『シェルシェード(38mmセル)』納品の様子。
ご覧いただいているのは開梱前の製品(デザイナーズコレクション)の表裏です。
今回は、室内側で使用する色に合わせて「オフホワイト」の部品色で製作いたしましたが、マリンブルーを室内側に選ばれた場合は当社展示品の様にセル同系色にて部品色もコーディネートされます。

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まずは、ダイニングエリアの窓で、トップオープンタイプのシェルシェードを上部に畳み上げて屋外の眺望を満喫する状態。
白色系に圧縮された製品が漆喰壁になじみスッキリと納まっています。

トップオープン,シェルシェード

次に、陽が高い時間帯に、「空と海」の景色を楽しみながら、セルの色にもほのかに自然の色を採り入れた、「トップオープン」タイプ、アラカルト製作の実際です。
青だけでなく自然の緑とも調和する瑞々しいブルーが出てきました。

 

ルーセントホーム,シェルシェード,トップオープン

夕方になると、右側窓の上方から眩しい西日が入るので、この様な配置にしてグレア調整をしながら眺望を楽しむこともできます。

 

ルーセントホーム,シェルシェード

「西日対策」の時間帯は、シェードのトップを徐々にクローズさせてゆきます。

 

ハニカムシェード,逆生地

「西日対策」と、冷暖房効率を高める「断熱対策」モードはこちら。

外出時や就寝時などの不在時にもお勧めの使用例となります。

 

リビングでの「トップオープン」の使用例。
TV鑑賞やお昼寝に配慮した「日照調整」。

2016.6.3.7

こちらも、ご主人こだわりのリビングとベランダ。

ベランダには南国リゾート気分を味わえる、「籐(ラタン)のソファ」が置かれ、室内の「皮(レザー)のソファ」横には「暖炉」が据えられているという本格的な寛ぎの空間。
静かに流れる時間のなか、心地良くお昼寝ができるような設えです。

 

トップオープン,ハニカムスクリーン

2016.6.3.18

ハニカムシェードが室内外のパーテーションの様な役割を果たしています。

 

2016.6.3.20

リビング、TV,ハニカムシェード

可動式オーニングのあるベランダから望むオーシャンビューも素敵ですが、シェードを閉めてTVを観ても海の気配を感じられる窓辺にになりました。

 

「夜間はシェードの青みが消えて窓辺が漆喰と馴染むのですよ」とお客様からもご満足をいただきました。

以上、本日は「トップオープン」スタイルで楽しむハニカムシェード(スクリーン)の応用提案事例をご紹介させていただきました。

 

 

◆ 当社・『ハニカム シェード(スクリーン)』の特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/honeycomb.html

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

 

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英国風インテリアでの断熱対策とハニカムスクリーン。

2016年05月15日

全回のブログでご紹介しました、『ウィリアム・モリス』の壁紙を使った内装リフォームの様子をご紹介させていただきましたが、今回これに併せて、「窓周り」でお客様のご要望である断熱性(遮熱・保温)に優れた、『ハニカムスクリーン』とコンパクトな『ロールスクリーン』の組み合わせてリニューアルすることになりました。
前回の「ブログ」はこちら。

 

「リフォーム前(Before)」

2015.9.10.1

新築当初におけるインテリアコーディネートは、「白いビニール壁紙」仕上げによる壁装に「プリント」柄のカーテンを合わせた「英国風」のダイナミックな設えでした。

 

「リフォーム後(After)」

2015.9.10.2

2015.9.10.3

2015.9.10.24.3

今回の内装リニューアルでは、広々とした「リビング・ダイニング」全面の壁装に、『モリス商会(MORRIS & Co.)』の作品、『レスター(Leicester / 212543)』をご採用いただき、壁装のイメージだけでも英国インテリアを十分に表現することが出来る様になりました。

 

「壁紙」に調和するカラーコーディネート。
「コンパクトと断熱性」重視の窓辺にリニューアル。

2015.9.10.13

2015.9.10.12

ご覧のとおり、リフォーム後の窓周りのコーディネートでは、「白いビニール壁紙」仕上げから柄物の壁装に生まれ変わりました。
これに合せて、「カーテン&レース」を用いたコーディネートを合わせれば本格的な「英国風」インテリアの設えを整えることもできますが、今回は
「シンプルで機能的」な窓辺の演出スタイルのご相談をいただきました。

 

「断熱性」に優れた『ハニカムスクリーン』を採用。

ニチベイ,ハニカムスクリーン,レフィーナ,断熱性

『ハニカムスクリーン』は、スクリーンを構成する独特の「蜂の巣(ハニカム)」構造が、遮熱生地、採光生地において高い断熱性能が期待できる高性能ファブリックで、もともとは四季の変化と昼夜の寒暖の差が激しい海外で、「温室」など、一定温度を保つ施設内の空調補助対策用として開発されたものに意匠性を加味して製品化されました。

日本国内でも、「東日本大震災」後の電力供給が危ぶまれた時期に脚光を浴び、製品の持つ「省エネルギー性能」が高く評価され今日に至っています。
ハニカムスクリーンに似た外見を持つ製品に、単層波型生地構造の「プリーツスクリーン」があります。
プリーツスクリーンの
断熱性能は決してハニカムスクリーンほど高くなくロールスクリーン程度ですが、価格に関して言えば「ハニカムスクリーン」の半分程度済みますので、住宅の構造や、日照条件、地域性に応じて使い分けられると良いでしょう。

 

「ツインスタイル」の『ハニカムスクリーン』

2015.9.10.34

今回、メインでご採用いただいた製品は、ニチベイの「ハニカムスクリーン」・『レフィーナ25』ツインスタイルです。
ハニカムスクリーンにおける「ツインスタイル」というのは、「採光または遮光」生地と「シースルー(レース)」生地を上下に組合わせた構造により昇降と調光をするスタイルのことで、「ローマンシェード」のツインスタイルの様に、「前幕」と「後幕」の生地が独立しているスタイルとは機構が異なりますので、ご提案の際には、設置する居室環境や窓の形状、設置位置に応じた配慮が必要です。

 

『ハニカムスクリーン』・生地の選定。

ハニカムスクリーン ココン IH1102

強い「西日」を遮る上部生地には、採光生地の『ココン』より、モリスの壁紙との馴染みの良い生地色:H1102(アイスグリーン)をご採用いただきました。
今回、LD以外の寝室では、同製品の「遮光」生地とシースルー生地の組合せも別色でご採用いただきましたが、居室の使用目的に応じて生地タイプを変えると良い場合もございます。

 

ハニカムスクリーン,シュピエ,H1113

下部のシースルー生地には、『シュピエ』・H1113(ミルキーホワイト)のレースを組み合わせ、一日を通じて自由な採光と日照調整ができる窓辺としています。
シースルー生地については、メッシュ構造の組成のため「採光・遮熱」生地と比較して断熱性を強調したものではありませんが、「蜂の素(ハニカム)」構造により、単層構造のプリーツスクリーンや平面的で透過性の高いなローマンシェードのレース生地と比較して高い断熱性が得られます。

 

ニチベイ,ハニカムスクリーン,レフィーナ25,ツインスタイル

ハニカムスクリーン『レフィーナ25』・ツインスタイルの上下生地併用イメージです。

 

ニチベイ,ハニカムスクリーン,レフィーナ25,ツインスタイル,H1102

こちらは、「西日」の強い時間帯や「夜間」にお使いいただくシーンモードです。
ちなみに、庭用の出入りドアの窓には、色調を合わせた小型タイプの『ロールスクリーン』を設置してすっきりとまとめました。

 

 2015.9.10.7


この様に、現代的でスタイリッシュな要素をクラシック・スタイルのインテリアに採り入れる組合せのパターンは、お客様の価値観とニーズが多様化している近年増えているご要望です。
 とりわけ、 築20年以上の物件のリフォーム時に、お客様の中で、新たな窓周りに求める要望が具体化されている今回の事例などの場合では、メカニカルな製品をつかった大胆なイメージチェンジを相談されるケースも増えています。

 

◆当社・『ハニカム シェード(スクリーン)』の特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/honeycomb.html

当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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ハニカムシェードで吹抜窓の「眺望&調光&断熱」対策。

2016年04月11日

吹抜けのあるリビング側の窓に「眺望&調光&断熱」対策として、『ハニカムシェード(ハニカムスクリーン)』と『アルミブラインド』をコーディネートさせていだきました。

2016.4.10.3

2016.4.10.1

「注文戸建住宅」に住まわれてしばらく経つお客様より、上・中・下3段からなるリビング窓での「眺望&調光&断熱」対策のご相談をいただきました。

現地打合せの時も感じたことですが、日中の強い陽射しは、冬場であってもじりじりとした熱気を帯び、早めの対策を講じなければ更に気温が上がる春以降が大変です。
また、窓を背にしたTV配置のため、日中はモニターが見えづらいといった眩しさの問題もありましたので、この
すっきりとしたインテリアに寄り添う窓のコーディネートをお客様と共に考える事になりました。

 

ロフトに近い「吹抜窓」で採用した
眺望&断熱配慮の『ハニカムシェード』

吹抜け窓,ハニカムシェード、トップオープンタイプ

吹抜け窓,ハニカムシェード、断熱

2016.4.10.15


「吹抜け」窓からは隣家の屋根の上に広がる空を眺めることができましたので、この貴重な「眺望」を確保しながらも、季節や天候、時間帯などの日照条件に応じてフレキシブルな「日照調整」と「断熱対策」を図るアイテムとして、当社で人気の高いルーセントホームの『シェルシェード』より、「コードレストップオープンタイプ」をご採用いただくことになりました。

 

「コードレス」タイプは昇降コードを持たずに手動でシェードを扱う操作機構です。
通常、高所にある吹抜け窓では、下のフロアから長いコードを引っ張って昇降させるため使いづらいのですが、ロフトに上がって手動でシェードを扱えるこちらの物件では、すっきりとした納まりのコードレスタイプを採用することかできました。

 

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「トップオープン」タイプの「ハニカム シェード」は、ヘッドレール側が固定されていないので、スクリーンの幕体を上下へ自由在に昇降できるフレキシブルな操作仕様が特徴です。

 

 

吹抜け窓,ハニカムスクリーン、トップオープンタイプ

『トップオープン』タイプのハニカムシェードは本来、室内のプライバシーの確保や日照調整をしながら、眺望を楽しむことができるため人気のある操作機構ですが、これを今回、ロフトのある吹抜け窓で使用することになりました。

 

2016.4.10.14

2016.4.10.4

上昇熱がこもりやすいロフトを、断熱効果の高いハニカム構造の「コットン(CS310-001)」色セルが、日射の強い吹抜け窓を程よい明るさと眺望を楽しめる窓として引き立てています。

 

「アルミブラインド」とコーディネート

吹抜け窓,ルーセントホーム、トップオープンタイプ

こちらは、「採光(日照調整)」モードの様子です。
中・下段には手軽な日照調整、換気、隣家とのプライバシー対策に配慮して、横型スラットの回転・昇降操作で調節する『アルミブラインド』をご採用いただきました。

吹抜け窓,シェルシェード、トップオープンタイプ

続いて、シェードとブラインドをそれぞれ閉じた全閉時のイメージ。

2016.4.10.13

採用スラットは、タチカワブラインドの『シルキーアクア』より「フッ素コート+遮熱コート」加工が施された、T-4522(シャインピュアホワイト)をご採用いただきました。
お好みのカラーで、シンプル&モダンなインテリアを引き立てながらも効果的に日照調整、換気、隣家とのプライバシー対策を講じる事ができました。

以上本日は、リビングのフロアに近い中・下段の窓には「アルミブラインド」を、梯子を昇ってロフトに通じる天窓ではLDK全体から空を眺められる「ハニカムシェード」を組み合わせた提案・納品事例をご紹介させていただきました。 

 

◆ 当社・『ハニカム シェード(スクリーン)』の特集ページ。
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◆当社・『アルミブラインド』の特集ページ
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「ハニカムシェード(ダブルタイプ)」のカラーと生地感にこだわったリニューアル。LDでの『遮熱対策』事例。

2015年05月10日

初夏に近づくと、お客様からご相談いただく『断熱対策』の内容も、「冬場の保温対策」から「夏場の遮熱対策」にテーマが変わります。
しかし、断熱性に優れた『ハニカムシェード』は夏冬兼用でそれぞれの悩みに対応する画期的な製品ですので、1年を通じて快適にご使用いただけます。

2015.5.10.5

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今回、ご相談をいただきました窓辺のリニューアルでは、当社でも人気のある、「ルセントホーム」の『シェルシェード』より、「採光」生地と、「レース」生地の上下切り替えが自由に行える『ダブルシェード』をご採用いただき、「大中小」それぞれの窓に、2つの操作仕様のメカを使い分けて納品させていただきました。

これまで使用されていた、『プリーツスクリーン』と『バーチカルブラインド』の組合せでは、十分な断熱性が確保されず、特に暑い時期の「西日が入る時間帯」の空調が効きにくいという理由から、今回ご相談をいただき、断熱性の高い『ハニカムシェード』にリニューアルすることになりました。

 

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2015.5.10.20

上のデータは、「ルセントホーム」の『シェルシェード』の使用において、「セミオパーク(採光)」又は「オパーク(遮光)」を使用された場合の、夏冬の「断熱(保温)性能」と、「冷暖房効率能」をわかり易い数値で示した目安です。

夏場の遮熱効果については「オパーク(遮光)」が優れていますが、やはり、強い陽射しを和らげながら、ファブリックが好みのカラーで色付く美しいインテリアをお楽しみいただく醍醐味は「セミオパーク(採光)」ならではの魅力ですので、これまでの実績では、「寝室」などで「オパーク(遮光)」生地を、「リビング・ダイニング」等採光を重視した居室では「セミオパーク(採光)」をご採用いただくケースが多いです。

 

 

6タイプから選べる「生地」の組合せ。

2015.5.10.22

「ルーセントホーム」の『シェルシェード』は、一般的なの生地のラインナップである「遮光(オパーク)・採光(セミオパーク)・シースルー」に加えて、特別仕様生地の「エンボス(型押しの柄付生地)」、「ワッシャー(和風なシワ加工生地)」、「綾(透け感を抑えたレース」を加えた6タイプの生地の組合せをご用意しています。
また、カラーバリエーションも豊富に取り揃えておりますので、製品の持つ断熱性以外にも、インテリアに合わせた微妙なニュアンス表現をお楽しみいただけます。

 

2015.5.10.13

2015.5.10.21

今回、ご採用いただきました「ダブルシェード」の生地組合せは、「西日対策」時や「夜間」に使用される上部生地には『エンボス』より「テラコッタ」色を、日中の遮熱やプライバシー対策生地に、シースルーより多少断熱性能に優れるレース生地である『綾』より「オニオン」色の組合せです(セルサイズは38mm)。

 

 窓の大きさに応じた「製品操作仕様」の使い分け。
『ドラム・ダブルタイプ』の操作仕様について。

 2015.5.10.4

「リビング・ダイニング」に配置されている、「大中小(5か所)」の窓では、同一カラーとセルサイズのハニカムシェードをご採用いただきましたが、本来、「ハニカム構造」のシェルシェードは生地に重量があることと、特に『ダブルシェード』の場合は、上下の生地の組合せにより、生地重量が約2倍となるため、窓のサイズによ応じて、昇降のしやすい操作仕様のタイプをご採用いただきました。

 

2015.5.10

ベランダの出入口にあたる折戸(w2100×H2370)とダイニングの「出窓」では、重量のあるダブルシェードの「引き上げ」操作に配慮した、ループコード操作の『ドラム・ダブルタイプ』の操作仕様をご採用いただきました。

 

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型押しの柄が付いた「採光タイプ」の1つである『エンボス』の「テラコッタ」色を全閉した時のファブリックイメージです。
『ハニカムシェード』は各メーカーの製品ともに、シェードの背面は、レースの様に着色されていない「白」で仕上げられていますので、この様に強い陽射しを通した際には、背面の生地の採光が、シェードの前面の生地色に反映して自然で明るい独特な発色をもたらしてくれます。

 

 窓の大きさに応じた「製品操作仕様」の使い分け。
『スタンダード・ダブルタイプ』の操作仕様について。

2015.5.10.7

2015.5.10.1

縦長の「三連・小窓」では、ダブルシェードの製作幅はw45cmでしたので、製品仕様は、コード引き操作の『スタンダードダブルタイプ』となりました。
ちなみに『ダブル・ドラムタイプをご採用の場合は、製作幅:60cm以上から製作が可能です。

 

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また、今回のリニューアルで、ハニカムシェードの製品対応のない「傾斜窓」については、お客様の好きなオレンジをお選びいただき、既存のバーチカルブラインドのルーバー交換をいたしました。

 ご採用いただきました生地は、ニチベイの「アルペジオ」に収録の生地「リーチェ」より『タイガーオレンジ』です。

 

2015.5.10.18

こうして、グリーンで統一された従来のファブリックの組合せから、断熱性の高い『シェルシェード』をメインに使ったお好みの色を使った窓辺にリニューアルされ、お部屋の印象も機能性を持たせながら、明るく美しい採光環境をお楽しみいただけるものとなりました。

 

 

◆当社・『ハニカム シェード(スクリーン)』の特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/honeycomb.html

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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