Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: カーテン(国内ブランド)

『アコーデオンドア(アコーデオンカーテン)』を使った階段の間仕切りと断熱対策。

2018年01月18日

今年の冬は例年以上に寒いため、上下階からリビング・ダイニングに入り込む「冷気」対策について、お客様からの多くのご相談がございます。

本事例のお客様も、床まで垂らした作った貰ったテンションポール通しの布を冬場は使ってきたとのことですが、流石に不便だし、見た目が悪い、飼い犬(小型犬)が階段から飛び出す不安などもあったため、比較的しっかりと固定もできる『アコーデオンドア』に、階段での使い勝手に配慮した複数の「オプション仕様」を組み合わせてご提案をさせていただきました。

 

 

階段「開口部」の断熱対策。
考慮すべきポイントは?

 

 

階段の開口部における手軽でコンパクトな断熱対策としては、手軽な巻き上げ式の「ロールスクリーン」、上下昇降式の「ハニカムスクリーン」、左右開閉式の「カーテン」などを使って、上下階から入り込む冬場の「寒気」や夏場の「熱気」を遮りつつ「冷暖房(空調)効率」を高める方法があり、どの方法を選ぶかは、お客様の望む断熱の度合い、使い易さ、階段周辺のレイアウトや下地状況、インテリア性、ご予算などによって異なります。

 

 

『アコーデオンドア』のオプションを活用して
上下階の開口部をフレキシブルに断熱。

 

本事例の階段は、建売り住宅のものですが、天井の赤線と壁面の青線エリアに製品をビスで固定できる木下地が存在したため、ここに『アコーデオンドア(アコーデオンカーテン)』の設置ができました。

 

ご採用製品は、トーソー(TOSO)のアコーデオンドアより、オプションの「両側把手仕様」と巾木の干渉を考慮した「壁面フレーム仕様」を組合せられる『クローザエクセル』

 

室内からはもちろん、上下階に通じる階段の両側からも開閉が出来るフレキシブルな片開きドアとなりました。

 

階段 アコーデオンドア

階段個別の開口幅は80cm程度が一般的で、ここに畳み代が20cmを超える『アコーデオンドア』を設置すると出入りが窮屈になりますが、2つの階段をまとめて覆えるスペースのあるこちらの開口はW1660☓H2270あるため、中央に畳みを寄せたポジションでも左右に65cm以上の開口がとることができました。

 

階段 アコーデオンカーテン

もちろん、状況に応じて片側をフルオープンさせたり、任意の分量を左右に寄せるといった調節も可能です。

 

階段 アコーデオン 断熱

アコーデオンドアの設置に必要な見込みの目安は120mm
室内側の壁面と階段手摺りの間隔が125mmでしたので、無駄なく納まりました。

 

階段 アコーデオンカーテン 断熱

左右に取付けた「壁面フレーム」には、ソフトクッションとマグネットからなり、製品を隙間なくピッタリと固定することができます。

 

取付け下地のあることが前提ですが、『アコーデオンドア(アコーデオンカーテン)』は、様々な空間の開口を高い断熱性で間仕切ることができる製品です。

 

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com

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フジエテキスタイルの遮熱レースで、冬の「低い陽射し」対策と「遮熱対策」。

2017年12月01日

フジエテキスタイル 遮熱レース お勧め

今年も残すところ1カ月。

12月に入りましたが、本日のブログでは、眺望の良いマンションLD窓での「遮熱レース」納品事例をご紹介させていただきます。

 

冬の低い陽射しを遮熱レースで和らげる

直下階・直上階、左右世帯に挟まれているマンションの世帯環境では、窓以外から直接、地表熱や外気が伝わらないため、戸建住宅に比べて、夏は涼しく、冬は暖かい環境で生活できる場合があります。

事例のお宅では、冬でもレース1枚掛けで過ごすことができる暖かい室内環境とのことで、ナチュラルな風合いのレース1枚掛けで生活したいとのご要望でした。

寒いと感じれば将来的に厚手のカーテンを足せば済むのですが、「冬の低い陽射しが眩しく、暑い」とのことで、ナチュラルな質感を持つ「遮熱レース」のご相談をいただきました。

 

 

フジエテキスタイルの「遮熱レース」
FA1227・『ピュリティ』

 

今回ご採用いただいたのは、当社でもNW色の縫製サンプルがある、フジエテキスタイルのFA1227・『ピュリティ』
現地では、丈240cmの縫製品とスカーフ大の色見本をお持ちして、最終的に家具との調和の良いCH色をお選びいだきました。

『ピュリティ』は、今夏リリースされた天然素材風の質感を持つ、意匠性を重視した「遮熱」&「ミラー」レースです。

多くの遮熱レースやミラーレースは、機能重視であるがゆえ、生地自体がガサガサと野暮っぽかったり、裏側が過度にギラギラしていたり、屋外の眺望も強めに遮ってしまう点などがデメリットとして不人気なものが多いのですが、こちらの生地は、程良い柔らかさ、光沢を抑えた質感が魅力で、ナチュラルスタイルのインテリアでも気軽にお使いいただくために開発されています。
UVカット性にも優れているので、天然素材カーテンとの組合せとしてもお勧めのレースです。

具体的な生地の組成としては、タテ糸には服飾でも使われる太細のある糸、ヨコ糸には節のある麻糸風の意匠糸を組み合わせて高密度に織ることにより、遮熱の特殊糸を使うことなく、糸自体が持つ僅かな光沢と密度で遮熱効果ををもたらします。
また、生地の裏側には、ミラー効果を持つ光沢糸を織りこんでいますが、麻糸風意匠糸と高密度にブレンドすることにより、ミラーレース特有の強い光沢を抑えています。

 

フジエテキスタイル 遮熱レース ローマンシェード

表面がフラットな「ローマンシェード」の1枚掛けでも、陽射しの眩しさと熱射を効果的に緩和させることができました。

 

 

ベランダの出入窓は
サイズの異なる「片開き」で仕立てて。

 

 

ベランダへの出入り窓は、ヒダをつけた仕立てとして、強めの遮熱を狙いました。

 

フジエテキスタイル ミラーレース

FA1227 フジエテキスタイル 遮熱レース ピュリティ

TVに正対するソファ配置の都合上、左右均等の「両開き」がしずらい窓でしたので、今回は、開口窓とFIX窓の幅に応じた左右サイズの異なる「片開き」にてレースを掛け替えました。

 

 

ナチュラル・テイストの明るい窓辺。
機能性と意匠性を両立させたリニューアル

 

フジエテキスタイル 遮熱レース 人気

お客様のご要望を吟味してコーディネートさせていただいた今回のレースの新調は好評で、機能性重視の中にも暖かさと柔らかさが感じれらる窓辺になりましたとご満足をいただくことができました。

 

 

◆ 当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/roman.html

◆ 当社・『フジエテキスタイルの特集ページ』を見る
https://www.mitsuwa-i.com/fujie.htm

 

 ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

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ボウ ウインドウでの掛け替え。「スカラップレース」と「アール・ヌーヴォー」風カーテンで。

2017年10月11日

築25年、輸入住宅のリビングを優雅に演出する「ボウ ウインドウ」のレースとカーテンの掛け替えのご相談をいただきました。

 「ボウ ウインドウ(Bow wibdow)」とは、 出窓の1種で、同サイズの窓を3面以上組み合わせて弓形に張り出させた装飾窓のことですが、こちらの窓は2間サイズのダイナミックな6連・ボウ ウインドウです。

 

 

「出窓」レースのスタイリング。
『スカラップ』にトリムを付けて。

写真はお打合せ時の出窓内。

既存のレースは、標準的な「両開き」でしたが、6連・ボウ ウインドウのダイナミックな装飾性を引き立たせるために、一体型の 『スカラップレース』にお好みの装飾トリムをつけたスタイルレースへリニューアルをすることになりました。

 

出窓の前後が水平関係にある「台形型・ベイ ウインドウ」であれば、「M型スカラップ」というスタイルでまとめると綺麗ですが、出窓の奥が「弓型」形状となる、「多角形・ボウ ウインドウ」では、スカラップのウエーブを中央に1つ足すことにより、多角形対応となります。

 

今回ご採用いただいたボイルレースと、裾の装飾トリムは川島織物セルコンの生地でしたので、「スカラップ」のスタイル提案は、メーカーのスタイルブックで紹介されている、ボウ ウインドウ対応の『スカラップセンターウエーブ(トリム)』を参考としつつ、出窓の環境とお客様のご要望を盛り込んで行うことになりました。

窓装飾における「スカラップ(Scallop)」とは、レースにホタテ貝(Scallop)の貝殻のような半円を連ねた形状の縁取りを施すことを意味します。
洋裁であれば,襟や裾などを半円を連ねたような波形の縁に仕立てることになりますが、多角形窓である出窓やボウ ウインドウでは、このようなスタイルレースが映え、見せ場となります。

 

川島織物セルコンのスタイルブックに掲載されている『スカラップセンターウエーブ(トリム)』の寸法比率図では、仕上り丈(100%)に対して、M地の切れ上がり部に35%、谷部に20%の空間を開けるイメージとなっていますが、この比率は絶対値ではなく目安となる基準値です。

実際は、出窓自体のの規模、外部からの陽射しの程度や方位、プライバシーの度合いによって割合を変えることができます。

 

出窓 スカラップ レース

こちらの窓は、日中の陽当たりが良いため、スカラップのウエーブを浅目にしたいという要望がありました。

出窓内の幅はW350cm。
スカラップのウェーブを浅くするシュミレーションは、日中の陽射しのもと、紙テープを既存のレースに当てながら、視覚的に馴染むバランスをお客様と一緒に確認しました。

 

確認時にマーキングした、採寸データをもとに、1/30スケールの手書きにおこした確認作業。

今回はスカラップの縦方向を構成する深さはスタイルブックの50%に圧縮されたサイズがお客様の希望スタイルであることがわかりました。

また「スカラップ センターウエーブ」の横方向を構成する幅比率は、20% : 30% : 30% : 20%となりました。

 

ボウ ウインドウ スカラップ レース

「スカラップ センターウエーブ」納品後の様子。

日没後の納品でしたが、夜のプライバシーもほとほど確保できてイメージに沿った仕上がりになりました。

 

ボウ ウインドウ スカラップ レース 事例

ボイルレースとの組み合わせで使用した「トリム」は長さ18cmのもの。

スタイルブックで推奨されているトリムとサイズは同じですが、違うデザインのトリムを組み合わせています。

 

 

「出窓」のカーテン。
『アール・ヌーヴォー』期の伝統柄で。

 

川島織物セルコン ヌーボーアイリス FF1166 カーテン 特価

ボウ ウインドウの手前を飾るカーテンには、現地にお持ちした縫製展示品の中から、ご支度の内装や家具と相性の良い「アール・ヌーボォー」期デザインのファブリックをご採用いただきました。

「アール・ヌーヴォー(フランス語: Art Nouveau)」とは、19世紀末から20世紀の始めにかけてヨーロッパを中心に開花した国際的な美術運動の総称を指し、「新芸術」を意味することばです。
ファブリックデザインの世界では、従来の様式に囚われない装飾性花や、植物などの有機的なモチーフや自由曲線の組み合わせた作品が多数産み出されました。
 
 

上の写真は、東京ビッグサイトで行われた、インテリアトレンドショーでの川島織物セルコン出展ブースの一部。

 

カーテンにご採用いただいた生地、『ヌーボーアイリス』  ・ FF1166(LGO)もアール・ヌーヴォー期のイメージを汲んだ新作として披露されました。

『ヌーボーアイリス』は、「西洋アヤメ」をモチーフにした川島織物文化館所蔵のデザイン画を復刻させたたファブリックで、伸びやかなアイリスの花を、「アールヌーボー」調の柄と織物の魅力で表現。
モダンからクラシカル、エレガントなテイストまで幅広くお使いいただける魅力的なファブリックです。

 

川島織物セルコン ヌーボーアイリス カーテン FF1166 事例

納品後の様子。
『ヌーボーアイリス』の格調高いデザインが、夜の出窓を美しく引き立てます。

 

ウィリアム・モリス ヌーボーアイリス カーテン

「風通織(ふくれ織り)」による柔らかなボリューム感を持った生地ベースに、パターンを縁取るゴールドの輪郭線が、この生地の魅力です。

 

ウィリアム・モリス ヌーボーアイリス 川島織物セルコン カーテン

スカラップレース トリム 川島織物セルコン

こうして、25年ぶりの掛け替えもお客様の満足のもと完了しました。

25年前の時の流れの中で、お客様の趣味嗜好、家具や敷物、インテリアレイアウトも変わるため、新鮮なリニューアルになりましたが、それを考慮したスタイリングにより、新しい窓辺は速やかに生活の中に溶け込んで行きました。

 

◆ 「川島織物セルコン」製品の特集ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/kawashima.htm

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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川島織物セルコンの『ケルムスコットツリー』、『いちご泥棒』。ウィリアム・モリスの新作展示品が入荷しました。

2017年10月02日

本日(10/2)より発売開始された、川島織物セルコンの最上級インテリアファブリック・カタログ『filo(フィーロ)』

川島織物セルコン ウィリアム・モリス カーテン

ミツワインテリアでは『filo』収録のファブリックを多数ご用意していますが、とりわけ全柄を縫製サンプルでご用意している「モリスデザインスタジオ」の新柄を本日より店頭販売を始めましたので作品のご紹介と併せてご案内をさせていただきます。

「モリスデザインスタジオ」の収録作は、今回の新作を含めて、30柄(57アイテム)に増えました。

 

「モリスデザインスタジオ」・注目の新作
『ケルムスコットツリー』

 

川島織物セルコン ケルムスコットツリー

川島織物セルコンの新作発表会(写真上)で会場の注目を集めていた目玉に、サンダーソン社のプリントや刺繍生地で人気の高い『ケルムスコットツリー』を織物で表現した新作がありました。

「モリスデザインスタジオ」収録作は、川島織物セルコンが、英国・サンダーソン社の厳格なライセンス審査を経て、これまでのカタログ改訂ごとに、コツコツと発表を続けている選りすぐりのファブリック揃いです。

 
ミツワインテリアでは、「モリスデザインスタジオ」の縫製展示品を全柄用意しているため、今回の新作も大いに期待していました。

  
 
川島織物セルコン ケルムスコットツリー FF1001 カーテン
 
川島織物セルコン ケルムスコットツリー 特価
 
『ケルムスコットツリー』の新作は、品番: FF1001(BE)の1色展開。
 
 
 
店内で、英国版のプリント縫製品(写真上)と並べて比較しましたが、非常に完成度の高い織物として仕上がっています。

 

 
ウィリアム・モリス ケルムスコットツリー クッション
 
ちなみにこちらは、川島織物セルコンの新作発表会で撮影した60cm角の大型クッション。

川島織物セルコンの『ケルムスコットツリー』は、生地巾:140cm、縦のリピート:69.3cm、横リピート:140cmからなりますが、クッションの製作ではツリー部分を1つ入れることができるとのことでした。
 
 
 ケルムスコットツリー ローマンシェード
 
当社納品事例のサンダーソン版『ケルムスコットツリー』の様に、幅60cmの縦長窓では、柄を1つ入れた「ローマンシェード」としてお勧めできそうです。
 
 
 
 

『いちご泥棒』 の新色

川島織物セルコン いちご泥棒 カーテン 特価
 
続いて、『いちご泥棒』の当社展示品。
従来の展開色(3色)に加えて、240cm丈の新色縫製展示品をディスプレイした様子です。
 
 
川島織物セルコン いちご泥棒 FF1011 カーテン
 
新たに加わったのは、写真右上のブルーグリーン: FF1011(BG)で、代表色であるディープブルー(写真左上)との比較検討でご採用いただきたい新色です。
 
 
 
 
  
 
新色 FF1011(BG)の織物は、当社納品事例(写真上)の様に、サンダーソン社のプリント版・『イチゴドロボウ(314)』を意識して追加されたものですが、プリント生地よりは若干ブルーを強めにした風合いとなっています。

 
 
 

 『ピンクアンドローズ』は、
厚手とレースのコーディネートで展開。

 川島織物セルコン ピンクアンドローズ FF1002 ウィリアム・モリス

 
ウィリアム・モリス、1890年の作品として知られる 『ピンクアンドローズ(Pink and Rose)』は、2配色の織物と、のヨコ使い刺繍レースの組合せでで新登場。
上の写真は川島織物セルコン・新作発表会でのものです。
 
 
 川島織物セルコン ピンクアンドローズ カーテン
 
こちらは、本日より展示を始めた、丈240cmの縫製展示品。
 
 
 川島織物セルコン ピンクアンドローズ FF1003
 
咲き誇るカーネーションとバラの絡み合う茎を描いたデザインの原型は「壁紙」のものでしたが、ファブリック用として更により大きなスケールに描き直されて再現されています。
 
 
ウィリアム・モリス ピンクアンドローズ カーテン
 
織物版は、サンダーソンのプリント生地(写真上)として人気の、イエローとローズ色を手本にした2配色展開で、FF1002(Y)、FF1003(RO) の新品番でリリースされていますが、なかなか精巧に織り上げられています。
 
 
 

名作・ 『エイコーン』が織物版で復刻。

川島織物セルコン エイコーン カーテン ウィリアム・モリス

「どんぐり」の愛称で日本でもファンの多い、ウィリアム・モリス、1879年の作品『Acorn(エイコーン)』が、織物で新登場。

どんぐりや野の花など、田園風景の植物を独特の左右対称表現で描いた『エイコーン』は、長年、サンダーソン社のスタンダードコレクションに収録されていた人気作で、当社にもプリント版の縫製サンプルがあったのですが、諸事情により一時期、生産が止まっていた作品です。

 

参考までに、絶版直前に納めた「コットンプリント」の『エイコーン』の納品事例がこちら。

エンジは特に人気のあった生地のため、廃番が非常に惜しまれた生地でした。

 

 
『Acorn(エイコーン)』 はその後、サンダーソン社2016年の新作カタログ: 「ピュア モリス」シリーズにて、グレーとベージュの「麻プリント」「壁紙」の組合せで復刻しました。
 
 

川島織物セルコン エイコーン 展示

今回の新作織物では、オリジナルの「ブルー」に加えて、グリーン、ベージュ、ライトブラウンの4色展開で登場しました。
新品番では、FF1004(BE) , FF1005(LBR) , FF1006(G) , FF1007(B) の4配色となります。

『エイコーン』はモノトーンがオリジナルですので、今回の新作でも単色表現ですが、柄部分にふっくら柔らかいモール糸を使って、程よい立体感とボリュームが感じられる仕上がりとなっています。

 

ウィリアム・モリス カーテン ショールーム 東京 神奈川

以上、本日(10月2日)より発売開始された、川島織物セルコンの『モリスデザインスタジオ』の新作をミツワインテリアの縫製展示品と合せていち早くご案内させていただきました。

 

2015.3.27.4

当社展示の縫製サンプルは、「内覧会」など、お打ち合わせ時にお持ちすることができますので、お気軽にご相談くださいませ。

 

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

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川島織物セルコンの「filo標準縫製」。特徴とこだわりについて。

2017年09月08日

本日のブログでは、川島織物セルコンの最上級ブランド(カタログ)・『filo(フィーロ)』における推奨縫製として位置付けられている、「filo標準縫製」について、実際の納品事例を通して、その特徴とこだわりを解説いたします。

 

 

川島織物セルコン
「filo標準縫製」 とは?

川島織物セルコンでは、『filo(フィーロ)』『FELTA(フェルタ)』『i’m(アイム)』 と3冊のカタログを展開していますが、『filo(フィーロ)』はその中で最上級のカタログにあたるため、生地のグレードと特製を考慮した特別仕様の縫製を標準仕様で用意しており、これが「filo標準縫製」と呼ばれています。

 

 
特徴①: 「ファインウェーブ」
織物カーテンには必須の形態安定加工。

 

当社でも、形態安定加工未加工の縫製品と、加工処理されたものを見比べていただくことがありますが、カタログ「filo」に収録されている生地の多くは、高密度でボリュームのある織物が多いため、「ファインウェーブ」と呼ばれる強固な形態安定加工を加えたウエーブとの組み合わせが推奨されます。

 


川島織物セルコン ファインウェーブ カーテン

高密度の織物生地は、基本的に糸の横張りが強いため、裾が広がり易い特徴があるため、付加価値として美しいウエーブが維持できる形態安定加工を加えて、生地が持つ織りと素材の魅力を良さを引き出すこになります。

川島織物セルコンの「ファインウエーブ」は、2倍ヒダ(3ツ山)以上の縫製品に適用できますが、「filo標準縫製」では、約2.3倍ヒダ仕様のファインウエーブが施されています。

 

 

特徴②: 「手縫い」の魅力を追及。

filo標準縫製 評判

「filo標準縫製」では、仕立ての難しいカーテンの端部などでは熟練した職人による手縫いの工程が加わり、より美しい仕立てを目指しています。

 

川島織物セルコン いちご泥棒 タッセル

本体以外でも、filo標準縫製に付属の「共布タッセル」は、タッセルリングまで共布で仕上げられていて、中にコード芯まで入った丁寧な作りになっています。

 

 

特徴③:  生地の「巾継ぎ」にもこだわり。

いちご泥棒 ファインウェーブ

約2.3倍ヒダに相当する生地を使用して加工を行う「filo標準縫製」では、たっぷりとしたヒダの奥行きとの組み合わせで、生地の「巾継ぎ」位置が統一される工夫が取られています。

この場合の「約」とは、「filo標準縫製」における目安となる数値で、異なる生地巾ごとに絶妙な調整を加えた美しい巾継ぎの割付と縫製が行われます。

ここちらの事例では、生地を「3巾」使用して、両開きの端に半巾の柄をつなぎ合せて仕上げていますが、生地を複数枚つなぎ合せて縫製品の横幅を決める際に、完成品のカーテンを閉じた時に、生地の繋ぎ合わせ位置が視覚的に目立たず最も美しく納まる位置に統一されます。

 

filo標準縫製 巾継ぎ 位置

filo標準縫製で規定されている「巾継ぎ」位置とは、写真の黄色矢印(↑)でもお判りの様に、ヒダの外側(畳む方向)の根元となり、ここを丁寧に縫い合わせることにより、ヒダのボリュームとあいまって巾継ぎが目立ちにくくなるのです。

 

参考までにこちらは、「2倍ヒダ(3ツ山)」縫製で複数の巾継ぎを入れた事例。

自動ヒダつまみ機を使用して、2倍ヒダをとる縫製の場合、「様々な生地巾」を持つ製品を同一のヒダ間隔で扱うため、巾継ぎの位置はまちまちになります。
また、横幅の広い窓のカーテンを作る場合なども巾継ぎの数が増えるため、やはり巾継ぎの位置は一定しません。

片側に3箇所以上の巾を継ぐ様な場合、山の頂上付近に継ぎが来る場合もあるため、「filo標準縫製」が推奨されるのですが、使用する生地量を減らした「2倍ヒダ(3ツ山)」縫製とすることにより、「filo標準縫製」より予算を抑えられるメリットもあるため、打合せにあたっては、お客様の希望される縫製仕様でのご希望をうかがっております。

 

1窓1窓にベストを尽くして、お客様に長く愛用していただくための縫製仕様として用意しているのが「filo標準縫製」の特徴であり、最高品質の織物には最高品質の縫製で応えたいと願う川島織物セルコンの気構えがお客様にも評価されています。

 

 ◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
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ウィリアム・モリスの『ジャスミン』。緑豊かなカーテンとこだわりの遮熱レースのコーディネート。

2017年09月07日

本日は、「ウィリアム・モリス」・1872年の作品として知られている『ジャスミン(Jasmine)』の鮮やかなグリーンのカーテンに組み合わせた、高機能・「遮熱レース」や高断熱・「ハニカムスクリーン」のコーディネート事例ををご紹介いたします。

ウィリアム・モリス ジャスミン カーテン 川島織物セルコン


川島織物セルコン ジャスミン FF1039  カーテン

 


ウィリアム・モリス(1872年作)
『ジャスミン』のカーテン。

ジャスミン カーテン 川島織物セルコン 特価

ご採用いただいた、川島織物セルコンの『ジャスミン』より、FF1039(G)のグリーン色。

川島織物セルコン ジャスミン FF1039  ブログ

『ジャスミン』のデザインは、枝から様々な小枝が生成して、「C字」や「S字」形状の曲線を描きながら伸びてゆくパターンが特徴で、影の様に木々が繁茂する森を思わせる作風は、小窓から、大開口窓まで幅広くお使いいただけます。

 

 

今回、『ジャスミン』に合せたコーディネートレースは、生地に独特の「シワ加工」と「チンツ(光沢)加工」の組合せにより、「清水の流れ」をイメージした表情を持つ、フジエテキスタイルの『ミズユキ』・PF1705

『ミズユキ』は、素材の持つ意匠性の高さだけでなく、高い遮熱性能と程良いプライバシー性(ミラー効果)を持つ高機能レースとして定評があります。

 

フジエテキスタイル 遮熱レース ミズユキ PF1705

『ミズユキ』では、帝人ファイバーのハイテク遮熱繊維・『涼しや』を85%使用しており、これは現時点で製造されている国産遮熱レースでは最高の使用比率となります。

一般的には、製造コストの問題もあり、『涼しや』を30%程度混紡して、遮熱レースとして販売しているメーカーが多いのですが、『ミズユキ』は、高層マンションの大開口窓でのレース1枚掛けを想定して作られているため、値段はそれなりにしますが、高い遮熱性と意匠性が実際のマーケットで指示されているヒット商品となっています。

店内見学で気に入っていただき、実際に現地で合せてご採用いただきました。

 

フジエテキスタイル ミズユキ PF1705 レース

『ミズユキ』の個性的な風合いは、水の流れもそうですが、「樹皮」の風合いも持ち合わせていて、今回は『ジャスミン』の質感に寄り添いました。

『ジャスミン』のしっかりした厚地は、冬場の保温性を約束し、『ミズユキ』の持つ遮熱性は、夏場の熱射を緩和します。

 

ルーセントホーム シェルシェード スプリンググリーン

小窓には「スプリンググリーン」の柔らかい採光が得られる『ハニカムスクリーン』をアクセントにコーディネートして、高い断熱性と爽やかな森をイメージするLDの窓辺を演出しました。

 

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「機能性カーテンレール」のカラーバリエーションが充実。美しさと使い易さでファブリックを演出します。

2017年09月05日


2003年の発売以来、シンプルかつデザイン性の高いフォルムで、リビングから寝室まで幅広く使えると好評のトーソー『ネクスティ』
静かで滑らかな「操作性」、多彩なオプションを持つ「機能性」に加えて、流行に合致したカラーバリエーションの充実が魅力的な製品です。

 

2017年9月時点で、『ネクスティ』のカラーバリエーションは、様々なインテリアシーンを想定した14色展開に拡充され、「フロア」、「窓枠」、「建具」、「家具」とのマッチングパターンが広がりました。

全14配色中、ホワイトとブラック以外で使われている「グレー」の配合が絶妙で、明るめの色でも、程良い深みが感じられる、より本格嗜好の機能性カーテンレールに進化しています。

本日のブログでは、3つの寝室で異なる明るめのトーンの『ネクスティ』を選ばれた窓におけるファブリックスとの組合せをご紹介させていただきます。

 

 

居室の嗜好に合せたレール色で。

フジエテキスタイル FA6805  ラトバリタ カーテン

フジエテキスタイル FA6805 SB ラトバリタ

1つ目の寝室では、クローゼット扉の面材に合せた、『ネクスティ』の「ホワイトグレイン(木目)」を採用した窓辺でのコーディネート。

「ホワイトグレイン(木目)」が、すっきりとアクセントウォールを含んだ壁装に馴染み、大小、幅の異なる窓にも調和しています。
また、日中は、レースの引き立て役、夜間はカーテンの引き立て役として主張を抑えた機能性カーテンレールの役割を果たしています。

◇ カーテン: フジエテキスタイル・FA6805(SB) ・『ラトバリタ』
◇ レース:  当社オリジナル品

 

 

インハウス IH422 05 メイプル カーテン

五洋インテックス・IH422 05 メイプル カーテン

続いて、ミディアムウッドの『ネクスティ』で、同系淡色の「フロア」カラーを引き締めつつ、赤味を含んだダークカラーとのコーディネートを考えた窓辺の納品事例。

深みのあるピンクのベースに、淡い光沢のあるクラシカルな植物柄を組み合わせたこちらのカーテンは、先にご紹介した『ラトバリタ』同様、女性に人気があります。
カーテンより少し優しい配色の「装飾タッセル」、裾柄付の「刺繍レース」で寝室の窓辺をまとめました。


◇ カーテン: 五洋インテックス・IH422 05 ・『メイプル』
◇ 装飾タッセル: 五洋インテックス・BN6646T ・『オリエント』
◇ 刺繍レース:  当社オリジナル品

 

 

フジエテキスタイル・FA6616 BR オーセント カーテン

 

そして、ナチュラル&モダンの「和室」でベッドを使用する生活シーンのコーディネートでは、『ネクスティ』・「ナチュラルグレイン」を控えめに使い、しっかりとした厚手の「遮光カーテン」でベッドとの調和を図りました。

◇ カーテン: フジエテキスタイル・FA6616(BR) ・『オーセント』
◇ レース:  当社オリジナル品

 

 

断熱、遮光対策としての「リターン」縫製にも対応。

『ネクスティ』では、オプションに「キャップ一体型リターン金具」をご用意しています。

 

ネクスティ キャップ一体型リターン金具 事例

ネクスティ リターン金具 片開き カーテン

こちらは、カーテンの脇に断熱性、遮光性の強化を求めたい場合におすすめで、リターンに使うために必要な横幅を増やしても、カーテンの価格帯(※使う生地巾)が変わらない様な場合は、お好みによりこの様に仕立てても良いかもしれません。

 

以上、本日は、豊富なカラーバリエーションと充実したオプションで、窓辺の意匠性と機能性を引き上げる、トーソー『ネクスティ』カーテンレールの魅力を、お客様こだわりのファブリックとの組み合わせでご紹介させていただきました。

 

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

 

ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

 

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  • 「機能性カーテンレール」のカラーバリエーションが充実。美しさと使い易さでファブリックを演出します。 はコメントを受け付けていません
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