Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: カーテン(国内ブランド)

フジエテキスタイルの『グラスガーデン』を使った「フロントレーススタイル」。

2016年07月27日

フジエテキスタイル,グラスガーデン,FA1641,フロントレーススタイル

新築マンション・ご入居前の「リビング・ダイニング」に、爽やかな「リゾート」風をイメージしたフロントレース・スタイルの窓装飾をご提案させていただきました。

 

「フロントレース」スタイル
色柄のコーディネート。

2016.7.10

「フロントレース」スタイルの前幕としてお選びいただいたのは、フジエテキスタイルの『グラスガーデン(FA1641)』。

繊細なブライト分繊糸を使用した不透明生地のベースに、バーンナウトプリントと呼ばれる特殊技法でステンドグラスのような透明感あるカラーの木々をデザインに表出させた個性的なシアーです。

バーンナウト技法による透過表現には通常の5~10倍の染料を要すると言われており、グラスガーデンの場合それを何色も使っている点がこの生地の特徴となっていますが、ベースとなる生地にも工夫があって、ガラスの様な透明感を生み出す艶のある極細糸を透過させる生地の部分にだけ織りこむ工夫がされている逸品です。
(※機能性を兼ね備えたポリエステル繊維で着色バーンナウトの技法で生産できる織元は世界で1社しかありません。)

グラスガーデンの色展開は、色鮮やかでエレガントなモーヴ配色(MV)とモダンなグレー配色(GY)がありますが、今回はモーブのメインカラーに、淡色のグリーン、レッド、グレーを組み合わせた(MV)色をご採用いただきました。

 

 

フジエテキスタイル FA2470 ヤム カーテン

『グラスガーデン』の後幕に組み合わせているのは、フジエテキスタイルのロングセラーの無地として知られる『ヤム(FA2470)』です。

19配色ある個性的なカラー展開は、カーテンはもちろん、クッションなどの小物まで、様々なコーディネートをお楽しみいただけます。

 

2016.7.15

今回、ご採用いただいたカラーは、瑞々しく明るい黄緑が好評の(YG)色です。
YG色は、窓辺の「インテリアグリーン」として観葉植物の様な視覚効果を得られる、他社にない独特な発色が魅力のカラーのため、フジエテキスタイルのレース以外のシースルーとの組み合わせで採用されることも多い色番です。

 

 

現地コーディネート。

フジエテキスタイル,フロントレース,コーディネート

現地お打合せ時には縫製サンプルとコーディネートアクセサリーをお持ちして、窓辺や内装材との相性を確認していただきました。

 

フジエテキスタイル,タイバック,WDTB23

2016.7.16

「フロントレース」スタイルのコーディネートでは、透明感のある装飾タッセルをアクセントにご採用いただくことも多いです。
フジエテキスタイルでは、装飾タッセルのことを「タイバック」と呼んでアイテム展開しており、今回ご採用いただいたのは、透明なガラスボールと光沢のある房との調和が美しいWDTB23-PUのパープル色です。

レースをメインに使用している状態では、後に控えているタイバックですが、レースを左右に寄せて、後幕と組み合わせた窓表現をする時は、透明感あるレースを上質なジュエリー調にまとめあげる印象が得られます。

 

 

納品後の様子。

グラスガーデン,FA1641MV

「フロントレース」スタイル、納品後の様子です。

『グラスガーデン』の構成色には、淡いグリーンも含まれているため、メイン色のモーブがアクセント色の役割に回っています。
爽やかでありながら適度な暖かみも感じられるナチュラルな窓辺が出来上がりました。

 

フジエテキスタイル,ヤム,FA2070YG

調湿効果のある「エコカラット」が貼られたアクセントウォール側には、TVが配置されるとのことで、後幕を程よく引いてみました。
天候や時間帯により、モニター側に差し込む陽射しを抑制したいときは、お気に入りのグリーンの分量を増やしてこの様にして使います。

 

グラスガーデン ショートヘム

こちらは、「タイバック」で束ねずに、観葉植物(インテリア・グリーン)をイメージさせたコーディネートの様子。

 

2016.7.4.6

ショートヘム レース

2016.7.4.3

撮影を忘れてしまいましたが、日中に隠れている「タイバック」が、夜間は前幕のレースをまとめるダブル使いをお楽しみいただけます。
ちなみに、シースルーの柄が重なり合うレースの裾折り返しは、縫製サンプルとイメージを変えて、幅3cmの「ショートヘム」仕立ての、すっきりとした足元で納めています。

 

以上、本日は、フジエテキスタイルの人気生地を使用した「フロントレース・スタイル」の窓装飾・提案事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

◆ 当社・『フジエテキスタイル』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/fujie.htm

 

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当社限定品のレース生地で作った、「ディズニー(ミッキー&ミニー)」ローマンシェード。

2016年07月04日

2012.6.4.1

最近では、ディズニーキャラクターの版権が複雑となり、ミッキー、ミニーをモチーフとしたデザインの「レース生地」でなかなか良い商品生地がないとの声を聴きますが、当社では、メーカーの版権が切れる前に購入した、国内一流メーカーの、こだわりのレースを数点、キッズ・インテリアの提案用としてストックしております。

今回は、その中から、「ミッキー」の高級「オパール・プリント」レースで製作したローマンシェードを、マンションの「子供部屋」に納品させていただきました。

 

 

当社展示品のご紹介

2012.6.4.2

こちらは、店内での提案の際にご覧いただいている、縫製サンプルを広げてご覧いただく際のイメージです。
展示品は、通り沿いの陽当たりの良い窓へ移動して日中のイメージ確認をいただくこともできますし、内覧会や現地出張時に持参してご覧いただくこともできます。

 

2012.6.4.3

ライトブルーが「ミッキー」のデザインとなっています。
今回の納品事例では、こちらの生地で「ローマンシェード」のレースを作成いたしました。

 

2012.6.4.4

ライトピンクは「ミニー」のデザインとなっています。

 

展示品と生地在庫につきましては、ご来店の際にスタッフにお尋ねください。

 

当社・「子供部屋」の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/shumi-1.htm

当社・『オーダーカーテン』の特集ページ
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川島織物の傑作。ウィリアム・モリス『いちご泥棒』で表現する微妙な配色美。

2016年06月21日

ウィリアム・モリス作、『いちご泥棒(1883年)』のカーテンを、築25年、注文戸建て住宅の掛け替えでご採用いただきました。
生地は川島織物セルコンの織物仕様で納めています。

いちご泥棒 FF4503 カーテン

写真はリビング側のものですが、実際は一続きになっているダイニング側の出窓も含めて、3つ窓を『いちご泥棒』にリニューアルしています。
他の居室ではシンプルなカーテンやウッドブラインドなどご依頼いだきましたが、デザイン美に富んだモリスの作品を是非リビング・ダイニングの窓ってみようということになりました。

 

川島織物セルコン いちご泥棒 FF4503

ご夫婦と社会人になられたお子様、皆さんそれぞれの仕事が多忙で、平日は手際よく食事をしたら寝ることの多い生活。
そんな中、家族でゆっくり過ごせる週末を大切にする現在のライフスタイルに合うカーテンはどんなものだろうと?、、、という話になり、週末、ご家族で来店されました。

 

ウィリアム・モリス
『いちご泥棒』との出会い。

2016.6.15.2

当社には他のモリス作品も含めて、丈240cmサイズで川島織物セルコンの『いちご泥棒』長尺縫製サンプルをご用意しております。

川島織物セルコンが取扱う「モリス・デザインスタジオ」のファブリックは、デザインの版権を持っている英国・サンダーソン社からライセンスを得て、創業170年を超え、京西陣で培った川島織物の技術を駆使して織り上げたものです。
当社では、サンダーソン(マナトレーディング取扱い)のオリジナルプリントも縫製品でご用意していますので、比較する選択肢が広いのが特徴です。

ご家族は、自然美豊かなこの作品に心が揺さぶられたとのことで、現地採寸の折に縫製品を持参して、色柄のお好みをご検討いただくことになりました。



2016.6.15.1

川島織物セルコンの『いちご泥棒』は、3配色展開となっていますが、どの色柄も魅力的で、お客様も選定色で迷われます。
迷われるポイントは、ベースカラーの色調もそうですが、「植物パターン」部分で使われている「グリーン」の分量により微妙な印象が変わる点などもあります。
色番ごとの寸評は以下のとおり。

① 一般的なアイキャッチとして一番目を引くのが、本作品の象徴色である「ダークブルー(FF4501)」で、その重厚な色柄は特に男性のお客様に人気があるほか、同色のオリジナルクッションなどは単独でご採用いただくこともあります。

② 当社での採用実績が多い「ダークバイオレット(FF4502)」は、和洋の別なく、深みのある濃色系のインテリアと相性が良い生地です。

③ 川島織物セルコンのオリジナル性が感じられる「ダークオレンジ(FF4503)」は、女性に人気のある少し優し目の色柄ですが、上記2色と異なる表現として、植物柄部分で使われているグリーンの分量が多くまた鮮やかなため、自然を採り入れたナチュラルなインテリア表現の場で使われることが多い生地です。

 

「ダークバイオレット(FF4502)」が活きる
カラーコーディネート。

ウィリアム・モリス いちご泥棒 FF4503 カーテン

参考までに、今回のご採用色である「ダークオレンジ(FF4503)」は、自然光があたると僅かに「緑味」の発色を放つアンティーク家具との相性が良い生地色です。

同様に、家具の色に「赤味」を持つ焦げ茶であれば「ダークバイオレット(FF4502)」、「黒味」がかった焦げ茶などの場合は「ダークブルー(FF4501)」などが合う場合もございますが、特に決まりはなく自由な組合せでお選びいただければと思います。

 

2016.6.15.6

今回の事例では、心地良い週末の時間を緑豊かなお庭の植栽と共に過ごす生活スタイルと、モダンな要素も含まれるインテリアとの調和を考えられて、植物柄部分に「グリーン」の配分の多いこちらの生地に決まりました。

休日の昼下がりに、ハンモックで昼寝をされる息子さんと座椅子で読書をされるご家族の寛ぎのひと時を演出する窓辺。
カーテンを閉めた夜も、庭の緑を予感させる『いちご泥棒』の色柄が気に入りましたとのご感想を頂戴いたしました。

 

 

***参考資料***

2016.6.15.8

『いちご泥棒』は、ウィリアム・モリスの描いた1883年の更紗デザインで、原作は深い青が「サファイヤ」の様に煌めいている傑作として知られています。
モリスが「マートン・アビイ」に居を移して、『インディゴ捺染』という、インディゴ染料による染色技法を完成させた賜物とも言える作品であり、苺をついばみに飛来した「ムクドリ」を愛らしく描き出しています。
小鳥と花、苺という、前面に表出るされる図柄の後ろに、青い森が佇んでいるという、ウィリアム・モリス独特のユートピアが感じられる作品となっています。

2016.6.15.9

ウィリアム・モリスのデザインは、19世紀後半からヨーロッパで流行したジャポニスム旋風の影響を受けました。
日本から英国に輸出された、浴衣や手拭いといった、型紙から反物
に文様染を施す
染織技法の中で表現されたパターンからインスパイアされた作品も幾つか垣間見られます。
日本で、ウィリアム・モリスのデザインが自然に受け入れられる理由の1つがここにあります。
 

 

◆当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

◆当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

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「ハニーサクル」と「クリサンティマム」。ウィリアム・モリスのスタイルカーテン。

2016年05月26日

「リビング・ダイニング」と「寝室」の窓辺に、ウィリアム・モリスの2作品を『装飾バランス』と組み合わせて提案施工させていただきました。

ウィリアム・モリス ハニーサックル カーテン

ウィリアム・モリス クリサンティマム カーテン

現地での打合せから、段階的におさめられたスタイルカーテンの納品の様子を居室別にご紹介させていただきます。

 

 『リビング』のスタイル・コーディネート。

2015.6.16.1

「リビング・ダイニング」には、『掃出窓』と、中小3つの『腰高窓』が配置されていました。
カーテンを予定している窓には、「カーテンボックス」が設けられておりましたが、アンティーク家具と英国調のインテリアを引き立てるために、『装飾バランス』でくるむ事を踏まえたご相談をいただきました。

 

2015.6.16.15

「リビング・ダイニング」の主役となる厚手のカーテンには、壁紙との調和も考え、川島織物セルコンの人気ファブリックである、ウィリアム・モリスの『ハニーサクル』生地品番:MM5946(P)をご採用いただきました。

 

川島織物セルコン,ハニーサクル

こちらは、ご入居前の第一次納品の時の様子です。

 

 ウィリアム・モリス ハニーサックル 川島織物セルコン

カーテンボックスのある、「リビング」エリアの2窓は、腰高窓も床までの仕上がりとして、ダイナミックな演出効果を狙いました。
コーディネートのレースには、五洋インテックスの取扱う、フランス「リンダ社」の高品質ボイル(SL111 03)のナチュラル色を添えています。

 

タチカワブラインド,フォレティア25P

「ダイニング」側の2つの小窓には、タチカワブラインドの小窓仕様「木製ブラインド」・『フォレティア25P』のアイボリー色(FT-1012)と「内付用バランス」を組み合わせて、25mmスラット特有の繊細な採光を楽しめる窓に仕立てています。

 

ご入居後に『装飾バランス』を追加

川島織物セルコン,ウィリアム・モリス,ハニーサクル,FF1033 特価

ハニーサクル カーテン 川島織物セルコン FF1033 事例

ご入居後に、追加で納めさせていただいた、『装飾バランス』が加わった完成型のウィンドゥ・トリートメントとインテリアの様子です。
存在感があり装飾性豊かなアンティーク家具との調和を図る「上飾り」の表現で、ファブリックの持っている存在感が高まり、格調高い英国風リビングのインテリアが出来上がりました。

 

ハニーサクル 川島織物セルコン ストレートバランス

装飾バランスのスタイルは、「ハニーサクル」の柄域を自然にお楽しみいただける『ストレートバランス』としつつ、2種類の「装飾フリンジ」をバランスのボトムに組み合わせて作品の持つナチュラルなイメージと質感を高めています。


ウィリアム・モリス ハニーサクル カーテン 川島織物セルコン

メリハリのあるソファ周りの設えも素敵です。
お気に入りのクッションは、英国で直接お買いもとめられたもの。

 

2015.6.16.13

 『ハニーサクル』のファブリックに添えて、四季折々の花を楽しめる魅力的なリビングが出来上がりました。

 

 

『主寝室』のスタイル・コーディネート。

2015.6.16.2

2015.6.16.23

「主寝室」には、カーテンボックス付の『出入窓』と、小ぶりの『腰高窓』が2窓配置されていました。
全体的な壁装には、クラシカル柄の壁紙でまとめられていましたが、ベッド側の1面は花柄のアクセント・ウォール仕立てとなっていました。

 

2015.6.16.16

「主寝室」のメインファブリックには、ウィリアム・モリスの『クリサンティマム』生地品番:MM5937(BE)をご採用いただきました。

 

2015.6.16.3

こちらは、ご入居前の第一次納品の時の様子です。
「リビング・ダイニング」同様に、2つの小窓は、タチカワブラインドのウッドブラインド『フォレティア25P』でコーディネートしています。

 

ご入居後に『装飾バランス』を追加

2015.6.16.4

第一回目の納品時に、『ルイ15世スタイルの変形ストレートバランス』のデザイン提案を行い、最終的なスタルイルの確認をいただきました。

 

川島織物セルコン,ウィリアム・モリス,クリサンティマム,FF1024

2015.6.16.8

2015.6.16.7

ご入居後に、追加で納めさせていただいた、『装飾バランス』が加わった完成型のウィンドゥ・トリートメントの様子です。
アクセントウォール側で使われているブルー系のカラーを組み合わせて、「主寝室」のインテリア・カラーを爽やかにまとめました。

 

この様に、お客様お手持ちのクラシック家具や、選定された内装材に合わせて、ウィリアム・モリスの作品を使ったスタイリングをお楽しみいただければと思います。

 

2013.3.25.15

 

◆当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
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中学生の子供部屋とインテリア。「フロントレース・スタイル」のカーテン。

2016年05月19日

先日の「輸入ファブリック」の組合せによる『子供部屋』のウィンドゥ・コーディネートに続き、本日は国内メーカーブランド品の組合せた窓辺のコーディネート事例をご紹介させていただきます。

 

 「リフォーム」段階での打合せの様子。

1015.10.4.11

こちらは、「中古・戸建住宅」入居前のリフォームが始まり、内装の仕上を始める前に拝見させていただきました「子供部屋」の窓周りです。

壁際に設置された2つの窓は、正面の横長窓側に学習机が配置され、右側の窓はベランダへの出入窓となっています。
こちらのお部屋でもサッシの交換は行わない予定ですが、将来的に「インナーサッシ」を増設する予定もあるとのことなので、窓枠内には製品の設置を行わず、窓を覆うスタイルでのコーディネートをご要望いただきました。

 

『フロントレース・スタイル』のコーディネート。

1015.10.4.13

ベランダ側の窓の前幕となるフロントレースには、「フジエテキスタイル」のカタログ「STORY2」収録のファブリックより、『リュヴァン(FA1646・WH)』をご採用いただきました。

『リュバン』は、やわらかなリボンでできているような花モチーフの繊細なタッチが魅力のバーンナウトプリントです。
透けているグランド部分の特性を活かした『フロントレース・スタイル』の組合せにおいては、後幕生地のカラーや風合いを全体イメージに重ねる事ができる楽しみがあります。

 

1015.10.4.14

今回、『リュバン』の後幕には、37色展開のカラーバリエーションを持つ、サンゲツの「シャンタン(シルク調)」の無地よりラベンダーカラーを合わせる事になりました。

 

 

『フロント・レース』スタイル
による、今回の納品事例。

中学生,子供部屋,インテリア

そしてこちらが、コーディネートされた、ベランダ側窓のウィンドゥトリートメントの様子です。

ベランダへの出入を行う側の窓は「掃出窓」ではありませんでしたが、床まで「カーテン」と「レース」で覆うことにより、ダイナミックで上質な納まりとなりました。

 

中学生 子供部屋 カーテン

透過性のあるフロントレースの魅力はこの様な色柄の組合せで自由に表現できるので根強い人気があります。

1015.10.4.8

ちなみに、夜間の楽しみ方としては、レースを左右に引き分けてタッセルで止め、ラベンダー色のカーテンの飾りとして設えるパターンもございます。

 

 学習机側の「採光窓」には、
『レーザーカット加工』のロールスクリーンを。

1015.10.4.4

学習机側の「採光窓」には、『レーザーカット加工』のロールスクリーンをご採用いただきました。

 

1015.10.4.7.3

採用いただいた製品は、TOSO(トーソー)のロールスクリーンに、オプション加工の『TYPE23』のレーザーカットパターンを組み合わせた特別仕様です。

 

TOSO,ロールスクリーン,レーザーカット,TYPE23

「レーザーカット加工」の施されたロールスクリーンで窓枠を覆う設置方法の場合、レーザーカットパターンのタイプと大きさにもよりますが、『TYPE23』の様にボトム部分に小さ目の柄が描かれているタイプであれば、窓の下に障害物が無い状況に限り、スクリーンを長めに製作することにより、レーザーカット部分を窓枠下に移動しての光漏れを遮らせることもできます。

 

中学生 子供部屋 レイアウト

本日ご紹介をさせていただいた子供部屋の窓辺は、フアブリックの持つデザインと色の組合せを家具とのコーディネートの中で美しくまとめたものです。
シンプルな装いでありながらも上質で優美な窓辺にまとめ上げることができました。

 

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◆ 当社・「子供部屋のインテリア」特集ページ。
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フジエテキスタイルの『C&S(コンビネーションスタイル)』カーテン。

2016年05月05日

本日のブログでは、近年の「スタイルカーテン」提案で各ファブリックメーカーが力を入れている、複数の生地を使った「コンビネーション・スタイル」の納品事例を、フジエテキスタイルの『C&S』縫製を例にご紹介させていただきます。

フジエテキスタイル パサージュアクセント カーテン

フジエテキスタイル,C&S,オーダーカーテン

「オーダーカーテン」の魅力は、単に窓サイズぴったりにカーテンを作るだけではありません。
お気に入りのファブリックの素材や色の組み合わせ(コンビネーション)や様々な形(スタイル)を楽しむという醍醐味もあります。
欧米をはじめとする海外では当たり前の感覚でしたが、この考えが日本国内で広く一般的に浸透するようになったのは、ここ10年程度です。

カーテンのオーダーを、レストランなど料理店で例えるならば、ファブリック(生地)や装飾は「食材」と「味付け」に相当します。
シンプルな味付けでもじゅうぶん美味しい食材に、味覚や視覚を楽しませる「添え物」、「盛り付け」、「テーブルセッティング」などの環境を組み合わせて、お客様のご自宅に商業空間を思わせるインテリア演出や装いを盛り込むことは、自宅での日々の寛ぎを快適なものとさせます。
例えばそこが食事を楽しむリビング・ダイニングであるならば、インテリアを含めて食事を目で味わう雰囲気を設えることにもなるかもしれません。

 


フジエテキスタイル

「C&S」オーダーカーテンの魅力

2016.4.14.16.2

2016.4.14.19

『C&S(Combination style & Value up Cordinate)』

「窓回りのコーディネートにおいては、1つのカーテンの中に複数の生地を切り替えて使ったり、装飾トリムやリボンをつけるなど、オーダーカーテンは様々なパターンでバリューアップ(付加価値)できる可能性を持っています。
フジエテキスタイルというメーカーの場合、『C&S(コンビネーション&スタイル)』という呼称をつけて、お客様に生地やスタイル表現をオートクチュールでお楽しみいただける提案をしています。

2016.4.14.18
メーカー提供の「デジタルカタログ」でもご覧いただける『C&S』スタイルブックでは、単色の生地だけであればごくシンプルな表現となる生地も、個性的なコンビネーションすることによって「大胆な柄物」・「洗練されたデザイン」に負けないスタイル表現ができるという提案がコーディネートブック展開されていています。
 http://saas.startialab.com/acti_books/1045173812/20525/#
『パサージュアクセント』スタイルを採用いた、
カラー&スタイルの組合わせ採用事例。

2016.4.14.13

離れたところからは一見「無地」の様に見える繊細なピンストライプが特徴のフジエテキスタイルの、FA6511『クリエ(全15色)』は、単色使いだけでなく、メーカーが提案している『パサージュアクセント』というスタイルで演出しても味の出る生地です。

 

2016.4.14.17

『パサージュアクセント』スタイルは、調和のとれたシンプルな美しさをモダン・インテリアで演出するスタイルです。
同じ生地の色違いで上下を切り替え、あいだにアクセントラインを配したカーテンです。
パサージュアクセント カーテン
当社には実物の縫製展示品もありますので、お打ち合わせの際は実際に現地にお持ちしながらスタイルを決める参考としていただくことができます。
展示サンプルの場合、上下のシルバーとネイビーのテキスタイルは、無地に見えるような繊細なストライプデザインで、やさしい光りを放つ表情が魅力です。

アクセントラインにはタフタのダークブラウンを合わせ、スタイリッシュな印象です。

こちらは、展示品のイメージそのままでご採用いただいた当社の納品事例です。
リノベーション・リフォームをしたマンションのLDでご採用いただきましたが、スタイリッシュ・モダンスタイルのインテリアに見事にマッチするコーディネートになりました。

 

上・中段色を変えた今回の納品事例

パサージュアクセント,オーダーカーテン

フジエテキスタイル,FA6811 クリエ

そして、今回の事例では、幅5m☓高2.45mと面積のある、リビング・ダイニング(マンション)の掃出窓で、『パサージュアクセント』をコーディネートさせていただきました。
ご来店の際にご覧いただいた展示と、下段色のネイビーを気に入っていただいたことから始まったスタイリングですが、実際の納品では、上段と中段のカラーリングにお客様の個性を引き出すアレンジを行っています。

 

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縫製品の上段生地色はシルバーから「水色」径のピンストライプに変更。

中段生地の「タフタ」も、オリジナルの焦げ茶にややゴールド系の玉虫色を足したブラウン色へとカラーアレンジを行い、多少、クールさを和らげるナチュラル系の味付けとしています。

 

2016.4.14.8

「タッセル」のカラーは、標準仕様は上段生地色ですが、今回はメーカーに指示して「下段」生地色で作りました。
このあたりの指定は、カタログのマニュアル通りとせず、随時好みによって決めれば良いと思います。

コーディネートのレースには、縦方向に軽い曲線の流れがある草花柄の「刺繍レース」をご採用いただきました。

 


フジエテキスタイル,FA6811

カーテンを閉じた状態での使用は、日常生活の中では、主に夜間がメインとなりますが、写真の様に、日中において強い陽射しを和らげながら楽しむこともできます。

こちらの窓では太陽光がブレンドされると、水色の生地にややブルーグリーン系の味わいが出ました。
真夏の暑さや、日中の眩しさを程よく軽減したいときにも、暗くなり過ぎず雰囲気の良い窓辺を楽しめます。

以上、本日は、「無地(調)」の生地を組み合わせながら、単調とならず窓全体のデザイン性を引き上げることができる「コンビネーションスタイル」のウィンドゥトリートメント事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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ウィリアム・モリスの『いちご泥棒』で、LDの窓をイメージチェンジ。(横浜市泉区)

2016年03月29日

川島織物セルコン,いちご泥棒,FF4502

本日ご紹介をいたします事例は、やはりこの時期が旬となる「苺」を題材にした作品、ウィリアム・モリスの『いちご泥棒』納品事例です。

 

FF4502

私も苺は大好きで、この時期は毎朝食べていますが、苺が好きなお客様に季節にかかわらず愛すべき作品の様です。

 

ご来店時のお打合せと現地採寸。

2016.3.18.4

当社では、マナトレーディングが取扱う、英国・サンダーソン社の「プリント」生地の『イチゴドロボウ』と、川島織物セルコンがサンダーソンのライセンスを得て「織物」として販売している『いちご泥棒』の2種類を縫製品でご用意しています。

 

川島織物セルコン,いちご泥棒,サンプル

店頭での商談だけでなく、出張採寸時などには、コーディネート用のレースやレール、アクセサリーなどと一緒に実際のお住まいでご覧いただくサービスも行っており、色柄の比較とインテリアとの相性を比べ安いと好評です。
レースは日中の自然光を入れながら見ると良いですが、カーテンは、夜間に見る方がイメージしやすい場合もあります。

 

イチゴドロボウ,サンプル

今回ご採用いただいた生地は、川島織物セルコンの織物版『イチゴドロボウ』(全3配色)より、赤みを含むインテリアとの相性の良い、FF4502(DV・ダークバイオレット)です。
生地の背景色は、一見すると「ダークブラウン(DB)」の様に感じられますが、少し紫の成分が含まれているため、メーカーの色調表記では(DV)となっています。

 

「ヘレケ」のシルク絨毯にコーディネート。

ヘレケ,シルク絨毯

比較対象となる、コットンプリント生地の背景色は「焦げ茶(DV)」ですので、織物との微妙な色調の違いがありましたが、今回はお手持ちの額装『ヘレケ手織りシルク絨毯』と相性の良い、「織物」バージョンをご採用いただきました。

ヘレケ絨毯,カーテン,コーディネート

世界最高峰の絨毯の1つである 手織り ヘレケ シルク絨毯は、 壁掛け サイズであっても非常に高級なものですので、その緻密な織物に寄り添うカーテンのコーディネートが決まるとインテリアの全体像がぐっと引き立ってきました。

 

 「キッチン」のリフォームを契機に
窓辺の模様替え。

ロイヤルコペンハーゲン,絵皿,カーテン,コーディネート

今回のカーテン・レースの掛け替えとなった契機は、築15年になるご自宅のキッチンのリフォームでした。
キッチンとLDをセパレートしていた、壁を取り払う居室のオープン化により、広々とした生活動線が出来上がりましたが、これによりキッチンから見る「R形状」の窓辺もより見応えのある存在になりました。

 

ウィリアム・モリス,いちご泥棒,LD

窓辺のリニューアル前は、テラコッタ・タイルのフロアに無地(アイボリー)のカーテンを掛けていたので、大胆な窓辺のリニューアルではありましたが、調度品やインテリアディスプレイのセンスがそれを違和感なく受け入れる状態ででしたので、結果としてお客様のご希望に叶う模様替えとなりました。

 

豪華で落ち着きのあるLDの設え。

リビング,いちご泥棒,カーテン

LD,川島織物セルコン,いちご泥棒

リニューアル後のLDのインテリア。
もともと、ソファにはプリント版の『イチゴドロボウ』のクッションを色違いで3個愛用されていたので、カーテンが加わりコーディネートの統一感が高まりました。
コーディネートのレースには、ややアイボリーがかったフランス製の「ボイル」をシンプルにあわせています。

 

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『ヘレケ』の手織り絨毯を挟んで、『いちご泥棒』の織物カーテンが美しく豪華におさまりました。

 

2016.3.18.5

いちご泥棒・英題『Strawberry Thief』は、ウィリアム・モリスの描いた1883年のデザインとして、日本国内でも広く知られるようになってきました。
作画当時、モリスは、「ケルムスコット・マナー」での生活で苺を栽培していましたが、収穫期に次々と食いしん坊の鳥たちに食べられていました。
作品では、複数の鳥の中から、愛らしい「ツグミ」をデザインし、 小鳥、苺、花、といったメインの図柄の背景に、森の佇まいを組み合わせて、モリス独特のユートピアを作品に描いています。

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』 を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

 

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