Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: 「ウィリアム・モリス」

川島織物セルコンの『ケルムスコットツリー』、『いちご泥棒』。ウィリアム・モリスの新作展示品が入荷しました。

2017年10月02日

本日(10/2)より発売開始された、川島織物セルコンの最上級インテリアファブリック・カタログ『filo(フィーロ)』

川島織物セルコン ウィリアム・モリス カーテン

ミツワインテリアでは『filo』収録のファブリックを多数ご用意していますが、とりわけ全柄を縫製サンプルでご用意している「モリスデザインスタジオ」の新柄を本日より店頭販売を始めましたので作品のご紹介と併せてご案内をさせていただきます。

「モリスデザインスタジオ」の収録作は、今回の新作を含めて、30柄(57アイテム)に増えました。

 

「モリスデザインスタジオ」・注目の新作
『ケルムスコットツリー』

 

川島織物セルコン ケルムスコットツリー

川島織物セルコンの新作発表会(写真上)で会場の注目を集めていた目玉に、サンダーソン社のプリントや刺繍生地で人気の高い『ケルムスコットツリー』を織物で表現した新作がありました。

「モリスデザインスタジオ」収録作は、川島織物セルコンが、英国・サンダーソン社の厳格なライセンス審査を経て、これまでのカタログ改訂ごとに、コツコツと発表を続けている選りすぐりのファブリック揃いです。

 
ミツワインテリアでは、「モリスデザインスタジオ」の縫製展示品を全柄用意しているため、今回の新作も大いに期待していました。

  
 
川島織物セルコン ケルムスコットツリー FF1001 カーテン
 
川島織物セルコン ケルムスコットツリー 特価
 
『ケルムスコットツリー』の新作は、品番: FF1001(BE)の1色展開。
 
 
 
店内で、英国版のプリント縫製品(写真上)と並べて比較しましたが、非常に完成度の高い織物として仕上がっています。

 

 
ウィリアム・モリス ケルムスコットツリー クッション
 
ちなみにこちらは、川島織物セルコンの新作発表会で撮影した60cm角の大型クッション。

川島織物セルコンの『ケルムスコットツリー』は、生地巾:140cm、縦のリピート:69.3cm、横リピート:140cmからなりますが、クッションの製作ではツリー部分を1つ入れることができるとのことでした。
 
 
 ケルムスコットツリー ローマンシェード
 
当社納品事例のサンダーソン版『ケルムスコットツリー』の様に、幅60cmの縦長窓では、柄を1つ入れた「ローマンシェード」としてお勧めできそうです。
 
 
 
 

『いちご泥棒』 の新色

川島織物セルコン いちご泥棒 カーテン 特価
 
続いて、『いちご泥棒』の当社展示品。
従来の展開色(3色)に加えて、240cm丈の新色縫製展示品をディスプレイした様子です。
 
 
川島織物セルコン いちご泥棒 FF1011 カーテン
 
新たに加わったのは、写真右上のブルーグリーン: FF1011(BG)で、代表色であるディープブルー(写真左上)との比較検討でご採用いただきたい新色です。
 
 
 
 
  
 
新色 FF1011(BG)の織物は、当社納品事例(写真上)の様に、サンダーソン社のプリント版・『イチゴドロボウ(314)』を意識して追加されたものですが、プリント生地よりは若干ブルーを強めにした風合いとなっています。

 
 
 

 『ピンクアンドローズ』は、
厚手とレースのコーディネートで展開。

 川島織物セルコン ピンクアンドローズ FF1002 ウィリアム・モリス

 
ウィリアム・モリス、1890年の作品として知られる 『ピンクアンドローズ(Pink and Rose)』は、2配色の織物と、のヨコ使い刺繍レースの組合せでで新登場。
上の写真は川島織物セルコン・新作発表会でのものです。
 
 
 川島織物セルコン ピンクアンドローズ カーテン
 
こちらは、本日より展示を始めた、丈240cmの縫製展示品。
 
 
 川島織物セルコン ピンクアンドローズ FF1003
 
咲き誇るカーネーションとバラの絡み合う茎を描いたデザインの原型は「壁紙」のものでしたが、ファブリック用として更により大きなスケールに描き直されて再現されています。
 
 
ウィリアム・モリス ピンクアンドローズ カーテン
 
織物版は、サンダーソンのプリント生地(写真上)として人気の、イエローとローズ色を手本にした2配色展開で、FF1002(Y)、FF1003(RO) の新品番でリリースされていますが、なかなか精巧に織り上げられています。
 
 
 

名作・ 『エイコーン』が織物版で復刻。

川島織物セルコン エイコーン カーテン ウィリアム・モリス

「どんぐり」の愛称で日本でもファンの多い、ウィリアム・モリス、1879年の作品『Acorn(エイコーン)』が、織物で新登場。

どんぐりや野の花など、田園風景の植物を独特の左右対称表現で描いた『エイコーン』は、長年、サンダーソン社のスタンダードコレクションに収録されていた人気作で、当社にもプリント版の縫製サンプルがあったのですが、諸事情により一時期、生産が止まっていた作品です。

 

参考までに、絶版直前に納めた「コットンプリント」の『エイコーン』の納品事例がこちら。

エンジは特に人気のあった生地のため、廃番が非常に惜しまれた生地でした。

 

 
『Acorn(エイコーン)』 はその後、サンダーソン社2016年の新作カタログ: 「ピュア モリス」シリーズにて、グレーとベージュの「麻プリント」「壁紙」の組合せで復刻しました。
 
 

川島織物セルコン エイコーン 展示

今回の新作織物では、オリジナルの「ブルー」に加えて、グリーン、ベージュ、ライトブラウンの4色展開で登場しました。
新品番では、FF1004(BE) , FF1005(LBR) , FF1006(G) , FF1007(B) の4配色となります。

『エイコーン』はモノトーンがオリジナルですので、今回の新作でも単色表現ですが、柄部分にふっくら柔らかいモール糸を使って、程よい立体感とボリュームが感じられる仕上がりとなっています。

 

ウィリアム・モリス カーテン ショールーム 東京 神奈川

以上、本日(10月2日)より発売開始された、川島織物セルコンの『モリスデザインスタジオ』の新作をミツワインテリアの縫製展示品と合せていち早くご案内させていただきました。

 

2015.3.27.4

当社展示の縫製サンプルは、「内覧会」など、お打ち合わせ時にお持ちすることができますので、お気軽にご相談くださいませ。

 

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

 

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川島織物セルコンの「filo標準縫製」。特徴とこだわりについて。

2017年09月08日

本日のブログでは、川島織物セルコンの最上級ブランド(カタログ)・『filo(フィーロ)』における推奨縫製として位置付けられている、「filo標準縫製」について、実際の納品事例を通して、その特徴とこだわりを解説いたします。

 

 

川島織物セルコン
「filo標準縫製」 とは?

川島織物セルコンでは、『filo(フィーロ)』『FELTA(フェルタ)』『i’m(アイム)』 と3冊のカタログを展開していますが、『filo(フィーロ)』はその中で最上級のカタログにあたるため、生地のグレードと特製を考慮した特別仕様の縫製を標準仕様で用意しており、これが「filo標準縫製」と呼ばれています。

 

 
特徴①: 「ファインウェーブ」
織物カーテンには必須の形態安定加工。

 

当社でも、形態安定加工未加工の縫製品と、加工処理されたものを見比べていただくことがありますが、カタログ「filo」に収録されている生地の多くは、高密度でボリュームのある織物が多いため、「ファインウェーブ」と呼ばれる強固な形態安定加工を加えたウエーブとの組み合わせが推奨されます。

 


川島織物セルコン ファインウェーブ カーテン

高密度の織物生地は、基本的に糸の横張りが強いため、裾が広がり易い特徴があるため、付加価値として美しいウエーブが維持できる形態安定加工を加えて、生地が持つ織りと素材の魅力を良さを引き出すこになります。

川島織物セルコンの「ファインウエーブ」は、2倍ヒダ(3ツ山)以上の縫製品に適用できますが、「filo標準縫製」では、約2.3倍ヒダ仕様のファインウエーブが施されています。

 

 

特徴②: 「手縫い」の魅力を追及。

filo標準縫製 評判

「filo標準縫製」では、仕立ての難しいカーテンの端部などでは熟練した職人による手縫いの工程が加わり、より美しい仕立てを目指しています。

 

川島織物セルコン いちご泥棒 タッセル

本体以外でも、filo標準縫製に付属の「共布タッセル」は、タッセルリングまで共布で仕上げられていて、中にコード芯まで入った丁寧な作りになっています。

 

 

特徴③:  生地の「巾継ぎ」にもこだわり。

いちご泥棒 ファインウェーブ

約2.3倍ヒダに相当する生地を使用して加工を行う「filo標準縫製」では、たっぷりとしたヒダの奥行きとの組み合わせで、生地の「巾継ぎ」位置が統一される工夫が取られています。

この場合の「約」とは、「filo標準縫製」における目安となる数値で、異なる生地巾ごとに絶妙な調整を加えた美しい巾継ぎの割付と縫製が行われます。

ここちらの事例では、生地を「3巾」使用して、両開きの端に半巾の柄をつなぎ合せて仕上げていますが、生地を複数枚つなぎ合せて縫製品の横幅を決める際に、完成品のカーテンを閉じた時に、生地の繋ぎ合わせ位置が視覚的に目立たず最も美しく納まる位置に統一されます。

 

filo標準縫製 巾継ぎ 位置

filo標準縫製で規定されている「巾継ぎ」位置とは、写真の黄色矢印(↑)でもお判りの様に、ヒダの外側(畳む方向)の根元となり、ここを丁寧に縫い合わせることにより、ヒダのボリュームとあいまって巾継ぎが目立ちにくくなるのです。

 

参考までにこちらは、「2倍ヒダ(3ツ山)」縫製で複数の巾継ぎを入れた事例。

自動ヒダつまみ機を使用して、2倍ヒダをとる縫製の場合、「様々な生地巾」を持つ製品を同一のヒダ間隔で扱うため、巾継ぎの位置はまちまちになります。
また、横幅の広い窓のカーテンを作る場合なども巾継ぎの数が増えるため、やはり巾継ぎの位置は一定しません。

片側に3箇所以上の巾を継ぐ様な場合、山の頂上付近に継ぎが来る場合もあるため、「filo標準縫製」が推奨されるのですが、使用する生地量を減らした「2倍ヒダ(3ツ山)」縫製とすることにより、「filo標準縫製」より予算を抑えられるメリットもあるため、打合せにあたっては、お客様の希望される縫製仕様でのご希望をうかがっております。

 

1窓1窓にベストを尽くして、お客様に長く愛用していただくための縫製仕様として用意しているのが「filo標準縫製」の特徴であり、最高品質の織物には最高品質の縫製で応えたいと願う川島織物セルコンの気構えがお客様にも評価されています。

 

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ウィリアム・モリスの『ジャスミン』。緑豊かなカーテンとこだわりの遮熱レースのコーディネート。

2017年09月07日

本日は、「ウィリアム・モリス」・1872年の作品として知られている『ジャスミン(Jasmine)』の鮮やかなグリーンのカーテンに組み合わせた、高機能・「遮熱レース」や高断熱・「ハニカムスクリーン」のコーディネート事例ををご紹介いたします。

ウィリアム・モリス ジャスミン カーテン 川島織物セルコン


川島織物セルコン ジャスミン FF1039  カーテン

 


ウィリアム・モリス(1872年作)
『ジャスミン』のカーテン。

ジャスミン カーテン 川島織物セルコン 特価

ご採用いただいた、川島織物セルコンの『ジャスミン』より、FF1039(G)のグリーン色。

川島織物セルコン ジャスミン FF1039  ブログ

『ジャスミン』のデザインは、枝から様々な小枝が生成して、「C字」や「S字」形状の曲線を描きながら伸びてゆくパターンが特徴で、影の様に木々が繁茂する森を思わせる作風は、小窓から、大開口窓まで幅広くお使いいただけます。

 

 

今回、『ジャスミン』に合せたコーディネートレースは、生地に独特の「シワ加工」と「チンツ(光沢)加工」の組合せにより、「清水の流れ」をイメージした表情を持つ、フジエテキスタイルの『ミズユキ』・PF1705

『ミズユキ』は、素材の持つ意匠性の高さだけでなく、高い遮熱性能と程良いプライバシー性(ミラー効果)を持つ高機能レースとして定評があります。

 

フジエテキスタイル 遮熱レース ミズユキ PF1705

『ミズユキ』では、帝人ファイバーのハイテク遮熱繊維・『涼しや』を85%使用しており、これは現時点で製造されている国産遮熱レースでは最高の使用比率となります。

一般的には、製造コストの問題もあり、『涼しや』を30%程度混紡して、遮熱レースとして販売しているメーカーが多いのですが、『ミズユキ』は、高層マンションの大開口窓でのレース1枚掛けを想定して作られているため、値段はそれなりにしますが、高い遮熱性と意匠性が実際のマーケットで指示されているヒット商品となっています。

店内見学で気に入っていただき、実際に現地で合せてご採用いただきました。

 

フジエテキスタイル ミズユキ PF1705 レース

『ミズユキ』の個性的な風合いは、水の流れもそうですが、「樹皮」の風合いも持ち合わせていて、今回は『ジャスミン』の質感に寄り添いました。

『ジャスミン』のしっかりした厚地は、冬場の保温性を約束し、『ミズユキ』の持つ遮熱性は、夏場の熱射を緩和します。

 

ルーセントホーム シェルシェード スプリンググリーン

小窓には「スプリンググリーン」の柔らかい採光が得られる『ハニカムスクリーン』をアクセントにコーディネートして、高い断熱性と爽やかな森をイメージするLDの窓辺を演出しました。

 

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『ブラックトーン(Blackthorn)』のカーテンで、リフォーム後の窓辺を演出。

2017年09月01日

『ブラックトーン(Blackthorn)』 カーテン 事例

和室から洋室にリフォームしたお部屋のメインとなる窓辺に、ウィリアム・モリスの弟子、 ジョン・ヘンリー・ダール(John Henry Dearle)が描いた1892年の作品: 『ブラックトーン(Blackthorn)』 のカーテンをご採用いただきました。

 

 

 『ブラックトーン(Blackthorn)』
英国・サンダーソン社のプリント ファブリック。

『ブラックトーン』の原版は、23個の版を用いた手作業による「ハンドプリント」でしたが、1970年に英国・サンダーソン社が機械プリントでこれを復刻させ、その後さらに「ブロックプリント」の微妙な効果を再現し再リリースさせました。

コットン(綿100%)ベースの生地に、師であるモリスも好んだ英国の花、『ブラックトーン(リンボク類)』の花やスミレが、彩り豊かにプリントされています。

 

 

「洋室」にリフォームされた「和室」の窓。
展示サンプルを現地にお持ちして。

リフォーム前は「和室」であったこちらの一間半窓には、もともと「障子」がはめこまれていたとのこと。 

西日が入る窓のため、「インナーサッシ(2重窓)工事」を加えた洋室の窓として再生。
カーテンの魅力を活かすために、裾を床まで伸ばす仕様でつくり、窓が一回り大きく見える印象を狙いました。

 

 

 『ブラックトーン』のカーテン
お好みの縫製スタイルで。

『ブラックトーン(Blackthorn)』 カーテン 展示品

コンプトン カーテン 展示品

お客様から事前にメールでのご相談をいただいた際に、 ジョン・ヘンリー・ダール(John Henry Dearle)作の『ブラックトーン(Blackthorn)』か、ウィリアム・モリス作の『コンプトン(Compton)』のどちらかを採用したいとのご要望がありましたので、現地に、展示サンプルをお持ちして、最終的に第一候補であった『ブラックトーン(Blackthorn)』をご採用いただくことになりました。

深みのあるモスグリーンと、赤や白の小花の優しい色調との対比で、広い窓辺を花畑の様に演出します。

カーテンの縫製スタイルは、フラットカーテンよりも開閉が美しく決まる「ワンプリーツ(1ツ山)」スタイルとして、作品の存在感を引き立たせつつ、西日対策として、耐光堅牢度と断熱効果の高い「ポリエステル裏地」を合わせました。
基本的に洗濯機などの水洗いを避ける天然素材の生地の場合、ドライクリーニングでメンテナンスを行うため、生地を陽射しによる退色と劣化から保護するポリエステル裏地を使うことは有効なのです。

 

コーディネートのレースでご採用いただいたのは、五洋インテックスのSL097 01 。

天然の麻を思わせる、生成り色と素材感が人気のトルコ製・レースです。

 

カーテンレールは、幅広窓で人気のある、トーソーの『レガートスクエア』より、室内ドア、本棚、机に合せたウォールナット色を組み合わせています。

 

 

「洋室」リフォームの完成。

『ブラックトーン(Blackthorn)』 カーテン マナテックス

「障子」窓から、リニューアルされた窓辺。

カーテンレールと同じウォールナット色で組み合わせた、出窓のブラインドとの相性も良好です。

 

 

レースも含めて、床まで生地で覆うことによって、昼夜を通じてよりダイナミックな印象の窓辺になりました。

「ワンプリーツ(1ツ山)」縫製に、空気層が加わる「裏地」を組み合わせることにより、遮熱はもちろん、冬場の冷気を抑える断熱性の高い窓辺になりました。
また、もう一つの裏地の特徴として、生地にボリューム感を持たせて豪華に魅せる演出効果があります。

今回のご提案過程は、「フラット(ヒダ無し)」、「ワンプリーツ(1ツ山)・裏地付」、「1.5倍ヒダ(2ツ山)」、「3ツ山(2倍ヒダ)」の縫製品を比較しながら、最終的にこちらの仕様をご指定いただきました。

 

『ブラックトーン(Blackthorn)』 カーテン ブログ

窓を閉めて室内照明を落としながら部屋を暗くしてゆきます。

 

『ブラックトーン(Blackthorn)』 カーテン 寝室

最大現に、灯りを落とすと、程よい遮光性を得ながら、『ブラックトーン(Blackthorn)』の幻想的な世界が、より深みのある色調で美しく浮かび上がりました。

「和室」からリニューアルされた「洋室」の完成です。

 

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ピュアモリスの『いちご泥棒』で作った遮光カーテン。

2017年07月11日

本日は、ウィリアム・モリス・1883年の作品として知られる、『いちご泥棒(Strawberry Thief)』 をご採用いただいた、「寝室」での納品事例のご紹介です。

  
 
プリント(セミシアー)
『Pure Strawberry Thief』 を使って。
 
 
 
 
こちらは2016年夏に発表された、英国・サンダーソン社 「PURE MORRIS(ピュアモリス)」コレクションより、オリジナルの洗練された精細さを保ちながら、コンテンポラリーでナチュラルなモノクロ・バーションとして生まれ変わった『Pure Strawberry Thief』、のリネン(麻)を、特殊スタイルの「フラットカーテン」で納めたもの。
 
 
 

通常、開口:W2500 ☓ H330のいわゆる「横長スリット窓」でおすすめする製品にて、昇降型の「ブラインド」、「ロールスクリーン」、「プリーツスクリーン」、「ローマンシェード」などがありますが、寝室の窓辺に個性を求めるお客様のご希望は、昼夜で移動して使うヒダ無しの「フラットカーテン」でした。

そこで、夜間は「フラットカーテン(遮光裏地付)」として窓辺を飾り、日中は、窓下のアクセントファブリックとしての演出効果が得られるご提案を考えることになりました。

 

 採用生地は、麻(100%)素材の魅力を引き立てるグレイ・ベージュの色調が印象的な『Pure Strawberry Thief』色番:22606(flax)
さらりとした麻地にホワイト・ペーストでプリントしたセミシアー生地に、完全遮光裏地(「ノッテ1」)を付けた「フラットスタイル」で納めました。
 
※参考までに、色違い(ライトグレイ):22606を1枚掛けの「ローマンシェード」で納めさせていただいた事例もございます。
https://mitsuwa-i.com/blog/2017/03/07
 
 
 

Pure Strawberry Thief レース

ピュアモリス いちご泥棒 レース 226061

こちらは、店内で実施した「セミシアー」:色番:22606(flax)の透過性確認と、完全遮光裏地を組み合わせたイメージテスト。

 

レースと厚手の中間的な風合いを持つこちらの生地は、1枚掛けとして使われることが多いファブリックですが、遮光性を求める寝室で使うため、今回は完全遮光(1級)の裏地をご採用いただきました。

 

 

そして、こちらが納品後の様子。

 

 

フラットカーテンには、「ポール通し(ロッドポケット)」「タブヘッド」を折衷したスタイルをご提案。

 

また、手軽に上下に移動ができるカーテンレールとして、トーソー『グレイス16』を採用。

『グレイス16』の特徴といえる16mm径の細いポールと、コンパクト設計の「天井付用ブラケット」を正面付用に流用することによって、特殊なカーテンスタイルの意匠性をサポートしつつ、安定性(保持力)の高い組合せを得ることができました。

 

天然素材である麻と、ポリエステル&ウレタン素材からなる完全遮光裏地の組合せのため、前幕の収縮で生地が引きつらないように、脇は縫い留めず中間にベルクロを入れて軽く固定する仕立てにしています。

裾も表裏を縫い止めずにフリーな状態として、前幕を2cmほど長めに仕立てています。

 

 

Pure Strawberry Thief カーテン 事例

後幕で採用した完全遮光裏地が、快適な睡眠をサポートし、、、。

 

日中は、窓下から床までを「壁紙」での演出に似た雰囲気で魅せる窓辺のコーディネートとなりました。

 

 

  

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『いちご泥棒』のカーテンで演出する魅惑のコンサバトリーとリビング・ダイニング。

2017年05月02日

コッツワールド カーテン

本格的な英国式のダイニングの先につながる、ティールーム仕立ての「コンサバトリー」

 

ボウウインドウ いちご泥棒

ダイニング ボウウインドウ いちご泥棒

眺望美しい4連・ボウウィンドウの下には、3配色のパターンで貼り上げられた「ヴィクトリアン・フロア・タイル」。

ダイニングのチェアのシェアで、4人でテーブルを囲むことも出来る素敵な空間の窓辺に、ウィリアム・モリスの『イチゴドロボウ』のプリント・カーテンより314番色をコーディネートさせていただきました。

 

 

『いちご泥棒』のカーテン。
英国・サンダーソン社のファブリックで。

今回、お客様がお選びになった、ウィリアム・モリスの『いちご泥棒(Strawberry Thief)』は、英国・サンダーソン社(MORRIS&Co.)取扱いのインテリア・ファブリック用・コットンプリント(綿・100%)のもの。

日本では、マナトレーディング取扱いのカタログ「MANATEX 」に全5色が国内在庫で用意されていますが、人気生地のため、欠品が生じると1~2ヶ月の入荷待ちになることもある、在庫照会が必要な生地です。

 

マナテックス いちご泥棒 314 『イチゴドロボウ』

採用色の314番は、モリスが住んだ、ケルムスコット・マナーにある古い壁掛けをイメージした色褪せたブルーをイメージしたもの。

オリジナル色として知られる「インディゴ」とは違った、優しい色調が安らぎを与えてくれます。

 

 

豊かな自然と格調高い空間に調和。

 

それでは、廊下からの生活動線の中で、コンサバトリーまで続く素敵なインテリアを見学させていただきましょう。

 

英国 ダイニングルーム ウィリアム・モリス

ドアハンドルクローザーのある廊下側のドアを開けると、室内側は手押しタイプの「本棚ドア」が迎えてくれます。

その立体感にな仕掛けにまず驚かされますが、その先のダイニングルームからコンザバトリーにかけて広がる洗練されたインテリアが視界に入り更に心躍ります。

 

美しい内装と、アンティーク家具、照明でセッティングされた美しいダイニングルーム。

 

本物の「暖炉」に、、、。

 

上品な「アンティークガラスキャビネット」とティーセットのディスプレイ。

オーブンが4台ある隣室の明るく広々としたキッチンは奥様が主催する「お菓子教室」の舞台にもなります。

生徒さんは県外からもいらっしゃり、納品日の前日は焼きたてのマカロンでティータイムを楽しんだとのこと。

素敵な「趣味と実益の間」でもあるのです。

 

 

ダイニングルームから楽しむ
「コンサバトリー」の美しい意匠性。

 

コンサバトリー カーテン 事例

コンサバトリー ウィリアム・モリス

ダイニングルームから楽しむ、広がりのあるコンサバトリーと『いちご泥棒』仕立ての窓辺。

 

イチゴドロボウ ダイニング 事例

マナトレーディング イチゴドロボウ 314

ウィリアム・モリス いちご泥棒 314

ボウウインドウの方位に合わせて採光の調節も自由自在。

開けても閉じても美しい窓辺です。

 

 

「コンサバトリー」の美しい窓辺と
『いちご泥棒』のデザイン美。

英国 カーテン 人気

小空間ながら、意匠にこだわり抜いた、明るく癒しをもたらす「コンサバトリー」で、美味しい紅茶をいただきました。

 

ボウウインドウ とは

ティールーム 英国 カーテン

イチゴドロボウ 共布タッセル

「共布タッセル」も『いちご泥棒』のデザイン抽出で可愛くまとめました。

鎌倉の自然に包まれて、ゆっくりとした時が流れる極上の空間の完成です。

 

ウィリアム・モリス イチゴドロボウ 314

いちご泥棒 カーテン 特価

『いちご泥棒』のカーテンには、「裏地」も付け納品していますので、夜だけでなく日中も程よく優しいデザインが楽しめます。

裏地の併用の意義は、コットンプリントの褪色防止や生地の劣化予防」といった「保護効果」のほかに、冬場の「保温性」、夏場の「遮熱性」といった「断熱対策」としても非常に有効なのです。

 

納品が終わり、お客様からも大変ご満足いただきました。

以上、本日は、ウィリアム・モリスの描いた1883年のデザインとして知られている、『いちご泥棒』より、コットンプリント・314番色の納品事例をご紹介させていただきました。

 


 

   イチゴドロボウ 314 ウィリアム・モリス いちご泥棒

当社では、『いちご泥棒』をはじめ、ウィリアム・モリスのカーテン、レースを実物縫製品で多数ご用意しております。

ご来店時はもちろん、現地でのお打合せ用サンプルとしてもご活用いただけますので、詳細はお問い合わせくださいませ。

 

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『ウイローボウボイル』で魅せる窓辺のトータルコーディネート。

2017年04月18日

注文住宅・LDの吹抜け全体にレイアウトされた様々な形状の窓。

 ウイロウボウ ボイル ウィリアム・モリス

シンプルでありながら、質感の良い内装、クラシカルな家具に合わせたコーディネートをご提案させていただきました。

 

 

「マルチウインドウ」のコーディネート。

来店当初、お客様より頂戴した、LD窓全体のレイアウトイメージ。

高さ3.5mを超える3種類の「高所窓」や腰掛けて出入する引き戸とユニットで設計された「地窓」など、注文住宅ならではの「マルチウインドウ」。
様々な目的を持つ開口レイアウトにあわせて、適材適所の窓周り品をコーディネートしたいとのご要望をいただきました。

 

 

「大型FIX窓」はセンターレース・スタイルで。

フロントレース 大型窓

高さ3.5mの「大型FIX窓」には、ウィリアム・モリス・1887年の作品として知られる『ウイローボウ(Willow Boughs)』のボイルレースを、「フロントレース・スタイル」で納めました。

 

『ウイローボウ(しだれ柳)』のデザインは、モリスがとりわけ気に入っていたモチーフで、家の近くを流れる「テムズ川」の川べりに茂る柳の木々からインスピレーションを受けて描かれたといわれています。

また、『ウイローボウ』といえば、コットン・プリントや織物の厚手が有名ですが、コーディネート用のボイルも、レース単独で使われることも多い魅力的なファブリックです。

 

フロントレース ウィリアム・モリス

生地の作風からは緑豊かな川べりの風のそよぎが感じられますが、ボイルレースの場合、陽射しを透して緑豊かな森の「木漏れ日」感を楽しむことができますし、外構と植栽が出来上がれば、縦長窓の特徴と両開き用のマグネットの機能を応用して「センタークロス風」の演出スタイルで窓辺に多彩な表情を持たせることもできます。

 

カーテンを束ねるタッセルは、華美な房を付けずに、単色「ロープタッセル」を2本ずつ使ったシンプルな組合せでまとめ、後幕のカーテンには、西日対策も考慮して、軽い遮光性(遮光3級)が得られる無地より、「シルク」調の質感を持つ厚手を合わせました。

 

カーテンボックスの前方には、「大型プロジェクター用スクリーン」が収納できる設計になっています。

 

 

高所窓は、「ウッドブラインド」で調光。

ニチベイ クレール K822 エイジンググレイ

左右の形状が異なる高所窓に組み合わせた、ニチベイの「ウッドブラインド」

縦長窓は1階側から操作できますが、右の高所窓は2階の書斎窓を開けて操作できる納めとなっています。

 

共通のスラットカラーは、クラシカルな空間演出を楽しめる、K822(エイジンググレイ)
目線の離れた高所窓で採用すると、フェイクとは思えないリアルな味が得られます。

 

打ち合わせ当初の希望製品は、リフトコードを通す穴のない高遮光用ウッドブラインド『クレールグランツ50』でしたが、縦長窓の内寸が「クレールグランツ」の製作対応サイズに満たないため、こちらは遮光性を高める「ラダーテープ仕様」で納めています。

 

 

地窓のローマンシェードは夜の主役。

地窓 ローマンシェード

日中は、後幕のレースを使用することが多い地窓の「ローマンシェード」

 

地窓の前幕を飾る、ローマンシェードの『ラーモ(別称:ブァイン)』は、ウィリアム・モリス、1874年の作品。
「 葡萄の葉」と「柳の葉」を組み合わせた「パターン・オン・パターン」の柄構成や、渦巻く葡萄の蔓:トレーサリ(モリス特有の渦巻く流れのある更紗)がモリスらしさを表現しています。

こちらは、立体的な川島織物セルコンの織物生地を採用しましたが、パターンの中に「柳の葉」が含まれているのがコーディネートのポイントです。

夜間、プロジェクター用スクリーンを降ろしてTVを見る時に、生地の深みが際立ってとても美しいのだそうです。

 

高所窓 ウッドブラインド

以上、本日は、大迫力の「フロントレース・スタイル」の魅力と、一日を通して様々な窓演出にローテーションされる「マルチウインドウ」のコーディネート事例をご紹介させていただきました。

 

 ◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』 を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

◆当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

 

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