Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: 「ウィリアム・モリス」

「ローラアシュレイ」のカーテンから「ウィリアムモリス」のカーテンへのリニューアル事例。

2020年05月01日

ウィリアムモリス いちご泥棒 カーテン 2.5倍ヒダ

ウィリアムモリス ウィローボゥ カーテン 寝室

戸建住宅のカーテン掛け替えで、ウィリアムモリスの『イチゴドロボウ』と『ウィローボゥ』のカーテンをご採用いただきました。

20年近く愛用されてきた「ローラアシュレイ」カーテンからの掛け替えでとのことで、英国の自然とヴィクトリア朝時代の優雅な生活に着想を得たプリントデザインをモリス作品の中からお選びいただきました。

 

『Strawberry Thief(イチゴドロボウ)』

 

リビング ダイニングでご採用いただいた、ウィリアム・モリス1883年の作品『Strawberry Thief(イチゴドロボウ)』は、時代を超越して常に高い人気を誇るデザインのひとつです。

オリジナル『いちご泥棒』のプリント生地は、「インディゴ抜染技法」という、最初にインディゴに染めた生地のデザイン部分の色を抜き、さらに同じ工程を今度は赤、緑、黄色といった手順でプリントを重ねるといった当時としては先取的なプリント技法で製作されていました。
その結果生み出された発色はとても彩り豊かでしたが、プリント工程全体の完了には数日を要したと言われています。

今回ご採用いただいた『イチゴドロボウ』)は、2011年、モリス商会創設150周年記念『Morris Archive Collection』 で復刻された作品の1つで、オリジナル「ハンドプリント」の雰囲気を醸し出す質感のコットンプリントです。

 

ウィリアムモリス いちご泥棒 カーテン 取扱店 価格

当社では全5配色を縫製展示品で用意しており、店内ではもちろん現地お打ち合わせでも実際の窓辺でご覧いただけるサービスを行っています。

 

 ウィリアムモリス いちご泥棒 カーテン リビング 事例

これまでご使用になられていたローラアシュレイのカーテンはギャザープリーツ仕立てでしたが、今回は2.5倍ヒダの3ツ山仕立てで納めています。

強い陽射しから生地の劣化とプリントの退色を予防して末永く愛用したいとのご要望を受けてポリエステル裏地を組合わせています。

 

 

『ウイローボウ(Willow Boughs)』

ウィリアムモリス ウィローボゥ カーテン コーディネート

主寝室でご採用いただいた『ウイローボウ(Willow Boughs)』はモリスが描いた1887年の作品で、当初は壁紙のデザインとして発表されましたが、好評を得て1895年にファブリックが加わりました。
「柳の木」はモリスがとりわけ気に入っていたモチーフであり、妻のジェーン・バーデンのベッドルームにも使われています。

 

ウィリアムモリス ウィローボゥ カーテン 取扱店 価格

ウィリアムモリス ウィローボゥ ランプシェード

当社でも『ウィローボゥ』のプリントを使った、カーテン、レース、ローマンシェード、クッション、椅子、ランプシェード、シャンデリアなどを展示しておりますが、『ウィローボゥ』は日本人の心にも響くデザインとしてリビング、ダイニング、寝室など様々な生活シーンでご愛用いただける生地として根強い人気があります。

 

以上、本日はウィリアムモリスの『イチゴドロボウ』と『ウィローボゥ』のプリントプリントファブリックをご採用いただいたコーディネート事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
http://wwws.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』 を見る。
http://wwws.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

 

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ウィリアムモリスの『ウィローボゥ』、『ケルムスコットツリー』納品事例。

2020年01月20日

2020年1月8日~15日にかけて、当社スタッフの梶川 聡がインテリア文化研究所主催の「欧州インテリア視察&研修ツアー」に参加してきました。

ツアーの概要は、2日目まではドイツ・フランクフルトに滞在して世界最大のホームテキスタイル・コントラクトテキスタイルの国際見本市である「ハイムテキスタイル2020」を視察、3~5日目はイギリス・ロンドンに渡り古今の英国インテリアの名所となる観光スポットの視察、6~7日目は再びドイツにもどって「ケルン家具見本市」の視察と市内観光を経て帰国するというものでした。

 

梶川 聡 ミツワインテリア

ケルムスコットツリー 寝室

全般的に見どころが多いツアーでしたが、とりわけイギリスではウィリアム・モリスとの関わりが深いビクトリア&アルバート博物館モリス博物館スタンデンハウスなどをたっぷりと見学することができました。

 

 

ウィローボゥ カーテン ウィリアムモリス 事例

ウィローボゥ カーテン ウィリアムモリス リビング

こちらは、日本に戻ってからの当社納品事例。

英国製プリントの『ウィローボウ』で仕立てたカーテンローマンシェードクッションのコーディネートです。

世界的にみてウィリアム・モリスのファブリックが最も売れている国は当然イギリスですが、日本は2番目なのだそうで、今やモリス作品は日本人の多くのファンから支持されるインテリアアイテムになっています。

 

ウィローボゥ カーテン ウィリアムモリス 取扱店 価格

今回ご採用のプリント版 『ウィローボウ』は薄いグリーンと濃いグリーンの2色とボイルレースの展開があり、当社ではカーテンとローマンシェードの展示品をご用意。

現地お打合せの際はこれらをお持ちして実際の窓辺に当てながらご検討をいただきました。

 

ウィローボゥ プリントカーテン ウィリアムモリス

リビングエリアはアイアンの装飾レールとカーテン、クッションを組合わせて掃出窓を自然美豊かに演出。

照明、家具、敷物との相性も素晴らしく落ち着きのある空間になりました。

 

ウィローボゥ ローマンシェード ウィリアムモリス

ダイニングの腰高窓、小窓は、生地を平面的に使用するローマンシェードスタイルで仕立てて作品を楽しみます。

 

 

ケルムスコットツリー 川島織物セルコン 事例

ケルムスコットツリー カーテン マンション

続いてのマンションの納品事例では、お客様お気に入りの『ケルムスコットツリー』を織物カーテンで納めました。

 

ケルムスコットツリー カーテン 取扱店 価格

『ケルムスコットツリー』は、今回ご採用の織物版のほかプリント版も縫製品でのご用意がありますが、その他専用ブックで刺繍で仕立てた作品をご覧いただくこともできます。

ミツワインテリアでは、ウィリアム・モリスのプリント21作品、織物30作品を縫製展示品でご用意してそれらを見比べながら選びたいというお客様ニーズに対応しております。
詳細はお気軽にご相談ください。

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
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◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』 を見る。
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『花とモリス』プレゼント企画、「クリスマスリース」当選のご案内。

2019年12月02日

日本国内におけるウィリアム・モリスのファブリックと壁紙の輸入代理を行っているマナトレーディングが2019年に企画した『花とモリス』。

ウィリアム・モリスは、花や植物のデザインを数多くの生地や壁紙として残し、不変の美しさと癒しを私たちに届けてくれていますが、それらの作品を改めて花との結びつきで紹介する企画が『花とモリス』で、以下の特設サイトではモリスにまつわるコラムやコーディネートのアイデア集やコラムなどをご覧いただけます。
https://morrisworld.jp/hanatomorris/

 

 

「#花とモリス」連動企画
クリスマスリースご当選者さま。

今回、『花とモリス』にコラボレーションいただいた花屋ウヴルさんオリジナルのクリスマスリースを抽選で5名様にプレゼントされるという企画がございましたが、当社でウィリアム・モリスのカーテンをお買い上げ(※エントリー)いただいたお客様が2組当選されました。

上の写真は、完成したての作品を発送前に花屋ウヴルさんからメールいただいたもの。

ヒムロスギ、ユーカリ数種、グラジオラス、コニファーなど、冬の針葉樹を基調にグリーンの色合いや質感のグラデーションを意識した作品は、爽やかな香りも合わせてお楽しみいただけるもので、クリスマスシーズンが終わった後もドライフラワーとして楽しむことができます。

 

 

お客様からのお便り

花とモリス クリスマスリース 玄関

本日、リースが届きました。
エバーグリーンのリースで、いい香りもして
とても素敵で、クリスマスにピッタリ
私の好みのお品ものです。

早速玄関に飾らせていただきました。
ありがとうございます。

新しいカーテンでクリスマスとお正月を迎えるのも楽しみです。

 

素敵なモリスからのプレゼントで、穏やかな年の瀬をお過ごしください。
当選おめでとうございます。

 

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ウイリアムモリス『いちご泥棒』のカーテンと装飾バランス。こだわりの英国調リビングの掛け替え事例。

2019年07月18日

『いちご泥棒』,プリントカーテン、リビング・ダイニング、事例

『イチゴドロボウ』,プリントカーテン、リビング・ダイニング、事例

本日のブログでは、ウィリアム・モリス『いちご泥棒』のプリントファブリックを使用した窓回りの掛け替え事例をご紹介させていただきます。

 

 

「ローラ・アシュレイ」のカーテンからリニューアル。
「Farrow&Ball」塗料との相性を考えて

25年以上愛用されたローラ・アッシュレイのカーテン。

綿生地の劣化が目立ってきたので新調することになりました。

ベージュのコットン地に赤と緑で描かれた花柄、可愛らしいギャザーバランスの上飾りで上質なインテリーシーンを作り上げてきましたが、今回は甘さを抑えつつ、ファブリックの色使いと作品の持つ格調で新しい空間演出をされたいというご要望をいただきました。

 

深みのあるグリーンが特徴の壁紙は10年前に当社で施工したもの。

塗装用壁紙に英国・「Farrow&Ball」塗料で仕上げた壁装は耐久性に富み、劣化や傷みもない極上のコンディションを維持していました。

天井仕上げ塗料は18世紀を代表する建築家・ロバート・アダムが好んで使っていた「Pea Green」(NO.33)、壁面仕上げ塗料にも歴史的建造物の修復などで使用されているナショナル・トラストカラー「MINSTER GREEN」(NO.224)を採用しており、室内の照度を抑えた落ち着いたLD空間を演出するための土台になっています。

 

 

英国 ・『サンダーソン社』のコットンプリント。
『Strawberry Thief(いちご泥棒)』について。

『いちご泥棒』,マナトレーディング,カーテン

『いちご泥棒』,装飾バランス ,カーテン,出窓

『イチゴドロボウ』,タッセル

ウィリアム・モリスの手掛けた数多いデザインの中にあって1883年作の『Strawberry Thief(イチゴドロボウ)』は、時代を超越して常に高い人気を誇るデザインのひとつ。
今回の掛け替えでも、打ち合わせ当初から『イチゴドロボウ』のファブリックを使いたいとのご指名をいただいておりました。

 

f-2013.7.9.11

 『いちご泥棒』は、2011年のモリス商会創設150周年記念『Morris Archive Collection』 リリースの際に、英国・サンダーソン社が「Liberty」社から作品の版権を買い上げることにより復刻を遂げた生地で、今回の採用色はのコットン・プリント版『イチゴドロボウ』(全5配色)より311番色

当社には縫製サンプルのご用意がありますので、現地お打ち合わせ時に窓に当てながらご確認いただくことができます。

今回は、最終的に堅牢なポリエステル裏地を併用して、カーテン地の保護とボリューム感の増強を加えた仕立てでおさめることになりました。

 

 

上飾りには「ストレートバランス」を採用。
作品の構図にこだわって。

『いちご泥棒』,ストレートバランス

『イチゴドロボウ』,ストレートバランス

上飾りには、『いちご泥棒』のデザインが最も生きる「ストレートバランス」を採用。
バランスの中材に適度なボリュームと張りを持たせるための中綿を入れて仕立てています。

 

バランスの寸法配分と縫製指示は、窓サイズ、天井高、、バランスレールの仕様などを考慮しながら決めました。

 

概ね、シュミレーション通りの配分で納めることができました。

 

『いちご泥棒』,カーテン,ブログ,事例

カーテンを閉じた夜間のイメージ。

グリーンでまとめた塗装壁紙に埋没することなく『いちご泥棒』のカーテンが空間に馴染み新たな魅力を放っています。

 

『いちご泥棒』,カーテン,取扱店,販売店

『いちご泥棒』,カーテン,東京,神奈川,取扱店,販売店

昼夜を問わず、『いちご泥棒』の魅力が楽しめるインテリアの完成。

内装、家具、照明、絵画やディスプレイに対するお客様の愛着とこだわりに調和した空間が出来上がりました。

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
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『いちご泥棒』のカーテンと装飾バランスで魅せる存在感のある窓辺。

2019年05月01日

いちご泥棒 カーテン 川島織物セルコン

開放的な吹抜けのある注文戸建て住宅のリビング・ダイニング。

掃出窓にはウィリアム・モリス1883年の作品、『いちご泥棒』のカーテンを装飾バランス付仕様でご採用いただきました。 

採用生地は川島織物セルコンの織物生地より、一番人気のインディゴブルー(FF1008)。

当社では丈240cmの縫製展示品を全色(4色)ご用意しており、現地の窓辺に当てながらお打合せをさせていただきました。

 

 

高さ210cmの掃出窓を大迫力に見せる仕掛け。

いちご泥棒 カーテン 川島織物セルコン 装飾バランス

家の主役となるLDの掃出窓で、ウィリアム・モリス1883年作『いちご泥棒』のデザインをご採用いだいた納品事例。

吹抜け下にある、高さ210cmの一間半窓により存在感を持たせたいというご相談を受け、装飾バランスを組み合わせたトータル高:265cmの窓辺をご提案。

建築段階で窓上に必要な取付用のビス下地を事前に用意していただくことで、施工前写真との比較より55cm高い位置に装飾バランスを設置することができました。

 

 

「ストレート・バランス」の割付サイズを決める。

いちご泥棒 カーテン 川島織物セルコン リビング 事例

カーテンの上飾りとなる「ストレート・バランス」を組み合わせた割付けでは、カーテンの丈H240cmに対してバランス丈を40cmで作りました。

バランス丈:40cmは『いちご泥棒』の1柄(パターン)分相当のサイズで、カーテンの上部を15cm程度バランスで覆って窓装飾全体の高さがH265cmとなる納まりとなっています。
窓の上に天井や、梁など高さを制約するものがない状況であればバランスの併用で窓により存在感(高さ)を持たせる演出も可能です。

ちなみに、今回のストレート・バランスは『いちご泥棒』の生地のみで表現していますが、生地の上・下に無地のボーダーを組合わせたり、生地下に装飾性の高いフリンジやトリムを組み合わせることで、バランス丈の微調整を行うこともできます。

 

いちご泥棒 カーテン 川島織物セルコン 価格 割引 取扱店

吹抜け下にある窓で、取付に必要な下地を用意していれば窓の存在感を引き上げる演出も可能です。

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
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ウィリアム・モリスの壁紙とファブリックを組み合わせたインテリアリフォーム事例。

2019年02月21日

ウィリアム・モリス Pure Brer Rabbit 216533 壁紙

Mary Isobel マリー イザベル 214729

ウィリアム・モリス ピンパーネル カーテン

こちらは、築10年のタワーマンションにお住いのお客様からご依頼いただいた内装リフォーム事例。

玄関からリビング・ダイニングに続く生活動線とトイレの壁装を、無地のビニール壁紙からウィリアム・モリスの輸入壁紙にリニューアルし、窓辺にモリスの作品を用いたファブリックをコーディネートさせていただきました。

 

 

ウィリアム・モリスの輸入壁紙を組み合わせて。

玄関・廊下・LDでご採用いただいた壁紙は、 2018年に発表された『PURE MORRIS NORTH WALLPAPERS』に収録の「Pure Brer Rabbit 」

 

兄弟うさぎ 壁紙

邦名:「兄弟うさぎ」としても知られる2色使いのこの壁紙、カラーバリエーションは5配色ありますが、今回の採用色は、やわらかなピンク地に白色のインクで描いたフェイドシーピンクの216533。

コントラストを抑えた控えめな配色ですので、無地から柄物の壁紙に張り替えられる方にも違和感なく受け入れることができます。

甘すぎないピンクはグレーの表情を持っており、女性にも人気のカラー。
ダウンライトなど、間接照明との相性も抜群です。

 

 マリーイザベル 壁紙 事例
 


 続いて、トイレの壁装にご採用いただいた、「Mary Isobel (マリー イザベル)」

ファブリックとしてより知られるマリー イザベルは、壁紙としても人気があり、カタログ『MORRIS ARCHIVE WALLPAPERS III』では4配色のバリエーションで紹介されています。

オリジナルは1890年代にモリスの一番弟子として知られるジョン・ヘンリー・ダールによってデザインされた3重の刺繍で、薔薇やチューリップの花とアカンサスの葉が華やかに樹木に絡んでいる模様と、繊細なライン使いが特徴の刺繍ステッチを壁紙(プリント)で表現しています。
 
今回は、トイレ内の配置の特徴を活かして214729のカラーと、オリーブ(無地)の腰壁を組み合わせて貼り替えることで、狭い空間内にメリハリと深みを持たせることができました。
 

 

リビングの窓には「ピンパーネル」。
カーテンボックスをストレートバランスでドレスアップ。

壁紙のご相談と同時進行ですすめた、ファブリックの選定。

眺望の素晴らしいタワーマンションのLD窓では、ご入居以来10年間、カーテン、レース無しの生活でも不自由がなかったとのこと。

強いて言えば冬場の冷気が気になる程度とのことでしたが、今回の壁紙の貼り替えに合せて、カーテンだけコーディネートしてみたいとのご依頼をいただき、お客様ご希望のモリス作品から数点の縫製展示品をお持ちしてご選定をいだたくことになりました。

 

ウィリアム・モリス 壁紙 カーテン コーディネート

そして、最終的にご採用いただいたのが、ウィリアム・モリス・1876年の作: 『ピンパーネル』より、赤味を帯びたピンク色(FF1022P)の織物です。

 『ピンパーネル』は、ウィリアム・モリスの屋敷として知られる「ケルムスコットマナー」のダイニングの壁面用に描かれたデザインがオリジナルですが、ファブリックとしても評価の高い作品です。

デザインの特徴としてはモリスが好んだ、左右対称(シンメトリー)に渦巻く植物(ルリハコベ)の柄を採用したパターンで、室内の壁紙に採用した『兄弟うさぎ』の壁紙と組合わせても相性の良いものでした。

 

壁紙仕上げのカーテンボックスに柄の一部を抽出表現することで作品の持つ魅力を引き立てたいということになり、ストレート(フラット)仕立ての装飾バランスを組合わせることになりました。

 

こちらは実際に抽出した柄域とオーダーにおけるサイズイメージ。

 

ウィリアム・モリス 装飾バランス

そして、イメージ通りに出来上がった納品時の様子。

今回は、ウェーブ(ヒダ)のあるカーテンにフラット使いの「ストレートバランス」を組合わせることで、作品の持つ世界観を際立たせることができました。

 

ウィリアム・モリス ピンパーネル 川島織物セルコン FF1022 

レースがなくても不自由なく生活できる窓は日中の眺望も素晴らしかったですが、日没後の窓辺にいたってはガラスのショーケース越しに宝石を鑑賞するような優美さをまとう窓辺になりました。

 

タッセルには、作品と相性の良い装飾タッセルをご提案。

 

ウィリアム・モリス ファブリック 組合せ

タージマハール 象嵌細工 ウィリアム・モリス

リフォームを終えて、タージマハールでお買い求められた象嵌細工のテーブルや大理石彫刻といった、嗜好品の存在感が一段と引き上がったとのことで大変ご満足をいただくことができました。

納品のたびに感じることですが、ウィリアム・モリスの作品には、お客様お手持ちの愛用品の価値を高める演出効果がある様です。
そして日常の生活空間を精神面から豊かに包み込んでくれる自然の温もりと気品を再発見することができる様です。

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

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川島織物セルコン『いちご泥棒』のカーテンとピクチャーレールで年末の模様替え。

2018年12月23日

いちご泥棒 カーテン FF1008 川島織物セルコン ウィリアム・モリス

年末・年始を契機としたインテリアの模様替えとして、各居室のピクチャーレールの新設と、リビングのカーテン掛け替えをご依頼いただきました。

 

 

『いちご泥棒』のカーテンで魅せるリビングに。

ご入居当初、白系のカーテンを仕立てられたリビングの掃出窓は、ベランダから豊かな公園の木々をのぞめる開放的な眺望。

数年間の生活の中で、この窓に深みのあるクラシック調のファブリックを合せてみたくなったというご相談をいただきました。

 

過去の納品で、隣室となる寝室にウィリアム・モリスの1番弟子、ジョン・ヘンリー・ダール作の『ブラックトーン(1892年作)』をご採用いただいていたこともあり、リビング窓でのご希望はやはりモリス作品を使ってみたいとのこと。

生地は川島織物セルコンが展開する「モリス デザインスタジオ」収録の織物です。

 

 

いちご泥棒 カーテン 価格

ウィリアム・モリス いちご泥棒 カーテン ブルー

当社では川島織物セルコン「モリス デザインスタジオ」のカーテン(20作品)を全色、丈240cmの縫製サンプルでご用意しておりますので、お打ち合わせには5本の候補作をお持ちいたしましたが、実際に窓に掛けてみると、『いちご泥棒』のインディゴ(DB)色がお客様のイメージに沿うものでした。

 

いちご泥棒 カーテン 装飾タッセル

カーテンを束ねるタッセルには、ブルーの装飾タッセルをコーディネートして、ゴージャス感を際立たせました。

 

いちご泥棒 カーテン 人気 ブログ

いちご泥棒 共布 タッセル

川島織物セルコンの『filo標準縫製(2.3倍ヒダ)』に付属の共布タッセルも魅力的ですので、森を見せるためのレース用スタイルタッセルとしてご使用いただくことに。

タッセルの楽しみ方もバージョンアップしました。

 

 

「ピクチャーレール」で壁の余白に表情を。

ウィリアム・モリス ピクチャーレール

その他、今回の納品に合せて、3箇所、ピクチャーレールの新設をご依頼いただきました。

寝室ドアの先、壁の余白に『ブラックトーン』のカーテンに調和するサイズの絵をレイアウト。

 

ケルン大聖堂 楽譜 絵

玄関と正対する壁の余白には、ドイツのケルン大聖堂のお土産といわれる「楽譜画」を飾り、年末の模様替えが完成いたしました。

 

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
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◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』 を見る。
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