Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: 「ウィリアム・モリス」

こだわりの「輸入壁紙」でアクセントウォールを楽しむ。

2022年09月05日

 ウィリアム・モリス Honeysuckl & Turip 壁紙 216827

本日はこだわりの「輸入壁紙」を使ったアクセントウォールのご提案事例をご紹介させていただきます。

一般的な住宅やマンションの壁装は白と無地を基調とした多く、部屋全体を柄物の壁紙でまとめ上げることが少なくなってきました。

とはいえ、完全無地の壁装で満足されているかというとそうではなく、部屋の中でも目を引く場所、視線が集中する場所、いわゆる「フォーカルポイント」に印象的なアクセントウォールを使うことによって、家具や照明を含めたインテリア全体の雰囲気をグレードアップさせたいといったご相談を多くいただく様になりました。

 

輸入壁紙 提案

こちらの事例でもダイニング側の壁面にウィリアム・モリスの『Honeysuckl & Turip』をご採用いただきましたが、当社ではただ貼るだけではなく事前に柄の割付イメージのご紹介することでお客様に安心してご採用いただけるサービスも行っています。

 

ウィリアム・モリス アクセント 壁紙 ダイニング 事例

最終的には柄の貼り出し位置の調整を行い最適の配分で納めました。

 


 

続いてこちらはマンション(寝室)での模様替え事例です。

 

すでに単色のアクセントウォールが採用されておりましたが、アクセント面をもう少しゴージャスな表情にされたいということで、英国・「OSBORNE&LITTLE」のストライプ柄に貼り替えることになりました。

 

こちらは下地処理の様子。

過去のリフォームで壁紙を貼り替えたことがあるということで、古い裏打ち紙がまだらに残っておりましたが、肉厚の薄い輸入壁紙に貼り替える際、当社では特殊なシーラーを使用して古い裏打ち紙を完全に除去して壁面を平滑な状態に修復することで新築時と変わらない貼り上がりを目指しています。

 

ストライプ 輸入壁紙 人気 おすすめ

施工後の様子。

壁紙と合せて照明も交換され、お気に入りの寝室に生まれ変わったとのことです。

 

以上、本日はこだわりの輸入壁紙を使った「アクセントウォール」施工事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https
//www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

 

ミツワインテリア:  https://www.mitsuwa-i.com/

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MORRIS&Co.と建築デザイナー Ben Pentreathによるコラボレーション第2弾「THE CORNUBIA」

2022年07月11日

「THE CORNUBIA」
壁紙とファブリックス コレクション

Ben Pentreath ベン ペントリース 壁紙 ファブリック カタログ ウィリアム・モリス 

本日は、MORRIS&Co.と建築デザイナー Ben Pentreathによるコラボレーションコレクションの第2弾「THE CORNUBIA」のご紹介です。
当社でも壁紙ファブリックのコレクションカタログをご用意しています。

イギリス南西端の街コーンウォールをラテン語読みした「THE CORNUBIA」コレクションは、2020年に発売した秋~冬をイメージしたカラーリングのコレクションTHE QUEEN SQUARE」に対し、春~夏の明るい陽射しが差し込むような鮮やかで瑞々しい雰囲気を意識したカラーリングのコレクションとなっています。

 

春~夏のカラー

明るいグリーン、銅赤(少しくすんだ赤)、鮮やかなイエロー、きらめく海の青をイメージしたカラーリングは自然の芽吹きや生命の生まれ変わり、成長、温かさを感じさせてくれます。

ウィリアム・モリスの伝統的な作品に、タンジェリンやレモンイエロー、プリムローズ(暖かみのある黄色)、ソフトピンク、ブルー、アップルグリーン(やわらかい黄緑)など春夏をイメージする新しいカラーパレットを用いることで、時代を超えて愛されるクラシックに内包される新たなカラーコンビネーションの魅力を提示しています。

 

以下に今回のコレクションを作品別にご案内いたします。

 


 

「BATCHELORS BUTTON」

「BATCHELORS BUTTON」は、MORRIS&Co.と建築デザイナー Ben Pentreathのコラボレーション第1弾である「THE QUEENSQUARE」のきっかけともなったアーカイブデザインです。

中世のフレスコ画を思わせるドラマティックに渦巻く葉をモダンなデザインと鮮やなカラーリングで表現しています。

 

 

「BLACKTHORN」

 

1892年にジョン・ヘンリー・ダールによってデザインされたオリジナルのBLACKTHORN」深味のあるグリーンをベースカラーにした重厚で鮮やかな作品でしたが、本作はベース部分を白地で表現し、ポップなピンクとスカイブルーを組み合わせた優しいカラーコーディネートが特徴となっています。

小さな空間でも美しく映えるデザイン可愛らしいデザインです。

 

 

「COMPTON」

オリジナルの「COMPTON」は、1895年にジョン・ヘンリー・ダールがモリス商会が手掛けるローレンス・ハドソン家のコンプトン・ホールのためにデザインされたもので、2セットの木版と28色のカラーを使用したゴージャスなプリントでしたが、ベン・ベントリースは明るい黄色、ポップなインディゴブルー、ポピーレッド、サンセットオレンジを使用した新たなカラーにアップデートしました 。

 

 

「DAFFODIL」

1891年にジョン・ヘンリー・ダールによってデザインされた「DAFFODIL」明るいカラーで再表現しています。
デザインをわずかにスケールダウンし、ピンク/リーフグリーンの組み合わせで野草の咲く牧草地を、ブルー/ブラウンの組み合わせで澄み渡る春の空を表しました。

 

「FRUIT」

1864 年に製作された、ウィリアム・モリスの初期壁紙三部作のひとつとして知られる「FRUIT」
木の枝からぶら下がる熟したザクロと流れるように伸びゆく枝葉のデザインを新しいカラーリングによる解釈で再表現しています。
空間全体を鮮やかに彩るスカイブルーと、ベン・ペントリースが好むニュートラルカラーのチョコレートが特徴です。

 

 

「HONEYSUCKLE」

「HONEYSUCKLE」は1883年にウィリアム・モリスの次女メイ・モリスが手掛けたスイカズラの花と絡み合う葉が印象的たデザインで、深みのあるグリーンと鮮やかな赤、ベージュのベースカラーのコンビネーションが特徴でした。

今回、ベン・ペントリースのコレクションではベースカラーに爽やかな白と水色を採用し、明るいグリーンと淡いオレンジを組合わせた瑞々しいカラーリングで再表現しました。

 

 

「MARIGOLD」

1875年にウィリアム・モリスがデザインした「MARIGOLD」は、生地と壁紙の両方が製作された数少ない作品のひとつで、シンプルで美しいリピート柄が特徴です。

ベン・ペントリースのコレクションでは、チョコレート色から鮮やかなグリーンまで幅広い色展開でアップデートしています。

 

 

「MERTON」

1905年にジョン・ヘンリー・ダールによってデザインされた「MERTON」は、様式化されたザクロやチューリップ、繊細に描かれた花やリンゴを流れるようなアカンサスの葉で囲んだデザインです。

ベン・ペントリースのコレクションでは、鮮やかなオレンジとグリーンの色使いで再表現されています。

 

 

TRELLIS

春の喜びを表現した「TRELLIS(トレリス)」のオリジナルは、1862年にウィリアム・モリスによってデザインされたもので、鳥の部分はフィリップ・ウェッブが描いたとされています。
ベン・ペントリースのコレクションでは全体の色調を明るくし、鳥を描いたブルーをイエローに変えるなどの変更が施されています。

 

 

「WILLOW BOUGH」

「WILLOW BOUGH」のオリジナルは1887年にウィリアム・モリスによってデザインされたファブリックです。
絡み合う茎と繊細な柳の葉のタイムレスなデザインを、ベン・ペントリースのコレクションではより豊かで柔らかな色調で表現しました。

 

 

「WOOD LAND WEEDS」

「WOOD LAND WEEDS」は、たくさんの小花や植物を描いた「千花模様」のデザインで、オリジナルは1905年にジョン・ヘンリー・ダールが壁紙のデザインとして描きました。

ベン・ペントリースのコレクションではより豊かで瑞々しい色調で再表現されています。

 


 

以上、本日はMORRIS&Co.と建築デザイナー Ben Pentreathによるコラボレーションコレクションの第2弾「THE CORNUBIA」をご紹介させていただきました。
当社では本作を含め、ウィリアム・モリスの壁紙とファブリックのコレクションカタログを多数取り揃えておりますので、ご興味のあるお客様は是非ご来店ください。

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

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ウィリアム モリスの新作「SIMPLY MORRIS」。壁紙とファブリックのカタログ入荷しました。

2022年04月07日

新たなカラーパレットで再表現した
「SIMPLY MORRIS」の魅力

SIMPLY MORRIS ウィリアムモリス 壁紙 ファブリック カタログ 取扱店

ウィリアム モリスの新作「SIMPLY MORRIS」。壁紙とファブリックのカタログが入荷しました。

「SIMPLY MORRIS」は、伝統的でクラシカルなMORRIS&Co.のデザインと現代のシンプル表現を目指した「PURE MORRIS」の中間に位置したコレクションと言えます。

 

SIMPLY MORRIS 壁紙 カタログ

SIMPLY MORRIS ファブリック カタログ

カタログは、壁紙:9作品(30アイテム)、ファブリック:10作品(28アイテム)で構成されています。

柔らかで瑞々しい6色のテーマカラーを使って、淡色の持つ魅力はもちろん色を重ねてのコーディネートもし易く、壁紙とファブリックの組合せを気軽に楽しめるコレクションとなっています。

 


 

ウィリアム・モリス ブルー コーディネート

 

ウィリアムモリス ブルー 壁紙

WOAD(タイセイの木から得られる青色の染料)と LINEN(麻)の色合い。

「SIMPLY MORRIS」で使われているブルーは、ウィリアム・モリスが愛用したインディゴよりも鮮やかな色味でクールな印象ですが、リネンカラーにこのブルーの濃淡を重ねたパターン表現でオリジナルデザインが持つ輪郭を更に際立たせています。

 


 

BAYLEAF(月桂樹)を想起させる落ち着きある青磁色に ANNATTO(黄色・紅色の着色料)をイメージした温かみのある赤茶をブレンドした色合い。

 
 
塗装仕上げの内装で使われることの多いセージグリーンとモリスのクラシカル柄は相性が抜群です。柄の個性を抑えつつ色の持つ上質な魅力を引き出します。
 
 

 

ウィリアムモリス モダン インテリア
 
 
COCHINEAL(赤色の色素)で着色したような淡いピンクと AQUA(水色)の色合い。
 
やわらかなピンクに、抑えた色味の黄緑色と青色を合わせたロマンチックな色の組み合わせは、中間色を組合わせたインテリア表現の中にあっても個々が持つ色柄の魅力を引き立たせています。
 
 
SIMPLY MORRIS いちご泥棒 壁紙 ファブリック カーテン
「Simply Strawberry Thief」(いちご泥棒)
 
 
 
SIMPLY MORRIS クリサンティマム トアレ 壁紙 ファブリック カーテン 
「Crythanthemum Toile」(クリサンティマム トアレ)
 
 
「SIMPLY MORRIS」では、デザインとしての個性が強い『いちご泥棒』『クリサンティマム』をニュートラルカラーで再表現しています。
 
格調高いデザインを明るく柔らかな色彩で描くことで作品が持つ新たな魅力を引き出しています。
 
 

 

SIMPLY MORRIS フルーツ

若々しいLEAF GREENに深みのある黄色を加えた色合い。

瑞々しさと癒しを感を与えてくれるカラーパレットを使ったコーディネートです。
黄色味の表現にはモリス自身も天然の植物染料であるキンポウゲを使用して着色したと言われています。

 

SIMPLY MORRIS フルーツ 壁紙

SIMPLY MORRIS ウィローボゥ 壁紙 ファブリック カーテン

「SIMPLY MORRIS」では、モリスの人気作として知られる「Fruits(フルーツ)」「Willow Bough(ウィローボゥ)」の壁紙とファブリックをコンセプトカラーを使って多数表現しており、インテリアのメインからアクセントまで幅広くお使いいただけます。

 


 

MADDER(茜色)、RUSSET(アズキ色)、OCHRE(黄土色)の組み合わせ。

 

マスタードカラー 壁紙 カーテン

「SIMPLY MORRIS」では、茜色やアズキ色を使った赤味の表現、黄土色、辛子色を使った黄色味の表現を様々なデザインで試みており、壁紙とファブリックのコーディネートも楽しめます。

 


 

SIMPLY MORRIS ウィリアムモリス グレイ 壁紙 おすすめ 人気

SLATE(灰色がかった青色)とVELLUM(羊皮紙を思わせる黄色)の色合い。

スレートブルーにやわらかな印象を与えるニュートラルカラーを加えた使いやすいカラーコンビネーションで、モリスのアイコニックなデザインを再表現しています。

どんなスタイルのインテリアにも取り入れることができるシンプルな色使いが魅力です。

 


 

以上、本日は、新作「SIMPLY MORRIS」のご紹介を色の魅力と併せてご案内させていただきました。

ミツワインテリアではウィリアム・モリスの壁紙とファブリック収録したカタログを多数ご用意して、お客様の理想とされるコーディネートと施工のお手伝いをさせていただいております。

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
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『いちご泥棒』のユニットラグ 。組合せが自由な洗えるタイルカーペット。

2022年03月23日

川島織物セルコン MORRIS DESIGN STUDIO いちご泥棒 ラグカーペット

ミツワインテリアでは、川島織物セルコンから発売された『いちご泥棒』ユニットラグの取扱いを始めました。

 

MORRIS DESIGN STUDIO
『いちご泥棒』ユニットラグ

川島織物セルコン いちご泥棒 タイルカーペット

 

川島織物セルコンでは2000年より、モリスのデザインを引き継いだサンダーソン(Sanderson)社のライセンスのもと、カーテンやマットなど織りで再現した製品を「MORRIS DESIGN STUDIO」のブランド名で発売してまいりました。

本日ご紹介するのは、ウィリアム・モリスのデザインの中でも不動の人気を誇る『いちご泥棒』のラグカーペットで、カラーはUR2150UR2151の2色からお選び頂けます。

 

1枚が50cm×50cmのサイズのタイルカーペット形状で裏面に滑り止めが付いていますので、自由な組合せで手軽な置き敷きが可能、 汚れたら水洗いもできますのでキッチンマットやペット対策のにフロア敷きとしても有効です。

現物サンプルもご用意しておりますので、カーテンなど窓周り品と併せてご検討いただければ幸いです。

 
 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
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ウィリアム モリス『MORRIS ARCHIVE IV』コレクション 。収録生地納品事例。

2021年10月07日

『MORRIS ARCHIVE IV』 
THE COLLECTOR FABRICS

ウィリアム モリス MORRIS ARCHIVE IV カタログ 

本日は世界的なベストセラーである『MORRIS ARCHIVE』の第4弾コレクションブック・『MORRIS ARCHIVE IV』 – THE COLLECTOR FABRICS 収録のファブリックをご採用いただいた事例紹介です。

 

ウィリアム モリス MORRIS ARCHIVE IV 価格

このアーカイ ブックンに付けられたタイトルは、『THE COLLECTOR』

デザイナーとしてだけでなく、ペルシャ絨毯やインドの染色テキスタイルの専門家という顔も持ち合わせていたウィリアム・モリスが、彼個人の収集品やオリエントのテキスタイルから刺激され創作したものを基につくられたコレクションです。

生地の詳細は発売元であるマナトレーディングの特集ページよりご覧いただけますが、8柄のプリント生地と刺繍生地が収録されており、カーテンやクッション用のファブリックとしてクラシカルだけでなく、モダン空間でのコーディネートにもお使いいただけます。

 

ウィリアム モリス  Bullerswood ファブリック カーテン

こちらは、『THE COLLECTOR』収録作品の中の1つ「Bullerswood」のご採用事例。

リビンク゛と洋室エリアを開放して使うことができる、マンションご入居前の納品事例です。

 

ウィリアム モリス  Bullerswood 価格

「Bullerswood」は、1893年開催のアーツアンドクラフツ協会の展示会で発表された、マートンアビー工房による手織りカーペットからインスパイアされた作品で、ケルムスコットハウスのダイニングに飾られていた大きなペルシャ絨毯をベースに描かれたと言われています。

『THE COLLECTOR』では4配色をご用意していて、今回はブラックのベースカラーとアンティーク調の色使いで表現した色番:226393を遮光裏地との組み合わせでご採用いただきました。

 

ウィリアム モリス  Bullerswood 柄 リピート

139cmの生地巾いっぱいを1リピートで表現した大柄は、縦リピートも103cmあり、伝統的なペルシャ絨毯の花瓶デザインを大胆かつ個性的に表現しています。

この様なビッグ・リピートの生地でドレープカーテンを仕立てる場合に注意するポイントとして、2倍ヒダ(3ツ山)や1.5倍ヒダ(2ツ山)などの倍率だけにとらわれず、製品幅の中に本来の生地巾を無駄なく落としこむ配慮が必要な場合があります。

1窓だけの場合は配慮し易いのですが、複数窓での統一感を考える場合は窓幅の相違により難しい場合があります。

 

ウィリアム モリス  Bullerswood カーテン 事例

今回の場合、リビング側の窓は製品幅W228cmで仕立てていますが、139cmの生地巾を3巾接ぎ合せて無駄なく使いきることで約1.83倍のヒダ倍率となりました。

 

リビング側との統一感を求めたい洋室側の窓は製品幅W150cmで仕立てていますが、139cmの生地巾を2巾接ぎ合せて無駄なく使いきることで約1.85倍のヒダ倍率となりました。

今回は、たまたまですがリビングとほぼ同じヒダ倍率で揃えることが出来ましたので、ご採用生地の柄リピートと窓との相性が良かった好例となりました。

 

その他、柄の特性を考慮して通常縫製とは異なる納めを考えたのがこちらの脇部の納め方。

 

ストライプ柄端部の接ぎ代が少ない生地であったため、通常では切り落として使用しない耳の部分も折り返しとして使うことで脇のボーダー柄を途切れさせることなく製品に表現することができました。

個性の強い輸入生地を取扱う場合は提案の引き出しを多く持つことが必要です。

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
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『いちご泥棒』のファブリックと古茶箱で作るカルトナージュのインテリア茶箱。

2021年05月01日

インテリア茶箱 ウィリアム・モリス いちご泥棒 カルトナージュ

先日、インテリア茶箱教室を主宰されるお客様が生徒様お二人を連れてご来店されました。

古茶箱にカルトナージュの技法で布を張り、装飾性の高いインテリア茶箱として再生させるのですが、その題材としてウィリアム・モリス『いちご泥棒』のプリント生地(綿:100%)をお買い上げいただき、後日完成された作品をご紹介いただきました。

 

古茶箱とインテリア茶箱

茶箱(ちゃばこ)には、茶道の点前道具一式を収納し持ち運ぶ用途のものと、茶の輸送・保管用の箱のものがあり、ご紹介の作品で使用されたものは後者に属する古茶箱です。

保存茶箱は、茶葉を新鮮に保存、運搬するために江戸時代後期より使われてきた杉の木箱で、箱の内側は防虫・防湿効果を高めるためにブリキやトタン張りが施され、茶葉を湿気、臭い、虫食いから守る箱として使われてきました。

現代生活では馴染みの少ない存在になった茶箱ではありますが、その機能性の高さは再評価されていて、オークションなどで安価で入手できる古茶箱にクッション材を当て、布張りと飾りの組合せで装飾的に再生させた、「インテリア茶箱」作りは存在はここ15年来、国内で大変人気が出ています。

 

ウィリアム・モリス『いちご泥棒』で作る「インリア茶箱」

こちらが実際に使われた40kg容量の古茶箱とファブリックの組合せ。

 

インテリア茶箱 ウィリアム・モリス いちご泥棒

『いちご泥棒』の色番:314と色調を合せた装飾タッセルを無駄なく使って見事なインテリア茶箱が完成しました。

生徒様は初めての茶箱製作で40Kの大物、そして柄合わせに挑戦されたとのことですが、先生のご指導のもと 古茶箱がずっと眺めていたくなる美しいインテリア茶箱に変身しました。

 

 

作品の2つ目もやはり40kg容量の古茶箱に『いちご泥棒』の色番:315と深みのあるボルドーの装飾タッセルを使って作品作りに挑戦されたとのこと。

 

いちご泥棒 インテリア茶箱 ウィリアム・モリス

ウィリアムモリス作品、とりわけ『いちご泥棒』はインテリア茶箱の世界でも人気のある題材とのことで、箱のサイズに合わせて2タイプの鳥柄と柄域全体の構図をイメージする楽しみがあるそうです。

実際に作品が完成して、「一生の宝となるインテリア茶箱になりました」と生徒様に喜んでいただけることは講師冥利に尽きるとのお言葉をいただきました。

 

当社ではウィリアム・モリスのファブリックをカタログや実物の縫製見本で多数ご用意しております。
生地の取寄せ販売も1mから(※1m以上は10cm単位で購入可)行っておりますので、ご興味のあるお客様はご予約のうえご来店ください。

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
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ウィリアム・モリス『ケルムスコットツリー』のカーテン。プリントと織物の比較。

2021年04月26日

ケルムスコットツリー 327 プリント カーテン

見晴らしの良いリビングの窓にウィリアム・モリス『ケムルスコットツリー』のカーテンを納めさせていただきました。

 

ケルムスコットツリー カーテン マナトレーディング 川島織物セルコン 比較

『ケムルスコットツリー』はウィリアム・モリス作品の中でも売れ筋の生地で、当社でもマナトレーディング取扱いの英国製・プリント柄川島織物セルコン取扱い織物生地の縫製サンプルをご用意しています。

 

ケルムスコットツリー  カーテン 柄 リピート

2つの生地では、柄の縦横比率が違っていて、オリジナルを模した川島織物セルコン(モリスデザインスタジオ)の方は縦を15%程度ダウンサイズして表現しています。

 

ケルムスコットツリー 川島織物セルコン

比較イメージとして、まずこちらは川島織物セルコン(※「モリスデザインスタジオ」)の織物を採用した納品イメージ。

生地の組成はポリエステル100%
同じ色調の空間で使用しても柄がより引き立つよう、ゴブラン織りの手法を参考にして立体感にこだわっています。

 

ケルムスコットツリー カーテン マナトレーディング 価格 取扱店

そしてこちらが今回ご採用いただいた英国製・プリント柄(色番:327)での納品イメージ。
生地の組成は、麻(49%)、綿(38%)、ナイロン(13%)。天然素材特有の風合いと、光を通した時に感じられる柔らかな窓辺の印象が魅力的です。

2つの事例は同程度の幅と高さの窓で比較したイメージですが、オリジナルの方がゆったりとした柄域になっています。
現地お打合せ時にはそれぞれのサンプルをお持ちすることができますので、実際の窓辺で比較いただくことが可能です。
詳細はお気軽にご相談ください。

 

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