Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: 窓周り(アクセサリー)

「装飾バランス」と「バルーンシェード」で演出するマンションの窓辺。

2015年12月25日

以前、リビング・ダイニングの「窓装飾」「装飾モールディング」の工事をさせていただいたお客様宅の「寝室」の窓辺に、新たにスタイルカーテンを納めさせていだきました。

2015.12.25.7

上の写真は今回ご訪問時のものですが、以前の施工事例のレポートは以下のバックナンバーからご覧いただけます。

◆「装飾モールディング」施工事例
http://mitsuwa-i.com/blog/2014/03/29

◆「スタイルカーテン」納品事例
http://mitsuwa-i.com/blog/2014/03/31

 

2015.12.25.8

2015.12.25.9

特徴的な「多角型(八角)」窓に沿わせた家具のレイアウトが印象的なリビング・ダイニングは優美で、訪れる方からもその上品な設えに感嘆と賞賛をいただくことも多いとのことです。

 

 「寝室」のスタイルカーテンはドレッシーに。

2015.12.25.18

お引越し後、みなさまお忙しく、寝室の窓辺では以前のお住まいで使用されていたカーテン(遮光)とミラーレースをしばらく使われていらっしゃいましたが、さてもうそろそろ新調する頃合いでしょうということで今回の納品となりました。

 

2015.12.25.1

今回リニューアルした寝室(掃出風窓)でのお客様の要望は、

■「レース」は繊細な素材感を楽しみながらも、強い陽射しを余り入れたくない。
■「カーテン」はしなやかで光沢のあるサテンの前幕に「遮光1級の」裏地を付けてしっかりとした遮光性や遮熱性、保温性を確保したい。
2つの条件を満たしたうえで、全体的なフォルムにドレスの様な「装飾性」を重ね合わせたいというものでした。

この様なご要望を頂戴しながらお客様と共に作り上げた今回の「ドレッシーな窓辺」でのファブリック使いをサッシ側から順に解説すれば、

①「オーガンジーレース(無地)」
②「サテン(1級遮光裏地付)カーテン(無地)」

③「フロントレース(ダイヤモンド格子・刺繍柄)」
④「ギャザーバランス(上飾り・カーテン共生地)」
⑤「オープンスワッグバランス(フロントレース共生地)」
⑥「コサージュ(カーテン共生地)」や「装飾タッセル」

という、幾重にもファブリックと装飾を組み合わせて立体的にドレスアップした仕立てとなっています。
「蛍光灯」照明のもとで撮影した写真のため、肉眼で見た微細な透明感、光沢、色づかいをお伝えするのが難しいですが、全体としての仕上がりは、とてもメリハリノ効いたものになっています。
ただし、窓辺の設えがこうなると、次は「照明」と「ベッド」ですねぇ、、、とお客様。

 

「ファブリックス」の組合せ。

2015.12.25.12

今回、窓枠内にレース用のカーテンレールを付け足してたのち、「2重仕立てのオーガンジー」が醸し出す絶妙な「ぼかし効果」が魅力的な、マナトレーディングの『ルーチェ』より2番色(アイボリー)を掛けました。

 

2015.12.25.11

『ルーチェ』の手前で使用しているにも刺繍柄のレース『カミュ(IH31501)』は、1枚掛けでの使用やフロントレーススタイルなどの仕立てで使われることも多い五洋インテックスの人気輸入レースです。

 

2015.12.25.5

「フロントレース スタイル」というものは、通常厚手(無地など)のカーテンとの組み合わせで使われる事を意味しますが、今回の事例ではカーテンだけでなくレースとの組み合わせでもこのスタイルが両立しており、陽射しを透す日中の窓辺の美しさを際立たせることができました。

 

2015.12.25.13

次に、2枚のレースの間に掛けられるカーテン生地には、フジエテキスタイル・カタログ「PLOFILE」に収録されている、『ウスライ(PF2180)』の1番色を使用いたしました。

こちらの色番は、やはりこれまでのご採用実績も多く、解りやすい事例をあげれば、以下の2作品などをバックナンバーでご覧いただけます。

2015.12.25.20

◆『ウスライ』:PF2180(01)スタイリング事例 ①
 
2015.12.25.21

◆『ウスライ』:PF2180(01)スタイリング事例 ②

 


「コサージュ」と「装飾タッセル」。

2015.12.25.19

『ウスライ(薄氷)』は、「薄く張った氷」というイメージコンセプトでデザインされた生地で、生地の表面にガラスや氷などの冷たい質感を感じさせる薄手のサテンです。

 

コサージュ 上飾り

透明感のある分繊糸に加工により独特の光沢感を表現していますので、今回装飾エレメントとして上飾りにあしらった「コサージュ」などでは、細かく屈折した糸に照明が当った時に放つ生地の持つ華やかな雰囲気を引き出すことができました。

 

2015.12.25.3
2015.12.25.4

上質な光沢感を得られる厚手の「サテン」と透明感のある薄手の「オーガンジー」をかけあわせて表現したスタイルカーテンは、一見すっきりと見えますが、奥行きがたっぷりある立体的な組合せとなっています。

HOULES(ウーレス)」 ROSINE 35860-9000

レースとカーテンを自由にまとめる「装飾タッセル」には、お客様お気に入りの、フランス・「HOULES(ウーレス)」社の 「ROSINE( 35860-9000)」 をご指定いただきました。

 

HOULES 装飾タッセル

ちなみに、リビング・ダイニングで使用している装飾タッセルも「HOULES」のものですが、こちらは8mを超える窓辺で2.5倍ヒダ(裏地付)のFISBAのカーテンをまとめあげている超特大のタイプなので、製品重量が1KG近くあります。
やはり海外の装飾タッセルは、窓装飾の歴史の奥深さの違いもありますが、バリエーションも多く魅力的なものが多いです。


「完全遮光」で寝室での機能性も万全。

2015.12.25.17

以上、繊細なファブリックのご紹介を並べてきましたが、「完全遮光(1級)」裏地をつけているため、カーテンを閉めると劇的な遮光性が得られる寝室となりました。

そして、幾重にも重ねたファブリックの組合せが窓辺の高断熱を約束してくれます。

高緯度に位置するヨーロッパ諸国においてウィンドゥトリートメントが発達した背景には、装飾的な意味合い以外に、「暖炉」以外の暖房設備がなかった時代の「防寒対策」というという役割もありました。
例え「腰高窓」であっても床に引きずるほどカーテンを長く仕立てたのには理由があって、天然繊維の収縮対策以外にも「防寒対策」という目的があったといいます。
そういう、歴史背景のもと育てられてきたのが、ファブリックをふんだんに使ったヨーロピアンスタイルの「窓装飾」ですが、高気密・高断熱のマンションなどにおいても、「窓辺の断熱対策」として用いられる機会が増えてきています。

 

◆ 当社 ・「装飾バランス」の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/balance.htm

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

◆ 当社・「装飾モールディングの特集」ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub7tokushu-14.htm

 

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『金箔風』の壁装にコーディネートした、『ゴールデン・カーテン』納品事例。

2015年12月01日

ゴールド,インテリア

本日のブログでは、『金箔風』の壁装にコーディネートした、『ゴールデン・スタイルカーテン』の提案と納品事例をご紹介させていただきます。

 

リフォーム中のお客様よりご相談。

今回の納品にあたっては、タワー・マンションに「セカンドハウス」を所有されるお客様より以下のご相談をいただきました。

2015.12.1.10

「天井」と「壁面」の壁紙を、「金箔風」の壁紙で改装をしたところ、これまで使用していた「グレー」のカーテンではしっくりこなくなったので、思い切ってゴールド系のファブリックで新たなスタイル提案をして欲しいというものでした。

もともとは、ご入居時に貼られていた「白い壁紙」にモノクロームの家具を組合わせたインテリアでしたので、天井から壁まで「オール・ゴールド」の内装というのはとても大胆なイメージチェンジです。

 

当社展示品でのコーディネート提案。

ゴールド,カーテン

 現地お打合せにあたっては、高層マンションでの使用に対応(消防法の規定に準拠)した、「防炎」ファブリックの中から、ゴールド系の縫製サンプルを5点ほどお持ちして、お好みの生地をご選定いただきました。
「防炎」生地で個性的なゴールドの生地は余り多くありません。

 

五洋インテックス・エタン、SD018 02

今回ご採用いただいた生地は、ゴールドのシャンタンベースに「ダマスク柄」が重ねられた朱子織ファブリック、五洋インテックス・『エタン』のゴールド色(SD018 02)です。
使いやすい生地ですがやや薄手でしたので、ライトゴールドのシャンタン裏地と、「2.5倍ヒダ」の縫製仕様でボリュームをつけて仕立てることになりました。

 

装飾タッセル,ゴールド

 コーディネートでご採用いただいた2ツ房の『装飾タッセル』は、房部分の長さが28cmもある当社展示品でも最大級のものですが、ボリュームのあるファブリックをまとめるアイテムとしてはとても効果的でした。

 

『SUMIKO・HONDA(スミコ・ホンダ)、ネッソ(SH9924)、川島織物セルコン

参考までに、その他のご提案生地としては、「にじみ」や「ぼかし」といった日本画のデザインをもとにして織表現であらわした『SUMIKO・HONDA(スミコ・ホンダ)』の作品より「ネッソ」(SH9924)のイエロー・ゴールドや、、、

 

「ケンラン」FF4558、川島織物セルコン

同じく川島織物セルコンのカタログ『filo』収録の人気ファブリック「ケンラン」(FF4558)のゴールド色など、実際に室内でかけてみないと最終的なマッチングが難しい個性的な生地もご紹介いたしました。

 

納品後の様子。

2015.12.1.11

サッシから上の部分に『装飾バランス』を組合わせたいというご要望でしたので、「ダマスク柄」のパターンが程よく入る「ストレートバランス(トリム付)」をご提案させていただきました。

 

2015.12.1.8.2

 「装飾トリム」を裾部分に加えた柄の割付けを行いながら加工指示書を作りました。

 

ダマスク柄 ストレートバランス

納品後の様子です。
「ストレートバランス」ではありますが、正面だけでなくカーテンボックスの内側にも折り込みを入れる「C型」形状で作ることにより、端部がよりまとまりやすくなっています。

 


ゴールド カーテン

金箔壁紙 クロス

季節柄「クリスマスシーズン」の飾り付けも加わり、大変個性的なインテリアが出来上がりました。

以上本日は、『金箔風』の壁装に組合わせた『ゴールデン・スタイルカーテン』の提案と納品事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社 ・「装飾バランス」の特集ページを見る。
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「中古マンション」入居時の洋風インテリア・リフォーム事例。

2015年11月28日

築30年・「中古マンション」ご入居時におけるトータル インテリア・リフォーム。本日は「リビング・ダイニング」編のご紹介です。

2015.11.27.19.2

老朽マンション 洋風 リフォーム

まずは「Before~After」の様子をご紹介させていただき、そのデザインコンセプトのポイントを後述させていただきます。

 

「室外機」の置けない『寝室』のエアコン対策。
LDの「装飾ダクトスペース」造作で意匠性をフォロー。

2015.11.27.19

 以前のオーナーが、LDと隣接する「和室」を一続きの居室にするリフォームを行った際に、構造梁下で区画されていた「間仕切り」を撤去して、押入れエリアを更に手前側に拡張させた「ウォークイン・クローゼット」に仕様変更されていました。

2015.11.27.25

次に、旧・和室側には、使われていない「エアコン」用のコンセントと塞がれた配管口が残っていました。
今回のリフォームにあたって、屋外に室外機が置けないためにエアコンが使用できなかった「寝室」でエアコンを使える様にしたいというご要望がございました。
そのためには、旧和室側の配管口を流用する必要があるのですが、同時に寝室から延長させるドレンホースをなるべく目立たせずに引き込むという意匠的な工夫も必要でした。

 


ウィリアム・モリス、THISLE・WM8608/4、輸入壁紙 施工事例

2015.11.27.26

 

エアコン用の「ドレンホース」の通路に意匠性を持たせる造作として、今回、構造梁でセパレートされた旧和室側の天井部分に「ダクトスペース」を箱型の通路を作ったのちに、『装飾モールディング』と個性的な『輸入壁紙』で華麗にオーバーラップするスタイル提案をさせていただきました。

こうして、ドレンホースは、「装飾ダクトスペース」を通って、「ウォークインクローゼット」内に入り、隣接する「寝室」まで人目に触れず通じる様になりました。


ウィリアム・モリス、THISLE・WM8608/4

腰上の壁紙には、深みのある赤が魅力的な、ウィリアム・モリスの『THISLE(あざみ)』 ・ WM8608/4をご採用いただきました。

 

ウィリアム・モリス 壁紙 赤 事例

アメリカ・WALLQUEST・JV80302

見切り材の「チェアレール」をはさんで腰下の壁紙には、アメリカ・WALLQUEST(ウォールクエスト)社の格調高い紺地の輸入壁紙(JV80302)を合せています。

 

 

「エアコン・ダクト」に配慮したトップトリートメント。
『装飾バランス』を使った窓回りの設え。

WALLQUEST・JV80302 輸入壁紙の施工事例

「装飾ダクトスペース」を造ることにより、「リビング・ダイニング」で最終的に表出される、主寝室用「ダクトカバー」は必要最小限にとどめる事ができましたが、リビング用のエアコンと合せて2箇所のカバーはやはり残ります。

また、30年以上前の物件のためサッシの高さも180cm程度と決して高くありませんでしたが、お客様の要望により、なるべく窓周り視覚的に大きく魅せるご依頼を抱いておりましたので、変形タイプの『装飾』バランスを駆使したスタイル提案を行うことになりました。

 

2015.11.26.6

まず、エアコンと構造梁、そして窓回りの形状に配慮した『装飾バランス』専用レールを設置いたしました。

 


2015.11.26.11

 基本的にこの様な状況で『装飾バランス』を設置することは非常に困難ですが、今回は窓全体の釣り合いが取れるギリギリのプロポーションに配慮しながら『変形ストレートバランス』を作りました。

 

 

2015.11.26.9

可能であればベランダの室外機に通じる「配管口」まで覆いたかったのですが、それが出来なかったため「配管口」用の『アーチカーテン』を作ることになりました。
アーチの下には「楕円形のミラー」が設置される予定のもと、ご覧の形状で大まかな加工を縫製工場に依頼しました。

 

2015.11.26.8


2015.11.26.10

現場での洋裁による最終調整で出来上がった「配管口」用・『アーチカーテン』。


2015.11.27.28

2015.11.26.15

いわゆる「裏舞台」です。

 

川島織物セルコン、ドタール、FF4595

窓全体のスケール感も、さまざまな装飾効果を駆使することによって縦横にダイナミックなものになりました。


窓辺の「コーディネートアイテム」。

2015.11.26.9.2

カーテンを含む厚手でご採用いただきました生地は、川島織物セルコンのカタログ『filo』収録の「ドタート」より、FF4595。

『ドタート』は、川島織物セルコン、カタログ『filo』の中でも、人気の高いロングセラー・ファブリクで、比較的スリムな縦ボーダーと光沢のある糸を使用したクラシカルな紋様が組み合わさった、高級感の感じられるパターンが特徴です。

 

2015.11.27.24

コーディネートレースには、同じく川島織物セルコンから細やかな「アラベスク柄」で描かれた縦ストライプ(PY1462B)を当社展示品をお持ちしてご採用いただきました。

 

2015.11.26.1

最後に、縦横にグレードアップを遂げたスタイルカーテンをまとめる『装飾タッセル』には、豪華なメタリック混タッセルである『マンハッタン』を大胆に合せました。

 

ソウショクタッセル マンハッタン

『マンハッタン』は、当社で150本以上ある装飾タッセルのコレクションの新作(3色展開)で、アメリカのメーカーから取寄せていますが、国内在庫もございます。

 

2015.11.26.9.4

こちらは今回の採用色の「グレー」。

ニューヨークの「摩天楼」を思わせる豪華なメタリック混タッセルは、装飾部分の長さだけでも35cmあります。
ただし、カーテンを束ねるロープ自体はそれはほど長くはありませんので今回の窓でも大胆にデフォルメ効果を狙って使いました。

 

2015.11.26.9.6

使いやすい「アイボリー」に、、、

 

装飾タッセル 黒 コージャス

人気の「ブラック」。

「柄物」は勿論、「無地」カーテンの存在感を引き立てる個性的なアクセントとしてお楽しみいただけます。

 

今回のまとめ。

2015.11.27.19.2

Before

 

2015.11.26.14


After

2015.11.26.17

「ウォークイン・クローゼット」の扉も『装飾ドア』にリフォームしています。

これから揃えられる家具と調度品のディスプレイが楽しみな居室に生まれ変わりました。

このように、様々な装飾アイテムの効果的な組み合わせと、リフォームから窓装飾にかけてのトータルプランニングを駆使した、こだわりの築30年超・『マンション』リフォームの模様を2回のブログにてご紹介させていただきました。

 

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

◆ 当社・「装飾モールディングの特集」ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/sub7tokushu-14.htm

◆ 当社 ・「装飾バランス」の特集ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/balance.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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ウィリアム・モリス『イチゴドロボウ』で楽しむ、「ローマンシェード」と「装飾カーテンレール」のコーディネート。

2015年11月07日

マナトレーディング,イチゴドロボウ ,311

「寝室」窓辺のリニューアル事例。

マナトレーディング,イチゴドロボウ ,311,カーテン

当社でリクエストが多い、ウィリアム・モリスの『イチゴドロボウ』をメインアイテムに据えたコーディネートをご採用いただきました。

 

 

英国 ・『サンダーソン社』製
『Strawberry Thief(いちご泥棒)』について。

f-2013.7.9.15

『Strawberry Thief(イチゴドロボウ)』は、ウィリアム・モリスの描いた1883年のデザインです。
当時、モリスは、「ケルムスコット・マナー」での生活の中でいちごを栽培していましたが、収穫期に次々と食いしん坊の鳥たちに食べられていました。
モリスが作品を手掛けるにあたって、複数の鳥の中より、愛らしい「ツグミ」に特定してデザインし、 小鳥と花、苺という、前面に表出るされる図柄の後ろに、青い森が佇んでいるという、ウィリアム・モリス独特のユートピアが感じられる作品となっています。

2015.9.1.14

 今回ご採用いただいた生地は、英国・サンダーソン社のコットン・プリント版の『イチゴドロボウ』(全5配色)の中でも、インテリアに合せやすいと人気のある、311番色をご採用いただきました。

 

『ローマンシェード』による楽しみ方と留意点。 

イチゴドロボウ ,ローマンシェード,柄指定

 ベットの背後にあたる「腰高窓」では、特注仕様の「柄指定」を行い、『イチゴドロボウ』の持つデザイン特製を「ローマンシェード」の平面表現にて表現しています。
ちなみに、ローマンシェードをご採用いただいた窓は、西側に面する窓であるため、コットンプリントの退色・劣化を予防するための「裏地」を併用しています。

2015.10.16.23.1

参考までに、『イチゴドロボウ』のデザインを「ローマンシェード」で表現する場合の留意点として、窓のサイズ(幅と高さ)に応じた、柄の割付の塩梅を考えることが重要となります。

ローマンシェードを「窓枠内」に納めるか「窓枠を覆う様に」納めるかによって製作サイズとパターンの割付方が異なりますが、この生地は程良い割付を決めるのが難しい生地です。
ローマンシェードでの選定生地が「無地」であれば、生地を多って割高となる「柄出指定(※オプション)」など全く考えなくても良いのですが、『イチゴドロボウ』の場合はこの割付イメージを充分に考える必要があります。
窓の大きさや納め方に制約がある場合、中途半端なパターン表現となってしまうことも多いため、その様な場合はご希望があっても無理にローマンシェードでのご採用をお勧めできない場合もある生地です。

 

2015.10.16.23.5

 今回は幸いなことに、窓寸法に対して程よい「柄出し」が可能であったため、メーカーに相談して、ローマンシェードを完全に畳み上げた時の柄の指定とヒダの畳みも特注でオーダーしています

イチゴドロボウ ,ローマンシェード

先頭のヒダ畳みの背後に、下部のヒダが隠れる様な納まりが可能であったため、ローマンシェードを引き上げた際に窓の「上飾り」の様なイメージで横一列に並ぶ「ムク鳥と苺」のパターンを楽しむことができました。

 

2015.10.16.23.9

これはたまたまですが、2段階目のパターンも、全閉時と同じ裾の位置に出すことができました。

 

2015.10.16.23.11

 基本的にローマンシェードでの畳み寸法ピッチは、「20cm(※標準ピッチ)」を基準としており、窓の大きさ(「30cm(高さのある大窓など)」、「15cm(小窓など)」)により、ピッチを変えることもありますが、2段目以降の畳み代のピッチをランダムに変えることはできません。

規則的なピッチで畳み上げられる納めがローマンシェードの一般的な理想だからです。

 

2015.10.16.23.25

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この様な過程を経て、「アクセントウォール」として貼られている、『マリーゴールド』の淡い淡色ブルーパターンとの相性も良くローマンシェードをコーディネートすることができました。

 

『装飾カーテンレール』で2つの窓を一体化。

2015.10.16.23.3

次に、ベランダ柄のダイナミックな「2間窓」風に見えるこちらの窓、実は横並びの「掃出窓」と「腰高窓」を1セットの『装飾カーテンレール』を使って一体化にまとめています。

 

2015.10.16.23.12

上の写真左が「掃出窓」、右側が「途中窓」ですが、各窓枠の上にはカーテンレールを設置できる下地が4cm程しか補強されていないことと、2つの窓の枠高に約2cmの高さの相違があったため、以前は、それぞれの窓の窓枠に普通のカーテンを個別につけた納めとなっていました。
これを今回、『装飾カーテンレール』を採用しつつ1つの窓にまとめられないかというご相談をいただきました。

 

2015.10.16.23.23

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ご来店の折、お客様が気に入られた装飾カーテンレールがこちらの、『ルブラン22』です。
『ルブラン22』は、トーソーが2014年にリリースした人気商品で、ロートアイアン風の重量感ある装飾性豊かなブラケットとポールのカラーコンビネーションがお楽しみいただけますが、実際にこの製品が採用できるかどうかをサンプル持参のうえ、現地での採寸の際に確認する必要がありました。

 

2015.10.16.23.13

現地での打合せにより、左側「掃出窓」の枠上にブラケットを乗せる様な納めで、辛うじて18mm下がった右側「途中窓」上の下地にビス止めできることが判明しましたので、正式採用となりました。

 

トーソー,ルブラン22

カーテンを開けたレースメインの状態で、一体化された窓の統一感がお分かりいただけると思います。

個別にカーテンレールを付けて「掃出窓」と「途中窓」をセパレートするのとひとまとめにするのでは見栄えがまるで違ってきますので、お客様にも大変ご満足いただけました。
ちなみにレースには、特殊な遮熱加工が施されたオーガンジーレース(フジエテキスタイル・FA1622 SL)をご採用いただきました。

 

2015.10.16.23.22

なお、装飾カーテンレール・『ルブラン22』の場合、ダブルポールセットにしていまうとブラケットの形状が異なってしまい、デザインの魅力が半減してしまうので、レース側のコーディネートレールに機能性レールの『ネクスティ』のブラック色を組み合わせ仕様で納めています。

また、綿製(100%)のプリント生地である『イチゴドロボウ』の経年収縮を考慮しての納めとして、カーテンのフック仕様を一般的な装飾カーテンレールを採用する際に組み合わせる「Aフック(レールが見える)」ではなく、機能性カーテンレールを正面付で設置した場合に用いられる「Bフック」で仕立てています。
Bフックで仕立てることによって、カーテンの「総丈(上部から裾までの長さ」を3cmほど上部に長く伸ばせるので、経年収縮に応じて、3cmまでカーテンの丈をアジャスターすることを考えた納めとしています。

余談ですが、『ルブラン22』は、ポールの径が22mmと細身のため、その様なイレギュラーな使い方をしても、カーテンの開閉に際しての納まりがさほど悪くないのですが、ポール径の太い木製カーテンレールなどを使用する場合は、カーテンの上部が手前に傾斜しやすいことと、リングランナーもポールの径に応じて太く大きくなるため、今回の様な納め方は不向きであることを補足させていただきます。

 

2015.10.16.23.25

2015.10.16.23.26

最後に、『イチゴドロボウ』を束ねる「装飾タッセル」を別途ご採用いただき、今回の様々なリクエストを組み入れた窓辺のトータルコーディネートが完成いたしました

 

◆当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
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◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
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◆ 当社・『ローマンシェード』の特集ページ
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マンション既設の「カーテンレール」を新調して、装飾性と機能性を高めた、窓辺の演出事例(カーテン・レース編)

2015年09月09日

近年の「新築マンション」は、室内における構成面積が大きい、「フローリング」や「ドア(建具)」などのデザインやカラー、素材感が向上してきています。
それにより、ご入居時のインテリア演出においてはお客様の個性や嗜好が反映させやすい内装に仕上がってきています。

ただし、「窓周り」を演出する『カーテンレール』納めに関して言えば、『カーテンボックス』で仕上げられた窓周り『汎用的なカーテンレール』を窓枠に「正面付」で設置されている窓周りでは、はっきりとしたイメージの差となって目立ってしまい、しばしばお客様からカーテンレールの新調を含めたトータルコーディネートのご相談をいただくことがございます。

 

既設の「C型・カーテンレール」と、
マンションにおける『GL工法』について。

「C型・カーテンレール」

内覧会でのお打合せ時に拝見した、既設カーテンレールの様子です。
こちらの物件では、シルバー色の「カーテンレール」が、窓枠に「正面付」で設置されていました。

 

 

2015.9.6.7.10

2015.9.6.7.6

カーテンレールを窓枠に設置する場合、上図の「取付ブラケット」のへ併用が必須となり、取付ビスの設置個所より38mm下方に、カーテンフックをとめる「ランナー」がくる構造となっています。

2015.9.6.7.39

 今回の事例の様に、窓枠にカーテンレールを「正面付」設置をいたしますと、レール上部からの 「光漏れ」や「断熱性」が懸念されることがありますが、「GL工法」という、マンション特有の壁装仕上げの場合、工法の性質上、「木造戸建住宅」の様に窓枠上部にカーテンレールを設置するための下地がありませんので、必然的に『カーテンボックス』が別途・設けられていなければ、カーテンレールの設置位置を大きく上げて、窓周りをより美しくダイナミックに表現できなくなるといデメリットがあります。

 

「内覧会」と「ご来店」時のご相談内容。

2015.9.6.7.5

2015.9.6.7.2

まずこちらは、マンション「内覧会」時における、カーテン、レース、装飾タッセルのコーディネートイメージです。
選定されている、ウィンドゥ・アイテムに対して「シルバー」のカーテンレールは決して相性が良いとは言えませんでした。

 

インハウス IH245(05) カーテン

「メープル」IH245(05) カーテン

当社ご来店時に、ご選定いただきました、LD用のカーテンには、五洋インテックスのカタログ『インハウス』収録の人気ファブリック、「メープル」より、生地品番:IH245(05)を第1候補として、それにボイルレースと、当社オリジナル品の『装飾タッセル』を合わせたご提案をさせていただきました。

窓周品は、一度つけたら長期にわたりご愛用いただくものですし、カーテンレールについても同様の事が言えます。
その様なこともあり、今回、「室内ドア(扉)」の木目色に合わせた、コンパクトでありながら程よい装飾性の感じられる「カーテンレール」に交換しようということになりました。

 

 

コンパクトな「機能性」と、木目をイメージした「装飾性」。
取付仕様にこだわった「カーテンレール」の選定。

 

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今回、ご採用いただきましたカーテンレールは、TOSO・『ネクステイ』カーテンレールより、「ダークマホガニー」色のダブル付に、メタリック調の「パールベージュ」のサイドカバーをつけた組合品です。
ネクスティは、全12色のカラーバリエーションに加えて、サイドカバーの組合せパターン色も豊富に揃っている、インテリアコーディネートのし易い「機能性カーテンレール」です。

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ネクスティ 「サイドマグネットランナー」

『ネクスティ』は、「静音カーテンレール」としても高い評価がありますが、オプションの「サイドマグネットランナー」などの併用により、窓の中央のみならず、左右側からの開閉もできる、操作性に優れたカーテンレールです。
特に、『サイドマグネットランナー』は、ベランダや庭などへの頻繁な出入りを行う生活シーンにおいて重宝されている魅力的なアイテムです。

 

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また「ネクスティ」にはダブル付に限り、オプション・『LTダブルブラケット』を組み合わせることができ、これにより「カーテンレールランナー」の設置を既存の汎用レールと比較して、27mmですが上方に配置することができます。

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ネクスティの姉妹品ともいえる『エリート』にも、『LTダブルブラケット』があり、やはりこれを使用することにより、汎用レールと比較して、27mmですが上方に配置することができます。
『エリート』は30年以上の実績のあるロングセラー品ですが、この四角い形状のデザインに丸みを持たせて、「装飾レール」としても使える様に開発されたカーテンレールが『ネクスティ』です。

 

取付補助金具

ちなみに、「窓枠」に対して正面付された製品については、カーテンレールの「ブラケット」の形状を変えることの他、ブラケット単体では対応しない製品については、『取付補助金具』といった副資材を用いて調整をすることが状況に応じて可能な場合があります。

 

トータルコーディネート後の様子。 

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「室内ドア」の色に合わせて、カーテンレールを交換した、納品後のLD窓イメージです。

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カーテンの取付方を『Aフック(天付)』にして、ダークマボガニーのレールを装飾的に見せる事ができました。
また「Aフック」と『サイドマグネットランナー』を組み合わせていますので、カーテン、レースの開閉を中央(両開き)だけでなく、左右からも行える様にカスタムアップされています。

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五洋インテックスの『メープル』・IH245(05)と装飾タッセルとの相性も良好で、格調高いリビング・ダイニングの窓辺に仕上がりました。

 

 

『主寝室』もトータルコーディネートで。

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同様に、『主寝室』の窓周りも同じ手法で納めさせていだきました。

 

スミノエ D-9312 カーテン コーディネート

カーテンは、スミノエのタログ・『mode-s』収録の遮光生地より、「ピーチスキン」といわれている、桃肌の様なしっとりとした起毛が美しいファブリックより、ライトパープル色のD-9312をご採用いただき、当社展示の「装飾タッセル(オリエント・BN6650T)」との組合せで納めさせていただきました。

 

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コーディネート・レースには、LD同様にスミノエの『mode-s』収録の生地より、遮熱性のある「ボイル(D-9528)」をシンプルに合わせています。

 

スミノエ.mode-s,D-9312 カーテン

納品後の様子。

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壁際の窓周りも、ダークマホガニーとライトパープルのカラーコーディネートが美しくスッキリと納まっています。

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オプションの『サイドカバー』には、必要に応じてカーテンレールの側面を「遮光」、「断熱」を目的としたリターンを回すことのできるリターン用フックが付属しております。

 

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カーテンと装飾タッセルとの相性も抜群で、落ち着きのある素敵な「主寝室」の窓辺ができあがりました。

 

以上、本日は、マンション既設の「カーテンレール」を新調して、装飾性と機能性を高めた、窓辺の演出事例(カーテン・レース編)をご紹介させていただきました。

 

当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

当社『カーテンレール特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2-2.htm

 
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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新刊・『インテリアデザイナーの住む家』(トーソー出版)にて、当社事例紹介が掲載されました。

2015年08月13日

2015年8月5日に、トーソー出版より全国の書店にむけて新刊リリースされました、『インテリアデザイナーの住む家』にて、当社が手掛けた最近の事例紹介を4ページの特集形式で掲載いただいております。

 

新刊・『インテリアデザイナーの住む家』

インテリアデザイナーの住む家 トーソー出版

新刊・『インテリアデザイナーの住む家』の表紙です。
テキストは、フルカラー(A4変型・128ページ)で、広告などを一切含まない「教科書(?)」的な構成となっている保存版の一冊です。

 

「ミツワインテリア」の掲載ページ

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当社掲載ページでは、窓装飾の「トップトリートメント(上飾り)」としての魅力を持つ、『装飾バランス』をメインテーマとした構成となっております。

同時に、我々の得意とする、「マンション」や「戸建住宅」におけるトータル・インテリアリフォームの提案・施工事例も紹介されておりますので、窓装飾だけでなく、欧米スタイルのインテリアにご興味のある方にも、当社の活動の一端をご紹介して参りたいと思っています。

 

 

「インテリアビジネスニュース」より引用。

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◆「インテリアビジネスニュース(7/21版)」・WEBサイト での紹介。

 
トーソー出版は、第一線で活躍するインテリアデザイナーの自宅から、そのコーディネートテクニックを学べる書籍「インテリアデザイナーの住む家」を、8月5日(水)より全国の書店で発売する。

美しい空間づくりのヒントがたくさん詰まっているインテリアデザイナーの家。

同書は、単なる施工事例集ではなく、彼らのセンスとワザを豊富な写真と説明文で紹介する、インテリアデザインの仕事に携わる方々に向けたバイブル的な指南書。

ワンランク上のウインドウトリートメントデザインはもちろん、その背景にあるデザイナーの意図、テクニック、顧客への応用例までを詳しく解説しており、全体にわたって、業界で長年活躍してきたインテリアスタイリングプロの名誉顧問・塩谷博子氏と同代表・前畑順子氏が監修している。

インテリアコーディネーター、デザイナー、窓装飾プランナーなどのインテリアのプロにとって、スキルアップのために欠かせない必読の一冊となっている。
A4変型、128ページ。定価は3000円(税別)。

 

以上、本日は、2015年8月5日に、トーソー出版より新刊リリースされました、『インテリアデザイナーの住む家』のご紹介を、当社・近年の活動報告事例と併せてご紹介させていただきました。

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

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ウィリアム・モリス『ピンパーネル(FF4515)』納品事例と、レースの「西日対策」。

2015年08月02日

「 LDに隣接する「和室」の間仕切りエリアを撤去して、「和洋折衷スタイルの広間」にリノベーションされたお部屋のウィンドゥトリートメント事例です。

 

「展示サンプル」を駆使しての現地コーディネート。

ピンパーネル FF4515

今回のお打合せに当初先立ち、お客様が「川島織物セルコン・ショールーム」にて、ウィリアム・モリスのデザインを中心としたカーテンとコーディネートレースを候補生地としてお選びになっておりました。

現地お打合せの際は、お客様がご希望された当社手持ちの縫製サンプルとコーディネートアクセサリーをお持ちして、実際のインテリアと対面するかたちで一番印象の良い生地をご選定いただきました。

今回、ご採用いただきました、カーテン生地はは、ご相談当初の第一候補生地ではなかったのですが、実際に窓に並べてイメージ合わせをしてみると、ご自宅のインテリアにしっくりと溶け込んでいましたので、こちらの生地が「ご自宅での一目惚れ」の生地となりました。

店舗やショールームで気に入った生地がそのままご採用されるケースは確かに多いですが、折衷スタイルのインテリアシーンにおいては、並べて比較するまで分からない場合も多いため、この様な形式のご相談をいただくことが非常に多いです。

 

ウィリアム・モリス・『ピンパーネル』

ウィリアム・モリス ピンパーネル FF4515

今回、メインとなるカーテンにご採用いただいた生地は、川島織物セルコンの織物生地として人気のある、ウィリアム・モリスの『ピンパーネル』の2配色より色番:FF4515です。
『ピンパーネル』は、元来、ウィリアム・モリスが1876年に、彼のロンドンの屋敷であった、「ケルムスコットハウス」のダイニングの壁紙用に描いたデザインがベースになっています。

 

ウィリアム・モリス,ピンパーネル,FF4515,オーダーカーテン

デザインの特徴は、モリスが好んだ、「左右対称(シンメトリー)」に渦巻く植物(ルリハコベ)の柄を採用したパターンです。
川島織物セルコンが「織物」によるデザインとしてリリースする際には、この作品の持つ自然な柔らかさと、レリーフのイメージを、織物生地の組織の特徴である、凹凸のグラデーションを駆使して微細な表現で仕上げました。

 

「ダイニング」エリアは欧風テイストで。

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『ピンパーネル』と合わせたコーディネートレースには、薄手でありながら、ナチュラルな色合いと「天然繊維」の風合いが感じられる、FT5350を数種類のレースの中からお選びいただきました。

 

川島織物セルコン,ウィリアム・モリス,ピンパーネル,FF4515,オーダーカーテン

フローリング側のエリアは、これから「ダイニングテーブル」が揃えられ、広々としたダイニングとなる「洋風インテリア」です。

 

「和風」の名残を感じる折衷インテリア。

ウィリアム・モリス,ピンパーネル,FF4515

本来、こちらの窓は2つの居室で区分されていましたが、リノベーションにより、開口幅・5Mのダイナミックな「掃出窓」に生まれ変わりました。

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TVの中心から左方向の『琉球畳』エリアが以前の「和室」です。
窓側の
「袖壁」を撤去することと、フロアや家具の配色を濃色系で深みのある色調に整えることにより、ひと続きの折衷スタイルのインテリアとしてリニューアルされました。


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ソファ後ろの造作棚には、「タイ」で集められたという緻密で深い色合いの民芸品がディスプレイされています。

 「オリエンタル・スタイル」のインテリアの要素の中に、違和感なく居室全体の統一を図る洋風インテリアが組合わされているのがとても素敵です。

 

ダイニングの出窓の『西日対策』提案。
「ロールスクリーン」をさりげなく配備。

ロールスクリーン 西日対策

最後に、家具と配色の近い「電子ピアノ」が置かれているダイニング側の窓を、ディスプレイも楽しめる「出窓」風にするコーディネート提案の様子です。

眺望の良い窓であるため、お客様は薄手のレースを希望されておりましたが、完全な「西側」に位置する窓であるため、比較的透過性の良い薄手のレースだけでは、『西日』が眩しく、ダイニングやピアノのプレイスペースとして快適に過ごせるための工夫が必要な窓でした。

シュミレーション提案により、西日の影響を受ける時間帯と日常の外出時の効果的な断熱対策として、通常は窓枠上部にコンパクトに収納されて目立たない『ロールスクリーン』をご採用いだくことになりました。

 

ロールスクリーン ニチベイ フェスタⅡ N6502

ご採用の生地は、程よい採光性とコットンライクの天然な素材感が感じられる薄手のロールスクリーン生地として人気のある、ニチベイの『フェスタⅡ』より、生地色:N6502(クールグレイ)をご採用いただききました。

 

 

実際の『西日対策』効果。
レースの保護とカーテンの裏地として活用。

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外気温・35℃を超える真夏の猛暑日における、午後2時頃の「西側窓」の様子です。
この写真では、「ロールスクリーン」は窓枠の上部に巻かれており目立ちません。

 

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次に、「ロールスクリーン」を1/3ほど下げてみると、上方から射しこむ陽射しが和らげられて、窓辺が少し涼んできました。

 

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最後に、「ロールスクリーン」を完全に降ろした様子です。

「クールグレイ」の生地に黄色味を帯び始めた西日が当たっているので、グレイの強みは余り感じません。
また、僅かに寒色系の生地が、『ピンパーネル』や周囲のインテリアと調和しており、レースの背後にロールスクリーンを使用しているという気配を余り感じさせませんが、確実な遮熱効果が働き、暑さと眩しさを軽減させる機能的なダイニングの窓にバージョンアップしました。

 

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ちなみに、こちらは、ロールスクリーンを降ろしていない時のカーテンの見え方です。

こちらの様に、「両開き」のカーテンの中央の生地を意図的に重ねれば、生地の厚さが2倍になるので、強い西日をカットされていることがよくわかります。
濃色系の『ピンパーネル』の生地でもこの位の西日の影響を受けています。

 

ウィリアム・モリス,ピンパーネル,カーテン

「ロールスクリーン」を降ろすとご覧の通りの効果です。
『ピンパーネル』は遮光生地ではないですが、厚地で濃色系の生地のため、判り易い効果的が得られました。

 

 

「レースの保護」と「カーテンの裏地」に
ロールスクリーンはいかがですか?

川島織物セルコン,ピンパーネル,FF4515

2015.8.2.14

窓の形状を含めた設置環境の制約はございますが、その問題をクリアできる状況の西側窓では「ロールスクリーン」が効果的な「断熱対策」として活躍することが可能です。
また、「寝室」の東側の窓などの「遮光対策」・「裏地効果」としてもロールスクリーンの併用は効果的ですので、お気に入りの「カーテン&レース」をお選びの際のご参考とされてください。

本日は、「和洋折衷スタイルの広間」のウィンドゥトリートメント事例における、様々な観点からのコーディネートのご説明をさせていただきました。

 

◆当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

◆当社・『川島織物セルコンの特集ページ』を見る。
 http://www.mitsuwa-i.com/kawashima.htm

◆当社・『ロールスクリーンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roll&roll.htm

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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