Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: 「輸入壁紙」 施工事例

ナニック・ウッドブラインドと輸入壁紙で演出するマンションインテリア。

2016年07月07日

本日のブログでは、「高層マンション」 ご入居時に実施した、『アーバン・リゾート』を意識した、インテリアコーディネートの提案・施工事例をご紹介させていただきます。
ナニックの「ウッドブラインド」と「輸入壁紙」を魅力的に組合わせた事例です。


都会的な眺望とリゾート感の融合。
クリエィティブな日常を癒すインテリア。

 ナニック ウッドブラインド 価格

マンション ナニック ウッドバーチカルブラインド 事例

お打合せ時にお聴きしたお客様の要望は、シンプル・モダン系の内装のなかに、格調高い「アジアン・リゾート風」のインテリアを表現したいというもの。

クリエィティブなお仕事をされるお客様の日常はとても多忙。
仕事の疲れをリセットできる自分好みの快適インテリアを設えることにより、日常のパフォーマンスを維持して、オフである休日をリゾート気分で過ごしたいというリクエストでした。

 


 


「全体
のレイアウト」とコーディネート。

2016.6.19.25

そこで、ご提案エリア全体の間取りと特徴を把握しながら、お客様との打合せをすすめることになりました。

 

2016.6.19.26

2016.6.19.34

2016.6.19.32

2016.6.19.35


LDKから主寝室にかけて一直線に伸びる、幅9mと幅広窓と、直角につながるバルコニー側窓は全て掃出窓。
「総ガラス張り」の窓辺になっていました。

 


2016-10-1-33

お打ち合せ当初から、窓装飾には、重厚な天然木の存在感溢れる「木製ウッドブラインド」を使ってみたいというご要望がひとつ。

それに合わせて、主寝室や広々としたバルコニーなど、異なる用途の空間を全体的にまとめあげる個性的なコーディネートができれば提案して欲しいとのご要望がございました。

 


 

「主寝室」窓のコーディネート

2016.6.19.33

ナニック ウッドブラインド 82mm

「主寝室」から見た窓辺。
ベッド(枕元)から見えるダイナミックな眺望は、T字型の広がりを持った窓形状であることもあり、横方向の視界の広さに際立った特徴がありました。

そこで「 主寝室」側の窓では、ベッドから見た視界全面に、横方向に水平のスラットが伸びる「横型ウッドブラインド」を2分割設置で納めることになりました。

 


2016.6.19.21

2016.6.19.20

2016-10-1-34

今回ご採用いただいた「横型ウッドブラインド」は、2016年4月、ナニックよりニューリリースされた、82mm幅のワイドスラットタイプです。
当社展示品(50mm)6種類(25mm,35mm,50mm,60mm,76mm,82mm)のスラットバリエーションをあてた様子がこちらです。

 


2016.6.19.36
さらに、上の写真は、実際にナニックのショールームで、90mmルーバー幅の「ウッド・バーチカルブラインド」との比較撮影をさせていただいた時のものですが、縦型に負けない存在感がありました。

82mmというスラット規格は、欧米タイプの大型窓などを意識したものですが、国内においても、大開口のマンション窓や、意匠にこだわった注文戸建住宅の窓など、個性的な設計が増えてきていますので、今後採用されるケースが増えるでしょう。

 

2016.6.19.37

今回は、73色のカラーバリエーションを持つ、ナニック・ウッドブラインドの濃色・茶系ラインナップより「ダークロースト(083)」をご採用いただきました。
お客様お手持ちの籐家具や、実際勝で使われる赤と黒を基調としたインテリアカラーとの相性を考えたカラーコーディネートです。

 

 

ナニック ウッドブバーチカルブラインド 82mm

ナニック ウッドバーチカルブラインド タワーマンション 事例

主寝室からLD導線エリアのカラーコーディネートと納まりです。

寝室には、こちらの間仕切引戸のほかに、廊下側に配置されている室内ドアもあるため、基本的に引戸を収納させて、窓辺の意匠性を高める通路として魅せる演出をしています。
縦横・2種類のウッドブラインドに加えて、間仕切に施した「輸入壁紙」によるアクセントウォールが、この変則的なレイアウトに個性的な魅力をもたらしています。

 


 

「LD」窓のコーディネート
ウッドバーチカルブラインドを使って。

マンション 間仕切り壁 アクセントウォール

ナニック ウッドバーチカルブラインド デュラスライドⅡ型

「主寝室」エリアで設置した「横型ウッドブラインド(82mmスラット)」とセパレートするかたちで組合わせ設置した、縦型タイプの「ウッドバーチカルブラインド(90mmルーバー)」の納まり。

縦横の違いはありますが、横型も82mmまでスケールアップしましたので、90mmの縦型ルーバーとの連続的な組合せでも迫力的な遜色が少ない納まりとなります。

 

2016.6.19.27

主寝室とLDを区分する間仕切り壁(収納引戸付)の延長線上に、ウッドブラインドを区分するために有効な窓枠のフレームライン配置していないレイアウトでしたので、間仕切り直近の縦フレームにて、縦横2種類のウッドブラインドをセパレートしました。

 

2016.6.18.6

反転して撮影したアングルでは、この様な分割イメージとなります。

カーテンとレースで設える通常の納めであれば、レイアウトのズレを意識しないで済むのですが、主寝室に「横型」のウッドブラインド、LD側に「縦型」のウッドブラインドを併用するプランにおいては、窓枠の適切なフレーム位置で製品を区分して納める必要がありました。

 

 

2016.6.19.22

2016.6.19.12

ナニック「ウッドバーチカルブラインド」のヘッドレールは、2016年4月より、新たに開発した『デュラスライド II 型』と呼ばれるメカニカル機構にモデルチェンジされました。

 

2016.6.18.12

 

2016.6.18.13

機構の特徴は、最大25m²までの大型窓に対応した、操作性と耐久性の向上にありますが、ヘッドレールの厚み(取付高)が57.5mm、幅が70.5mmと、従来品に比べて大ぶりになりました。

留意点として、金属ヘッドレールの存在感が増しているため、カーテンボックスの深さが十分に取られていない設置環境にあっては、化粧材として、オプション「バランス」を併用しないと、木製ブラインド全体の意匠性に影響しますので注意が必要です。

 

2016.6.19.11

本事例の場合、カーテンボックスの深さが浅かったため、ウッド・バーチカルブラインドのヘッドレールをオプション「バランス(化粧板)」で覆うことにしました。

また、主寝室側の「横型ブラインド」と一続きになっているので、全体にウッド・バーチカルブラインド用のバランスを接続して統一感を持たせることにしました。

 

 

ナニック ウッドバーチカルブラインド バランス

次に、ナニック「ウッド・バーチカルブラインド」用の新型バランスの注意点です。
ウッド・バーチカルブラインドの場合、本体とバランスを直結できない構造になっています。

併用にあたっては、付属の「L型金具」をバランス面と天井面のそれぞれにビス止めする仕様になっています。

カーテンボックス内にバランスを設置できる十分なクリアランス(最低127mm以上)が確保されていない場合は使用できないこともありますので、採寸時の事前チェックは念入りに行う必要があります。

本事例では、ボックス内の有効クリアランス(開口)が140mmでしたが、余り余裕は感じられなかったので、実質140~150mm程度の設置スペースが欲しいところです。

余談ですが、壁面に「正面付」で設置する場合は、別途、取付補助金具を自前で用意するなどの工夫が必要です。

ヘッドレールの性能は向上しましたが、オプションバランスの使い勝手は従来品より不便になった感じがしますので、使用にあたっては全体の意匠性を保つ工夫を、施工する側が考える必要がある製品となります。

 

 

2016.6.18.15

「横型」と「縦型」ウッドブラインドの前面にオプション・バランスを設置した様子。

ウッド・バーチカルブラインド用のバランスは、90mmの立ち上がりがありますが、カーテンボックスの中に多少埋没してしまいます。

そのため今回は、底上げ部材の「ブラケットスペーサー」を別途用意して、バランスの上部に30mmの下駄を履かせてバランスがカーテンボックスの下側に適度に表出する工夫を施しています。

 

2016.6.18.18

ナニック ウッドブラインド 82mm 事例

2種類のウッドブラインドの正面に設置した、ウッド・バーチカルブラインド専用「バランス材」に様々な調整を加えて美しく仕上げた様子です。

今回のカーテンボックス内設置におけるこだわりポインとなります。

 

ナニック ウッドバーチカルブラインド ヒンジ Bタイプ

2016.6.19.13

無垢材の美しさと質感を生かしたナニックの「木製縦型ブラインド」。

ルーバー(羽根)材は、巾90mmのバスウッド。
衝撃に対する保護と無垢材の反りや曲りなどを防止する独自開発のヒンジ式分割を採用して、天然木の質感に実用的な機能性とメカニカルなデザイン性をプラスしたこだわりのルーバーです。
 
「ヒンジ分割」のパターンは3タイプ。
従来型の「Aタイプ」に加えて、「Bタイプ」、「Cタイプ」が新たに加わりました。
 

今回採用した、ヒンジタイプは、メーカー推奨の「Bタイプ」です。

 


「Bタイプ」
のヒンジパターンは、ブラインドの高さに応じ等分割された「Aタイプ」のルーバーに加えて、Aタイプよりも1分割多い分割ルーバー(B)の2種類のルーバーを使用するタイプです。

2種類のルーバーを交互に取付けることによって、ヒンジのラインを分散させ、デザイン性の向上を図っています。
ヒンジタイプのルーバーは、特に男性ユーザーから支持されるデザインですが、今回更にそのパターンを増やして、より洗練されたラインナップになりました。

設置の工夫を駆使した甲斐あり、82mmスラットの大型横型ブラインドとの連続性が図られた「リビング・ダイニング」のウッド・バーチカルブラインドがダイナミックに納まりました。

 


 

 「バルコニー」窓のコーディネート

2016.6.19.35

ウッドデッキ仕上げになっている、ゆったりとした「バルコニー」に面した窓。

太陽の直射を受けない窓でもあるため、ここでは、LDとつながるバルコニーのインテリアとしての一体感を重視した設えを考えました。

軽やかなアーバン・リゾートのインテリアシーンに寄り添うコーディネートアイテムとして採用したのが、商業空間などで採用される高品質の「ストリングス カーテン」です。

 

2016.6.19.9

「Animoni Design」から発売されているリリースする、ストリングス カーテン・『ラインビュー』です。

ストリングス カーテンとは、日本ではフリンジカーテン、ひもカーテンなどの名称で呼ばれるもので、店舗装飾や窓周りのレースカーテン、暖簾、な間仕切りなどの用途で使われています。
ストリングス カーテンの発祥はドイツで、住宅の窓やベッドルームの天蓋、間仕切りとして使われ始めました。
 
 
ラインビューには2種類の糸の太さがあり、ややざっくりとした「12ゲージ」、繊細な「18ゲージ」の2タイプのご用意があります。

12ゲージとは、1インチ間(2.54cm)に12本、18ゲージは、1インチ間に18本のヒモが走っていることを意味します。

 

 

Anonimo Design ラインビュー ストリングスカーテン

今回採用した「ミューファン・ブラック(12ゲージ)」は、きらきらと煌めく純銀を蒸着させた国産糸「ミューファン」を使用しており、エレガントな輝きを持っています。

LD側のウッド・バーチカルブラインドとの相性も良いのですが、夜間は、黒糸に編み込まれた銀糸が夜景を引き立てる輝きを放つ同調効果を狙い、バルコニーの存在感を引き立たせる存在としています。

 

2016.6.19.4

 

こうして、深い庇(ひさし)とウッドデッキ仕上げのフロアに籐のソファをセットして、開放的な「アーバン・リゾート」を堪能できるバルコニーが出来上がりました。

 


 

輸入壁紙を使った 「アクセント・ウォール」
構造柱や間仕切り壁を魅力的にリニューアル。

2016.6.19.7

最後に、今回の「窓装飾」に組み合わせて、2つの「アクセント・ウォール」で味付けしたインテリア・コーディネートをご採用いただきました。

 
 

ナニック ウッドブラインド 評判

1つ目の「アクセント・ウォール」は、縦型ルーバーと横型スラットの切り替え付近の「間仕切壁」に採用することで、空間の変化を自然かつ格調高く表現することができました。

 

ナニック 82mm 横
2016.6.19.1.4


ナニック・ウッドブラインドの採用色、「ダークロースト(083)」と組み合わせた、主寝室との間仕切り壁で採用した「アクセント・ウォール」は、英国王室御用達ブランドとして知られる、「Cole&Son」社、『Manor House 2』収録のもの。

カタログのニューリリースに伴い、メーカー(テシード取扱い)在庫限りとなっていたレアな壁紙でしたが、タイミングよく使うことができました。
深みのある赤地に黒で描かれたペイズリーが印象的な「カシミール柄」が上質なリゾートを感じさせる間仕切りを演出しています。

 

2016.6.19.6

2つ目の「アクセント・ウォール」は、バルコニーに面したコーナー部分にある「構造柱」に着目して施工いたしました。

 

2016.6.19.1.3

採用した「輸入壁紙」は、ドイツ製の「Fake Wall」
テシード取扱いの取寄せ品で、石煉瓦をモチーフにしたデザイン。


2016.6.19.2

ご覧の様に、豪華な「石煉瓦」調のデザイン柱に変身しました。

 

2016.6.19.3

 

お客様から、「毎日仕事から帰るのが楽しみでならない」と喜んでいただける大満足のトータル・インテリア コーディネートが完成しました。

当社では、こうした「窓装飾」と「インテリア・リフォーム」の組合せを得意としており、既存のインテリアを、お客様好みにカスタマイズする醍醐味を日々ご提案させていただいております。

 

 

◆「ナニック ウッドブラインド」の特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

 

ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

 

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輸入壁紙とインテリアペイントで仕上げた壁装。(後編)

2016年06月03日

本日は、転勤期間中に数年間「賃貸し」されていた、お客様お手持ち「分譲マンション」の内装リニューアル事例(後編)をご紹介させていただきます。

「後編」では、「前編」でご紹介をいたしました、玄関・廊下といった生活導線や、ご家族が共用される洗面所・トレイと同じく、塗装仕上げと、輸入壁紙を使って、LDKと寝室のインテリアコーディネートをさせていただきました。

 

◆「前編」のレポートは以下URLよりご覧ください。
http://mitsuwa-i.com/blog/2016/06/01

 

「LDK」は淡いグリーンの組合わせで。

2016.5.2.19

「玄関・廊下」の生活導線と室内ドアを隔てて一直線でつながっている「LDK」のリフォーム前の様子。
天井・壁面をすっきりと同一のビニール壁紙で貼り上げられていました。

 

2016.5.2.21

2016.5.2.20

こちらの居室のリフォームにあたり、お客様からご要望をいただいたインテリアカラーは、「少しグレイを含んだ淡いグリーン」

全体をまとめるペイント仕上げに組み合わせて、ダイニング側のアクセントウォールに「ストライプの輸入壁紙」を組み合わせたさりげない変化を楽しむ仕上げをご提案させていただきました。

 

2016.5.2.4.5

「LDK」のベースカラーとなるペイント色にご採用いただいたのは、sherwinwilliamsの「SW6421(Celery)」
食用茎である『セロリ』の茎に近い部分の淡いグリーンをイメージしたカラーです。

この様なペール(淡い)カラーでLDKなど、広い居室の内装を仕上げる際の留意点は、天候や時間帯、室内照明などの環境により、視覚的に感じるカラーニュアンスが変わりやすいことです。
陽射しの強い時間帯は、色味が薄く白みがかって見えますし、夜間の「電球色」照明などを当てた環境下では黄味がかってみえます。
イメージするインテリアカラーが、打合せ時にご覧いただく小さな塗装チャート常時同じトーンに見えにくいのがペールカラー(淡色)の特徴ですので、それを勘案した色の明度、彩度、色相の微調整提案が必要となります。

 

ライムグリーン 壁

その様なお打合せを経て仕上げられたのが、こちらの事例写真。
イエローで塗り上げた廊下から続くDKエリアは、ベランダ(窓側)からはやや離れているため、ダウンライトで照らされる光源の影響を受けやや黄味がかりますが、廊下とのつながりではお客様のイメージされた変化を表現できました。

 

 

パンメソッド工法で作られる「Drag&Stripe」壁紙

2016.5.2.28

塗装色の「Celery(セロリ)」に組合わせてコーディネートされた壁紙が、英国・Fallow&ball社、カタログ『TENTED STRIPE』の展開色よりPB 1361です。

 

2016.5.2.29

Fallow&ball(ファローアンドボール)の輸入壁紙コレクションの中で、無地やストライプの壁紙については、「前編」でご説明したSurface Print(サーフェィス印刷)技法と異なる、「パンメゾット工法」として知られている製造方法によって作られています。

 「パンメゾット工法」とは、19世紀に生まれた壁紙の印刷技法で、底が開いた容器に塗料を入れ、その下に置いた壁紙を引っ張ることによって、無地や直線的なストライプなど独自の色づけをするため『Drag&Stripe』と呼ばれています。 

ペイントで刷られた壁紙ではありますが、汚れの拭き取りや水拭きも可能な「ウオッシャブル加工」を施しておりますので、程良いメンテナンス性もございます。
 
 

輸入壁紙 ストライプ グリーン

『Drag&Stripe』の壁紙をさりげないアクセントに組合わせたLDの仕上がり。
自然光で過ごすLD側の色調は、室内の陰影のを受けながらご覧の様な淡く優しい配色となりました。

 

 

「主寝室」も塗装と壁紙の組合わせで。

2016.5.2.17

リフォーム前の「主寝室」。

 

2016.5.2.4.2

インテリアペイント ピンク 事例

ベースカラーとなる壁装(3面)のペイント色にご採用いただいたのは、sherwinwilliamsの「SW6282(Mauve Finery)」
白で明るく薄めた「モーブ」系のカラーです。
「モーブ (仏語 mauve)」 は、薄く灰色がかった紫色で、マゼンタよりも灰色や青味が強い色です。
「薄い青」とされる野草の多くも、実際にはモーブ色に属すると言われています。

 

 

2016.5.2.32

2016.5.2.31

「モーブ」系のペイントと組み合わせたアクセントウォールには、やはり19世紀伝来の「パンメゾット工法」による印刷機で刷りあげられた単色無地がコレクションされているFallow&ball(ファローアンドボール)のカタログ、『DRAG DR』より 1236をご採用いただきました。

単色でありながらも、筆で描いた様な独特のヘアラインを生み出すこの壁紙は、ローラー塗りのペイント仕上げでは表現できない質感を味わうことが出来ます。

 

Fallow&ball ファローアンドボール 壁紙 DRAG DR

LDに較べると、やや陽当たりの悪い寝室を優しく華やかに彩る壁紙の仕上がりにお客様も大変ご満足いただき、無事ご入居前のインテリア・リフォームができあがりました。

今回の内装リフォームでは、居室ごとに色を変えて生活の中で心地良い変化が感じられるお手伝いをさせていただきました。
味わいのあるペイント仕上げや、古来から受け継がれる印刷技法を使った壁紙で設えるインテリアの醍醐味をご堪能いただけけば幸いです。

 

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

◆ 当社・「インテリアペイント・リフォーム」の特集ページ。
 
http://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-runa.htm

 

ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

 

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輸入壁紙とインテリアペイントで仕上げた壁装。(前編)

2016年06月01日

お客様お手持ちの「分譲マンション」を、転勤などの期間中に、数年間賃貸しされるされることはよくあることですが、賃貸契約満了時に、新築当初とは違った、「お客様好みの内装」にリニューアルケースして戻ってきたいというご要望が増えています。

 

玄関 輸入壁紙 英国

今回の事例もまさにそれで、まず赴任先のお客様よりメールをいただき、持ち家に戻られるのを機に、新築時に貼られていた、白い無地のビニール壁紙に貼り替えるのではなく、内装にお好みの「輸入壁紙」「インテリアペイント」仕上げに変えてみたいというご相談をいただきました。

内装仕上げ材に輸入取寄せ品を選ばれる場合、入荷までに2~3週間程度お時間をいただく事がありますが、お引越しの1カ月以上前に現地でのお打ち合せをの機会をいただきましたので、お引越しの時期に間に合わせることが出来ました。
本日のブログでは、「玄関」・「廊下」・「洗面所」・「トイレ」といった、ご家族が共用する生活導線エリアの内装リフォームの様子をご紹介させていただきます。

 

「玄関・廊下」のコーディネート

玄関 インテリアペイント

「玄関・廊下」の内装は、上品なブルー地のペイントにモダンな植物パターンが描かれた、英国・FARROW&BALLの「輸入壁紙」に、米国・Sherwinwilliamsのイエロー(SW6695)のペイントで塗り上げて仕上げた「塗装専用壁紙」を組合わせたコーディネートをご採用いただきました。

 

「輸入壁紙」が持つ魅力の源流。
『Surfaceprint(サーフェイス印刷)』

アクセントウォール 輸入壁紙 事例

特に今回ご採用いただいたカラー(BP1648)は、当社でも施工事例が多く、過去の施工事例を気に入られたお客様からご要望をいただいた配色パターンです。

 

2016.5.2.33

FARROW&BALLの壁紙は、ベースカラーとデザインカラーそれぞれに、同社のオリジナルペイントを使用した「サーフェイス・プリント」という昔ながらの版木印刷技法を駆使してつくられたこだわりの壁紙です。

刷り上げるパターンごとに異なる専用の版木を使用するこの壁紙印刷機自体は、現在では製造されておらず、現存する印刷機は、新しいものでさえ100年以上昔に作られたものをメンテナンスしながら使い続けています。

現代のグラビア印刷機の様に大量生産ができないこのアンティーク機械。現役として稼働している機械は世界(欧米)でも10数台ほどしか残っていませんが、「サーフェイス・プリント」機が作り出す立体的な色柄の美しい『輸入壁紙』はいまなお、根強い人気があります。

◆『Surfaceprint(サーフェイス印刷)』について。
http://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k-surface.htm

 

 

「洗面所・トイレ」はオリジナルの塗装で。

2016.5.2.16

2016.5.2.8

廊下の途中にある「洗面所」と「トイレ」もお客様の好きなブルーを使ったペイントで仕上げることになりました。

 

洗面所,インテリアペイント

ドイツ製・「塗装仕上げ専用フリース壁紙(ルナファーザー)」に貼り替えたのち、ベースカラーにSherwinwilliamsのインテリアペイントより「SW6950(Calypso)」を選び塗り上げています。

「Calypso(カリプソ)」 は、ギリシャ神話に登場する海の女神カリュプソー(Καλυψώ; Kalypsō)に由来する名を色であらわしたものですが、小空間での単調さにメリハリを付けるために、メインのマリンカラーにゴールドとシルバーといった貴金属色(メタルカラー)のラインを加えてさりげなくモダンな印象を加味しました。


2016.5.2.26

塗り分け施工中の様子。

 

2016.5.2.9

こちらは既製の壁紙ではなく、現地手作業で塗り分けたストライプですので、かなり手間がかかる作業です。
リフォーム期間中にコツコツと仕上げた、一番手間の掛かっているスペースとなりました。

 
次回は、「リビング・ダイニング」と併せて、「主寝室」など、プライベートエリアとなる各居室の壁紙リフォームのBefore~Afterをご紹介させていただきます。

 

 

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm


◆ 当社・「インテリアペイント・リフォーム」の特集ページ。

 http://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-runa.htm

 

ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

 

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輸入住宅の壁紙を『ウィリアム・モリス』の作品でリニューアル。

2016年05月14日

築20年超の「輸入住宅」の改装にあたり、まず、居室面積の広い「リビング・ダイニング」と「玄関・階段・廊下」の主要な生活動線エリアに『ウィリアム・モリス』の作品を使った壁紙のリニューアルをご依頼いただきましたので、芸術的に生まれ変わった「Before~After」の様子をご紹介させていただきます。

2015.9.10.4

 

「リフォーム前(Before)」の様子。

2015.9.10.1

まずこちらは、内装リフォーム前の「白いビニール壁紙」仕上げによる壁装です。

特に、工期が遅れがちな新築物件において、柄物が主流である「輸入壁紙」の施工は、「吹抜け」など、施工難易度の高い居室などではもちろんですが、輸入取寄品の納期、天然素材を含む輸入壁紙の施工で必要な技術的配慮、柄合わせ、デリケートな下地調整など、様々な問題があるため、妙な話ではありますが、お客様のご要望とは裏腹に、施工会社から「輸入壁紙」の施工を拒まれることも多い様です。

 

LDでご採用の『輸入壁紙』。
『レスター(Leicester)』

2015.9.10.2

そして『輸入壁紙』施工後の「リビング・ダイニング」リニューアルの様子です。
壁紙に『ウィリアム・モリス』の作品を使用することによって、壁装で空間全体を包む柄を楽しめる空間になりました。

 

2015.9.10.28

「リビング・ダイニング」でご採用いただいた、『モリス商会(MORRIS & Co.)』の作品、『レスター(Leicester / 212543)』のご紹介です。

*ブランド:  「MORRIS & Co.」
*カタログ: 『ARCHIVE WALLPAPERS Ⅱ』収録

 

2015.9.10.24

*作品: 『Leicester(レスター)』・色番: 212543
*作者:  ジョン・ヘンリー・ダール(モリス商会)

 
 
2015.9.10.3

 

2015.9.10.22

『レスター』は、モリスの一番弟子である、ジョン・ヘンリー・ダールの作品で、モリスの1892年作である『バチュラーズ・ボタン』からインスパイアされた作品です。
アカンサスの葉とその下層に重なる小さな花と葉の繁みの大きな動きのあるデザインは、モリス・スタイルを見事に継承したものとなっています。

 

2015.9.10.24.3

今回は、お庭の眺望との調和も意識されてこちらの作品をご採用いただきました。

 

 

生活動線の「玄関・階段・廊下』をダイナミックに演出。 
Bachelors Button(バチェラーズ・バトン)』 

2015.9.10.5

2015.9.10.16

オープンスタイルの開口で、「リビング・ダイニング」との生活動線を結んでいる、『玄関・階段・廊下』エリアは、輸入住宅特有の、美しい階段のデザインと、ダイナミックな吹抜けを芸術的に演出するために、ストーリー展開でも結びつきの強い作品を組み合わせ、自然な流れで居室を区部することになりました。

 

2015.9.10.25

*ブランド:  「MORRIS & Co.」
*カタログ: 『ARCHIVE WALLPAPERS Ⅲ』収録
*作品: 『Bachelors Button(バチェラーズ・バトン)』・色番:214737
*作者:  ウィリアム・モリス(1892年作)

 

 
2015.9.10.17
 

「邦題:やぐるまぎく」と名付けられた『Bachelors Button(バチェラーズ・バトン)』、リビング・ダイニングの壁紙で使用している、ジョン・ヘンリー・ダールが手掛けた『Leicester(レスター)』手本となるウィリアム・モリス、1892年の作品です。

 

2015.9.10.20

 

2015.9.10.21
 
 
2015.9.10.18

 

ご覧の様に、「やぐるまぎく」の大きな花柄が踊るように葉を翻している構図の隙間を、大地に散らされた小豆の様な細かな柄が埋めている、大胆かつ精緻なこの作品は、ダイナミックな空間の壁装表現にも優れており、装飾の施された階段や、吹抜け、長廊下と続く空間を落ち着いた雰囲気でまとめ上げています。

 

 

2015.9.10.27

 ちなみに、『Bachelors Button(バチェラーズ・バトン)』は、今年3月に、英国・サンダーソン社によるセミナーののち、国内リリースされた、「モリス・アーカイブⅢ コレクション(全3冊)」の中の壁紙コレクション『ARCHIVE WALLPAPERS Ⅲ』収録されている2015年の新作です。

 

2015.9.10.30

当社では、これまでにリリースされた「アーカイブ・コレクション」全てのカタログをご用意しておりますので、窓周りから壁装まで、幅広いご提案が可能です。
欧米スタイルのインテリア・リフォームをご検討されている、「戸建住宅」や「マンション」にお住まいのお客様より多くのご相談を承っております。

 

 

2013.3.25.15

2013.3.20.15

 

当社・『輸入壁紙の特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

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戸建住宅ご入居前の『輸入壁紙』施工事例。(東京都 新宿区)

2016年03月04日

テシード TECIDO DAMASK 952302

輸入壁紙 ダマスク柄

当社のリフォーム部門は、東京都内にお住まいのお客様からお仕事をいただくことが多いです。

過去の施工事例などをご覧いただき、こんなスタイルでとご指定をいただくことも多ければ、お客様が常時立ち会えない現場仕事においては、安心して入居前後の仕事を任せられる施工店として信用をいただくことも多く、大変有難いことと思っております。

さて、本日ご案内する事例は、新築戸建住宅ご入居前に実施した、「リビング・ダイニング」と「トイレ」での『輸入壁紙』を使用した内装リフォーム事例です。

 

「ショールーム」を活用して『輸入壁紙』を選定。

2016.3.5.8

ご入居前のLDの様子。
縦長の間取りを活かすべく、長辺側の2面は、格調高い印象が得られるグレイの「ダマスク柄」の壁紙に貼り替えることになりました。

2016.3.5.4

ARTHOUSE(アートハウス)」 テシード TECIDO DAMASK

ご採用いただいた輸入壁紙は、イギリス「ARTHOUSE(アートハウス)」社のもので、テシードが国内在庫する『TECIDO DAMASK』のコレクションのカタログに収録されています。
こちらのカタログは当社にもご用意がありますので、現地お打合せの際には、大判の見本でご覧いただけます。

 

f-2014.9.17.4

今回ご採用の壁紙は、「テシード」の目白ショールームでお打ち合せをさせていだきご選定をいただきました。
http://www.tecido.co.jp/showroom.html

東京都内に在住のお客様との「輸入壁紙」のお打合せは、テシード、マナトレーディング、トミタ等の都内にショールームを併設するメーカーを使わせていただくことが多いです。
ショールームの活用は、事前にご予約戴ければ、お客様のお時間の都合に合わせてご見学いただけますし、ご予約対応のショールームスタッフのアドバイスのもと、数多くの見本帳をご覧いただきながらお気に入りの候補をピックアップいただくことができますので、好みのテクスチュアが選びやすいと好評です。
また、ショールームでは、ご選定いただきました輸入壁紙のカットサンプルを、お帰りの際にご提供できるサービス体制を取っていますので、打合せの際の参考資料がお手元に得られるというメリットもございます。
是非ご活用いただければと思います。

ちなみに当社施工担当の梶川 聡は、ショールームでのインテリア提案の専門家を対象とした「技術セミナー」講師や、ベント展示の施工などにも携わらせていただいております。
経験豊富な提案者が、トータル施工の現場に直接あたらせていただいているという点が当社リフォーム部門の特徴となっています。

※参考・活動記録
http://mitsuwa-i.com/blog/?p=9497

 

「トイレ」は天井にも個性を持たせて。

2016.3.5.9

ご家族だけでなく、親戚や友人などのゲストが使用することも多い「トイレ」の内装は、小さな空間でもありますので、壁紙による模様替えの効果が期待できるスペースです。

 

2016.3.5.3

トイレの側面には、フランス「CASELIO(カセリオ)」社のカタログ・『ESPOIR2』より、ホワイト&ベージュのストライプ柄(56982047)をお選びいただきました。
こちらの壁紙は輸入取寄せ品(納期約2週間)です。

 

2016.3.5.2

トイレ正面の壁から天井に続く縦ラインには、テシードが国内在庫している、オランダの人気ブランド「Eijffinger(アイフィンガー)」社のシリーズより、スペイン語で「I am」という意味をこめた「YOSOY」に収録されている個性的なデザイン(341303)を組み合わせました。

 

トイレ 輸入壁紙

スッキリとした縦ストライプで囲うことにより、黒ベースの重厚なパターンに軽やかな流れを持たせることができました。
適度な遠近感が生まれて、都会的な大人の内装として仕上げる事ができました。

 

2014.12.19.1

ちなみに、「ストライプ」の輸入壁紙をリフォームに採り入れるご要望は以前より根強い人気がありますが、今回使用したものとよく似ているストライプを「エントランス」で採用した事例などもお客様から高い評価をいただいております。
リフォームご依頼の折には、ショールームなども効果的に活用しながらお客様に素材選びを楽しんでいただければと思います。

 

◆ 当社・『輸入壁紙の特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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『BonChic ボンシック 愛蔵版』にミツワインテリアの施工事例が掲載されました。

2016年03月01日

BonChic 愛蔵版

当社をご愛顧いただいておりますお客様にも読者の多い、高級インテリア情報誌『BonChic ボンシック』。
 『BonChic ボンシック』は、㈱主婦の友社から発売されている、PLUS1LIVINGの別冊(特別号)として2009年にVol.1が発売されました。

以来、年2冊のペースで、「クラシック」、「アンティーク」、「エレガント」といったテーマを中心に国内外の本格欧米スタイルのインテリア事例をフルカラー画像と読み応えのある取材内容を紹介するスタイルが好評で、現在はVol.12まで刊行されています。

 

過去の掲載事例
 
当社も『BonChic ボンシック』には、2011年9月刊行の「Vol.5」で4ページ、2012年3月刊行の「Vol.6」で2ページの特集を組んでいただいた実績がございます。
編集部の方より取材オファーをいただき、お客様のご協力のもと想い出深い誌面を作り上げていただきました。
 

 2016.2.20.8

『BonChic ボンシック』Vol.5 での当社掲載事例。
https://mitsuwa-i.com/blog/?p=2085


2016.2.20.7

『BonChic ボンシック』Vol.6 での当社掲載事例。 

 


5年間の総集編ともいえる、
「BonChic ボンシック 愛蔵版」に掲載。

 
2016.2.20.4

このたび刊行された、『BonChic(ボンシック) 愛蔵版』では、2009年の創刊号(Vol.1)から2014年(Vol.9)までに掲載された5年間の記事から厳選された事例を全290ページのフルカラーで紹介しています。
 
個性的で華やかな輝きを放つ、「エレガント&クラシック」インテリアの事例を綴った『総集編』として愛蔵いただける必見の一冊です。

 

 
BonChic 愛蔵版 掲載イメージ
 

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ミツワインテリアの事例も、P198~201の4ページ枠でご紹介いただきました。

 


 

***新着掲載情報***


2016-10-10-24-15

『BonChic ボンシック』Vol.14 (2016年10月25日号)
「インテリアに洗練とぬくもりを。アンティークに魅せられて。」
 
2016-10-10-24-8

にて、当社事例が2ページ枠で掲載されました。 

 


 

新作工事も着々と進行しています。

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装飾「モールディング」施工の様子。

 

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「オーダーカーペット」施工の様子。

 

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仕上の「窓装飾」施工。

 

ミツワインテリアでは、本年も複数の大型物件リフォームを手掛けさせていただきました。
特に2月末までに引き渡しの物件では、現場泊も続き、専門スタッフ総出で乗り切りました。

3月は比較的小規模物件が続きますので、合間を見計らいながらお客様と共に造り上げたこだわりの事例をご紹介する予定です。

ミツワインテリアの活動に今後もご期待ください。

 

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

◆ 当社・「モールディングの特集」ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/sub7tokushu-14.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

◆ 当社 ・「装飾バランス」の特集ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/balance.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

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英国・「Farrow&Ball」の壁紙を使用した『アクセントウォール』施工事例。

2015年12月20日

Farrow&Ball, The Ringwold Papers, BP1648

海沿いにある「中古戸建住宅」ご入居前のLDにて、英国・「Farrow&Ball(ファローアンドボール)」の壁紙をアクセントウォール施工させていただきましたので、解り易い「輸入壁紙」施工の様子を交えてご紹介させていただきます。

 


当社の展示サンプルよりご採用

2015.12.19.9

「Farrow&Ball」の壁紙は、世界的に評価の高い同社の天然顔料で作られた水性ペイントとのコーディネートもできる、ペイント刷りの壁紙です。

18世紀から受け継がれている「ブロックプリント」や「トラフプリント」といった伝統的な工法で刷られた壁紙は、花柄、ダマスク柄、ストライプ柄、幾何学模様など豊富なバリエーションを持ち、光沢を抑えたペイントの発色との組合せから独特な風合いと表情を生み出します。

 

2015.12.19.8 

こちらは、当社展示のペイントカラーのサンプル什器です

「Farrow&Ball」ペイントには、「ナショナル・トラスト・カラー」と呼ばれる、英国歴史的建築物の修復作業にも用いられる指定色もありますので、本格的な英国スタイルの内装を求められるお客様から指定をいただくこともございます。

ペイント仕上げの壁、窓枠、建具など、居室をこだわりのカラーでコーディネートすることができます。 

 

2015.12.19.10

今回ご採用いただいた壁紙は、カタログ『The Ringwold Papers』収録の、 BP1648(ブルー色)です。

 

2015.12.19.5 

こちらのカタログは、タイトルとなるパターン(柄)を異なるペイント色でカラーチャート状に展開しており、作品としての扱いを受けているパターンの持つ由緒と、ペイントを作る会社の色に対するこだわりを感じさせます。

ここまで1つの柄にこだわりを持たせた構成のカタログをリリースする会社は世界的にも少なく、当然のことながら日本製のカタログにこの様なこだわりは存在しません。

 

 

「アクセントウォール」施工の様子。

2015.12.19.1

「アクセントウォール」に貼り替える前に、壁紙を剥がして、入念な下地調整を行いました。

専門的な技術説明になりますが、下地の凹凸を平らにするために施工面を全パテ処理で平らにしたうえで糊の接着をアシストするシーラーで仕上げられた施工面の様子です。

女性のお化粧と同じで、下準備が大切なため、壁紙を貼る何倍もこの下地処理の工程に時間を使います。

 

2015.12.19.2

こちらは、施工面の柄を割り付けている様子です。

英国製の壁紙は、水性ペイントを使うなど、伝統的な製法上の都合により10m巻きのロール仕様が標準ですので、柄合せを行うと、250cm程度の施工高の場合、1ロールで3リピート(横柄)分しか使用できません。

残りは、高さのないドア上や窓上などがあればその部分で使用しますが余りとなる場合もあります。

ちなみに日本製の大量生産仕様の壁紙は、最長50mの長さまで1ロールでまとめることができため中途半端なロスの発生が出ないという長所はありますが、ハンドメイド的な味わい深い壁紙の製造はできません。

 

Farrow&Ball 壁紙 施工

今回の施工では、3ロールの壁紙を裁断して施工しました。

糊付けは専用の機械を使用していますので、こうした検尺をせずにロールのまま糊付けと裁断をまとめることがほとんどですが、ハンドメイドの材料を使用する場合や施工環境によってはこうしたスタイルの検品も兼ねた施工を実施することがあります。

 

2015.12.19.4

パターン割付後の施工風景です。

丁寧な下地処理ができて場合、ここから先の作業は気持ちよく進行します。

「輸入壁紙」は薄くデリケートな素材が多いため、逆に下地処理が不十分ですと、ここから先の作業が難航を極めます。

 

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こうして美しい、ペイント仕立てのアクセントウォールが貼りあがりました。

 

2015.12.19.7

出窓側には「グランドピアノ」が置かれて、サロン的なリビング・ダイニングとしてこのアクセントウォールが活躍するとのことです。

今回ご採用いただいた色柄の組合せは人気が高いので、改めてマンション・リフォームで「ペイント仕上げ」との組み合わせでコーディネートさせていただいた施工事例もご紹介させていただきます。

 


当社・『輸入壁紙の特集ページ』を見る。

https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

当社・『戸建住宅・リフォーム』の特集ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/sub1.htm

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

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