Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: 「カーペット」施工事例

「冬場の保温対策」と「遮音対策」を緩和するオーダーカーペットの応用施工事例。

2017年01月15日

1月に入り、東京・神奈川エリアも、例年より冬の寒さが非常に厳しくなってきました。

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冬場は、「窓周り」から入る冷気も悩みとなりますが、直接足の裏に密接して体温を奪いやすいフローリングは、「冷え症」の方にとっては、深刻な悩みとなるため、この季節は「保温対策」として、カーペット工事の依頼が増えています。

また、季節に関わらず当社では、マンションなど「集合住宅」における、階下世帯との音のトラブル回避策として、「遮音対策」を強化したカーペット施工の依頼をいただくことも多いです。

 

 

「保温」と「遮音」を両立させる、
現状回復対応のオーダーカーペット施工。

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当社が行っているカーペット施工の応用事例の1つに、将来的にフローリングを傷めずに「原状回復」することも視野に入れた本格仕様の「置き敷きカーペット」施工があります。

これは、インテリアの美観を重視しつつも、「保温」「遮音」といった対策を講じて、お子様の成長や賃貸住宅退去等に伴う将来的な原状回復時に、カーペットにより、フローリングが生活傷から守られているという二次的効果が期待できるものです。

当社では、20年以上、カーペットを使用した遮音対策の提案施工に注力していますが、「読売新聞(全国版・朝刊・くらし面)」で取り上げられて以来、より多くのお客様から、ご指示ををいただけるようになりました。

 

 

 集合住宅(マンション)での
階下への「遮音」対策。

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今回の事例でご紹介する、特殊置き敷き仕様のカーペット施工は、階下への「遮音対策」と「冬場の冷え対策」を兼ねたご要望でした。

 

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玄関から一直線でLDに5m以上続く廊下などは、大人がゆっくり歩行するには支障ないのですが、小さなお子様にとっては走り出して加速しやすい滑走路となりやすいため、その流れで、LDでも駆け回ってしまう癖がつきやすい事が多く、これが音のトラブルに発展することも少なくありません。

しかも、マンションの廊下部分は、フロア下に給排水スペース(空間)が集中していることもあり、歩行音が他の居室よりフローリングの下で共鳴しやすい状態にあります。

 

マンション 廊下 遮音対策

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そこで今回は主要な生活動線部分に、特殊な圧縮加工を施して遮音性を高めた8mm厚の下地材を敷いたのち、現在、国内では最高水準の遮音効果が得られると言われている、11.5mm厚の「遮音・ウールカーペット」の2重敷き工法を行って、原状回復対応型の置き敷きとしては徹底的と言える対策を講じました。

※補足として、こちらの物件は分譲マンションでしたので、総厚20mmほどのカーペットの敷設に伴い、室内ドアの調整を行いました。
調整は、ドアの下側をカンナ仕上げで削れるドアであれば対応可能ですが、削り厚は5mm程度までとなります。
それができない場合は「遮音・カーペット」の単独敷きでの対応となります。

遮音カーペット工事の実績として、90%以上は、1枚敷きでの実施です。

 

「遮音・カーペット」の1枚敷きでも、使用する素材によっては満足のいく効果が上がることが多いです。

 

 

「遮音・ウールカーペット」の選定

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今回ご採用いただきましたウールカーペットの繊維構成は、75%がオーストラリア産の『メリノウール』、25%が子羊の『ファーストラム』が高密度で紡績、パイルされたもので、国産ウールカーペットの中では定評のあるロングセラー製品です。

特に、衣料用ウールとしても珍重されているメリノを、高密度パイルにより「弾性回復力」に富んだ製品として仕上げていますので、長期の使用でも遮音性が維持されやすいことと、カーペットの基布には厚さ3mmのフェルトが使われているため、基布側の弾力性、遮音性も高く、「床暖房」にも対応したフロアに優しい下地も魅力です。

 

 

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廊下に続いて、横長の「リビング・ダイニング」エリアにも遮音対策を講じています。

 

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マンション リビング 遮音対策

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LDにカーペットを敷くメリットとしては、「遮音」と「保温」対策以外にも、「広々としたLDの床で座っても過ごせる快適性」があり、カーペットの施工により、広い居室でゆったりと家族団らんなどができる潜在性を掘り起こすことにもつながります。

 

 

カーペットで「ハウスダスト」対策。

最近では「掃除機」の性能も上がってきました。
また、我々は、これに併せて市販の「コロコロ・ローラー」をこまめに使った日常のメンテナンスをご提案させていただいております。

カーペットには、「遮音」・「保温」・「寛ぎ」・「ハウスダスト対策」など、生活の質的向上に結び付くメリットがたくさんあります。

 

◆ 参考・当社『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ
 http://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

◆ 参考・当社『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm

 

 ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

 

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マンションご入居前の『遮音カーペット』施工事例。「音の苦情対策」にも抜群の効果。

2016年12月20日

新築マンションご入居前に導入いただきました、遮音効果の高い「床暖房対応・ウールカーペット」の施工事例のご紹介です。

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施工は、将来的に原状回復ができる、「床暖房対応」のカーペットを特殊な吸盤(粘着性のない)テープでフローリングとカーペットを吸着させる施工法で仕上げました。

 

カーペットの採寸と『遮音カーペット』の選定。 

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施工前の現地採寸の様子。


マンションの間取りは、複数の居室がつながっている変形サイズのため、採寸においては非常に神経を使います。

玄関からLDの奥まで伸びる廊下や、左右の居室などの寸法をmm単位で丁寧に行い、オーダー図面のを作成します。

「置き敷き施工」にあたっては、正確な採寸もさることながら、居室ごとに複数枚のカーペットをつなぎ合せる必要があるため、採用するカーペットが「寸法安定性」の良いものであること、メーカー工場での裁断や「オーバーロック(縁かがり)」の製作精度が優れていることは必須です。

選定商材は「間取り」や「床暖房の有無」、その他、お客様のご要望や現場環境も考慮して考えます。

 

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今回ご採用いただきました遮音カーペットは、「床暖房対応・遮音カーペット」の中で国内最高品質との呼び声が高いアスワンの『アドニス』

オーストラリア産の高級メリノウール(75%)とファーストラム(25%)を紡績して作り上げた、カットタイプのカーペットです。

柔らかさとしなやかさを併せ持つ高密度ウールに、クッション性に富むフェルトバックの基布を組み合わせたこちらのカーペットは、高い遮音性能誇るロングセラー製品です。

 

 

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『アドニス』を発売しているアスワンでは、『遮音等級』と『生活実感の目安(日本建築学会)』の基準を参考として、製品ごとに目安としてのデータ表記を示しています。

製品データ表記にあたっては、従来の「LL-35」などの『推定L等級』に加え、新しい遮音等級の表記である、『Δ(デルタ)L等級』を並べて表記
同じカーペットを敷いた場合でも、現場の状況により、住まう人の生活音実感は異なるため、より客観的な判断的な判断基準も加味して算出したのが『ΔL等級』で、併記の内容は、上の図表の通りです。

今回ご採用の遮音カーペット『アドニス』の場合推定L等級「LL-35」、ΔL等級「ΔLL(I)-6」をクリアしています。

 

 

『ウール・カーペット』敷きによる、
 
優れた「保温性」と「断熱性」による『省エネ』効果。

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「ウールカーペット」は、「弾性回復力」に富んだ繊維です。

良質な製品選ばれた場合は、長期的な遮音効果に加えて、優れた「断熱性」「吸湿性」「防汚性」など心地良さが得られます。

 

 

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こちらは、「玄関」・「LD」・「洋室」にかけてのエリアを置き敷き施工で納めた様子。
遮音カーペットの採用によって、フロアのクッション性も増し、階下への遮音効果も高まりました。

 

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今回ご採用の「ウール・カーペット」は、高品質ウールをふんだんに使用しておりますので、比較的冬場の室温が高いとされる集合住宅(※2階以上)では、冬場の足元が温かく、床暖房に極力頼らず生活ができるかもしれません。

 

以上、本日のブログでは、しっかりとした「遮音対策」を講じながら、「冷え症」の緩和や、「ソフトフロア」の特徴を活かした快適性が得られる、オーダーカーペットの魅力についてレポートさせていただきました。

 

 

◆ 当社・『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

◆ 当社・『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm

 

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「賃貸マンション」ご入居前の保温対策。オーダーカーペット敷き詰め事例。

2016年11月07日

本日は、都内の「賃貸マンション」お引越し前における、
フローリングを傷めない「置敷き」による,
当社オリジナル・『現場フィット施工』
での「オーダーカーペット」納品事例の様子をご紹介いたします。

カーペット 保温 賃貸

 

 ① お客様のご要望事項のまとめ。
「LD」&「寝室」編。

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現地お打合せ前に、メールでいただいた「平面図」と、お電話でお聴きした希望施工エリアや素材、お引越し前の採寸・納品スケジュールを確認させていただきました。
その後、参考お見積り案をご確認いただいたうえで現地に、打合せ用のサンプルとカタログをお持ちしておうかがいさせていただきました。

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お客様のご要望事項のポイントは以下の4点でした。

(1)「ホテル・ライク」で「敷き詰め」仕上げ風のラグジュアリーな「置敷きカーペット」にしたい。

(2) 賃貸物件なので、衝撃緩和や傷防止、UVカット効果等でフローリングを保護したい。

(3) 「足触り」,「手触り」の良い素材で気軽に寝転がっての昼寝ができる様なフロアにしたい。

(4)「保温性」に加えて、「床暖房」にも対応した、製品と施工方法で納めて欲しい。

 

アスブルースⅡ カーペット アスワン

今回も、これからお住まいになる居室の内装色と、ご入居後に揃う「家具」の色や「照明」の雰囲気などのご相談をさせていただき、最終的には当社で採用実績の多い、程よい光沢によるラグジュアリーな発色と、「セミ・ラグ」に近い、柔らかな毛足のカーペットをご選定いただきました。

そして、本製品を採用して当社独自の『現場フイット施工』による、丁寧な採寸と施工作業による「オーダーカーペット」工事のご依頼をいただきました。

 

 

◆『厳密な採寸施工』で仕上げるオーダーカーペット。
当社オリジナル・『現場フィット施工』の魅力。

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「Befre~After」でご紹介する、『現場フィット施工』のポイント解説。
こちらは、大理石の廊下から入る、「リビング・ダイニング入口」の様子です。

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 ドア下の「開口部」は、事前に工場で加工を行った美しい『オーバーロック加工』を施しています。
大理石の色調に合わせた光沢と美しいカットタイプの毛並が魅力のオーダーカーペットを納めることになりました。

 

 

◆「LDとキッチン」をセパレートする見切り仕上げ。

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「キッチン・エリア」の開口も同様に「オーバーロック加工」で美しく見切ります。

 

 

◆  特殊な「開口部」との境界の納め。 

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LD奥・「ベランダ・ドア」の居室側には、「横引きスライド網戸」が設置されていました。

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 この部分は、厳密な見切りを要するため、ドアの開閉に支障が生じない、程よいクリアランスを確保したうえで、専用『ゴム見切材』を使用してすっきりと特殊な開口部の納めをいたしました。

 

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採寸の際に「横引きスライド網戸」に専用『ゴム見切材』で仕上げられたサンプルを当てて、開閉確認を行っている様子です。

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実際の納品の際もシュミレーション通りに納まりました。

 

 

◆「LD」と「寝室」の間仕切ドア下でジョイント。

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「リビング・ダイニング」と「主寝室」のフロアを『置敷きカーペット』でひと続きにしたいというご要望をいただきました。

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当初、「寝室」はフローリングのままでも良いかなとのことでしたが、選定されたカーペットの素材感を気に入られたことと、開放感のある居室のレイアウトをご検討いただいた結果、寝室側のドアの下で、ジョイントする納めでまとめることになりました。

 

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『オーバーロック(縁かがり)加工』や、『特殊ゴム見切材』によって、縁のホツレ防止しつつ美しく納める部分と、専用の工具と丁寧な手作業により、壁側にフィットさせることによって、糸のホツレを防止する「壁際の納め」を使い分けながら『現場フィット加工』が仕上げられていきます。

 

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「寝室」は5.6帖程度の広さでしたが、ドアを開口するだけでどちらのフロアから見ても開放感の感じられる納まりとなりました。

 

  

②『書斎』 の採寸・施工  (Berore~After)

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音楽製作」のお仕事をされているご主人の書斎(ワークルーム)には、「遮音性」・「吸音性」に優れた『ウールカーペット』をご採用いただきました。
足触りが良く、特に冬場に足元が暖かく感じられる書斎にしたいとのことでした。

 

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こちらの遮音カーペットは、長期間のご使用において遮音性能(クッション性)の維持に必要な、『弾性回復力』に優れた「ウール(羊毛)」繊維を、特殊に遮音フェルトと併用して作られたカーペットです。
また、それ以外にも、優れた「保温性(SA等級)」、「防虫・防ダニ・抗菌」加工が施されている、快適性に優れた高品質ウールカーペットとして当社での施工実績が多い人気製品です。

 

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サンプルの踏み心地にご満足いただき、頻繁に使用する「W.I.C(ウォークインクローゼット)」の中もジョイント施工で追加することになりました。

 

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開口部の「オーバーロック加工」、ドア下のジョイントを含めた『現場フイット施工』にて「書斎」のカーペット施工が出来上がりました。

 

部屋の間取りを考慮して、カーペットを適切に「幅継ぎ(ジョイント)」しながら納めるには、採寸・施工を通じて長年の経験を活かしながらの慎重な作業が必要です。
毎回のことですが、採寸の段階では、mm(ミリ)単位の採寸を、部屋の隅々まで行いながら図面を起こし、その後、部屋の僅かな歪みや変形間取りを考慮した製作図面を起こしてオーダーしています。

※採寸・施工の手引き(参考例)
https://www.mitsuwa-i.com/carpet-fc.htm

賃貸住宅の『フローリング』を保護しながら、足触りと保温性の良い「オーダーカーペット」で敷き詰めるインテリアの魅力。
施工難易度が高い工事のため、少数精鋭対応の当社としては、他の工事との兼ね合いで、日程の調整をいだくこともございますが、こだわりのあるお客様からのご要望をいただいております。

 

◆ 当社『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

◆ 当社『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm


ミツワインテリア:
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賃貸マンション入居前における、ラクジュアリー・カーペット施工事例。

2016年11月02日

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賃貸マンションのフローリングの保護と冬場の冷え防止、ペットの股関節炎の予防を目的とした、「置き敷き」オーダーカーペットの納品事例です。

 

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「フローリングの保護」を目的としているため、フロアを傷めない特殊な固定用吸盤テープを使用して丁寧に納品を行いました。

まず、上の写真は玄関・廊下部分の様子です。 玄関框(かまち)の大理石部分は活かして、フローリング部分からカーペットを張りました。 壁際以外のカーペットの端部に対しては、「オーバーロック」という、ほつれ防止の縁かがりを行って納めています。

 

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女性に人気のある、アイボリー系の手触りの柔らかいカーペットをご採用いただき、玄関エリアを仕上げた様子です。足触りも良く柔らかい印象の空間にイメージが変わりました。

 

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施工の段階では、開き戸の高さ調整も行い、カーペットがスムースに開閉できる様にしています。 (※フロア面にレールのある「折戸」の場合は対応不可となりますのでご注意下さい。)

 

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作業は熟練の技術者のもと丁寧に実施され、仕上がった時の印象は、「置き敷き施工」ではなく、本格的な施工を施した「ホテル・ライク」の居室の印象にイメージチェンジされました。

 

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「ソフトフロア」によるインテリアにこだわりのある方には是非おすすめの「置き敷き」カーペット施工です。
当社オリジナルの施工にご興味がございましたら、お電話又はメールにて当社までご相談下さいませ。

 

◆ オーダーカーペット「採寸打合せと施工の流れ」
http://www.mitsuwa-i.com/carpet-fc.htm

 

◆ 参考・当社『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ
 http://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

◆ 参考・当社『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm

 

 ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

「サーキュラー階段(曲線階段)」を演出するカーペットの魅力と施工事例

2016年09月22日

サーキュラー階段

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3年ほど前に、カーペットの貼り替え工事のご依頼をいただきましたお客様より、再度工事のリピート受注をいただきました。

『曲線階段』を含む「変形間取り」で施工した赤いアラベスク柄のカーペットが、ゲストの方に大変好評だったとのことで、「フロアを変えるだけでこれだけインテリアの印象と評価が変わるのですね」と驚かれておりました。

こちらは個人邸ですが、お仕事でも使われる社交場にもなるため特に実感されたのだそうです。
ちなみに、日常生活では当然土足ではなく、「素足」または「スリッパ履き」でお使いいただく環境です。

3年前のご依頼時はご予算の兼ね合いもあり、ウールやナイロンと比較して価格が廉価な「ポリプロピレン」繊維のカーペットをお選びいただきましたが、やはり「足触り」の良さと、「弾力性」、「耐久性」に優れるウールやナイロンのカーペットに貼り替えてみたいという判断になられたとのことです。

以下、「第1期リフォーム」と今回の「第二期リフォーム」のBeforr~Afterをご紹介させていただきます。

 

 

「第1期リフォーム」時のご相談とイメージ

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「第1次リフォーム」の際におうかがいした時は、約10年使用した「グレイ」の無地風・幾何学柄のカーペットを貼られていました。

新築当初に選ばれたやや無機質なカーペットでは、こだわりの「曲線階段」「変形フロア」の意匠が活きてこないとのご感想でした。

カーペット施工部以外のフロア仕上げが「大理石」、壁装が「白の塗装」でまとめられていたため、印象的な模様替えとするためには、色柄を強調した冒険がある程度必要でしたが、お客様も当初は大胆にイメージチェンジする勇気が持てなかったため、「ベージュ」や「ダークグレイ」の色調を交えたご提案をさせていただきましたが、最終的にエントランスホールの吹抜けで使われている「バカラのシャンデリア」で使われているワインレッドを更に引き立てる明るく鮮やかなカーペットをご採用いただくことになりました。

 

「第1期リフォーム」の完成。

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そして、こちらが「第1期リフォーム」でご採用いただいた『アラベスク柄』が美しい、住宅用の「レッド・カーペット」です。

 

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パイル長(全厚): 10mm(12.5mm) 
組成: ポリプロピレン100% 

価格を抑えたポリプロピレン繊維のカーペットではありますが、「ゴージャス」な雰囲気が演出されて、「バカラ」のシャンデリアとの相性も引きあがりました。
(※メーカーカタログの改訂により、現在こちらのカーペットの販売は終了しています。)

 

 

「第2次リフォーム」
「自宅」と「商業空間」として完成。

サーキュラー階段とは

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そして3年が経ち、今回の「第2期リフォーム」となりました。
まだまだ綺麗な「第一次リフォーム」のカーペットでしたが、お客様のご要望もあり、本格的な「商業施設用」のウールを使ったカーペットで理想を完結させることになりました。

 

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今回お選びいただいたのがこちらの「ワインレッド」のカーペット。
全開のカーペットより、少し深めの色調にしています。

ホテルや商業施設向けの高品質カーペットのみを受注生産している、国内メーカーの製品(日本製)です。

しかしこちらの柄は、メーカーの生産計画の都合上、いちど「欠品(品切れ)」すると、半年以上も入荷待ちすることもあります。
実際、「グリーン」色などはそうで、製造難易度の高いカーペットの生産は基本的に製造工場の閑散期に行われるのだそうです。

生産が優先されるのは、やはり需要が多く製造しやすい無地系のカーペットです。
繁忙期に「色柄豊かなカーペット」を生産すると、販売価格も上がるため、閑散期に生産しなければ販売価格を維持できないという事情があるのだそうです。

 

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・品種:   アキスミンスター 
・組成:  毛80%・ナイロン20% 
・パイル長 :  8mmカット(全厚:10mm) 
・パイル番手:   3/4 
・ロール幅 :  364cm 

 

 

「曲線階段」の意匠をグレードアップ。

サーキュラー階段 カーペット

今回お選びいただいたこだわりのカーペットのデザイン特性を考えて「曲線階段」のデザインを考えました。

 

カーブ階段 カーペット

下から見上げるとカーペットの「大柄」部分が、階段の立ち上がりで左右のカーブを描く割付けとしています。

 

曲線階段 カーペット

2階から1階に下りる際に見える柄は、「大柄」が曲線階段の中心にきて緩やかなカーブを描く割付としています。

こういう「割付け」の工夫を考慮して納めるには、1段ずつカーペットをカットして仕上げるため、材料は余計に使いますが出来上がった時の美しさは格別で、「やはり第2次リフォームにトライして良かった。」とお客様も大変ご満足でした。

 

廊下 カーペット リフォーム

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こだわりのあるカーペットだけあり、クラシックな意匠でありながら空間を選ばずフィットする格調高い色柄は素敵です。
来客を迎え入れる階段や廊下に更なる重厚感を醸し出しました。

しっかりとした密な織りが特徴の高品質・絨毯(じゅうたん)は、製法にこだわり 熟練した工程を経て生み出されます。
絨毯(カーペット)はスペックだけでは語ることができない独特の風合いを漂わせることを改めて感じた今回の事例でした。

 

◆当社・『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm

◆当社・『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

◆ 当社・『リフォーム工事の特集ページ』を見る
https://www.mitsuwa-i.com/m-reform.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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FISBAの高級メリノウールカーペットを敷き詰めた地下音楽室の反響音対策。

2016年08月13日

本日のブログでは、「FISBA(フィスバ)」の超高級メリノウールカーペットを敷き詰めて行った、音楽室の「音響(反響音吸音)対策」事例をご紹介させていただきます。

FISBA メリノウール ラグ&カーペット

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『FISBA(フィスバ)』の愛称で知られる、スイス・「クリスチャン・フィッシュバッハ」社は、200 年近い歴史を誇る、世界最高峰のテキスタイル・ブランドとして知られていますが、フッァブリックにコーディネートできる最高級の「ラグ&カーペット」コレクションもご用意しています。

今回の提案施工事例では、ニュージーランド産の「高級メリノウール・100%」を、ハンドタフテッドの技術を駆使して高密度に仕立てた、128色展開『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』をご採用いただきました。

選定色は、Colour:062の魅惑的な「レッドカーペット」で敷き詰めて、海外の「オペラハウス」をイメージした音楽室のインテリアに模様替えすることになりました。

 
 

地下音楽室の「反響音軽減対策」

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お客様の相談内容は、新築戸建の地下室にグランドピアノを入れたのち、ピアノ演奏と声楽発声による室内の反響を確認したところ、部屋全体の反響音が予想以上に強いためこの環境をインテリア性を重視する方法で改善したいとの事でした。

低音系の音圧レベルが高い、「スタインウェイ(Steinway & Sons )」のグランドピアノや、一流「声楽家」のドラマチックな演奏は、想像以上に床や壁の振動が高まるため、空間が広いとはいえ、天井からの反響が気になります。

また、硬質材である石貼りのフロアが反響をキックバックするため、「吸音対策」として用意されていた部分敷きの「絨毯」では、まだ事前に想定していた対策としては面積的に足らないというご感想でした。

 

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気密性の高く外部への防音性に優れている「地下室」は、目的に応じた広い空間を設計しやすい面積的なメリットはありますが、反面、十分な天井高を確保できないため、芸術としての「音」を扱う用途で使用する場合、室内の反響音を効果的に抑えて、快適な音楽環境を整備することが大切になってきます。
 
具体的には、上層階の様に、高い天井や吹抜けなどを使って豊かな残響分散を利用できる設計が難しい環境では、「反響音を受け止めるフロアの吸音対策」が少なくとも必要になってきます。


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ちなみに、地下「録音スタジオ」などの内装においては、部屋全面を部位別の吸音素材で包む場合もありますが、本事例の様に、芸術性の高い西洋音楽としてのクラシックを意匠面にも作り込んでいるインテリアにおいては、「吸音対策」にもこだわりに応じた対応が求められます。

お客様にとっては、「吸音対策」によるインテリアの更なるグレードアップも重要なテーマでしたので、 吸音効果の高いカーペットを使うのであれば、海外の「オペラハウス」や「劇場」で使われるレベルの「レッドカーペット(赤絨毯)」の敷き詰めにしたいとのご要望になりました。
 
 
 
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お打合せ当初、豪華な演出効果が期待できる赤系のカーペットを柄物を含めて一通りご紹介しましたが、国内にあるものでは「赤の発色」やカットの密度と質感でご満足いただけるもの見つかりませんでした。

そこで、当社の隠し玉ともいえる、『FISBA(フィスバ)』の「ラグ&カーペット」コレクションより、128色のカラーバリエーションとニュージーランド産・高級メリノウールをふんだんに使った『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』をご紹介した結果、Colour:062」の魅惑的な「レッドカーペット」をご採用いただくことになりました。 

 
 
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音楽室前の地下階段では、色調の深い赤をカーペットで使っていましたが、音楽室では「ゴールド」の装飾や華やかな照明との相性も良い明るめの赤にしています。
 
 
 
 FISBA(フィスバ)の
「ラグ&カーペット」コレクション。
 
 

FISBA(フィスバ)の、「ラグ&カーペット」コレクションについては、以前のブログで製品紹介をいておりますので、そちらをご覧ください。

また、当社でご用意している商談用サンプルは、現在は入手できない希少品ですが、FISBAの東京ショールームでは様々な展示品と併せてご覧いただくことができますので、そちらもご活用ください。


 

FISBA ウールラグ

こちらは、今回の現地打合せで実際にご覧いただいた、「65cm☓130cm」サイズの『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』特製カラーパレット・ラグの商談用サンプルです。

素材には、衣料用ウールとしても名高い「メリノウール」のなかでも最高品質とされる、「ニュージーランド産・メリノウール(100%)」を使用しています。
そして、この高品質素材をハンドタフテッドの技術を駆使して、熟練した職人が8cm角ほどのカラーを、1つずつ丁寧にフックガンで打ち込みながら128展開色で作り上げたのがこの打合せ用「カラーパレットラグ(非売品)」です。
 
 

こちらの「色見本ラグ」は実際の打合せの際にカタログと一緒に持ち運びできるように作られおり、これを現地で直接「触って」、「踏んで」いただきながら、この製品の発色の美しさを素晴らしさを実感していただく事ができます。
それほどメーカーにとって自信のある製品ということです。
 
フィスバ ウールラグ

2016.8.10.38

ベーシックな無地の『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』の場合、最少製作面積:1㎡以上の「ラグ」サイズから、最大60㎡(6m☓10m)のカーペットサイズまで製作可能です。

製品は、「単色(無地)」製作でも、98,000円/㎡という高級品。
 完全オーダー品のため、全製品受注製作納期は約8週間となります。

更に、このカラーチャート色と組み合わせて、FISBAがコレクションしている個性的なパターンをオーダーサイズでお作りすることも可能です

 

2016.8.10.36

ところで、カーペットのオーダーサイズについて、長さについては比較的融通が利きますが、幅に関して言えば、輸送上の理由により一定の制約があります。

国産のカーペットではもちろんですが、海外品のカーペットであっても、今回必要であった幅5.4mのオーダーに対応できるものはほとんどありません。
国内常備品であれば通常、輸送上の都合もあり幅4m以上のものは存在しません。
梱包幅が4mを超えると、一般の配送便では対応しないため「特別便」対応となるためです。

海外メーカーの輸入品でも、幅5mを超えてオーダーできるものが少ない中、FISBAの『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』は、最大幅6m対応となっていました。

今回の事例では、成田空港からの直行便による輸送搬入になりましたが、「舞台」の両端で繋ぎを入れるものの、音楽室のメインスペースを1枚のカーペットで納める事が出来るということで、お客様も快く2か月間の間このカーペットの入荷を心待ちにしていただけました。

余談ですが、運の良いことに、地下とはいえ,現地での搬入が、クレーンなどの特殊重機を使うことなく、人力(とはいえ5人)で行えたことも施工の実現につながりました。
最終的な搬入ができなければどんなに素晴らしい製品でも採用できないのです。
搬入経路が狭く入り組んでいるマンションなどでは不可能な事例でした。

 


『EN VOGUE PREMIUM』で採用する
「ニュージーランド産・メリノウール」について。

 

「メリノウール」とは、メリノ種の羊から採った羊毛のことを呼びます。
紡績された繊維は、羊毛の中で最も細く、シルクのような光沢感と弾力性に富み、そのなめらかな肌触りは衣料品に最適といわれています。

水を弾き、調湿機能に優れているため、一年を通して快適に使えることができることと、燃えにくいという特性があるため、防炎製品としても優秀な素材です。 
 
 
 
 次に、「糸の太さ」は番手やデニール、デシテックスなどで表しますが、ウールなど「繊維の太さ」ミクロン(1ミクロンは1000分の1ミリ)で表示し、その数字が小さいほど繊維が細くしなやかになります。
 
ニュージーランドメリノは、全世界メリノ生産量の1.5%以下ですが、繊維の太さは12ミクロンから24ミクロンまで(平均繊度は19ミクロン以下)とメリノ種の中で最も細く引っ張り強度に富み毛羽立ちが少ないのが特徴です。

主要生産国オーストラリアの平均繊度(22ミクロン)や、南アフリカ連邦(23ミクロン)と比較して、ニュージーランドメリノはより繊維が細く希少な原料とされています。 

参考までに、毛の細さによって使われる製品用途も異なります。
 
 *  「スーパーエクストラファインメリノ(16.5~17.5ミクロン)」
⇒(用途):超高級スーツ・コート・ドレスなど。
 
* 「エクストラファインメリノ(18.5~19.5ミクロン)」
⇒(用途):高級スーツ・コート・ドレス・ニットウェアなど。
 
* 「ファインメリノ(20~22ミクロン)」
⇒(用途):しっとりとしたセーターやカーディガンなどの高級ニットウェア。
 
* 「ストロングメリノ(22.5~25ミクロン)」
⇒(用途):ざっくりとしたセーターやカーディガンなどの高級ニットウェア。
 
「カーペット」で使用される一般的なウール繊維の太さは38〜40ミクロン程度(1ミクロンは1000分の1ミリ)といわれていますが、FISBA(フィスバ)の「ウール」ラグ&カーペットで扱うニュージーランドメリノは「23ミクロン以下」の衣料品クォリティの繊維をふんだんに使用して超高密度で作り上げています。

 

実際に、FISBA・「ウールラグ&カーペット」が、豊富なカラーバリエーションに加えて、繊維密度の高さという点でも品質が抜きん出ているというデモンストレーションを128配色のサンプルキットを使ってご紹介してみましょう。

 

プラスチックの筒にパイルが詰め込まれているカラーサンプルは1個ずつ取り外すことができ、ラグの組合わせ見本と比較しながらお好みの配色をあてがいカラーコーディネートができます。
サンプルは実際のラグの密度をイメージして作られています。

 

サンプルを逆さに立てると、プラスチック筒の中に詰め込まれているメリノウールパイルの圧縮度合いが観察できます。
画像を拡大してご覧いただければ解りますが、パイルを無理に筒から引き抜いてしまうと、繊維が爆発的な勢いで膨張してしまうため原状回復できません。
繊維の細いニュージーランド産・メリノウールが驚くほどの高密度で詰め込まれています。

 

上質なラグとは繊維の細さとパイルの高密度にありますが、FISBAのラグは指を押し当てて繊維を広げようとしてもご覧の様な超高密度のため、パイルの根元を見ることは勿論、容易に広げることすらできません。

単色「ラグ&カーペット」のパイル高さは9mmですが、繊維が細いニュージーランド産メリノを超高密度で織り上げているため、柔らかな手触りでありながらも、しっかりとした弾力性が得られ、薄いという感じが全くしません。

また、高密度ウールは撥水力が高く、コーヒーなどをこぼしても、すぐに乾いたタオルなどで拭き取れば繊維に液体が吸水浸透せず汚れもほとんど残らないなどの長所を持ちます。
もちろん吸音性や保温性も抜群です。

 

2016.8.10.5
 

「ラグ加工」のバッキングには、ダークグレイのフェルトを使い、表面の美しさを損なわない仕上がりとなっていますが、現場でのジョイントや施工が必要なカーペットの場合は、バッキングなしでオーダーすることもできます(価格は同一)。

ウール「ラグ&カーペット」は、全製品「防炎認定」済みで「床暖房対応」となっていますので、一般住宅から商業施設まで広くお使いいただけます。
 
 
 
「吸音対策」工事
現状回復もできる特殊施工で。
 
2016.8.10.1
 
特殊製品のため前置きが長くなりましたが、このブログは、施工に対するこだわりに共感していただける方のために書いているものですので何卒ご了承ください。
 
エントランスに続く階段を除く「石貼り」のフロアを「ウール・カーペット」で吸音対策をすることになりましたが、間取りがご覧の様に変形ですので、現場での施工調整をして納めることになりました。

写真は、特殊加工で圧縮されたアンダー材(8mm)を下貼りしている様子です。

何故、圧縮アンダー材を使用するのかといいますと、今回の施工では、既存の石貼りフロアを傷めず、将来的には現状復帰も可能な工法で納めているからです。
原状回復のために、石材とアンダー材の固定にはボンドや粘着テープを使用しない特殊工法で納めているので、床は傷つかずに養生された状態になります。
アンダー材とカーペットは専用テープを使って固定して仕上げますし、カーペットのジョイントはアイロン溶接も行って仕上げますので手間の掛かる仕事です。
専門的な話になりますが、手間で言えば一般的な「グリッパー工法」の方がはるかに楽です。
 
 
 2016.8.10.4
 
現地で下準備をしていると、成田からの直行便で、待望のカーペットが届きました。
総勢かかって荷降ろしをすませて、輸送用の包装を外すと、5.4mのカーペットも含めて「ラグ」用の化粧カバー(筒状)で梱包されていました。
 
その後の施工については、企業秘密の技も多いため割愛させていただきますが、トラブルもなく無事に施工終了しました。
 
 

コンサートホールの様な音楽室。

豪華さと「吸音効果」が両立。
 
2016.8.10.11
 
フィスバ メリノウール ラグ&カーペット
 
2016.8.10.19
 
「音楽室」の扉を開けると、ご覧の様に敷き詰められた「レッドカーペット」にリニューアル。

カーペットが入る事により、「階段」・「壁」・「舞台」でレイアウトされている曲線美が更に美しく調和しました。
 
 
 
FISBA メリノウール ラグ
 
2016.8.10.17
 
ゴールドを使った「家具」や「装飾品」も豪華に映えます。
 
 
 
FISBA カーペット
2016.8.10.18
 
カーペットは目にもやさしく、疲れにくいと言われています。
カーペットの繊維には、音の反響だけでなく光の反射も抑える効果があります。
大胆に使った照明の光もソフトに抑えてくれるので、目の疲れを軽減してくれるでしょう。
 
 
 
2016.8.10.20
 
2016.8.10.21
 
「音楽室」全体の反響が抑えられたため、フローリング仕上げの舞台上では快適な「ピアノ演奏」がお楽しみいただける様になりました。
 
 
  
2016.8.10.15
 
フィスバ カーペット
 
 舞台から、サロンに向かっての「声楽演奏」も違和感なしとのこと。
何よりでございました。
 
 
こうして、単なる「反響対策」だけでなく、「部屋の格調」が高められるリニューアルとなり、お客様からも、これからは実際のコンサートホールをイメージした練習ができますとご満足いただけました。
皆様の今後益々のご活躍を願っております。
 
 
 

◆当社・『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

◆ 当社・『リフォーム工事の特集ページ』を見る
https://www.mitsuwa-i.com/m-reform.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 
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FISBA(フィスバ)の「ラグ&カーペット」。『MERINO TREASURES』。

2016年04月04日

 ***2023年9月(更新情報)***
 

2016.5.1.31.2

『FISBA(フィスバ)』の愛称で知られる、スイス・「クリスチャン・フィッシュバッハ」社は、200 年近い歴史を誇る、世界最高峰のテキスタイル・ブランドとして知られていますが、トータル・インテリアコーディネートの観点から、「ファブリック」「ラグ&カーペット」のコレクション・カタログをご用意しています。

 

FISBA(フィスバ)のラグ&カーペット

 

2016.5.1.8

本日のブログでは、FISBA(フィスバ)の、「ラグ&カーペット」コレクションより、ニュージーランド産の「メリノウール・100%」を使用したカタログ『MERINO TREASURES』の紹介を、実際の当社納品事例も交えてご案内をさせていただきます。

 
※ FISBAラグ(カーペット)の製品紹介ページ(詳細)はこちら。
↓↓↓

https://catalogue.fisba.co.jp/products/list?category_id=466

 

 

『MERINO TREASURES』  

「メリノウール(100%)」のラグコレクション。

2016.5.1.16

写真(右)は、使いやすい無地『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』

「ラグ」だけでなく「カーペット」の施工にもおすすめです。
FISBAの「ラグ&カーペット」は、最少製作面積:1㎡から最大60㎡(6m☓10m)まで製作可能です。

 


 

2016.8.10.24

色番:062「レッド・カーペット」をご採用いただいた当社施工事例はこちらです。
↓  ↓ ↓

音楽室 レッドカーペット 事例

FISBA メリノウール カーペット 事例

FISBA(フィスバ) EN VOGUE PREMIUM

地下「音楽室」の音響対策(反響・吸音)としてご採用いただきましたが、機能的効果はもちろんのこと、海外の「オペラハウス」や音楽ホールをイメージした豪華なインテリアを演出することができました。

※ 「ブログ」で詳での細を見る。
https://mitsuwa-i.com/blog/2016/08/13

 


 

色番:071「ロイヤルブルー」をご採用いただいた当社施工事例はこちらです。
↓  ↓ ↓

高級カーペット オーダー 東京

ウールカーペット ロイヤルブルー

高級 カーペット 専門店

「応接エリア」のインテリア・コーディネートの一環でご採用いただきました。
高貴な「ロイヤルブルー」を思わせるフロアカラーで、こだわりの「家具」、「照明」、「窓装飾」の持っている魅力を更なる高み引き上げることができました。

ひんやりとした大理石のフロアから、柔らかで暖かい足触りのカーペット敷きにリニューアルさせましたが、敷き詰め調の「置き敷き」施工で納めていますので大理石のフロアを傷めることのないコーディネートとなっています。

※ 「ブログ」で詳での細を見る。
https://mitsuwa-i.com/blog/2018/04/18

 


 

 

2016.8.10.40

FISBA(フィスバ)の「ウール」ラグ&カーペットの展開色は、あらゆるインテリアシーンとの調和に対処する様、全128色と圧倒的なカラーバリエーションをご用意しています。

 

2016.5.1.41

「約65cm☓130cm」大で作られた、特製カラーパレット・ラグ(非売品)は、実際の打合せの際にカタログと一緒に持ち運びできるように作られています。

熟練した職人が8cm角ほどのカラーを、1つずつ丁寧に、フックガンで打ち込みながら作る「ハンドタフテッド」と呼ばれる手法は、サイズ、形、色、デザイン、密度などを自由に設定できますので、無地だけでなく、色柄の組合わせを駆使した様々なラグをオーダーする事が出来ます。

この職人芸ともいえるこだわりを、128展開色の見本の組合わせも含めてプレゼンテーションできるシステムを用意していることが、FISBA「ラグ&カーペット」のこだわりです。


2016.5.1.74

こちらは、「日本フィスバ」東京ショールームでの展示の様子です。
無地のカラーチャートと併せて、コレクションで展開しているパターンの特徴をサンプルでご確認いただけます。
 

2016.5.1.73

FISBA・「ウール」ラグ&カーペットのアイテムと主要な価格展開は、

「単色(無地)」製作で、98,000円/㎡(※2023年9月現在価格)

複雑な柄物や特殊デザイン(加工品)製作はパターンにより異なりますが、98,000円/㎡~158,000円/㎡までのアイテム展開がございます(※2022年5月現在価格)

完全オーダー品のため、全製品受注製作納期は約8週間となります。

 


「ニュージーランド産・メリノウール」について。

2016.5.1.71

FISBAの「ラグ&カーペット」で使用するウールの素材は、高級衣料用ウールとしても名高い「メリノウール」のなかでも最高峰に位置づけられる、「ニュージーランド産・メリノウール(100%)」を使用しています。

「メリノウール」とは、メリノ種の羊から採った羊毛のことを呼びます。

紡績された繊維は、羊毛の中で最も細く、シルクのような光沢感と弾力性に富み、そのなめらかな肌触りは衣料品に最適といわれています。
水を弾き、調湿機能に優れているため、一年を通して快適に使えることができることと、燃えにくいという特性があるため、防炎製品としても優秀な素材です。

 

2016.5.1.38

 ところで通常、「糸の太さ」は番手やデニール、デシテックスなどで表しますが、ウールなど「繊維の太さ」はミクロン(1ミクロンは1000分の1ミリ)で表示し、その数字が小さいほど繊維が細くしなやかになります。
ニュージーランドメリノは、全世界メリノ生産量の1.5%以下ですが、繊維の太さは12ミクロンから24ミクロンまで(平均繊度は19ミクロン以下)とメリノ種の中で最も細く引っ張り強度に富み毛羽立ちが少ないのが特徴です。

主要生産国オーストラリアの平均繊度(22ミクロン)や、南アフリカ連邦(23ミクロン)と比較して、ニュージーランドメリノはより繊維が細く希少な原料とされています。 

参考までに、毛の細さによって使われる製品用途も異なります。
 
 *  「スーパーエクストラファインメリノ(16.5~17.5ミクロン)」
⇒(用途):超高級スーツ・コート・ドレスなど。
 
* 「エクストラファインメリノ(18.5~19.5ミクロン)」
⇒(用途):高級スーツ・コート・ドレス・ニットウェアなど。
 
* 「ファインメリノ(20~22ミクロン)」
⇒(用途):しっとりとしたセーターやカーディガンなどの高級ニットウェア。
 
* 「ストロングメリノ(22.5~25ミクロン)」
⇒(用途):ざっくりとしたセーターやカーディガンなどの高級ニットウェア。

「カーペット」で使用される一般的なウール繊維の太さは38〜40ミクロン程度
(1ミクロンは1000分の1ミリ)といわれていますが、FISBA(フィスバ)の「ウール」ラグ&カーペットで扱うニュージーランドメリノは「23ミクロン以下」の衣料品クォリティの繊維をふんだんに使用して超高密度で仕上げています。

 

2016.5.1.9

実際に、FISBA・「ウールラグ&カーペット」が、豊富なカラーバリエーションに加えて、繊維密度の高さという点でも品質が抜きん出ているというデモンストレーションを128配色のサンプルキットを使ってご紹介してみましょう。

 

2016.5.1.47

プラスチックの筒にパイルが詰め込まれているカラーサンプルは1個ずつ取り外すことができ、ラグの組合わせ見本と比較しながらお好みの配色をあてがいカラーコーディネートができます。
サンプルは実際のラグの密度をイメージして作られています。

 

2016.5.1.72

サンプルを逆さに立てると、プラスチック筒の中に詰め込まれているメリノウールパイルの圧縮度合いが観察できます。

画像を拡大してご覧いただければ解りますが、パイルを無理に筒から引き抜いてしまうと、繊維が爆発的な勢いで膨張してしまうため原状回復できません。
繊維の細いニュージーランド産・メリノウールが驚くほどの高密度で詰め込まれています。

 

2016.5.1.49

上質なラグとは繊維の細さとパイルの高密度にありますが、FISBAのラグは指を押し当てて繊維を広げようとしてもご覧の様な超高密度のため、パイルの根元を見ることは勿論、容易に広げることすらできません。

単色「ラグ&カーペット」のパイル高さは9mmですが、繊維が細いニュージーランド産メリノを超高密度で織り上げているため、柔らかな手触りでありながらも、しっかりとした弾力性が得られ、薄いという感じが全くしません。
また、高密度ウールは撥水力が高く、コーヒーなどをこぼしても、すぐに乾いたタオルなどで拭き取れば繊維に液体が吸水浸透せず汚れもほとんど残らないなどの長所を持ちます。
もちろん吸音性や保温性も抜群です。

 

2016.5.1.18
 

2016.5.1.56

「ラグ加工」のバッキングには、ダークグレイのフェルトを使い、表面の美しさを損なわない仕上がりとなっています。

ウール「ラグ&カーペット」は、全製品「防炎認定」済みで「床暖房対応」となっていますので、一般住宅から商業施設まで広くお使いいただけます。

 


『MONO(モノ)』
2色使いも可能な柄物コレクション

2016.5.1.57

FISBA・フィスバ ラグ 「MONO(モノ)」

無地に続いて、「ハンドタフテッドラグ」によるデザインパターンより、『MONO(モノ)』のご紹介です。

ご覧の様に、単色づかいに加えて、パイルの高低を職人の手によるカービング作業により、高級「緞通(だんつう)」さながらの雰囲気に仕上げることもできます。

 

『MONO(モノ)』は、最少製作サイズ「1.8m(横)☓1.3m(縦)」よりフリーサイズでオーダー可能です。
また、グランド(無地)と柄部分の色を分ける「2色使い」の製作も可能です。
製作価格:@148,000/㎡(税別)

 

 

『RENDEVOUS(ランデブー)』
手作業のカービングによる総柄が魅力。

2016.5.1.54

FISBA・フィスバ ラグ RENDEVOUS(ランデブー)

「円形」または「正方形」のデザインパターンをご用意した、『RENDEVOUS(ランデブー)』
有機的で大胆な柄が空間を華やかにするこちらのラグは、日本フィスバの東京ショールームのディスプレイで実際に使われています。

 

2016.5.1.29

直径または一辺2.2m以上からフリーサイズオーダーが可能です。
製作価格:@168,000/㎡(税別)

 

 

『SPLISH(スプリッシュ)』
3色使いによる緻密なグラデーション織り。

『MERINO TREASURES』ラグの中で最もこだわりを見せているのが、こちらの『SPLISH(スプリッシュ)』というデザインです。

 

2016.5.1.17

FISBA・フィスバ ラグ SPLISH(スプリッシュ)

「A」・「B」・「C」3配色の自由な組合わせにより作られる、芸術的なカラーグラデーションが魅力のラグです。
パターン「A」・「B」カラーのグラデーション(濃淡)を引き立てるために、パターン「C」で使用する色は色系や淡いカラーにすると良いでしょう。

 

2016.5.1.51

「ハンドタフテッド」の技術を結集させたこちらのデザインは、上質なモダンインテリアの演出にうってつけです。

『SPLISH(スプリッシュ)』は、最少製作面積:1㎡から最大60㎡(6m☓10m)まで製作可能です。
製作価格:@168,000/㎡(税別)

 


オリジナル「オーダープレート」について。

 2016.5.1.59
 
完成品のオーダー「ラグ&カーペット」には、ご希望によりFISBAのプレートをお付けいたします。
形状や色柄のレイアウト、お部屋での配置に合せて、ご指定の位置にプレートを付けることができますので、ご依頼の際は詳細をご指定下さい。
 

 

「日本フィスバ」・東京ショールームへのアクセス

2016.5.1.77

日本フィスバ・東京ショールーム

住所:  東京都港区南青山2丁目7-28 CHビル1F
電話: ショールーム:(03)5775-0604
営業時間: 11:00AM~6:30PM 〔水曜日・祝日休館〕
※無料コーディネートをご希望の方は事前にお電話にてご予約下さい。

 

以上、本日は、FISBA(フィスバ)の「ラグ&カーペット」コレクションより、ニュージーランド産・高級メリノウールを使用した『MERINO TREASURES』コレクションのご紹介をさせていただきました。
フィスバ・ショールームではラグとカーペットの販売施工を行っておりませんので、ご購入の際は取扱店であるミツワインテリアまで是非ご相談くださいませ。


◆当社・『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ。

https://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

ミツワインテリア:
https://www.mitsuwa-i.com/

 

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