Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: バーチカル・ブラインド

ニチベイの調光ロールスクリーン『ha・na・ri(ハナリ)』で楽しむ「和」を意識したリビング・ダイニングの窓辺。

2018年06月12日

和風 バーチカルブラインド 

畳敷きの床、羽目板仕上げの壁、塗り壁の天井、長押(なげし)を思わせる意匠のブラインドボックスと、「和」を意識した設えで仕上げられたリビング・ダイニングのインテリア。

 

和室 調光ロールスクリーン

外部への出入口となる窓には、羽目板の意匠に合せたバーチカルブラインド、眺望を楽しむコーナー窓には、障子を思わせるテクスチュアが魅力の、ニチベイ・調光ロールスクリーン『ha・na・ri(ハナリ)』をご採用いただきました。

 

ニチベイ 『ハナリ』は「はんなり」

 

『ハナリ』は、京言葉の「はんなり」を連想させる製品名で、透明感のあるシースルーと、調光により落ち着いた華やかさを演出するスラット(羽根)を組合せた調光ロールスクリーン。

スラット部分の構成素材が不織布でできていて、その柔らかな風合いが「和」をイメージしたインテリアシーンで好評です。

 

 

『ハナリ』では、スクリーンの巻取り部分をヘッドボックス(カバー)で包む標準タイプと、深さの十分にあるカーテンボックス内でコンパクトに納められる仕様のカバーレスタイプをご用意。

今回はカバーレスタイプで納めていますが、マンションなどでは張り出しの浅いカーテンボックスもありますので注意が必要です。

 

 

ニチベイ ハナリ 和室 事例

出入口に設置したバーチカルブラインドは、暖簾(のれん)を横にかき分ける様な手軽さのバトン式操作で納まり、光の表情を楽しめる『ハナリ』は、調光できる障子のイメージで納まりました。

 

◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/shilhouette.html 

 
◆ 『バーチカル(縦型)ブラインド』特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/ver&ver.html
 
 
ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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ナニック「ウッド・バーチカルブラインド」の特注色を使った、こだわりの納品事例。

2017年12月25日

ナニック ヒノキ ウッドバーチカルブラインド     

ナニック ウッドバーチカルブラインド 特注色

本日のブログでは、ナニック 「ヒノキ・ウッドバーチカルブラインド」の特殊納品事例をご紹介いたします。

築40年・リノベーション マンションの「壁装」に合せて調色したオートクチュールの「特注色」ルーバーに、取付補助金具を駆使して取付対応外の「正面付」で設置した特殊施工。「特注」のこだわりが満載の納品事例となりました。

 

 

ナニック「ヒノキ・ウッドバーチカルブラインド」
「特注色」オーダーについて。

 

お客様からのご依頼は、『ヒノキ』 ウッドバーチカルブラインドに自由な組合せのカラーコーディネートを加えたいというもの。

 

ナニック「ウッドバーチカルブラインド」では、『バスウッド』材で73色展開『ヒノキ』材で10色展開の対応色がありますが、各展開色で使用している色成分の組合わせ範囲内で「特注色」を調色し製品化するオプションを用意しています

調色オプションによる製作は、1色当り+38,000円(2017年12月現在)の価格加算となるため、採用実績の多くは、店舗や商業施設など、特注色で複数台製作するケースが主流です。
要は、1台の製作であっても10台の製作であっても、特注価格は一律のため、製作台数が少ないほど割高感が強まるオプションです。
その様な理由で、小ロット製作傾向の個人宅での採用実績は少ないのですが、特注色対応のオプションを持つメーカーはナニックだけであることと、特注色により「オンリーワン・カラー」が我が物になる魅力を考えると、潜在的な需要はある知名度の低いオプションかもしれません。

 

特注色オーダーの流れと注意事項

 

① 特注色のオーダーにあたっては、製作前にお客様よりご提供いただく色見本(※必須)をもとに、ナニックの工場で調色とルーバーサンプルへのテスト塗装を行い、実際の仕上がりをお客様に確認をいただきます(製作目安:7~10日)
特注サンプル色の確認は、実際に製品を使用する現地の「自然光」や「照明」を当てて、光の照度、陰影、反射を含めた確認をおすすめします。
また、特注色にコーディネートする家具や造作物、機器、小物などがある場合は、調和の確認もおすすめします。

 

② お客様ご提供のカラーイメージを、木部に着色した製品として反映する作業は難易度が高く、特に塗り潰しではない木目や木肌も見せる着色で仕上げる場合、必ず、木目や木肌に着色の濃淡が生まれるため、それが全体イメージに影響します。
そのためナニックでは、初回の調色内容に調整を加えたい場合は、具体的な指示のもと、割増料金無しで再調色の依頼を受け付けています(製作目安:7~10日)
なお、3回目以降の調色は有料(※別途見積り)となります。

 

③ 2回目までの調色サンプルで、希望通りの色味が出ていないと感じられた場合でも、オプションの初期費用は発生します。
木部への塗装は、紙や布へのプリンター印刷とは異なり、あくまでも天然素材である木材(木肌と木目)の持つ特性と影響をご理解いただく必要のあるオプションとなり、そのためにサンプル製作が2回まで用意されています。
ご依頼者の主観に偏った精度を求める調色依頼については、メーカー非対応となる場合があります。

④ 調色依頼後に、標準色での製作に変更する場合や、製作自体を取り止めた場合でも、特注費用は請求されます。

 

以上が、「特注色」オーダーにあたっての流れと注意事項となります。

 

 

アメリカン・カントリー調の「ブルー」。
『ヒノキ・バーチカル』で特注製作。

 

アメリカン・カントリー調 インテリアを意識した「ブルー」の腰壁塗装にコーディネートする特注色リクエストの様子。

特注色の依頼にあたっては、原則として現物サンプルの提供が必須となりますが、腰壁の塗装から、数年の時を経ている状況では、ナニック(工場)に現物提供できるサンプルが無いため、今回はメーカーが共有できるスラットを使った比較イメージの画像を送って交渉の基礎資料としました。

ヒノキ・バーチカルブラインドの対応塗料には「ブルー系」の成分がないため、特注色の依頼にあたっては、バスウッド材対応色の「31C (ラバンドゥ)」を濃いめに調色してヒノキ材に塗装して欲しいというリクエストを行いました。

 

ウッドバーチカルブラインド ブルー

メーカーからの事前回答。
バスウッド対応色で使用される塗料は、ヒノキシリーズで使われる塗料と成分が異なるため、ヒノキ材に着色した場合、ヒノキの木目に不規則なにじみ(色ムラ)が出たり塗料が強く染み込んで、全体像が少し濃いめに仕上がる可能性が高いという、納品実績に基づいたアドバイスがありました。
つまり、「バスウッド」材に塗装するよりも、濃淡が強く濃い、個性的な印象に仕上がるということです。

今回、お客様が求めるインテリアは、「アメリカンカントリー」調であるため、木目の色ムラや強い濃淡はむしろ歓迎とのこと。
その後依頼したサンプル製作色も、居室のインテリアにマッチするとのことで本採用となりましたが、色ムラや濃淡を抑えたいインテリアテイストを求められる場合は注意が必要です。

 

ナニック ウッドバーチカルブラインド 正面付

ナニック ウッドバーチカルブラインド 人気

 「ヒノキ・バーチカルブラインド」にバスウッド対応色塗料を使った「ブルー」系調色事例の施工ギャラリー。

ルーバーの開閉に応じた調光と色調の変化が美しく、お客様も大満足の窓辺ができあがりました。
 
 
 

大型TV側は、
アメリカン・カントリー調の「赤味」で特注製作。

 

ナニック ヒノキシリーズ ウッドバーチカルブラインド 特注色

75インチ・大画面テレビが置かれているエリアの壁装は、「赤煉瓦」赤味の強い「羽目板」壁と「建具」の組合せ。

 

お客様からのご依頼は、ヒノキシリーズの展開色『721(ベンガラ)』のベースに赤味を加えて、バーチカルブラインドと対面する「建具」に近い色調に仕上げて欲しいというリクエスト。

 

アメリカンカントリー ウッドブラインド

調色サンプルの製作と確認を経て、お客様のご希望通り、バーチカルブラインドに対面する「建具」と色を揃えた特注色で納めることができました。

 

ちなみに、2017年12月時点のカタログではアナウンスされていませんが、ナニック・ウッドバーチカルブラインドの「チルト操作(=ルーバーの回転)」が、ループコードから画像のような「タッセル仕様」に切り替わりました。

部品色近似色で塗装された木タッセルの上下操作でルーバーを回転させます。

旧仕様のループコードが、ルーバー開閉用ループコードと区別しにくいため、これは視認性の高い仕様変更となっています。

 

 

***特注施工***
ナニック ウッドバーチカルブラインドを「窓枠・正面付」で設置。

 

こちらは、現地お打合せ時の様子。
窓枠にカーテンレールが設置されていますが、ウッドバーチカルブラインドも、オプションバランスも窓枠「正面付」でのみ設置できる下地状況でした。

 

 

「煉瓦」仕上げの梁には不陸が多く、ウッドバーチカルブラインドとバランスを天付できないため、設置するためには窓枠「正面付」しか方法がないのですが、ナニック・ウッドバーチカルブラインドには、「正面付」対応の設置部材(ブラケット)が存在しないのです。

 

 

 

通常はこの様に、カーテンボックス内や窓枠内に、本体とオプションバランスが「天付」で設置できるスペースが必須の取付部材仕様となっているため、今回は、「取付補助金具」を駆使した特殊対応を考える必要がありました。

 

 

シュミレーション模型を使った、設置イメージ確認の様子。

スペースの余裕がない状況ですが何とか設置できることが確認できました。

 

当社オリジナルの「取付補助金具」を併用して組み立てた、「本体ブラケット」と「バランス金具」の正面付設置の様子。
取付補助金具の厚みは3mmと充分な厚みがありますが、純正の天付用ブラケットを固定するための4mmネジ穴が2箇所必要でしたので、鉄板にネジ穴を追加しています。

苦心の甲斐あって、製品全体の納まりイメージは、ほぼオリジナル通りになりました。

 

正面付用金具の設置にも順番があります。

最初に、取付補助金具を併用して「正面付」用にカスタマイズした本体用ブラケットを窓枠に設置します。
次に、本体ヘッドレールをセットする前に、バランスを「正面付」するためにカスタマイズしたアングル金具を窓枠に設置します。

 

本体・ヘッドレールを設置した後ではバランス金具を設置できないため、先付する必要があるのです。

 

設置完了。
一見、煉瓦仕上げの梁下にウッドバーチカルブラインド本体とバランスを直付けしているかのような自然さで納まっていますが、実はこの納めこそ本事例の最大の難所でした。

 

ナニック ウッドバーチカルブラインド 窓枠付け

「カーテンボックス」風に仕立てたオプション・バランスには、ヒノキ・シリーズ標準色の『723(コゲチャ)』を別注して、天井周りの内装色との調和、2色使いのウッドバーチカルブラインドとの調和を図っています。

 

本日のまとめ

 

ナニック ウッドブラインド 特注色

ナニック ウッドバーチカルブラインド 施工 東京

ナニック ウッドバーチカルブラインド 事例 東京

今回のような特殊施工事例は、お客様の希望を形にした記念撮影でもありますが、提案者である我々の、今後につなげる「忘備録」でもあります。
凝らした工夫を記録した作業日報としてお読みいただければ幸いです。

 

◆  ナニック ウッドブラインド」の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm

◆  当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

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「腰高窓」でバーチカルブラインドを採用する際の注意点。

2017年09月14日

 

12畳(横長形状)の洋室は、居室を2分割する間仕切り壁を設けることにより、2つの6畳間に分割できる設計。

現時点では居室を分割する予定がないため、できるだけ部屋を広く無駄なく使いたいというのがお客様のご要望にお応えして、通り沿いにある、3つの「腰高窓」に、ニチベイのアルペジオ『センターレーススタイル』を内付け仕様でご採用いただきました。

 

調光に優れたバーチカルブラインド。
『センターレーススタイル』

 

 

バーチカルブラインドの「センターレース・スタイル」とは、厚手とシースルーを交互に組み合わせ、より柔らかな調光、断熱性、プライバシー性を追求した製品タイプ。

窓枠内にカーテンとレースを組み合わせた様なスタイルですっきりと納めたいというニーズでお求めいただくことが多い製品です。

 

ニチベイ アルペジオ センターレーススタイル 腰高窓

窓全体を覆う様に設置する事もできますが、枠内に納めることにより壁際の自由度が高まって、家具や生活用品の配置がし易くなるのがメリットといえます。

 

今回ご採用いただいた生地は、ナチュラルな生地の素材感とモダンな色調が14配色展開されている『ラフィ』より、『ウォームグレイ(A7748)』。

コーディネートのセンターレース(1344)を組み合わせました。

 

 

『センターレーススタイル』
「腰高窓」設置にあたっての注意点。

 

「腰高窓」にバーチカルブラインドを内付で設置するにあたって、今回配慮した注意点があります。

1点目は、目線(アイライン)の高さと製品製作高の問題。

通常、横方向にルーバーの開閉が行われるバーチカルブラインドの場合、絶対条件としてルーバー(羽根)が窓枠や床に触れては開閉に支障が出るため丈を短めに製作します。

 

 

センターレースタイルのレースの生地は、日射環境により5mm程度伸びる可能性があるため、メーカーでは厚手の生地より5mm短く製作しています(※上図参照)。

一般的に、メーカーでは全てのバーチカルブラインドに対して、製作高を設置面より20mm程度差し引いて製作することを推奨していますが、実際は、製品仕様生地の特性窓環境設置環境を考慮して製作高を決めた方が良い場合があります。

例えば、窓下に壁や幅木がある、バリアフリーではない掃出窓などでは、床際で自然光の直射がないため、製作高をフロアより20mm程度差し引いて製作することは、見た目、機能性の観点から特に問題ありません。
薄手のフロアマットなどの干渉も避けられるため好都合となる場合もあります。

しかし、目線の位置が高い「腰高窓」枠内など、フロアと違ってバーチカルブラインドの開閉に干渉するものが基本的に存在せず、隙間から陽射しの入る位置が高くなる環境では、センターレースが厚手より5mm短く作られているという条件を考慮して製作高を考える必要があります。

例えば、厚手生地を腰高窓の窓枠より、10mm程度短くする納まりを考える際、センターレースの長さは15mm短くなりますが、バーチカルブラインドの製作高は「1cm単位」となるため、開閉に支障のない範囲で窓枠内寸高の端数(小数点)サイズを調べて考慮します。

 

 

窓枠内の採寸は綿密に。

レーザー測定器 採寸 バーチカルブラインド


この場合の考慮とは、1cm単位の製作サイズを切り上げるか切り捨てるか考えるということで、この様なシビアな採寸では「レーザー測定器」を使用した「mm単位」の採寸を行います。

また、バーチカルブラインドには、カーテンやレースの様に、「アジャスターフック」を使ったフレキシブルな高さ調整ができませんので、調整のための裏技を考えます。

 

 

バーチカルブラインドの取付仕様。

バーチカルブラインド ブラケット 種類

裏技とは、製品設置の際に、バーチカルブラインドを固定する6mm厚の「ブラケット」を使うかどうかにより、製品高が6mm異なるという点に着目することです。
バーチカルブラインド・天井付けの標準仕様品は、ブラケットを含んだ「cm単位」のサイズで作られます。
「ブラケット」を使用せずに、レールを直接窓枠に設置する「直付け」仕様はオプションとなっており、ブラケットが付属しない代わりにレールにビス固定用の穴が開けられて出荷されて、この場合の製作高はブラケット付より6mm短く製作されます。

そうした製品特性を考慮して、今回の事例では「直付け」仕様のオーダーサイズで窓枠に設置しました。

 

 

バーチカルブラインドの開閉仕様。

次に、窓枠内の幅が狭い窓「腰高窓」では、どの様に開閉をするか、換気をどう考慮するかを考えます。

今回は、各窓の使い勝手に応じた納まりで、「バトン式」操作の片開きの向きを決めました。
片開き操作のメリットは、「両開き」の様に、換気する窓側の開口が不充分になることを防ぐことにあります。

 

腰高窓 バーチカルブラインド

ちなみに、両側にバトンをつけた「両側操作・バトン式」もありますが、この場合、ルーバーを閉じた際に、窓の両端に19mm以上の隙間ができるため、窓幅の小さな窓では「片側・バトン式」として、ルーバーを閉じた時に生じる反操作側の隙間を1mm程度に抑える使い方をご採用いただきました。

 

バーチカルブラインド センターレーススタイル 腰高窓 設置

以上、本日は、バーチカルブラインドの『センターレーススタイル』を腰高窓の窓枠内にご検討される場合の注意点を交えて納品事例のご紹介をさせていただきました。

 

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「調光ロールスクリーン」の楽しみかた。機能性も考えたコーディネート事例。

2017年08月18日

ブラインドの様な形状のファブリックを前後の繊細なレースで包み込み、より柔らかな採光を楽しむ「調光ロールスクリーン」

使用する空間も多岐にわたり、リビングの大開口窓などはもちろん、小さ目な窓をカラフルに魅せたり、寝室の窓辺で遮光性を求めたりと、幅広くご採用いただいております。

本日は、その様な事例を2つご紹介いたします。

 

 

事例①
淡いグリーンで演出するダイニングの窓

1つ目の事例は、ダイニングテーブル側の窓辺に淡いグリーンを感じるコーディネート。

ニチベイの調光ロールスクリーン『ha・na・ri(ハナリ)』の収録色「マスカット(G1005)」は、スラット(羽根)部分のカラーがマスカット色で、その前後を繊細なボイルのヴェールがまとうことによって、より透明感のある淡色のグリーンを堪能できます。

 

ニチベイ 調光ロールスクリーン ハナリ マスカット

緑豊かな自然に包まれた朝の窓辺を思わせる、瑞々しい空気感を醸し出すことができました。

 

スラットを閉じた状態では、プライバシーの確保をしつつ、淡いマスカットカラーの採光を楽しめる、天然の照明カバーの様な窓辺となりました。

 

 

事例②
「寝室」の窓でスタイリッシュな調光を楽しむ。

寝室の窓では、昇降途中でも生地を閉じずに採光ができる唯一の調光ロールスクリーンとして知られる、『FUGA』より、遮光生地のアイボリー(FA-190)アイボリー)を、ニチベイの遮光バーチカルブラインドとの組合せでご採用いただきました。

 

バーチカルブラインド アルペジオ モアラップスタイル 事例

遮光状態の様子。

 

縦型のルーバー生地で遮光を考える「バーチカルブラインド」の場合、就寝時はルーバーを倒す向きを枕元側ではなく、足元側に傾斜させることにより、枕元側から見た遮光性が向上します。
これは、光だけでなく、冷気や熱気といった気流も足元側に向ける効果があります。

さらに、ルーバーの間隔が標準仕様より25%密にセットされている、「モアラップスタイル」をオプションで選ぶことにより、遮蔽した際のルーバー同士の重なり幅が標準品の1cmから3cmにアップします。
光漏れを抑える遮光性の向上に加えて、生地が重なり合う面積が増えることにより遮光性が向上(生地が暗くなる)するため、寝室にお勧めのスタイルと言えます。

 

続いて、バーチカルブラインドの「モアラップスタイル」との組み合わせで、調光ロールスクリーン『FUGA』でも、遮光生地の採用と共に、オプション仕様(価格は同一)の「生地逆セット」指定にて納めることになりました。

調光ロールスクリーンの生地を反転させつつ、巻き取り側を手前(室内側)に設定して組み立てることにより、スクリーンを降ろした際に横型スラット(羽根)が、窓側に傾斜して上方からの光を遮光しやすくできる裏技です(注文時・要指定)。

 

FUGA  調光ロールスクリーン 生地 逆

標準仕様と、「生地逆セット」の比較イメージ。

窓より下にある枕元でのアイラインが基準となる寝室では、ご要望に応じてこの様なオーダーをする場合がございます。

 

調光ロールスクリーン 遮光

こうして出来上がった、枕元から見て、光の直射を抑えた窓辺。
ちょっとした使い方の工夫で、遮光性と断熱性が向上しました。

 

FUGA  調光ロールスクリーン 展示

ミツワインテリアでは、ハンターダグラス『シルエットシェード』、ニチベイ『ha・na・ri(ハナリ)』、トーソー『ラクーシュ』の展示品と並べて、『FUGA』を展示しております。

実際に手に取って「調光ロールスクリーン」を比較いただければ幸いです。

 

 

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バーチカルブラインドの持つ特徴を活かして、「グレイッシュ」なインテリア演出。

2017年08月07日

ニチベイ バーチカルブラインド リーチェ

内装から家具まで、グレーを基調とした無彩色でまとめた戸建住宅のリビング・ダイニングの窓に、ニチベイのバーチカル(縦型)ブラインド・『アルペジオ』を「モアラップスタイル」と「センターレーススタイル」の組合せでご採用いただきました。

 

 

「モノトーン」配色のインテリアに合せて。

バーチカルブラインド グレー インテリア

純粋な「無彩色」は、白・グレー・黒のみの調合で作り出すものですので、こちらのインテリアの色調は、若干「有彩色」の要素が含まれていますが、全体的なバランスは「グレー」を基盤にしたモノトーンものでした。

 

AVエリアの背景を演出する、「アクセントウォール(壁紙)」は、濃淡のある石を積み上げたデザイン。
縦方向に続く描写にと、光の陰影を思わせる濃淡がバーチカルブラインドのルーバー(羽根)との組み合わせにマッチしています。

 

モアラップ センターレース バーチカルブラインド

淡いグレーを含むフローリングとともに、バーチカルブラインドのルーバーが、ソファのフォルムをスタイリッシュにひきたてています。

 

 

「モアラップスタイル」 と 「センターレーススタイル」
2種類のバーチカルブラインドを組み合わせて。

 

アルペジオ センターレーススタイル モアラップスタイル

コーディネートのポイントとして、ダイニングとリビングの掃出窓に「モアラップ・スタイル」、リビング横の腰高窓に「センターレース・スタイル」のバーチカルブラインドを組合わせています。

 

シャビーシック インテリア バーチカルブラインド

ソファ背後の窓にご採用いただいた「モアラップ・スタイル」は、標準仕様(100mmルーバー)のバーチカルブラインドと比較して25%ほど密にルーバーを配した製品タイプ。

ルーバーを閉じた時の生地の重なりが、標準仕様の1センチから3センチに増えることにより、光漏れの軽減、窓辺の断熱性の向上、日中のプライバシー性の向上が期待できます。

モアラップスタイルに「遮光」の生地を組み合わせれば、寝室の窓辺でも使い易くなります。

 

 

ソファ袖側の窓にご採用いただいた「センターレース・スタイル」は、厚手とシースルーを交互に組み合わせ、より柔らかな調光、断熱性、プライバシー性を追求した、カーテンとレースを組み合わせた様な製品タイプ。

レース効果により、調光時にルーバーに隙間が出来ない「センターレース・スタイル」は、「モアラップ・スタイル」よりも高いプライバシー性が期待できます。

 

ニチベイ アルペジオ センターレーススタイル ブログ

こちらの様に、腰高窓を床まで覆うスタイルにする場合、斜めによぎるセンターレースが窓下の壁面を優しく覆うため、日中に使用する際の窓辺の意匠性が良い事も魅力です。

床まで続くAVエリアのアクセント壁紙とも相性抜群で、お客様お気に入りの窓辺になりました。

 

勿論、夜間においては、「腰高窓」も「掃出窓」の様に見せる視覚的効果が得られます。

 

この様にして、3つの窓を、全て「掃出窓」の様な見栄えに揃えることができました。
カーテンでもバーチカルブラインドでも、綿密な色彩計画に組み合わせて、製品の特性を活かしたアレンジを加えると、インテリアがより引き立ちます。

 

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マンションの幅広窓に。バーチカルブラインドの「レールジョイントタイプ」&「モアラップスタイル」納品事例。

2017年04月16日

幅4mを超える掃出窓。
眺望の素晴らしい、高層マンション・LD窓に、ニチベイのバーチカルブラインド『アルペジオ』の「シングルスタイル(100mmルーバー)」を納品させていただきました。

みなとみらい マンション バーチカルブラインド

ニチベイ アルペジオ モアラップスタイル

ハイセンスで、高級感に富んだなインテリアとの相性も抜群。

シンプルでありながら、眺望・調光コントロールも自由自在で、日中も自然光の明るさを採り込める美しい窓ができあがりました。

 

採用生地は、若い世代のお客様からの評価が高い「ラフィ」より、A7744(ピュアホワイト)。
上品で細やかな織りがモダンな内装にマッチする、全20色展開の無地です。

当社には、「ラフィ」の淡色系(5色)をグラデーション展示したW200cm×H250cmの大型展示品を用意しており、今回はこの基本仕様に加えて、オプションの「モアラップスタイル」「レールジョイントタイプ」を組み合わせた仕様で納品させていただきました。

 

 

ご入居前のリフォームで拡張されたLDの窓。

お打合せ時の様子。
LDに隣接する「洋室」の間仕切り壁を取り払ってひと続きの居室にする、拡張リフォームがすすめられていました。

 

拡張リフォームによって、2つの居室窓の「カーテンボックス」がつながり、幅4mを超えるカーテンボックスにバージョンアップされます。

見晴らしの妨げとなっていた、間仕切り壁を取り払うことにより、単なる間取りの拡張にとどまらず、景勝豊かな窓辺と、都会的なモダンインテリアを満喫できるご入居前のリフォームはお客様のこだわりです。

 

 

「搬入経路」の問題を解決する、
バーチカルブラインドの『レールジョイントタイプ』。

 

ニチベイ アルペジオ レールジョイントタイプ

今回、拡張された幅4m超の幅広窓にご提案させていただいたのが、レールジョイントタイプの「バーチカルブラインド」。

 

 

「バーチカルブラインド」をマンションや戸建ての幅広窓で採用する際にネックとなるのがレールの長さですが、 レールジョイントタイプ最大のメリットは、エレベーターのサイズや、階段、廊下など搬入経路の状況により長尺レールが搬入できない物件を想定した、レールを分割して搬入できる製品仕様にあります。

 

『レールジョイントタイプ』は、搬入時に2分割されたレールを現地で組み立てることにより、「単体(1本)レールの両開き」に近い使い勝手が得られます。

また、住宅用の単体(1本)サイズレールでは、4mのレール長が製作上限ですが、『レールジョイントタイプ』では最大5mの長さまで製作対応が可能になりました。
搬入経路の問題を解消しつつ、これまで以上に幅の広い窓での採用もご検討いただけるようになりました。

 

 

独立開閉ができるユニークな「両開き」も魅力

今回採用した『レールジョイントタイプ』の納まり種類は、右側に調光ポールを配置した「両開き」です。

 

標準仕様の「両開き」と異なり、レールを現地で組み立てる『レールジョイントタイプ』の場合、開閉操作は、左右それぞれの側で行う必要がありますが、ルーバーの調光操作は、指定した片側で統一的に行う事ができます。

 

 

オプションの『モアラップスタイル』で、
「断熱性」・「遮光性」・「プライバシー性」が向上。

今回、『レールジョイントタイプ』と併せてオプションでご採用いただいた『モアラップスタイル』

 

標準仕様の100nn幅ルーバー製品と比較して、25%ルーバーの枚数を増やしている『モアラップスタイル』では、ルーバー同士の間隔が密になることにより、採光状態においても「断熱効果」「遮光性」「プライバシー性」を向上させることができます。

 

また、『モアラップスタイル』は、ルーバーを閉じた時の重なり幅が、標準(8.5mm)の4倍近く(33.5mm)得らるため、機能性に加えて、ルーバーの重なりによって生まれる「生地の陰影」をデザインとして採り込むことができます。

ルーバーを閉じた状態でも、平面的にならず、陰影の醸し出す「立体表現」を楽しみたいインテリアにもおすすめです。

 

レールジョイントタイプ バーチカルブラインド

以上、本日は、製品が持つ複数のオプションを組み合わせて、洗練されたインテリアと眺望を演出した、バーチカルブラインドの提案・納品事例をご紹介させていただきました。

 

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『バーチカルブラインド』を「正面付」でダイナミックに魅せるコツ。

2017年02月02日

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こちらは、リビング・ダイニングの大型掃出窓(4枚引き違い)に、「センターレース・スタイル」のバーチカルブラインドをご採用いただいた納品事例です。

バーチカルブラインドを天井から設置すると、縦長ですっきりとした印象のルーバーが、天井高をより強調してくれる視覚的効果が得られます。

他の窓には、横型ブラインド、カーテン、ロールスクリーンなどもご採用いただきましたが、メインの窓にはモダンなインテリアシーンを演出する「バーチカルブラインド」を使いたいというお客様のご要望でした。

 

 

「バーチカルブラインド」採用上のポイント。
『畳み寄せ代』の考慮。 

バーチカルブラインド 正面付 メリット

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設計段階よりバーチカルブラインド採用のプランを考慮する場合、ヘッドレールを隠す「ブラインドボックス」などを設ける事が多いですが、その際に考慮されるのが、バーチカルブラインドの「開き方」「畳み寄せ寸法」の確保です。

「開き方」とは、「片開き」または「両開き」といった畳み寄せの分割数を意味します。

「畳み寄せ寸法」とは、窓の開口寸法と開き方に応じた製品寸法(製作幅)と、ルーバーの「逃げ代」の分量を意味し、間取り、窓の大きさや構造によって、その分量(配分)は異なります。

本事例の様に「両開き」で納める場合で、窓の左右に家具のレイアウトやエアコン設置における障害が無い場合は、深めに「畳み寄せ寸法」を確保することができます。

 

 

「ブラインドボックス」が設置できない場合。
壁面「正面付」で対応も可能。

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こちらの大型窓では、右側(4枚目)窓の途中から、天井面に段差ができる設計となっていたため、「ブラインドボックス」が設けられませんでした。

しかし、内装仕上げの段階で、天井まで続く壁面全体に「正面付」用の取付下地を確保していただいたため、天井に沿わせてバーチカルブラインドのヘッドレールを設置することができました。

 

バーチカルブラインド ブラインドボックスがない

天井面に沿わせてバーチカルブラインドを「正面付」で設置した様子。

 

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ニチベイ・バーチカルブラインド『アルペジオ(センターレース スタイル)』でのご採用生地は、「コットン(綿)」風の生地に、33の展開色を持たせた「フェスタⅡ」より、新色のアイボリー(A7770)と、新たにオプションとして加わった「ミラー レース(14配色)」より、ライトベージュ(2355)の組み合わせです。

ミラーレースの持つ機能には、日中における室内の「プライバシー強化」のほか、強い日射を緩和し、夏場の空調効率を向上させる「遮熱効果」がありますが、強い光沢を抑えた自然な生地の風合いが好評です。

 

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ちなみに、「正面付」というと、製品を窓枠や窓枠上10cm程度に設置することが多く、コンパクトな窓辺の演出に向いていますが、ビス止め用の取付下地さえ確保されていれば、こちらの事例の様に、たっぷりとした「畳み寄せ寸法」も確保したダイナミック窓辺として演出することも可能です。

 

将来的に、どういう窓辺に仕上げようか迷われていたり、特に決まっていない段階では、「ブラインドボックス」や「カーテンボックス」の具体的な設計までイメージできない場合が多い様です。

その様な場合でも、窓周辺にたっぷりと窓製品の取付下地を用意しておくと、最終的にかなり自由度の高い調整ができる様です。

 

◆『バーチカル(縦型)ブラインド』特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/ver&ver.html

 

ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

 

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