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カテゴリー別アーカイブ: 「ウィリアム・モリス」

川島織物セルコンの「モリスデザインスタジオ」。『ザ・ブルック』、『スネークヘッド』、『ラークスパア』の新作展示品を入荷。

2022年12月04日

川島織物セルコン  モリスデザインスタジオ 取扱店 販売店 価格

ミツワインテリアでは、川島織物セルコン「MORRIS DESIGN STUDIO」・2022年の新作3作品を丈240cmの縫製品でご用意いたしました。

川島織物セルコンが2000年から20年に渡り定期リリースしている「モリスデザインスタジオ」も、現在では全36作品(70点)の現行コレクションを持つまでに成長しており、当社でもその全ての作品を縫製展示品でご用意しております。

 

「モリスデザインスタジオ」とは。

「モリスデザインスタジオ」とは、ウィリアム モリスのデザインを現代に引き継いだサンダーソン(Sanderson)社(現サンダーソンデザイングループ社)のライセンスのもと、川島織物セルコンが織物だから表現できる圧倒的な色彩の豊かさと立体感を追求し、糸の染色、配色、織設計等の試行錯誤を経て作られたコレクションです。

工芸作品のような織りの緻密さと温もりは、100年以上経った今でも多くの人の心を捉え愛され続けているモリス作品の根底に流れる想いに合致しており、これがロングセラーとして支持され続けている大きな要因となっています。

 

川島織物セルコン  モリスデザインスタジオ ザ・ブルック スネークヘッド ラークスパー 価格 割引

そして今回新たなコレクションに加わったのが『The Brook(ザ・ブルック)』『Snakes Head(スネークヘッド)』『Larkspur(ラークスパー)』の3作品(6配色)です。

 

新作コレクションでも、Morris ならではの大胆な柄に加え、従来の多色感を用いてクラシカルで大らかな雰囲気を表現していますが、その開発コンセプトと作品紹介をメーカーのメイキング動画でご覧いただく事もできますので、ご興味ございましたらこちらも併せて視聴ください。

 


 

作品紹介


『The Brook(ザ・ブルック)』

川島織物セルコン  ウィリアムモリス The Brook ザ・ブルック  MM5901  MM5902 価格 割引

最初にご紹介する『The Brook (ザ・ブルック)』は、ジョン・ヘンリー・ダールの「Brook(小川)」や「Holy Grail(聖杯物語)」のタペストリーからインスピレーションを得た描いたデザインで、MM5901(ベージュ)とMM5902(ダークブルー)の2配色展開をご用意しています。

 

川島織物セルコン  ウィリアムモリス The Brook ザ・ブルック  MM5901 

川島織物セルコン  ウィリアムモリス The Brook ザ・ブルック  MM5902

上の2枚の画像では右側がオリジナルのプリント柄で、左が川島織物セルコンの織物となります。

小川が流れる森に4種の木々と草を食む鹿の親子を配置した印象的なデザインは、モリス・スタジオのアリソン・ギーによるオリジナルプリントを日本の住宅サイズに合うダウンスケールの織り表現で見事に再現しています。

中世のタペストリーならではの特徴であった瑞々しさと美しいディテールを風通織ゴブラン調にアレンジした織のミックスで表現している点が「モリスデザインスタジオ」で手掛けるこの作品の魅力となっています。

 


 

『Snakes Head (スネークヘッド)』

川島織物セルコン Snakes Head スネークヘッド MM5903  MM5904 価格 割引

次にご紹介する『Snakes Head (スネークヘッド)』は、1876年にウィリアム・モリスがデザインした作品で、オリジナルはコットン(綿)地にブロックプリントで作られたファブリックです。

1875年から1877年にかけてモリスは、インドのチンツ(更紗)に代表されるテキスタイルの色や模様の影響を受けて、そのパターンを研究しました。

『スネークヘッド(蛇の頭)』と呼ばれる釣鐘状にモチーフされた「フリチラリア(小判百合)」の花を描いたこの作品では、格調高いモチーフを特徴づける豊かな色づかいを見事に調和してモリスの世界観を表しています。

 

川島織物セルコン ウィリアム・モリス スネークヘッド MM5903

川島織物セルコン ウィリアム・モリス スネークヘッド MM5904

上の2枚の画像では右側がオリジナルのプリント柄で、左が川島織物セルコンの織物となります。

「モリスデザインコレクション」では、スネークヘッドのクラシック柄をオリジナルより若干小さく表現しています。

カラーはMM5903(グレイ)とMM5904(ブルーグリーン)の2配色展開をご用意していますので、是非オリジナルと比較してご覧いただければと思います。

また意匠糸でナチュラル感を加えることにより、シャープな輪郭線としっかりとした色調が印象的なオリジナルの重厚さをおさえて、クラシック感の中にもモダンを感じられる風合いに仕上げています。

 


 

『Larkspur (ラークスパア)』

 

川島織物セルコン Larkspur  ラークスパア MM5905 MM5906 価格 割引

最後にご紹介するのが、前作で遮光生地として加わった『Willowbough BL』に続く遮光として注目される『Larkspur (ラークスパア)』です。

ラークスパアは繊細な花々が渦を巻く葉の間で漂う様に表現されている流麗な人気柄ですでに2つのパターンが紹介されていますが今回これに遮光版が加わりました。

遮光版では意匠糸によりナチュラル感を出し柄をレリーフの様に浮き立たせていてます。

 

川島織物セルコン ウィリアムモリス Larkspur  ラークスパア MM5905 MM5906

MM5905(ベージュ)とMM5906(ライトグリーン)の2配色は控えめな表現と明るめの配色で、ナチュラル感のあるエレガントな雰囲気に仕上げられています。

 


 

以上本日は、川島織物セルコン「MORRIS DESIGN STUDIO」・2022年の新作3作品を実際の展示品とオリジナル生地との比較を踏まえてご紹介させていただきました。

 

ミツワインテリアでは川島織物セルコンが2000年から20年に渡り定期リリースしている「モリスデザインスタジオ」、全36作品(70点)の現行コレクションを大型縫製サンプルでご用意しております。

縫製展示品は店内でご覧いただくだけでなく、お打合せ時に現地へお持ちして実際の窓辺でご確認いただける商談用サンプルとしても活用しておりますので、お気軽にご相談ください。

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

 

 

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ウィリアム・モリスのカーテンと相性の良いウッドブラインド。組合せ納品事例。

2022年09月27日

リビング ウィリアム・モリス ウィローボゥ カーテン

本日ご紹介いたしますのは、リビング・ダイニングでの窓周り品の掛け替え事例です。

愛着のある英国・アンティーク家具やオーディオ、書籍に囲まれた空間は照度をおさえた電球の温かみも印象的で、落ち着きと心地良い静寂が感じられました。

掃出窓、腰高窓、出窓と異なる形状の窓が並ぶ窓周りにはこれまで麻のカーテンが掛けられていましたが、今回はカーテン木製ブラインドの組合せでコーディネートすることになりました。

 

 

ウィリアム・モリスの『ウィローボゥ』

ウィローボゥ カーテン おすすめ

ウィリアム モリス ウィローボゥ カーテン 価格 取扱店 販売店

ダイニング側のカーテンにはウィリアム・モリス1887年の作品として知られる『ウィローボゥ』(2番色)をご採用いただきました。

 

ウィリアム モリス ウィローボゥ カーテン 人気

当社では綿プリントと織物の『ウィローボゥ』を縫製サンプルでご用意しており、両方をお持ちして現地でご確認いただいた結果、深みのあるグリーンの発色が際立つ英国・プリント柄をご採用いただいております。

陽射しの強い窓でしたので綿プリントの退色、劣化を予防する目的で遮光裏地を併用しています。

生地の間に空気層を持たせることができる裏地付カーテンは、遮熱や保温などの断熱性能に優れており空調効率の向上も得られるため海外では一般的な位置づけとして浸透しています。

 

寝室の窓にもご採用いただきました。

 

 

ウエスタンレッドシダーの風合いと
低光沢が魅力のJBS「ウッドブラインド」

JBS ウッドブラインド NATURAL LIGHT 301 事例

JBS ウッドブラインド NATURAL LIGHT 301 価格 取扱店 ショームーム

リビングエリアの出窓と腰高窓は、カーテンからウッドブラインドへのリニューアルです。

今回ご採用いただいたのは、木目が細かいカナダ産のウエスタンレッドシダー材を使用したJBS・ウッドブラインドです。

当社にはW1600mm × H2500mm の大型展示品があり、カラーチャート形式でご覧いただけますが、今回は家具との相性の良いNATURAL LIGHT(301)をご採用いただきました。

 

ウッドブラインド アンティーク家具 相性

光沢を抑え独特の色ムラが魅力のスラットはアンティーク家具や革張りのソファとの相性も良く味わい深い窓周りの演出ができました。

 

カーテン ウッドブラインド 相性

カーテンとブラインドの組合せも、インテリア全体の雰囲気を考慮して選ぶと違和感なくそれぞれの魅力を引き出すことができます。

お気に入りの窓周りができ上がりお客様からもご満足をいただくことができました。

 

ミツワインテリアでは、国内外ブランドメーカーのカーテンとウッドブラインドの展示品を多数ご用意して、お客様にとって最適な製品をご案内しております。

東京・神奈川エリアで出張対応しておりますので、ご来店予約、出張ご相談など詳細はお気軽にお問い合わせください。

 

◆ JBS ウッドブラインド」の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/jbs.html

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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『ブラザーラビット(Brother Rabbit)』のローマンシェードで魅せるアクセント・ウィンドゥの演出。

2022年09月09日

リビング ダイニング ウィリアム・モリス ローマンシェード 事例

川島織物セルコン ブラザーラビット カーテン 取扱店

本日は、ウィリアム モリス・『ブラザーラビット(Brother Rabbit)』のパターン柄をご採用いただいたローマンシェード演出事例のご紹介です。

日本では『ブラザーラビット(Brother Rabbit)』以外でも、『ブレアラビット(Brer Rabbit)』『兄弟うさぎ』の名で知られています。

アメリカ南部のお伽話に登場する架空のうさぎ、ブレアラビットからインスピレーションを受けたウィリアム モリスが1881年にインディゴ抜染のプリント生地として制作した左右対称の鏡合せ模様が特徴のファブリックで、壁紙もあります。

当社では英国製のプリント柄と川島織物セルコン「モリスデザインスタジオ」の織物を縫製展示品でご用意しておりますが、今回ご採用いただいたのは「モリスデザインスタジオ」収録のFF1504(GR)です。

生地の特徴は、兄弟うさぎの愛らしいモチーフ柄部分を風通織(二重織り)によるを立体表現で引き立たせ、シンプルに織りだした柄の合間からのぞくベースに、ツイード調のざっくりとした太番手のカラー糸使うことで、上品な玉虫(シャンブレー)効果が得られるところにあります。

クラシックデザインの中にも、明るいモダンカラーを散りばめることで幅広い世代のインテリアシーンでお使いいただける優しい風合いの生地になっています。

 

こだわりのインテリアに合わせて
こだわりの生地を選ぶ。

今回ローマンシェードを納品させていただいたのはお引越し間もないマンションのリビング・ダイニングの掃出窓です。

ご入居前のリノベーションでは、壁装と建具に英国・Farrow&Ballのペイントを採用され、アクセントウォールにやはり英国・OSBORNE & LITTLEの壁紙を使われていらっしゃいました。

この前提条件のもとお客様が窓周りに求められるイメージは、居室に威圧感を与えない明るめの色柄で、塗装仕上げの壁紙に馴染む自然な風合いの柄物をとのことでした。

 

現地お打合せ時にはモリスの他の作品を含めた候補生地をご覧いただきながら、最終的に『ブラザーラビット』のグレイ色をご採用いただきました。

『ブラザーラビット』はFF1503(O)とFF1504(GR)の2色展開で、使用しているカラーはともにアイボリーオレンジブルーブラウンイエローの5配色ですが、使う色の比率を変えることで異なる表情に仕立てられています。

 

川島織物セルコン ブラザーラビット FF1504 GR

『ブラザーラビット』・FF1504(GRの場合、表出される柄にアイボリー、メインカラーにブルー、わずかなイエロー、オレンジ、ブラウンを混ぜることで、全体としてグレイッシュな表情となりつつも、見る角度によって温かみのある色調に変わる玉虫効果が得られるユニークな生地になっています。

縦糸・横糸の色を違えて、表裏に反対の模様が出るようにした二重組織の「風通織り」が醸し出す味わいと相まって、お客様がこの生地を選ばれる決め手になりました。

 

 

ローマンシェードの畳み代と柄取りにこだわる。

今回、窓周りスタイルの組合せとしては、ローマンシェードを前幕に配し、ベランダへの手軽な出入りができる両片開きのレースカーテンを後幕に組合わせています。

 

ローマンシェード 柄指定

こだわりポイントはこちら。

日中は、ローマンシェードを畳み上げてレースカーテンをメインに使用するのですが、その際に完全に畳み上げた生地の表面にうさぎの柄が楽しめる柄指定をして納めています。

 

ダイニング ローマンシェード

ダイニング側窓の日中の納まり。

遮光裏地は併用していないので日中に幕体を降ろした時はブラザーラビット全体の柄域が判りにくいですが、畳み上げた上部は背後の生地が遮光の役割を果たすため柄がはっきりと楽しめます。

 

そしてお客様からご提供いただいた夜間の様子がこちら。

 

『ブラザーラビット』は壁紙にも存在しますが、ローマンシェードとして仕立てることで、窓辺がアクセント・ウォールならぬ、アクセント・ウィンドゥとして楽しむことができます。

 

リビング ローマンシェード おすすめ 人気

ウィリアム・モリス ブレアラビット ローマンシェード 事例

こちらはリビングエリアの日中と夜間の表情です。

 

以上、今回も生地の選定からスタイル構成まで、お客様のご希望を汲み取りながら、こだわりのお部屋に合った生地のご紹介と納めをご提案させていただきました。

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

 

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こだわりの「輸入壁紙」でアクセントウォールを楽しむ。

2022年09月05日

 ウィリアム・モリス Honeysuckl & Turip 壁紙 216827

本日はこだわりの「輸入壁紙」を使ったアクセントウォールのご提案事例をご紹介させていただきます。

一般的な住宅やマンションの壁装は白と無地を基調とした多く、部屋全体を柄物の壁紙でまとめ上げることが少なくなってきました。

とはいえ、完全無地の壁装で満足されているかというとそうではなく、部屋の中でも目を引く場所、視線が集中する場所、いわゆる「フォーカルポイント」に印象的なアクセントウォールを使うことによって、家具や照明を含めたインテリア全体の雰囲気をグレードアップさせたいといったご相談を多くいただく様になりました。

 

輸入壁紙 提案

こちらの事例でもダイニング側の壁面にウィリアム・モリスの『Honeysuckl & Turip』をご採用いただきましたが、当社ではただ貼るだけではなく事前に柄の割付イメージのご紹介することでお客様に安心してご採用いただけるサービスも行っています。

 

ウィリアム・モリス アクセント 壁紙 ダイニング 事例

最終的には柄の貼り出し位置の調整を行い最適の配分で納めました。

 


 

続いてこちらはマンション(寝室)での模様替え事例です。

 

すでに単色のアクセントウォールが採用されておりましたが、アクセント面をもう少しゴージャスな表情にされたいということで、英国・「OSBORNE&LITTLE」のストライプ柄に貼り替えることになりました。

 

こちらは下地処理の様子。

過去のリフォームで壁紙を貼り替えたことがあるということで、古い裏打ち紙がまだらに残っておりましたが、肉厚の薄い輸入壁紙に貼り替える際、当社では特殊なシーラーを使用して古い裏打ち紙を完全に除去して壁面を平滑な状態に修復することで新築時と変わらない貼り上がりを目指しています。

 

ストライプ 輸入壁紙 人気 おすすめ

施工後の様子。

壁紙と合せて照明も交換され、お気に入りの寝室に生まれ変わったとのことです。

 

以上、本日はこだわりの輸入壁紙を使った「アクセントウォール」施工事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https
//www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

 

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MORRIS&Co.と建築デザイナー Ben Pentreathによるコラボレーション第2弾「THE CORNUBIA」

2022年07月11日

「THE CORNUBIA」
壁紙とファブリックス コレクション

Ben Pentreath ベン ペントリース 壁紙 ファブリック カタログ ウィリアム・モリス 

本日は、MORRIS&Co.と建築デザイナー Ben Pentreathによるコラボレーションコレクションの第2弾「THE CORNUBIA」のご紹介です。
当社でも壁紙ファブリックのコレクションカタログをご用意しています。

イギリス南西端の街コーンウォールをラテン語読みした「THE CORNUBIA」コレクションは、2020年に発売した秋~冬をイメージしたカラーリングのコレクションTHE QUEEN SQUARE」に対し、春~夏の明るい陽射しが差し込むような鮮やかで瑞々しい雰囲気を意識したカラーリングのコレクションとなっています。

 

春~夏のカラー

明るいグリーン、銅赤(少しくすんだ赤)、鮮やかなイエロー、きらめく海の青をイメージしたカラーリングは自然の芽吹きや生命の生まれ変わり、成長、温かさを感じさせてくれます。

ウィリアム・モリスの伝統的な作品に、タンジェリンやレモンイエロー、プリムローズ(暖かみのある黄色)、ソフトピンク、ブルー、アップルグリーン(やわらかい黄緑)など春夏をイメージする新しいカラーパレットを用いることで、時代を超えて愛されるクラシックに内包される新たなカラーコンビネーションの魅力を提示しています。

 

以下に今回のコレクションを作品別にご案内いたします。

 


 

「BATCHELORS BUTTON」

「BATCHELORS BUTTON」は、MORRIS&Co.と建築デザイナー Ben Pentreathのコラボレーション第1弾である「THE QUEENSQUARE」のきっかけともなったアーカイブデザインです。

中世のフレスコ画を思わせるドラマティックに渦巻く葉をモダンなデザインと鮮やなカラーリングで表現しています。

 

 

「BLACKTHORN」

 

1892年にジョン・ヘンリー・ダールによってデザインされたオリジナルのBLACKTHORN」深味のあるグリーンをベースカラーにした重厚で鮮やかな作品でしたが、本作はベース部分を白地で表現し、ポップなピンクとスカイブルーを組み合わせた優しいカラーコーディネートが特徴となっています。

小さな空間でも美しく映えるデザイン可愛らしいデザインです。

 

 

「COMPTON」

オリジナルの「COMPTON」は、1895年にジョン・ヘンリー・ダールがモリス商会が手掛けるローレンス・ハドソン家のコンプトン・ホールのためにデザインされたもので、2セットの木版と28色のカラーを使用したゴージャスなプリントでしたが、ベン・ベントリースは明るい黄色、ポップなインディゴブルー、ポピーレッド、サンセットオレンジを使用した新たなカラーにアップデートしました 。

 

 

「DAFFODIL」

1891年にジョン・ヘンリー・ダールによってデザインされた「DAFFODIL」明るいカラーで再表現しています。
デザインをわずかにスケールダウンし、ピンク/リーフグリーンの組み合わせで野草の咲く牧草地を、ブルー/ブラウンの組み合わせで澄み渡る春の空を表しました。

 

「FRUIT」

1864 年に製作された、ウィリアム・モリスの初期壁紙三部作のひとつとして知られる「FRUIT」
木の枝からぶら下がる熟したザクロと流れるように伸びゆく枝葉のデザインを新しいカラーリングによる解釈で再表現しています。
空間全体を鮮やかに彩るスカイブルーと、ベン・ペントリースが好むニュートラルカラーのチョコレートが特徴です。

 

 

「HONEYSUCKLE」

「HONEYSUCKLE」は1883年にウィリアム・モリスの次女メイ・モリスが手掛けたスイカズラの花と絡み合う葉が印象的たデザインで、深みのあるグリーンと鮮やかな赤、ベージュのベースカラーのコンビネーションが特徴でした。

今回、ベン・ペントリースのコレクションではベースカラーに爽やかな白と水色を採用し、明るいグリーンと淡いオレンジを組合わせた瑞々しいカラーリングで再表現しました。

 

 

「MARIGOLD」

1875年にウィリアム・モリスがデザインした「MARIGOLD」は、生地と壁紙の両方が製作された数少ない作品のひとつで、シンプルで美しいリピート柄が特徴です。

ベン・ペントリースのコレクションでは、チョコレート色から鮮やかなグリーンまで幅広い色展開でアップデートしています。

 

 

「MERTON」

1905年にジョン・ヘンリー・ダールによってデザインされた「MERTON」は、様式化されたザクロやチューリップ、繊細に描かれた花やリンゴを流れるようなアカンサスの葉で囲んだデザインです。

ベン・ペントリースのコレクションでは、鮮やかなオレンジとグリーンの色使いで再表現されています。

 

 

TRELLIS

春の喜びを表現した「TRELLIS(トレリス)」のオリジナルは、1862年にウィリアム・モリスによってデザインされたもので、鳥の部分はフィリップ・ウェッブが描いたとされています。
ベン・ペントリースのコレクションでは全体の色調を明るくし、鳥を描いたブルーをイエローに変えるなどの変更が施されています。

 

 

「WILLOW BOUGH」

「WILLOW BOUGH」のオリジナルは1887年にウィリアム・モリスによってデザインされたファブリックです。
絡み合う茎と繊細な柳の葉のタイムレスなデザインを、ベン・ペントリースのコレクションではより豊かで柔らかな色調で表現しました。

 

 

「WOOD LAND WEEDS」

「WOOD LAND WEEDS」は、たくさんの小花や植物を描いた「千花模様」のデザインで、オリジナルは1905年にジョン・ヘンリー・ダールが壁紙のデザインとして描きました。

ベン・ペントリースのコレクションではより豊かで瑞々しい色調で再表現されています。

 


 

以上、本日はMORRIS&Co.と建築デザイナー Ben Pentreathによるコラボレーションコレクションの第2弾「THE CORNUBIA」をご紹介させていただきました。
当社では本作を含め、ウィリアム・モリスの壁紙とファブリックのコレクションカタログを多数取り揃えておりますので、ご興味のあるお客様は是非ご来店ください。

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

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ウィリアム モリスの新作「SIMPLY MORRIS」。壁紙とファブリックのカタログ入荷しました。

2022年04月07日

新たなカラーパレットで再表現した
「SIMPLY MORRIS」の魅力

SIMPLY MORRIS ウィリアムモリス 壁紙 ファブリック カタログ 取扱店

ウィリアム モリスの新作「SIMPLY MORRIS」。壁紙とファブリックのカタログが入荷しました。

「SIMPLY MORRIS」は、伝統的でクラシカルなMORRIS&Co.のデザインと現代のシンプル表現を目指した「PURE MORRIS」の中間に位置したコレクションと言えます。

 

SIMPLY MORRIS 壁紙 カタログ

SIMPLY MORRIS ファブリック カタログ

カタログは、壁紙:9作品(30アイテム)、ファブリック:10作品(28アイテム)で構成されています。

柔らかで瑞々しい6色のテーマカラーを使って、淡色の持つ魅力はもちろん色を重ねてのコーディネートもし易く、壁紙とファブリックの組合せを気軽に楽しめるコレクションとなっています。

 


 

ウィリアム・モリス ブルー コーディネート

 

ウィリアムモリス ブルー 壁紙

WOAD(タイセイの木から得られる青色の染料)と LINEN(麻)の色合い。

「SIMPLY MORRIS」で使われているブルーは、ウィリアム・モリスが愛用したインディゴよりも鮮やかな色味でクールな印象ですが、リネンカラーにこのブルーの濃淡を重ねたパターン表現でオリジナルデザインが持つ輪郭を更に際立たせています。

 


 

BAYLEAF(月桂樹)を想起させる落ち着きある青磁色に ANNATTO(黄色・紅色の着色料)をイメージした温かみのある赤茶をブレンドした色合い。

 
 
塗装仕上げの内装で使われることの多いセージグリーンとモリスのクラシカル柄は相性が抜群です。柄の個性を抑えつつ色の持つ上質な魅力を引き出します。
 
 

 

ウィリアムモリス モダン インテリア
 
 
COCHINEAL(赤色の色素)で着色したような淡いピンクと AQUA(水色)の色合い。
 
やわらかなピンクに、抑えた色味の黄緑色と青色を合わせたロマンチックな色の組み合わせは、中間色を組合わせたインテリア表現の中にあっても個々が持つ色柄の魅力を引き立たせています。
 
 
SIMPLY MORRIS いちご泥棒 壁紙 ファブリック カーテン
「Simply Strawberry Thief」(いちご泥棒)
 
 
 
SIMPLY MORRIS クリサンティマム トアレ 壁紙 ファブリック カーテン 
「Crythanthemum Toile」(クリサンティマム トアレ)
 
 
「SIMPLY MORRIS」では、デザインとしての個性が強い『いちご泥棒』『クリサンティマム』をニュートラルカラーで再表現しています。
 
格調高いデザインを明るく柔らかな色彩で描くことで作品が持つ新たな魅力を引き出しています。
 
 

 

SIMPLY MORRIS フルーツ

若々しいLEAF GREENに深みのある黄色を加えた色合い。

瑞々しさと癒しを感を与えてくれるカラーパレットを使ったコーディネートです。
黄色味の表現にはモリス自身も天然の植物染料であるキンポウゲを使用して着色したと言われています。

 

SIMPLY MORRIS フルーツ 壁紙

SIMPLY MORRIS ウィローボゥ 壁紙 ファブリック カーテン

「SIMPLY MORRIS」では、モリスの人気作として知られる「Fruits(フルーツ)」「Willow Bough(ウィローボゥ)」の壁紙とファブリックをコンセプトカラーを使って多数表現しており、インテリアのメインからアクセントまで幅広くお使いいただけます。

 


 

MADDER(茜色)、RUSSET(アズキ色)、OCHRE(黄土色)の組み合わせ。

 

マスタードカラー 壁紙 カーテン

「SIMPLY MORRIS」では、茜色やアズキ色を使った赤味の表現、黄土色、辛子色を使った黄色味の表現を様々なデザインで試みており、壁紙とファブリックのコーディネートも楽しめます。

 


 

SIMPLY MORRIS ウィリアムモリス グレイ 壁紙 おすすめ 人気

SLATE(灰色がかった青色)とVELLUM(羊皮紙を思わせる黄色)の色合い。

スレートブルーにやわらかな印象を与えるニュートラルカラーを加えた使いやすいカラーコンビネーションで、モリスのアイコニックなデザインを再表現しています。

どんなスタイルのインテリアにも取り入れることができるシンプルな色使いが魅力です。

 


 

以上、本日は、新作「SIMPLY MORRIS」のご紹介を色の魅力と併せてご案内させていただきました。

ミツワインテリアではウィリアム・モリスの壁紙とファブリック収録したカタログを多数ご用意して、お客様の理想とされるコーディネートと施工のお手伝いをさせていただいております。

 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

 

ミツワインテリア:  https://www.mitsuwa-i.com/

 

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『いちご泥棒』のユニットラグ 。組合せが自由な洗えるタイルカーペット。

2022年03月23日

川島織物セルコン MORRIS DESIGN STUDIO いちご泥棒 ラグカーペット

ミツワインテリアでは、川島織物セルコンから発売された『いちご泥棒』ユニットラグの取扱いを始めました。

 

MORRIS DESIGN STUDIO
『いちご泥棒』ユニットラグ

川島織物セルコン いちご泥棒 タイルカーペット

 

川島織物セルコンでは2000年より、モリスのデザインを引き継いだサンダーソン(Sanderson)社のライセンスのもと、カーテンやマットなど織りで再現した製品を「MORRIS DESIGN STUDIO」のブランド名で発売してまいりました。

本日ご紹介するのは、ウィリアム・モリスのデザインの中でも不動の人気を誇る『いちご泥棒』のラグカーペットで、カラーはUR2150UR2151の2色からお選び頂けます。

 

1枚が50cm×50cmのサイズのタイルカーペット形状で裏面に滑り止めが付いていますので、自由な組合せで手軽な置き敷きが可能、 汚れたら水洗いもできますのでキッチンマットやペット対策のにフロア敷きとしても有効です。

現物サンプルもご用意しておりますので、カーテンなど窓周り品と併せてご検討いただければ幸いです。

 
 

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
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