Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: 窓周り(アクセサリー)

「和室を洋室に変えるリフォーム」と、英国製・「刺繍ファブリック」によるスタイリング事例。

2017年06月10日

 本日のブログでは、「和室を洋室に変えるリフォーム」の後に、
英国・『CLARKE&CLARKE』の、個性的な「刺繍ファブリック」で仕立てたオーダーカーテンの納品事例をご紹介させていただきます。

Clarke and Clark Ashley F0353 クラーク&クラーク

こちらが納品後の様子です。

まず、バリアフリー仕上げのワイド「リビング・ダイニング」リフォームの完成によりゆったりとしたインテリア表現が出来る居室に生まれ変わりました。
そして、これを契機に今回、総仕上げとして「海外の輸入ファブリック」を使った窓辺のコーディネートをされたいとのご依頼をいただきました。

 

 

『輸入カーテン』生地の選定。 

『CLARKE&CLARKE』 カタログ

お客様がご来店されました際には、当社の縫製サンプルなども数多くご覧いただきましたが、最終的には、「天然素材」系の輸入ファブリックをご要望とのことでしたので、当社でのカタログも豊富に取り揃えております、英国・『CLARKE&CLARKE』のコレクション・ブックをご紹介をさせていただきました。

 

『CLARKE&CLARKE』 Ashley

今回は、その中より、個性的な「スクロール」パターンの花柄の刺繍のファブリックをご採用いただきました。 

 

f-2014.5.28.6

Clarke and Clarke

カタログ:『Tatton Linens 』
ファブリック名: 「Ashley 」
色番: F0353/03
生地組成: 70% (ビスコース・レーヨン系), 30%(麻)
生地幅: 130 cm
柄リピート: 縦: 23 cm、横: 26 cm
 

 

『CLARKE&CLARKE』 Ashley オーダーカーテン
 

 

ご選定いただきましたファブリックのスタイリングは、生地のパターンがわかり易い、『ワンプリーツ(1つ山)』縫製で納めさせていただきました。
「ワンプリーツ」は、別名『ペンシル プリーツ』とも呼ばれ、ヒダ山の数は多めですが、形状がすっきりとしているのが特徴です。
全体の印象としては、「さざ波」の様な優しいウェーブ表現になりますので、「フラットカーテン(ヒダ無し)」では、カーテンが畳みにくくて不便と思われる方にもお勧めのスタイルです。

 

 

『装飾タッセル』のコーディネート。 

『CLARKE&CLARKE』 Ashley 色番: F0353/03

 
 
f-2014.5.28.9

 

「装飾タッセル」は、当社に展示品をご用意しているコレクションの中から、実物のカラーバリエーションを現地にお持ちして、お客様宅のインテリア以外にも、窓越しの眺望との相性が良いカラーをお選びいただきました。

 

 

『和室』のリニューアルの完成。

f-2014.5.28.2

 

 
 Ashley 色番: F0353/03 カーテン

 

こうしてリ、リニューアル以前に『和室』であったエリアも、隣接する『リビング・ダイニング』と一体化して、今回の「マンション」リフォームが完成いたしました。
 
 

 

当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
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「木製装飾レール」のロングセラー、『ラグレス33』を使った窓辺のスタイル事例。

2017年04月25日

近年のインテリアデザインの多様化、多国籍化に伴い、「カーテンレール」の「デザイン」、「形状」、「素材」も多種多様に展開されるようになりました。

反面、コーディネートの選択肢が広くなったため、昔の様にこれを選んでおけば無難といった「定番」製品は稀になり、コンセプトに合致した魅力を持っている製品のみがロングセラー品として残っているのが現状です。
 
 
 マナトレーディング ファーリー タッセル
 
その様ななかで、本日は、クラシック系統の本格『木製カーテンレール』のロングセラー品として知られている、トーソー・『ラグレス33』カーテンレールを採用した窓辺のコーディネート事例を、当社でご用意しているスタイルアクセサリーとの組合せを通じて事例紹介させていただきます。
 
 
 
 
存在感ある「ポール径:33mm」と魅力的なデザイン。
トーソー・『ラグレス33』カーテンレール
 
 
 
TOSO(トーソー)の『ラグレス33』カーテンレールは、国内市販されている「木製カーテンレール」としては最大級:33mmのポール径とキッャブの意匠、カラーバリエーションの総合評価で現在も、本格クラシックスタイルのインテリアで採用される事の多い製品です。
 
 ポールカラーは、ナチュラルな風合いを大切にしたアンティークホワイト・ライトオーク・ミディアムオーク・ダークオークの4色。
キャップは、ゴールドカラーやアンティーク調のデザインをアクセントに使った、4種類をラインアップしました。
デザインや色使いなど、全体を上品にまとめましたので、クラシックやトラディショナルなテイストのインテリアに合わせやすくなっています。
 
そこで本日は、最近の納品事例より、2つの「キャップタイプ」を使ったコーディネート事例をご紹介させていただきます。

 


 

事例①: 可愛いゲストルーム」
程よい甘さのコーディネート。

トーソー ラグレス Dキッャブ ダークオーク

室内ドアを隔てて、エントランスとリビングの中間に位置する「ゲストルーム」は、落ち着きある雰囲気の中にも、可愛らしい雰囲気を持たせた設え。

こちらの腰高窓に採用いただいたのは、ゴールドとアンティーク調のキャップと深みのある「ダークオーク」の組合せが美しい、「Dキャップ」を組み合わせたコーディネート。

 

マナトレーディング マルメゾン 5

「カーテンレール」に魅力があると、カーテンに組み合わせるその他の装飾コーディネートも引き立つのです。 

 

メインとなるカーテンには、使いやすい、ストライプとクラシック柄の組合せが人気の、マナトレーディングの『マルメゾン』の優美なピンクを使った5番色に合わせて、裾にカラフルなポンポンフリンジ・『ミリーポンポン(1322』を組み合わせて可愛らしいスタイルカーテンで表現しました。

 

 

そして、カーテンを束ねる「装飾タッセル」には、『マルメゾン』のピンク色と絶妙のコーディネートが得られる『ソワレ(1322)』のピンクを合わせて、ポンポンフリンジが甘くなり過ぎない装いでまとめました。

 

マナトレーディング ミリーポンポン

 


 

 

事例②:   寛ぎの「主寝室」
上質な美しさと優しさでコーディネート。

続いて、ご夫婦の「主寝室」でのコーディネート事例。

 

窓の片側が壁際に配置されている窓が複数ある寝室では、「ダークオーク」のレールとの組合せで、こぶりな納まりの「Dキャップ」を組み合わせたコーディネートをすることになりました。

 

マナトレーディング リエット 4259 カーテン

キャップの主張をおさえ気味にして、カーテンのデザインとカラーで遊ぶコーディネートです。

 

ご採用いただいたカーテンは、マナトレーディングの『リエット』より、壁紙と馴染みの良いブルーを使った4256番色。

インド製・刺繍ファブリック特有の、緻密で立体的なデザインとカラフルな色調が、落ち着いた英国スタイルの寝室の窓辺を上品に装います。

 

寝室の「装飾タッセル」にご採用いただいた、『ファーリー(1062)』は、『リエット』の刺繍カーテンとはもちろん、ゲストルームで使った、『ミリーポンポン』の装飾フリンジともコーディネートできる人気アイテム。

 

 

トーソー ラグレス Dキャップ ダークオーク

マナテックス リエット カーテン

マナテックス 刺繍カーテン

格調高い「寝室」の内装と造作の中にあっても上質な優しさの感じられる、ご夫婦お気に入りの窓辺になりました。

 

以上、本日は、木のぬくもりと豪華さを活かしたクラシックスタイルのお部屋で人気の高い、トーソー『ラグレス33』を使った窓辺のコーディネート事例をご紹介させていただきました。

 

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主寝室のカーテンとレース。装飾タッセルの特徴を活かした「両開き」と「片開き」の使い分け。

2017年04月20日

フルール 刺繍レース マナテックス

こちらは、「主寝室」の掃出窓に遮光カーテンと、裾スカラップデザインの刺繍レースを納品させていただいたコーディネート事例です。

 

メインとなる刺繍レースは、マナトレーディングのカタログ「マナテックス Vol.16」収録のドイツ製人気レース『フルール』

『フルール』は、繊維にドイツ・トレビラ社開発の難燃ポリエステル・「トレビラCS」を使用している、高品質の防炎レースです。

裾スカラップと高さが80cmの刺繍柄がひときわ美しいこちらのレースを当社では、H240cmのサンプルでご用意しているのですが、内覧会の際、現地の窓に合わせてみたところ、丈もぴったりサイズで、ご夫婦ともにイメージ通りと大満足。

 

『フルール』の上品さを引き立てる、装飾タッセルには同じくマナトレーディングの『ソワレ』より7番色をコーディネート。

こちらの装飾タッセルも当社では、全7色取り揃えており、選ばれるファブリックに応じたコーディネートのご提案をさせていだいております。

 

フルール 刺繍レース マナトレーディング

装飾タッセルでコーディネートされた、カーテンとレース。

刺繍レースのエレガントさを引き立てつつ、格調高いチャコールグレイが印象的なカーテンの上質なアクセサリーにもなっています。

 

アスワン 遮光1級 カーテン

「遮光カーテン」はシルク調のベースに主張をおさえたクラシック柄が淡く描かれている、アスワンの人気生地『アセアード』より、E4312(遮光1級)を合わせて甘くなりすぎない窓辺を設えました。

 

 

ベッドの左右にあつらえた造作家具。
レイアウトに合わせた開閉パターンをご提案。

アスワン アセアード カーテン

これから、納品されるベッドのサイズに合わせてお客様がオーダーされたこだわりの「造作家具」

 

こちらは、奥様が使われる「ドレッサー」

コンパクトながらも間取りに合わせて無駄なくレイアウトされた美しい縦長のオーダー家具。

 

窓側には、インターネット用のオーダーテーブルが造作されていました。

 

造作スペースと使用上の機能性の都合があり、テーブルの奥行がカーテンボックスの前方に12cm張り出していましたので、窓の右側は、カーテン、レースともに固定させずに、「両開き」でも「片開き」でも自由に使い分けられる納めにしています。

 

寝室 カーテン 両開き

寝室 カーテン 片開き

「幅広窓の両開き」でも使用できる、ロープが長い装飾タッセルの特徴を活かした応用スタイリングで解決です。

 

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『いちご泥棒』のカーテンで魅せる、「ボウ ウィンドウ」のスタイル事例。

2017年04月05日

いちご泥棒 カーテン ボウウインドウ

玄関ホールの「ボウ ウインドウ」から、桜並木が堪能できる、こだわりの英国・輸入住宅の窓に、ウィリアム・モリスの『いちご泥棒』のカーテンをメインとしたスタイル・コーディネートをご提案させていだきました。

ちなみに、昨日のブログでご紹介をさせていただきました、同生地を使用した「ダイニングチェア・カバー」製作とは別の納品事例紹介ですが、それだけこの生地には心を引き付ける魅力があるようです。

「ボウ ウインドウ」とは、同じサイズの窓を3面以上組み合わせて弓形(bow)に張り出させた装飾窓のことですが、窓装飾の提案パターンも窓を取り巻く環境や住まい手のインテリア嗜好に応じて多岐にわたります。

 

「桜並木」に面したボウ ウインドウを
『いちご泥棒』のカーテンで演出

カーテンホルダーとは

納品日当日は、日和も良く、桜並木も美しくピンク色に色付き始めていましたので、納品後はこちらの窓で、お客様と、新居に遊びにいらっしゃっていた奥様方ご両親との記念撮影の背景を飾りました。

 

 

「カーテン」と「レース」のコーディネート

玄関ホールのボウ ウインドウでご採用いただいたのは、当社でも丈240cmの大型縫製品をご用意している、ウィリアム・モリス、1883年作の『いちご泥棒(Strawberry Thief)』より、川島織物セルコン(織物生地バージョン)の一番人気色、FF4501(DB・ダークブルー)

当社にご来店の際、「玄関ホールにはこの重厚感のある生地」と奥様が一目惚れされた高密度ジャカード織りのファブリックです。

 

シアーには、繊細な格子柄の「チュール(編み)レース」と裾まで続く刺繍が美しい、マナトレーディングの『コロネット(1)』をコーディネート。

クラシカルな厚手に合わせ易い、優美なトルコ製のレースです。

 

 

「ボウ ウインドウ」を美しく機能的に。
意匠を考慮したカーテンレールの選定。

マナテックス コロネット(1)

3面の窓からなる「ボウ ウインドウ」に割付けたカーテンレールは、第1号モデルの発売以来、バージョンアップを続けて50年のロングセラー製品となった、トーソーの『エリート』カーテンレールをご提案。

中央の窓を「両開き」、左右の窓をそれぞれ「片開き」で納めるスタイルとして、各窓の持つ魅力を引き出します。
カーテンレール自体は3分割されていますが、一見、ひと続きのカーブレールの様に見える納めが、こちらの窓でのこだわりポイントです。

 

選定カラーには、英国スタイルの内装にも調和しやすい濃色木目調の「Nウォルナット」を選ぶことによって、階段や腰壁などの木部にもさりげなく馴染む納めとなりました。

 

 

コッツワールド カーテン

その他、ロングセラー・カーテンレール『エリート』の機能的魅力としては、手前側の厚手がカーテンレールを覆う「Bフック」スタイルで取付けの際でも、吊元の傾斜角が最小限に抑えられるレールフォルムのため、窓全体の納まりがよりすっきり感じられることと、

 

リターン縫製 メリット

マナトレーディング コロネット レース

オプションの「キャップ一体型リターン金具」を併用して、多角形窓の両側面の納まりをすっきりと見せられるメリットがございます。

 

 

「カーテンホルダー」を効果的に使って。

カーテンホルダー 意味

最後に、こちらの窓のまとめとなる「カーテンホルダー」のご紹介。

ボウ ウィンドウを構成する3面窓にカーテンをまとめられるクリアランス壁がある場合、壁面に「カーテンホルダー」を取付けて、シンプルでありながら格調高い開閉スタイルをつくることができます。

腰壁の上に濃色系のカーテンホルダーを効果的なアクセサリーとして使いました。
右側のカーテンの内側に入り込んでいる階段との馴染みも良好です。

 

 

「玄関ホール」を飾るウィンドゥトリートメント。

川島織物セルコン いちご泥棒 カーテン

川島織物セルコン いちご泥棒 FF4501

『いちご泥棒』と繊細な刺繍レールの魅力を存分に引き出す、機能的コーディネート。
格調高い玄関ホールのウィンドゥトリートメントを美しく表現することができました。

 

 

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「夢」を育む。「屈折窓」の形状を考慮した『装飾バランス』提案事例。

2017年01月27日

オープンスワッグ バランス

本日のブログのテーマは、「夢」を育む。
「屈折」面に並ぶ2つの掃出窓の形状に配慮した、カーテンとレースのコーディネートと『装飾バランス』提案施工のご紹介です。

 

「屈折」面に並ぶリビングの窓。
華麗でダイナミックに魅せる窓装飾を考える。

2017.1.20.7

まず、こちらは、お打合せ時にダイニング側から見たリビングエリアの様子。

空間自体はLDとしてひと続きですが、天井を横断する「構造梁」を境としてリビング・ダイニングが区分されている間取りのため、リビング側の窓の存在感がクローズアップされて視界に入る印象がありました。

 

2017.1.20.4

2017.1.20.5

既存のウィンドゥ・コーディネート。
後幕は薄手の無地レース、前幕も薄紫の横ボーダーが入ったレースの組合せからなる、明るい「フロント・レース」スタイルで仕立てられていました。

今回、お客様からいただいたご要望は、空間として完成の域に入っているリビングの演出を、お好みの「パープル系のファブリック」を効果的に使って華麗なスタイルで最終形にまとめたいというものでした。

スタイルのポイントとして、2つの掃出窓を区切る壁面に掛けられた『夢』と描かれた書画をリビングのテーマとして、「家具」、「小物」、「生花」といった嗜好品が凝縮されている窓辺の連続性(一体感)を強めた提案を考えることになりました。

 

2017.1.20.31

「リビング」エリアのインテリアと窓辺のクローズアップ。
「屈折」壁面に配列されている2つの掃出窓の幅は、左側がW2.2m,中央の壁を挟んで右側がW1.8mありますが、『夢』の書画が描かれている壁面部に連続性を持たせると、幅4.7mのダイナミックな窓辺として捉えることができます。

打合せ時のチェックポイントとして、2つに区分された「掃出窓」の上部が「カーテンボックス」としてつながっていたため、中央の壁面部分にも『上飾り(スタイル・バランス)』を追加することにより、ひと続きの窓として捉えられる一体感がを持たせる工夫が可能であることが判りました。

ただし、窓の高さはH200cmと短めなので、幅470cmにスケールアップする窓との縦横比に配慮したスタイル提案をする必要があります。

 

 

『夢』を育む窓。
一体感と演出法を考える。

リビング 変形窓 カーテン

それでは、今回のスタイル提案の概要を、提案素材のご紹介を含めて解説いたします。

 

2017.1.20.34

お客様のリクエストであった、高貴な印象を放つ「パープルの柄物」としてご提案しファブリックは、川島織物セルコンのFT0171
濃淡で表現したパープルのストライプ地に、「ペイズリー」が散りばめられた「カシミール」風紋様をライトゴールドの織りで表現した、上品なクラッシック柄です。

「ペイズリー(paisley)」とは、起源となるペルシャを経て、インドのカシミール地方にて、カシミア・ショールの伝統模様として完成した柄で、複雑で特有な植物模様を持つ織りが特徴です。
18世紀の初めにイギリス、スコットランド南西部の都市ペイズリー市に移入してからは量産化が図られ、この名が広まり、現在でもファッションを含めて様々な生活シーンで珍重されているお馴染みの図柄です。

 

2017.1.20.37

当社には、コーディネート・レースとしてご採用いただいた、マナトレーディングの『ヴェネチア』とともに、FT0171をH240cm丈の展示サンプルとしてご用意しておりますので、実際のお打合せ時にお持ちして、ご採用いただきました。

 

2017.1.20.38

川島織物セルコン・FT0171のパターンの特徴として、『デザインビュー』というプリーツ表現に対応した柄であることがあげられます。

『デザインビュー』とは、2倍ヒダ(3ツ山)縫製で仕立てた際に、濃淡のあるストライプ地の濃いパープルラインがプリーツの山側(前方)に現れ、淡色ストライプベース側がプリーツの谷側に規則的に並ぶことを想定してデザインされたファブリックとそれに準拠した縫製のことを言い、美しいコントラストが生まれます。

 

ペイズリー柄 カーテン パープル

カシミール柄 カーテン 紫

2017.1.20.41

『デザインビュー』で仕立てられた、カーテンをかけると、ワンちゃんもご満悦。

ベースのストライプと、クラシカルな「カシミール柄」が絶妙に組み合わされた豪華なカーテンが出来上がりました。
ちなみに、FT0171は、しっかりとした生地ですので、生地の横張りを抑える形態安定加工には、しっかりとしたウェーブが長期間保たれる「ファインウェーブ」加工を加えて仕立てています。

 

高さ200cmの「カーテンボックス」。
ベースを構成する「バランス」のデザイン。

2017.1.20.29

カーテン エアコン ダクト 隠したい

こちらは、デザイン提案過程の「スケッチ素案(作画1)」

撮影した窓の全体像に合わせて、縮尺大で製作した「上飾り」の土台部分をデザインしました。

左右の「テール(カスケード)」は、装飾性はもちろんのこと、屈折窓の形状や、エアコン配管の視覚的グレアを和らげる意図を盛り込んだデザインを意識しました。

 

 

2017.1.20.33

今回、カーテンと「上飾り」左右のテールには、縦ストライプ使い生地パターンを用いていますが、「上飾り」の内側部分は、コーディネートレースで仕立てる軽やかな「オープンスワッグ」を組合わせるスタイルで演出するため、生地の流れを「横使い」として、濃色の横ストライプがメインに表出されるデザインとしました。

 

2017.1.20.36

「縦使い」で仕立てた『テール(カスケード)』には、濃色無地の裏地をつけて仕上げます。

 

2017.1.20.2

こちらは「横使い」で仕立てた、内側の『ストレートバランス』の横ストライプ表現。

淡色生部分の生地を、僅かに上下のフレームに入れ、デリケートなアクセントとしています。

 

 

高さ200cmの「カーテンボックス」。
軽やかで上品に仕立てる「バランス」を融合。

2017.1.20.22

 装飾トリム コーディネート

次は、ベースを構成する「ストレートバランス」部分に、柔かいボリューム感を持たせる『オープンスワッグ・バランス』を組み合わせるスタイル提案です。

 

 

2017.1.20.32

メインとなる「レース」生地は、マナトレーディングのトルコ製・オパールレースとして人気のある『ヴェネチア』の35番色。

今回は、厚手に組み合わせた『オープンスワッグ』バランスのにも使用しています。

 

 

2017.1.20.30

2017.1.20.1

高さH200cmのカーテンボックスに取付ける「上飾り」として、貧弱を避けつつ、圧迫感を持たせないスタイル表現を目指した今回の提案では、女性的な柔らかさを印象付けるレースを厚地に組み合わせる工夫を考えました。

 

2017.1.20.3

加工所との打ち合わせを経て、、、。

 

2017.1.20.10

2017.1.20.27

昼夜共に、華麗な印象となる「コンビネーション・バランス」が完成しました。

構成するスタイルは、

① 「ストレート・バランス」
② 「テール・バランス」
③ 「オープンスワッグ・バランス」

からなります。

 

 

2つの窓が融合する『夢』の完成。

マナテックス ヴェネチア 35 レース

2017.1.20.26

最後に、リビングのテーマとなる『夢』の書画が橋渡しする、カーテンボックス部分は、左右の「オープンスワッグ」を区分する「装飾トリム」でコーディネート。

 

2017.1.20.35

レース素材からなるオープンの場合、厚地でスタイルする「ネクタイ(ジャボ)」の代わりに、装飾トリムを組合わせる事も多いのですが、今回は、2連の『装飾タッセル』を分解して、程よい細長が得られる『装飾トリム』にアレンジした組合せで、繊細な「オープンスワッグ」に調和させました。

 

マナトレーディング ヴゥネチア レース

 2017.1.20.24

川島織物セルコン FT0171 カーテン

このような、生地の選定と、複数のスタイル・コーディネートを経て、お客様のご要望に沿った窓周りのリニューアルが完成いたしました。

『夢』テーマにした、上質な窓辺とインテリアの完成です。

 

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「V」で始まる『Valance(上飾り)』と、「B」で始まる『Balance(窓全体のバランス)』の調和とスタイリング。

2016年12月14日

本日のブログでは、個性的な「トップライト(天窓)」のデザインと、窓周辺のレイアウトを考慮してデザインした、LD全体の『装飾バランス』によるスタイリング事例をご紹介させていただきます。

五洋インテックス『リシュプール』IH233 01、装飾バランス


2015.10.16.18 

最初に、納品後の様子をご覧ください。
一見、苦労なく普通に納められている様に見えますが、施工にあたっては、居室と窓の構造と特徴を入念に考えた提案をさせていただきました。

 

メイン「ファブリック」とアクセサリーの組合せ。

2015.10.16.1

 今回のメイン・ファブリックは、当社で人気が高い、五洋インテックスのカタログ「インハウス」収録、『リシュプール』より、生地色番IH233(01)。
淡いゴールドのベースに部分は、風合いのある横節が流れ、その上に程よい大きさの「ダマスク柄」が描かれているベルギー製の輸入ファブリックです。

 

五洋インテックス,『リシュプール』IH233 01,トップトリートメント

2015.10.16.2

『スワッグ&テールバランス』の両サイドを飾るカスケード部分には、ライトブラウンのシャンタン(シルク調)を裏地に合せ、大人の深みを持たせています。

 

2015.10.16.3

淡いゴールド系の生地に深みのある配色を1つ挟むことによって、「装飾トリム」や「装飾タッセル」といった華美なアクセサリーを組み合わせても、単調にならないメリハリの効いた全体像を作り上げることができました。

 

 

レースには優美な『ジョーゼット』を組み合わせて。

ジョーゼット,フジエテキスタイル,PF1438NL

ジョーゼットとは

2015.10.16.22

また今回、レースにご採用いただいた無地には、女性のドレスやブラウス生地などで知られる優美な『ジョーゼット』で、フジエテキスタイルのカタログ「PROFILE」収録の「ハクボ」より、PF1438(NL)を組み合わせています。

『ジョーゼット』とは、20世紀初頭・フランスのドレスメーカー『Georgette de la Plante』の名にちなみ名付けられた平織の無地で、当初は「絹製」でしたが、後に「レーヨン混紡」、「ポリエステル製」と実用性の高い生地に改良されました。
ボイルより肉厚で透過性が抑えられるジョーゼットは、シワになりにくく、ふっくらと柔らかなドレープ性のある生地で、レースとして用いると綺麗なヒダが楽しめます。
ダンス衣装や優美なドレスさながらに、日中の窓辺を優美に魅せる無地として人気があります。

 

 

『トップライト』を引き立てるウィンドゥトリートメントの工夫。

2015.10.16.5

2015.10.16.21

ところで今回、お客様からリクエストをいただいた『装飾バランス(上飾り)』のスタイルは、『スワッグ&テールバランス(トリム付)』でしたが、メインの窓となる「トップライト(天窓)」のあるベランダ側・「大窓」のトップは天井に近く、また左側にエアコンが近接しているなど、ダイナミックな表現を考えるうえで、様々な工夫を凝らす必要のあるレイアウトとなっていました。

2015.10.16.14

また、対象となる大小2つの窓は、窓幅が違うことは勿論ですが、サッシ上部の高も異なっていましたので、丁寧な採寸により、均整のとれたバランスとしてまとまりを持たせることに苦慮しました。

 

2015.10.16.6

俗に言われる2つのバランス、すなわち、「V」で始まる『Valance(上飾り)』と、「B」で始まる『Balance(窓全体のバランス)』の釣り合いが取れるかを考え、取れる場合に限り、次に続く詳細なスタイリング提案へと進みます。

 

2015.10.16.13

現地でのお打合せの際には、当社の展示品をお持ちしながら、状況に応じて型紙の模型を作るなどしながらイメージの摺合せを行います。

 

バランスレール

2つの窓の状況を考慮した結果、トップライトのある大窓の上部が天井に近かったため、天井より低い位置にある「途中窓」とのバランス(Balance)を取るために、僅かですが、『バランスレール』を2段仕立てに足して、スワッグの厚みを上方向に嵩上げしいます。

 

2015.10.16.8

下方向に下げる形で厚みを持たせずに、トップライトの開口を利用した嵩上げによる調整の方が、天井からの距離があり、ゆったりとしたバランス(Valance)表現が可能な「途中窓」との整合性(Balance)をとることができました。

 

2015.10.16.4

製作前のイメージシュミレーションを経て、 

 

2015.10.16.20

2015.10.16.16

イメージ通りに納めることが出来ました。

 

 

 「V」で始まる『Valance(上飾り)』と、
「B」で始まる『Balance(窓全体のバランス)』

2015.10.16.9

「途中窓」の方は、窓枠上部が程よく天井から離れていましたので、、、

 

2015.10.16.10

トップライトがある「大窓」のプロポーション(Balance)と上飾り(Valance)のデザインを先に決めて、それに調和するトータルバランス(Valance&Balance)を家具のレイアウトを考慮しながらスタイリングしました。

 

2015.10.16.15

ひと続きの居室で、サイズの異なる複数の装飾バランスを設える場合、 「V」で始まる『Valance(上飾り)』と、「B」で始まる『Balance(窓全体のバランス)』の調和を考えながら、無理のない範囲でプランニングをすることが大切となります。

 ◆ 当社 ・「装飾バランス」の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/balance.htm

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

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『二世帯住宅』における、「ご両親世帯」のオーダーカーテン納品事例と工夫。

2016年11月04日

本日のブログでは、『二世帯住宅』における「ご両親世帯」・「LD & 寝室」でのオーダーカーテン納品事例をご紹介させていただきます。

 

「引き戸」で区分された 『LD』と『主寝室』窓。
「柄物」と「無地」のファブリックに統一感を。

2世帯住宅 親 カーテン

1Fの「LD」と隣接する「寝室」側は、開放的に使用することが多いとのことでしたので、空間としての広がりを持たせるため、居室別に異なる「カーテン」をご採用いただきながらも、統一感も感じられるスタイルアレンジをご提案させていただきました。

今回の場合、共通仕様でご採用いただいた窓装飾品は、「レースカーテン」と「カーテンレール」で、カーテンは別の生地をお選びいただいています。

 

LD・『カーテン』生地のご選定。

f-2014.8.4.10

採用生地 (カーテン)
メーカー:フジエテキスタイル
 カタログ:『STORY 』
生地品番:FA6805・『ラトバリタ』
カラーバリエーション: 全5色
生地幅:138cm
生地組成:ポリエステル 100%(ウォッシャブル)
柄リピート:タテ:45.2cm、ヨコ:34cm
生地価格:5,300円/m(3,850円/m2)・税別

 

今回、LDでご採用をいただいた生地は、当社にも、(MV),(NL),(SB)の縫製サンプル(3アイテム)のご用意がある、フジエテキスタイルのカタログ「STORY 2」に収録されている、人気生地、FA6805・『ラトバリタ』です。

丈:240cmの長尺縫製サンプルを店内と、採寸時に現地でご覧いただき、ご採用いただきました。

 

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FA6805・『ラトバリタ』は、「シャンタン(シルク調)」ベースの生地に、ナチュラルで優しいフラワーデザインがセンス良く織で表現された、上品な印象の厚地のファブリックです。

 

 

『装飾タッセル』のコーディネート。

f-2014.8.4.12

店内では、コーディネート用の「装飾タッセル」を、様々なテイストのカーテンやレースとのスタイリングをに対応できる様、150点以上ご用意しております。
フジエテキスタイルの「タイバック(装飾タッセル)」に人気アイテムを中心に豊富にご用意しておりますので、カーテン生地に合わせて相性の良い一品をお選びいただきました。

 

f-2014.8.4.2-3

コーディネートさせていただきました、「タイバック(WBTB23・PU)」納品後の様子です。
カーテンの優しい色を、色調を強めたアクセントで引き締め、素敵な日中の窓辺を演出することが出来ました。

 

 

『LD』・「掃出し窓」での納品の様子。

f-2014.8.4.2

1Fの庭に通じている、「LD」の窓は、バリアフリーの「掃出窓」です。

「神棚」を挟んで、左右に2つの窓が配置されておりましたので、「神棚」の視覚的演出も考慮して、カーテンレールの高さや配置を決めました。

 

f-2014.8.4.2-2

「神棚」の左側の窓は、左側面が壁での小ぶりな腰高窓でしたので、敢えて「両開き」とせず、「片開き」で紙棚側にスッキリとした印象を持たせることになりました。

 

 

『寝室』の各窓は、「配置」や「方位」の
使い勝手を考慮したスタイルで演出。

f-2014.8.4.4

「LD」側から見える、「寝室」は、引き戸を開放すると、LDから続く空間に連続性ず得られるレイアウトになっていました。

 

寝室 カーテン リターン

寝室は、右側の「腰高窓」が西日の強い窓となっていました。

 

 

寝室・『カーテン』生地のご選定。

f-2014.8.4.11

採用生地 (カーテン)
メーカー:フジエテキスタイル
 カタログ:『STORY 』
生地品番:FA2140・『サバイ』
カラーバリエーション: 全18色
生地幅:150cm
生地組成:ポリエステル 100%(ウォッシャブル)
柄リピート:なし
生地価格:3,000円/m(2,000円/m2)・税別

 「寝室」でご採用をいただきました生地は、LDと同じく、フジエテキスタイルのカタログ「STORY 2」に収録されている、ロングセラー生地より、FA2140・『サバイ』をご採用いただきました。

当社にも縫製品(2色アイテム)とカラーチャート・サンプルをご用意しておりますが、『サバイ』は、カラーバリエーション・全18色の展開を持つ、他のファブリックと合わせ易い、『シャンタン(シルク調)』生地で、クッションなど、小物のコーディネートにも良く使われます。

 

 

機能性カーテンレール』のもつ魅力的な特徴。

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今回、ご採用をいただきました「カーテンレール」は、機能性だけでなく、「木目調&メタル」の装飾性を併せ持つ、タチカワブラインドの『ファンティア』・サイドカバー(ダブルセット)です。
木目色には、格調高いインテリア表現も可能な、「木目ダーク」色をご採用いただきました。

フロアの色との相性も良く、落ち着いた雰囲気を表現することが出来ました。

 

 

『リターン機能』を効果的に活用できる、スタイル・アレンジ。

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『ファンティア』・サイドカバー(ダブルセット)の場合、前幕の両サイドを覆える寸法でカーテンをオーダーしておけば、カーテンレールの持つ「リターン機能」により、必要に応じて、横からの「遮光」「遮熱」「断熱」対策を強化することもできます。

カーテンのリターン寸法の加算は、採用されるカーテンレールの仕様に応じて決めますが、カーテンの製作幅を、リターン分を足した「Aフック(天付)」使いで大き目に作ることにより、リターンを使用したり使用しなかったりと、フレキシブルにご活用いただくことも可能です(大は小を兼ねる)。
この併用法は、柄のない無地のカーテンでは比較的お勧めですが、柄物のカーテンの場合は、リターンを使用しない時の印象が窮屈になることもありますので、選ばれるカーテン生地の特性を踏まえてご提案をさせていただいております。

また、リターン分の幅を増やすことによってカーテンそのものの「価格帯」が変わる場合も多いですので、リターンの活用頻度によって採用の可否を決められると良いでしょう。

 

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『西日』の強い窓側の納品の様子です。

 

リターン 寝室

『リターン機能』を活かした、フォーメーションパターンです。

今回のリターンは、ヒダ数を左右1つずつ増やす仕様でカーテンの幅寸法を加算させていますので、カーテンレールに予備「ランナー」を1つ入れておけば、取付フックの引掛けるランナーを変えるだけで、窓の側面も覆うことも覆わない付け方もできます。

ちなみに、ご両親のお部屋には「電動シヤッター」が配備されていました。
2世帯住宅の設計には、この様な仕様も多いかと思われます。

 

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「寝室」正面の窓は、開口の大きな窓でも、適度な意匠性を持つ「機能性カーテンレール」をご採用いただくことにより、「壁際」や「エアコン」との干渉も解決しながら、すっきりと窓辺を演出することが出来ました。

 

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開口の大きな窓でしたので、コーナー壁の下に「コンセント」が無ければ、フロアまでファブリックで大きく包むスタイルも可能でしたが、今回は、コンセントの使いやすさを重視した寸法で納品させていただきました。

カーテンの幅や丈を決める際は、窓だけでなく部屋の構造を理解することも大切です。

 

以上、本日は、「ご両親」がお住まいになる、『二世帯住宅』における、1F・「LD & 寝室」でのオーダーカーテン・スタイル納品事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
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◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
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◆ 当社・『カーテンレール特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2-2.htm

 

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