Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: 「カーペット」施工事例

FISBA(フィスバ)のカーペットで魅せる、ロイヤルブルーのインテリア

2018年04月18日

FISBA フィスバ カーペット

ロイヤルブルー カーペット

リビング・ダイニングに隣接する「応接エリア」のフロアに、「FISBA(フィスバ)」の高級メリノウールカーペットをご採用いただき、敷き詰めを思わせる独自の「置敷き工法」で納品させていただきました。

 

「ロイヤルブルー」のウールカーペットで
応接エリアのフロア・リニューアル。

 

リフォーム前の応接間のフロアは、大理石タイルに手織り絨毯をコーディネートした設え。

既に装飾性の高い「家具」や「照明」、「窓周品」との相性も素晴らしい、「応接エリア」が出来あがっていましたが、お客様からのご要望は、美しい発色と、温かく足触りの良い「ウールカーペット」でフロアをまとめあげたいというもの。

 

色の指定としては、「ロイヤルブルー」もしくはそれに近い色調のウールがペットを探して欲しいというご要望でした。 

「ロイヤルブルー」の色調は、イギリス王室の公式カラーの場合であれば「濃い鮮やかな青」をさしますが、ヨーロッパ全体の歴史を遡ると、古代ローマ帝政の時代から高貴な地位の象徴とされた「紫みの濃い青」を指す場合があります。
 
 
 FISBA フィスバ カーペット 取扱い店
 
お客様の持っているカラー・イメージは前者寄りのでしたが、国内製品にはこのイメージに見合う色調と質感を持つカーペットはないため、今回も 『FISBA(フィスバ)』の「ラグ&カーペット」コレクションより、128色のカラーバリエーションとニュージーランド産・高級メリノウールをふんだんに使った『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』 をご紹介させていただきましたところ、「Colour:071」がイメージに近いとのことで、オーダーメードで製作することになりました。
 
 
 
 
「今回も・・・」と書いたのは、実は一昨年にも、音楽室の「音響(反響音吸音)対策」に『EN VOGUE PREMIUM』の「Colour:062」をご採用いただいている経緯があり、吸音性はもとより、その踏み心地の良さとレッドカーペットの発色がとても素晴らしく評判が良いとのことで、応接エリアでもこのカーペットを採用したいということになりました。

 

 

FISBAの「ラグ&カーペット」。
用途とサイズに応じた様々な展開。

『FISBA(フィスバ)』の愛称で知られる、スイス・「クリスチャン・フィッシュバッハ」社は、200 年近い歴史を誇る、世界最高峰のテキスタイル・ブランドとして知られています。

フッァブリックにコーディネートできる最高級「ラグ&カーペット」コレクションも展開しており、ウールであれば、ニュージーランド産の「高級メリノウール・100%」を、ハンドタフテッドの技術を駆使して高密度に仕立てた、128色展開の 『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』 をご用意しています。

 
 
 
 
製品は、「単色(無地)」製作でも、78,000円/㎡~という高級品ですが、最少製作面積:1㎡以上の「ラグ」サイズからオーダーできるため、128の展開色との組み合わせで、FISBAがコレクションしている個性的なパターンをオーダーサイズで製作できる「ラグ」は、インテリアコーディネートの現場での引き合いが多く、同社の売れ筋商品となっています(※受注製作納期:8週間)。
 
※ FISBAラグ(カーペット)の製品紹介ページ(詳細)はこちら。
↓↓↓

https://catalogue.fisba.co.jp/products/list?category_id=466

 

ウールカーペット カラーバリエーション

こちらは、当社でご用意している「65cm☓130cm」サイズの『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』特製カラーパレット・ラグの商談用サンプル。
 
この「色見本ラグ」を現地で直接「触って」、「踏んで」いただきながら、製品魅力を実感していただきたいというのが、メーカーのコンセプトとなっています。
 
128色展開のパレットは、熟練した職人が8cm角ほどのカラーを、1つずつフックガンで打ち込みながら、豊富な色展開、高品質素材、ハンドタフテッドの魅力を凝縮させた非売品で、素材は衣料用ウールとしても名高い「メリノウール」のなかでも最高品質とされる、「ニュージーランド産・メリノウール(100%)」を使用しています。
 
「パイルカーペット」で使用される一般的なウール繊維の太さは38〜40ミクロン程度(1ミクロンは1000分の1ミリ)といわれていますが、FISBAの『EN VOGUE PREMIUM』では、23ミクロン以下の「ファインメリノ」からなる繊維をハンドタフテッドで超高密度にで織り上げているため、繊維の柔らかさと弾む様な製品の踏み心地を十分に感じていただくことができます。
 
 
 
 

FISBA・『EN VOGUE PREMIUM』を
カーペットサイズで採用。  

 
 
カーペット工事での使用の際は、カーペットのロール幅搬入経路に気を付ける必要があります。
 
今回の施工で必要なフロアサイズは幅4m☓長さ6mでしたが、FISBAの『EN VOGUE PREMIUM』は、最大60㎡(6m☓10m)のカーペットサイズまで製作対応ができるため、1枚もののカーペットで敷き詰めることができました
 
製品は、成田空港からのチャーター便で指定日の朝に到着。
室内への搬入経路も確保されているため、スムースに作業が開始できました。
 
余談ですが、日本の国産カーペットは、運送費やトラック輸送に関わる制約を考慮して製品化されているため、ロール幅が382cmを超える製品がありません。
 
そういう意味では、建物内での搬入経路さえ確保されていれば幅4mを超えるカーペットが調達できる海外輸入品は魅力的ですが、大型製品の荷揚げや搬入ができない場合は分割してオーダーする必要があることが長尺カーペットを取り扱ううえでの注意点となります。
 
 

8週間のオーダー製作で到着した、『EN VOGUE PREMIUM』の「Colour:071」

「ラグ加工」のバッキングには、ダークグレイのフェルトを使った仕上げになっていますが、現場施工が必要なカーペットの場合は、バッキングなしでオーダーすることもできます。

ウール「ラグ&カーペット」は、全製品「防炎認定」済みで「床暖房対応」となっていますので、一般住宅から商業施設まで広くお使いいただけます。

 

施工は、Wall to Wallの敷き詰め工法をアレンジした特殊な「置き敷き」工法で行っているため大理石のフロアを傷めません。

 

応接エリア側に1段ある円弧状の階段は、現地で型を取って一度持ち帰り、手前側に縁かがりの「オーバーロック加工」を施して後日納品しています。

 

「ロイヤルブルー」の応接エリアと
インテリア ギャラリー。

高級カーペット 事例

リビング・ダイニング側から見た「応接エリア」と、『EN VOGUE PREMIUM』の「Colour:071」の納まり。

家具が入ることによりフロアの陰影が深まり、「ロイヤルブルー」としての魅力が強まりました。

 

高級 レッドカーペット 事例

「音楽室」で採用している、「Colour:062」のレッドカーペットとは違った、豪華さと気品を醸し出すことができ、お客様からも大変満足をいただきました。

 

 

エルメス カーペット

リビング カーペット 豪華

ウールカーペット 超高級

インテリアの構成色であるゴールド、レッド、アイボリーが持っている豪華さをより引き出すベースとなりました。

特に、淡いブルーが含まれるソファとの相性も良く、美しいロイヤルブルーの導線が浮かび上がりました。

 

ウールカーペット 置き敷き

オーダーカーペット 施工 評判

ウールカーペット ホテルライク

そしてカーペットを敷き詰めることにより、応接エリアの足元が暖かく優しい足触りになりました。

 

以上、本日は、こだわりぬいた家具とクラシックスタイルのインテリアに引けを取らない個性と演出効果を持つ最上級のメリノウールカーペットとして知られる、フィスバの『EN VOGUE PREMIUM』の納品事例をご紹介させていただきました。

 
 

◆当社・『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

◆ 当社・『リフォーム工事の特集ページ』を見る
https://www.mitsuwa-i.com/m-reform.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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賃貸マンションお引越し前の、オーダー「カーペット」施工事例。

2017年11月14日

現場フィット施工のオーダーカーペット。
リビング・ダイニング編

 

f-2013.10.10.1

こちらは、「賃貸マンション」お引越し前のオーダーカーペット納品事例です。

当社オリジナル・『現場フィット施工』は、敷き詰め感覚の納めでありながら、フローリングを傷めない「置敷き」工法であることが特徴。

お客様から大変ご好評をいただいております。

 

お客様のご要望。

リビング・ダイニングに敷くカーペットについて、お客様のご要望をまとめると以下のとおり。

 

(1) 「ホテル・ライク」の柔らかな素材を使った「置敷きカーペット」で敷き詰めて欲しい。

(2) 賃貸物件なので、衝撃緩和とUVカット効果でフローリングを保護したい。

(3) 幼児がいるので、転倒などに配慮したかーペットで予防したい。

(4) 「床暖房」にも対応した、製品と施工方法で、納めて欲しい。

 

フローリングが嫌いな訳ではないけれど、賃貸マンションの床を極力傷つけたくない、お子様やペット、足腰の弱い高齢者に配慮したフロア対策を家具が入る入居前に行っておきたいというご相談から、床の冷えが気になる、スリッパを履かずに素足で生活したい、階下への遮音対策を講じたいなどといった悩みにもカーペットの導入はお勧めです。

 

2016-10-11-11-4

続いて、カーペットを採用するなら、インテリアとの調和を大切にしたいというご要望に応えたカーペットの素材と色柄のコーディネート。

リビング・ダイニングの場合であれば、お部屋に入れる「家具」の色調や「照明」の種類を考慮して、ラグジュアリーな光沢をまとった「セミ・ラグ」に近い、柔らかな毛足のカーペットをご選定いただきました。

 

 

厳密な採寸作業

f-2013.10.10.4

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一般的なカーペットのロール幅はW364cmが主流ですが、国産品の大き目のものでW382cm、一部輸入品でもW400cmが上限となります。

リビング・ダイニングの間取りは、カーペットのロール幅より広い場合も多く、部屋の間取りを考慮して「幅継ぎ(ジョイント)」をしながら納めることもあります。

変形間取りと、ジョイントを想定しての採寸は、長年の経験を活かしながらの特に慎重に行います。

採寸の段階では、mm(ミリ)単位の採寸を、部屋の隅々に対して行って図面を起こし、その後、部屋の僅かな歪みや変形間取りを考慮した製作図面としてまとめあげます。

※採寸・施工の手引き(参考例)
https://www.mitsuwa-i.com/carpet-fc.htm

 

 

LD細部の納まり

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バリアフリーとなっている窓際の納めは、工場に加工指示した「オーバーロック(縁かがり)」加工により、見切りを美しく、ホツレ防止に配慮した納めで仕上げています。

「壁際」に対しては、専用の工具と手作業で壁側にフィットさせることによって、糸のホツレを抑えた美しい納めとなります。

 

 

「主寝室」 の採寸 (Before)

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リビング同様に、精密な採寸を行って製作しました。

 

 

寝室には「ウールカーペット」をご採用。

 

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寝室でご採用いだいたのは、ループタイプのウールカーペットです。

毛足は短めですが、ループ特有の弾力性があり、寝室で人気の素材です。

 

納品後(After)。

寝室 カーペット オーダー

カーペット オーバーロック ドア下

「開口部」の見切りは、縁かがりを施した『オーバーロック加工』で納めています。

 

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「壁側」は技術を活かした『現場フイット施工』で、「敷詰めカーペット」を思わせる納まりになります。

 

f-2013.10.10.10

ドアの開閉に支障がない場合は、「クローゼット」の中も張り上げることができます。

 

『フローリング』を傷めない美しい「オーダーカーペット」施工。 

施工難易度が高い工事のため、スケジュールの調整をいだく場合もございますが、こだわりのあるお客様からのご好評をいただいております。

新築・賃貸の別を問わずマンションご入居前に是非ご検討ください。

 

 

◆ 当社『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

◆ 参考・当社『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm

 

ミツワインテリア:
https://www.mitsuwa-i.com/

 

賃貸住宅の「床」「壁」「窓」を個性的なファブリックで満たすコーディネート。

2017年10月17日

10月は、異動に伴う転勤シーズンでもあるため、お引越し先である「賃貸住宅」や「賃貸マンション」でのインテリア相談を多くいただく時期になります。

異動期間は人それぞれですが、短期であれば、窓周りや床周りのインテリアは必要最低限なもので済まされるお客様が多く、長期を想定した転勤の場合、寛ぎの空間であるリビング・ダイニングや寝室に居心地の良さを求めて、転勤のストレスを緩和したいというお客様もいらっしゃいます。

 

賃貸戸建」
契約範囲内で快適に暮らすための
「床」「壁」「窓」のリニューアル。

テラスハウス 防音 壁 リフォーム

今回のご紹介事例は後者のタイプ。

「持ち家」から「賃貸物件」に引越しすることによって生じる、居心地の悪さを解消するため、賃貸契約で認められる範囲内の内装コーディネートをしたいというご要望でした。

 

築10年、引越し先「テラスハウス」のLDは緑豊かな窓辺からの眺望が魅力のお部屋でしたが、壁紙は新築時のままで、退去時に貼り替えるという条件になっていました。

その条件の範囲内でできるインテリア作りをしたいとしてお客様からご相談いただいた要旨は以下の3点。

「リラックスできるインテリアと窓辺にしたい」

「床を暖かくしたい」

「防音・吸音対策をしたい」

不動産会社からは、入居中、自費での壁紙の貼り替えや、壁紙への「鋲(びょう)止め」や「ビス止め」は認められていたため、その範囲内でできるリラクゼーション・リフォームを考えました。

 

 

カーペットで
「冷え対策」と「吸音対策」。

まず初めに、窓から望める森の色に合せた「カーペット」を選ぶと、空間の広がりが豊か認証になりました。

カーペットの魅力は、足触りの良さや床の冷えを緩和する「保温効果」から、インテリア計画の中での「色彩効果」、賃貸物件であればフローリングを傷から守る「保護効果」などが期待できます。

 

 

「テラスハウス」での遮音対策。
特殊布張り仕上げで、防音・吸音に配慮

「テラスハウス」とは、境界壁を共有する複数の戸建住宅が連続している形式の低層集合住宅のことをいいますが、マンションの様にコンクリート躯体の構造壁を境界壁としていない木造テラスハウスの場合、隣家からの生活音が気になり、感覚としてはアパートの境界壁程度の遮音環境となります。

ご覧の写真は、隣家のLDに面した境界壁に施した、遮音「ファブリック・ウォール」施工後の様子。

市場に流通した完成品はありませんが、お客様から求められた以下のご要望を実際の形にしました。

① 夜間も 隣家に配慮して音楽やTVを楽しみたい。

② 隣家からの生活音を遮る防音対策をしたい。

② ソファの背面壁をインテリア演出を高める「アクセントウォール」で仕上げにしたい。

 


 

遮音「ファブリック・ウォール」の構成は、以下①~⑦の部材を手順に沿って組み立てたもの。

 

① 厚さ1mmの「遮音シート」を壁面に鋲止め。 → 遮音対策

② 化粧布地となる「ファブリック・ウォール」の上部をマジックテープ固定。
→専用部材の設置。

③ 厚さ25mmの「スチロール板」を①に重ねて鋲止め。 → 施工補助材

④ 厚さ8mmの「カーペット用遮音材」を③に重ねて鋲止め。
→  遮音対策 + 布張り化粧仕上げの補助材

⑤ 壁面サイズで製作した「ファブリック・ウォール」の上部を②部材に固定。

⑥ 「ファブリック・ウォール」は上部から下部へテンションを掛け。
→ 下部の布地はスチロール板の下部に折りこんで、底部で鋲止め。

⑦ 壁面左右にもファブリックのテンションをかけて脇の隙間に挿入固定。

 


 

テラスハウス 遮音 壁

様々な特殊加工を組み合わせて設えた遮音「ファブリック・ウォール」

仕上げ材はコットン(綿)100%の当社在庫品を使用。個性的な生地ですが、壁面装飾としては想像以上の魅力を発揮しました。
2巾の生地を中央で縫い合わせて作ったカバー状の布地で、ソファ背後の防音壁を美しく目隠しする工程は難易度の高いものでしたが、工夫の甲斐ありしっかりと納まりました。

 

いちご泥棒 装飾バランス

スタイルカーテンとしてで採用いただいた、ウィリアム・モリス 『イチゴドロボウ』(色番:311) も、カーペットや化粧壁と自然な調和で馴染みました。

 

いちご泥棒 クッション

いちご泥棒 クッション 川島織物セルコン

ミルティス 若月まり子

 

意匠性にこだわった工夫を組み合わせて、「床」・「壁」・「窓」と、お気に入りのファブリックに囲まれた、快適な「テラスハウス」でのご入居時コーディネートが完成しました。

 

◆ 当社『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

 

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個性的な色柄のカーペットでフロア演出。ホテル仕様のインテリア。

2017年04月10日

寝室 カーペット 柄物

ホテルや商業施設、店舗などで採用されるデザインカーペットを、新築マンションご入居前の「主寝室」にご採用いただいた納品事例です。

特殊工法と専用の副資材を駆使して、敷き詰め風の仕上げでフローリングの上に、「置き敷き」でおさめています。

「置き敷き」施工のメリットは、フローリングを保護できることと、カーペットを剥がせば将来的に元のフローリングに原状回復できる点にあります。

 

置き敷き施工を想定してしない、
「事業施設用カーペット」の特殊性。

大面積のフロアを、個性的なデザインで演出する事業施設用ロールカーペットは、基本的に一般住宅での「置き敷き施工」を想定して製造されていないため、工事にあたっては、採寸・搬入・施工における注意点が多い工事となります。

 

今回ご採用いただいたカーペットの場合、高級素材ではありますが、デザイン製造上の都合により若干、柄の歪みが生じる製品であるとの注意書きがありました。

この様な場合、ジョイント(柄の繋ぎ合わせ)施工が必要となるLDなどでは製品特性による不具合が生じるため、基本的に「置き敷き」での施工は行えません。
こちらのカーペットの場合、ロール幅が364cmでしたが、施工対象となる「主寝室」の短辺側サイズが364cm以下の縦長形状でしたので、お客様のご要望にお応えすることができました。

 

 

「モノトーン」でまとめられた、
モダンな寝室の内装。

寝室 カーペット デザイン

デザイン豊かな「事業施設用カーペット」施工後の様子。

一般家庭用のカーペットとは一味違った特別感が醸し出されます。

 

 

マンション カーペット 工事

室内ドア側の壁が「ダークグレイのアクセント・ウォール」仕上げになっていましたが、それに連なるように、「ライト、ミディアム、ダーク」のグレイトーンとブラックが織りなすフリーハンド調のカーペット・デザインが加わりました。

テーマとなる色調を揃えつつ、デザインの平面表現と立体表現を絶妙にブレンドすることにより、縦方向に伸びる変形間取りの意匠性を高める事ができました。

また、ドアやクローゼットの建具、白い壁紙とのバランスも良く、濃色系でありながら、インテリアに広がりとモダンなリズムが感じられるハイセンスな仕上がりとなりました。

 

出入口の縁は、専用のエッジ材で固定してすっきりと納めています。

 


 

LDはクールな「ネイビー」で。

マンション カーペット ネイビー

 縦長形状ののLDには、無地の「ナイロン」カーペットをご採用いただきました

 

カラーは白い内装との相性が良い「ネイビー」をセレクト。

「内装タイル」仕上げの廊下と区分する開閉ドアや、間仕切り引き戸がある「フローリング」エリアでもすっきりクールにセパレートすることができました。

以上、本日は、壁紙やカーテンなどの窓周り品とのコーディネート効果の高い、カーペットの「特殊・置き敷き施工」事例をご紹介させていただきました。

 

 

◆ 当社『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ
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都会的な「モダンインテリア」に、カーテンとカーペットで温もりの演出。

2017年02月17日

こちらは、お客様の好みである、モダンデザインの間取りに合わせてコーディネートさせていただいた、「窓周り」と「カーペット」のご入居前納品事例です。


 フジエテキスタイル ハウ FA1670 ボイルレース

川島織物セルコン パラテッシ FF4639 カーテン

上質なモダンスタイルが印象的なリビング・ダイニングには、機能性に優れたデザインタイルに対面するかたちで、お客様こだわりの「造作家具」が設えられていました。

今回はその魅力を引き出すために、LDそれぞれの窓装飾とフロアのファブリックコーディネートをご依頼いただきました。

日中は、柔かく明るい陽射しが射しこむ、温もりの感じられるお部屋を目指し、夜は家具やアクセントタイルに調和した落ち着きの得られる空間演出を目指します。

 

 

「カーテン」・「レース」のコーディネート
成熟した大人のお洒落を表現。

ボイル レース おすすめ

こちらは「ダイニング」側窓の納め。

ベランダの出入口窓と右側の途中窓を「両開き」のスタイルで1まとめにすることにより、リビング側の大型L字型窓にも比肩する迫力を持たせています。

上部の「カーテンボックス」がひと続きになっている設計であれば、それぞれの窓を独立させずに、ダイナミックな演出効果を狙うこともできるのです。

 

 

今回、シースルーのレースにご採用いただいたのは、フジエテキスタイルの人気のカラーボイル、『ハウ』FA1670より、自然でクリアな質感を楽しめる(NW)色。

『ハウ』は、キラキラとした上品な光沢感が美しいカラーボイルで、コーディネイトしやすいニュートラル系からエレガントなカラーまで7配色のカラーリングが用意されています。

 

マンション カーペット 事例

「経糸(たていと)」には、30dマルチフィラメント糸を使用し、オーガンジータイプと比較して、透過性が抑えられ、ハリ感の少ないドレープ性が得られるます。

また、「緯糸(よこいと)」には、20d分繊糸、30dフィラメント糸、フィルムのような質感の糸の3種類の糸を織り込み、繊細な質感を表現している、こだわりのレースなのです。

 

 

そして、「カーテン」にご採用いだいたのは、川島織物セルコンのカタログ「filo」収録のファブリックより、『パラテッシ』FF6439(BE)

 

アーバンモダン カーテン 事例

LDをつなぐデザインタイルや壁装色との相性も良く、広い空間にまとまりを感じさせることができる使いやすいこちらのファブリックに、今回は「遮光裏地」をつけて納めました。

 

カーテン 裏地 メリット

「裏地」には、遮光性の有無にかかわらず、前幕との間に空気層を持たせることによる「断熱効果」がり、夏場の遮熱対策はもちろん、冬場の保温対策に効果的です。

 

 

カーペットの「保温効果」で
体に優しい「ナチュラル」インテリア。

 

また今回、室内のラグジュアリー性と、フローリングの保護(傷防止)などのメリットに着目して行った、置き敷き「カーペット」施工には様々な効果的メリットがあります。

戸建住宅などと比べて室温の暖かいマンションであれば、床暖房の使用頻度も減り、室内の乾燥やフローリング上でのホコリの対流を抑制する室内環境が造り易くなります。

体調を崩しやすい冬場の健康にも配慮した快適なインテリアを設えることは、「ナチュラル」インテリアの新たな定義に入るのかもしれません。

 

ちなみに、今回ご採用いただいたカーペットは「床暖房対応」の高品質ナイロンカーペットです。

しなやかな足触りと上品な光沢を放つこちらのカーペットは、土足歩行にも耐えられる強度を持ち、ラグはもちろん、お部屋の全面敷きにまで対応しています。

 

 川島織物セルコン 東京ショールーム

マンション 内覧会 カーテン

今回は、実際の内覧会での打合せ以外にも、川島織物セルコンの「東京ショールーム」に、カーペットのサンプルをお持ちいただき、様々なカーテンとの相性をご確認をいただきました。

 

本日は、都会的な「モダンインテリア」を上質に演出する、カーテンとカーペットのコーディネート事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

◆ 当社『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

 

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「賃貸マンション」のフローリングをカーペットで保護しながら快適な「冷え症」対策。

2017年01月29日

2017.1.29.9

2017.1.29.8

「高層マンション」の窓辺から見渡す眺望は、ドーンと心を揺さぶる迫力があり、分譲はもちろん、賃貸物件として借りられる方々の醍醐味となるようです。

そして、お気に入りの家具や照明、窓周り品で、自分色のアーバンライフを満喫できるインテリアを作り上げる楽しみを描く中で、ベースを構成するフロアに「カーペット」を敷き詰めてみたいと感じられる方も少なくありません。

 

マンション カーペット 冷え対策

実際に「フロア部分」をカーペットで敷き詰めると、採用する色柄により居室の印象はガラリと変わります。

冬は暖かく、夏の足触りも爽やかな触感はカーペットの持つ大きな魅力。
特にこの時期は、「冷え症」のお客様からご相談をいただくことが多く、『床暖房』に対応したカーペットも含めた施工を実施する機会が増えています。

やはり、気軽にフロアに座って寛げる快適性に加え、賃貸自由宅であれば、生活における「フローリング」の保護(キズ防止)にもなるなどのメリットがカーペットにはあります。

 

2017.1.29.15

しかし、実際問題、高層階の居室に「カーペット」を敷き詰めるとなると、やはり、ドーンと迫力ある「ロールカーペット」を荷揚げする労力に心が揺らぎます(長尺カーペットの荷揚げは、運送会社の対応範囲外)

 

2017.1.29.10

2017.1.29.12

さらに、マンション特有の「変形間取り」にフィットさせながら、建具の干渉や、居室の見切りに配慮して美しく仕上げる、難易度の高い工事が加わります。

 

2017.1.29.14

その様なわけで、この種の依頼にあたっては、納め方も含めて細やかなご相談にあたらせていただいております。

 

 


 

 

「高層マンション」施工事例  (その2 )。

2017.1.29.4

続いて、別の高層マンションでの施工事例のご紹介。
ご覧のとおり、居室はかなりの「変形間取り」です。

ここでは、「寝室」の施工もご依頼いだきましたが、難易度の高いLDKの納めをご紹介いたします。

 

2017.1.29.6

LDKでは、ダークブラウンのフローリングより、彩度・明度を下げた「チャコール(木炭色)」のカーペットをご採用いただき、『傷防止対策』『保温対策』適度な『遮音対策』を目的とした施工をご依頼いただきました。 

 

 

2017.1.29.3

高層マンション カーペット オーダー

きわめて「黒」に近い色調を放つちながら、艶を抑えたマットな質感を持つ「チャコール」のカーペット。

マットな質感を放つ繊維がスパイスとなり、変形間取りのフロア構造にも、シャープな「デザイン」性が感じられる仕上がりとなりました。

 

2017.1.29.16

チャコール グレー カーペット 賃貸

微妙な変化の様にも見えますが、「都会的」、「フォーマル」、「男性的」なイメージのインテリアベースとしてご採用戴きました。

以上、本日は、眺望豊かな「高層マンション」での生活を満喫する「隠しアイテム」として機能するカーペットの持つ魅力についてレポートさせていただきました。

 

◆ 当社『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

◆ 当社『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm

 

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「冬場の保温対策」と「遮音対策」を緩和するオーダーカーペットの応用施工事例。

2017年01月15日

1月に入り、東京・神奈川エリアも、例年より冬の寒さが非常に厳しくなってきました。

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冬場は、「窓周り」から入る冷気も悩みとなりますが、直接足の裏に密接して体温を奪いやすいフローリングは、「冷え症」の方にとっては、深刻な悩みとなるため、この季節は「保温対策」として、カーペット工事の依頼が増えています。

また、季節に関わらず当社では、マンションなど「集合住宅」における、階下世帯との音のトラブル回避策として、「遮音対策」を強化したカーペット施工の依頼をいただくことも多いです。

 

 

「保温」と「遮音」を両立させる、
現状回復対応のオーダーカーペット施工。

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当社が行っているカーペット施工の応用事例の1つに、将来的にフローリングを傷めずに「原状回復」することも視野に入れた本格仕様の「置き敷きカーペット」施工があります。

これは、インテリアの美観を重視しつつも、「保温」「遮音」といった対策を講じて、お子様の成長や賃貸住宅退去等に伴う将来的な原状回復時に、カーペットにより、フローリングが生活傷から守られているという二次的効果が期待できるものです。

当社では、20年以上、カーペットを使用した遮音対策の提案施工に注力していますが、「読売新聞(全国版・朝刊・くらし面)」で取り上げられて以来、より多くのお客様から、ご指示ををいただけるようになりました。

 

 

 集合住宅(マンション)での
階下への「遮音」対策。

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今回の事例でご紹介する、特殊置き敷き仕様のカーペット施工は、階下への「遮音対策」と「冬場の冷え対策」を兼ねたご要望でした。

 

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玄関から一直線でLDに5m以上続く廊下などは、大人がゆっくり歩行するには支障ないのですが、小さなお子様にとっては走り出して加速しやすい滑走路となりやすいため、その流れで、LDでも駆け回ってしまう癖がつきやすい事が多く、これが音のトラブルに発展することも少なくありません。

しかも、マンションの廊下部分は、フロア下に給排水スペース(空間)が集中していることもあり、歩行音が他の居室よりフローリングの下で共鳴しやすい状態にあります。

 

マンション 廊下 遮音対策

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そこで今回は主要な生活動線部分に、特殊な圧縮加工を施して遮音性を高めた8mm厚の下地材を敷いたのち、現在、国内では最高水準の遮音効果が得られると言われている、11.5mm厚の「遮音・ウールカーペット」の2重敷き工法を行って、原状回復対応型の置き敷きとしては徹底的と言える対策を講じました。

※補足として、こちらの物件は分譲マンションでしたので、総厚20mmほどのカーペットの敷設に伴い、室内ドアの調整を行いました。
調整は、ドアの下側をカンナ仕上げで削れるドアであれば対応可能ですが、削り厚は5mm程度までとなります。
それができない場合は「遮音・カーペット」の単独敷きでの対応となります。

遮音カーペット工事の実績として、90%以上は、1枚敷きでの実施です。

 

「遮音・カーペット」の1枚敷きでも、使用する素材によっては満足のいく効果が上がることが多いです。

 

 

「遮音・ウールカーペット」の選定

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今回ご採用いただきましたウールカーペットの繊維構成は、75%がオーストラリア産の『メリノウール』、25%が子羊の『ファーストラム』が高密度で紡績、パイルされたもので、国産ウールカーペットの中では定評のあるロングセラー製品です。

特に、衣料用ウールとしても珍重されているメリノを、高密度パイルにより「弾性回復力」に富んだ製品として仕上げていますので、長期の使用でも遮音性が維持されやすいことと、カーペットの基布には厚さ3mmのフェルトが使われているため、基布側の弾力性、遮音性も高く、「床暖房」にも対応したフロアに優しい下地も魅力です。

 

 

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廊下に続いて、横長の「リビング・ダイニング」エリアにも遮音対策を講じています。

 

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マンション リビング 遮音対策

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LDにカーペットを敷くメリットとしては、「遮音」と「保温」対策以外にも、「広々としたLDの床で座っても過ごせる快適性」があり、カーペットの施工により、広い居室でゆったりと家族団らんなどができる潜在性を掘り起こすことにもつながります。

 

 

カーペットで「ハウスダスト」対策。

最近では「掃除機」の性能も上がってきました。
また、我々は、これに併せて市販の「コロコロ・ローラー」をこまめに使った日常のメンテナンスをご提案させていただいております。

カーペットには、「遮音」・「保温」・「寛ぎ」・「ハウスダスト対策」など、生活の質的向上に結び付くメリットがたくさんあります。

 

◆ 参考・当社『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ
 http://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

◆ 参考・当社『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm

 

 ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

 

  • 「カーペット」施工事例
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