ミツワインテリアでは、国内3大ブランドとして知られる、ニチベイ、タチカワブラインド、トーソーのバーチカルブラインドを、標準的なシングルスタイルからレース付のセンターレーススタイルやバックレースタイル、電動タイプまで、大小10種類の展示品でご用意し、メーカーごとの比較を踏まえたご案内をしています。
本日は、その中でも近年のトレンド商材となっている「センターレーススタイル」と呼ばれる仕様のバーチカルブラインドについて、メーカーごとの特徴紹介と製品比較を踏まえたご案内させていただきます。
ニチベイ vs タチカワブラインドvsトーソー製品の
特長と主だった違いの考察。
ニチベイ
『アルペジオ』 センターレーススタイル
まず、最初にご案内するのが、レース付バーチカルブラインドの製品化を最初に行った、ニチベイ 『アルペジオ』の「センターレーススタイル」です。
製品化以来25年前以上経つ現在でもバーチカルブラインドの最上位として根強い人気を誇るロングセラー製品で、カーテン&レースの2重吊りよりもコンパクトで、洗練された直線的な意匠性が評価されています。
発売当初から継続されている、100mmの不透明ルーバーに85mmのセンターレースを斜めに差し込んだ仕様の場合、レース全閉時における不透明生地とレース生地の重なる割合はおよそ6:4となります。
当社では、『アルペジオ』 センターレーススタイルの展示品をW2000mm × H2500mmのサイズでご用意していますが、奥行き12cm程度の狭いボックスや、8~9cmの窓枠内にも設置が可能で、左右180°の自由な調光と、一般的なバーチカルブラインドにはない意匠性、プライバシー性、断熱性(遮熱・保温)、UVカット性を向上させることができます。
また、2024年6月からは、100mm不透明ルーバー製品に加えて、125mmの不透明ルーバーと100mmのミラーセンターレースを組合わせた新仕様が登場しました。
125mm厚手ルーバーのセンターレーススタイルは、従来品である100mm(標準タイプ)の価格+10%加算のオプション製品で、ルーバーが広くなった分、カーテンボックスでの取付に必要な奥行きが140mm以上必要となりますが、ルーバーピッチが80mm⇒約95mmと広くなったことにより、シースルー使用時の視界がよりゆったりとし、ルーバーを畳み寄せた際の畳代を1割以上コンパクトにできる特徴を持った製品です(※当社でも: W600mm × H2500mmの展示品をご用意)。
センターレーススタイルで展開するシースルーは、プライバシー性確保と遮熱機能を併せ持つ『ミラーセンターレース』(12色)となります。
次にセンターレーススタイル採用時の注意点となるの製品幅サイズと搬入経路の視点考察について以下ご案内させてていただきます。
センターレーススタイルの場合、 対応製品幅はW300mm~4000mmまでですが、業務用に使われるツーループコード式であれば片開き限定でW6000mmまでの製作対応が可能です。
また、搬入経路に配慮した分割設置方法として【レールジョイント仕様】を用意し、均等2分割での最大製作幅はW4000mmまで対応しますが、この場合接続部の生地配列は分割左側:レース、分割右側:不透明生地となり操作仕様は「両側操作(両開き)」に限定されます。
電動製品をご検討の場合は分割仕様はなく、最大製品幅:W4000mm(※12㎡)までの製作対応となります。
タチカワブラインド
『ラインドレープ』 ペア アンサンブル
続いてタチカワブラインド 『ラインドレープ』の 「ペア アンサンブル」のご案内です。
ペア アンサンブルの展示品はW1200mm × H2500mmのサイズでご用意しています。
ペアアンサンブルのルーバー構成は、100mmの不透明ルーバーと同幅の100mmレースでの組合わせで、レース全閉時における不透明生地とレース生地の重なる割合は、1:1となります。
「ペア アンサンブル」に対応するシースルーは、従来からある15色展開のミラーレース『エール』に、5色展開で遮熱・ミラー機能・UVカット機能をを併せ持つ『フィラレ遮熱』、リネン(天然繊維)風の繊細な質感とミラー・UVカット機能をを併せ持つ『リノレ』(全3色)が加わった全23色展開からお選びいただけます。
次にペアアンサンブル採用時の注意点となる製品幅サイズと搬入経路の視点考察ですが、タチカワ製品の場合、特に搬入経路の確保がが問題視されるマンションでの採用に重きを置いた品揃えに重きをおいていて、現地で均等2分割された製品を連結できる【レールジョイント仕様】や、左右のサイズが異なる不均等2分割にも対応する【2連取付仕様】を用意しています。
ペアアンサンブルの場合、 製品1台の対応製品幅はW500mm~4000mmまでですが、2025年4月発売の新仕様より、搬入経路に配慮した【レールジョイント仕様】の対応製作幅が最大W6000mmまでに拡大されました(※操作仕様により異なる)。
また、この場合の開閉仕様も「両開き」に加え「片開き」にも対応可能となることでより広範囲な窓に対応するようになりました。
更に 搬入経路に配慮したもう1つの分割設置方法として【2連取付仕様】を用意し、製品2分割での総幅W5800mmまで対応しています。
2連取付仕様は、レールジョイント仕様よりもリーズナブル価格の分割仕様で、左右を個別の「片開き」とすることで、左右のサイズが違う両開きに対応できる点、窓の左右で異なる操作(※開閉・調光)をしたい場合に適した操作仕様である点がメリットとなっています。
ただし、接続部の生地配列は不透明生地同士の重なりとなり連続性は得られないことと、最大面積制限(9,57㎡)があるため、製品高:H2400mmの窓を想定した場合は、実質的な製作幅がW4000mm程度に制限される点にご注意いただく必要があります。
電動製品をご検討の場合は分割仕様はなく、最大製品幅:W4000mm(※12㎡)までの製作対応となります。
トーソー『デュアルツイン』
最後に、トーソーのバーチカルブラインドトーソー(TOSO)の 「デュアルツイン」のご案内で、当社ではW1200×H2500の展示品をご用意しています。
トーソー『デュアル』はこれまで、シングルルーバーのみの展開でしたが、2024年12月から『デュアルツイン』が加わったことで、センターレースタイプのバーチカルブラインドはニチベイ、タチカワ、トーソーの3社の展開となりました。
「デュアルツイン」の場合、100mmの不透明ルーバーに80mmレースを組合わせたルーバー構成になっています。
また、調光時のルーバー間ピッチをニチベイ、タチカワの約80mmより10mm狭い約70mmピッチとすることでレース全閉時における不透明生地表出の割合を大きくしています。
「デュアルツイン」の場合、プライバシー性確保と遮熱機能を併せ持つ『リレ』(3配色)をご用意しています。
他社製品と比べるとカラーバリエーションを絞っていますが、適度な透過性を持ち、色調を抑えた使いやすいレース構成となっています。
次にデュアルツイン採用時の注意点となるの製品幅サイズと搬入経路の視点考察について以下ご案内させてていただきます。
デュアルツインの場合、 対応製品幅はW300mm~4000mmまでで、電動製品やレールの分割仕様には対応しませんが、バトンタイプでも製品幅:W4000mm(※製作面積12㎡以内)に対応している点が他社にない特徴となります。
またレース付バーチカルブラインドの中で唯一バランスウエイトにボトムコードを配した製品となっている点がデュアルツインの特徴となっています。
レースルーバーの動き方と相違点
最後に、ニチベイおよびトーソーのセンターレースタイプと、タチカワ・ペアアンサンブルスタイルのレースルーバーの動き方について相違点を解説いたします。
まず、ニチベイ・センターレースタイルとトーソー・デュアルツインの場合、レースルーバーの動きは不透明ルーバーの調光角度に応じて足並みを揃えながらゆっくり180°回転するため、不透明ルーバーを垂直にした状態でのレースルーバーの角度は必ず上から見下ろして「N」字を描く状態となり、「逆N」字のレース配置に切替えることはできません。
これに対して、タチカワブラインド・ペアアンサンブルでは、レースルーバーの動きが不透明ルーバーを垂直にした状態を基準に、レースの配置を「N」字、「逆N」字にパタパタと切替えられる調整機能がある点がニチベイ、トーソーの製品とは異なります。
この調光機能の違いに関しては、お客様によって好みがありますので、どちらが良いかの判断は展示品を比較いただいてご確認をいただいております。
以上、不透明または遮光ルーバーにシースルーを組合わせたバーチカルブラインドを導入される際は、お好みの生地との組合わせと併せて、本日ご紹介した注意点をご参考いただきお選びいただくと良いでしょう。
本日はニチベイ 「センターレーススタイル」、タチカワブラインド「ペア アンサンブル」、トーソー「デュアルツイン」の製品解説をご案内させていただきました。
◆ 『バーチカル(縦型)ブラインド』特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/ver&ver.html
ミツワインテリア:
https://www.mitsuwa-i.com/
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