先日、インテリア茶箱教室を主宰されるお客様が生徒様お二人を連れてご来店されました。
古茶箱にカルトナージュの技法で布を張り、装飾性の高いインテリア茶箱として再生させるのですが、その題材としてウィリアム・モリス『いちご泥棒』のプリント生地(綿:100%)をお買い上げいただき、後日完成された作品をご紹介いただきました。
古茶箱とインテリア茶箱
茶箱(ちゃばこ)には、茶道の点前道具一式を収納し持ち運ぶ用途のものと、茶の輸送・保管用の箱のものがあり、ご紹介の作品で使用されたものは後者に属する古茶箱です。
保存茶箱は、茶葉を新鮮に保存、運搬するために江戸時代後期より使われてきた杉の木箱で、箱の内側は防虫・防湿効果を高めるためにブリキやトタン張りが施され、茶葉を湿気、臭い、虫食いから守る箱として使われてきました。
現代生活では馴染みの少ない存在になった茶箱ではありますが、その機能性の高さは再評価されていて、オークションなどで安価で入手できる古茶箱にクッション材を当て、布張りと飾りの組合せで装飾的に再生させた、「インテリア茶箱」作りは存在はここ15年来、国内で大変人気が出ています。
ウィリアム・モリス『いちご泥棒』で作る「インリア茶箱」
こちらが実際に使われた40kg容量の古茶箱とファブリックの組合せ。
『いちご泥棒』の色番:314と色調を合せた装飾タッセルを無駄なく使って見事なインテリア茶箱が完成しました。
生徒様は初めての茶箱製作で40Kの大物、そして柄合わせに挑戦されたとのことですが、先生のご指導のもと 古茶箱がずっと眺めていたくなる美しいインテリア茶箱に変身しました。
作品の2つ目もやはり40kg容量の古茶箱に『いちご泥棒』の色番:315と深みのあるボルドーの装飾タッセルを使って作品作りに挑戦されたとのこと。
ウィリアムモリス作品、とりわけ『いちご泥棒』はインテリア茶箱の世界でも人気のある題材とのことで、箱のサイズに合わせて2タイプの鳥柄と柄域全体の構図をイメージする楽しみがあるそうです。
実際に作品が完成して、「一生の宝となるインテリア茶箱になりました」と生徒様に喜んでいただけることは講師冥利に尽きるとのお言葉をいただきました。
当社ではウィリアム・モリスのファブリックをカタログや実物の縫製見本で多数ご用意しております。
生地の取寄せ販売も1mから(※1m以上は10cm単位で購入可)行っておりますので、ご興味のあるお客様はご予約のうえご来店ください。
◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm
ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/
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