戸建住宅のカーテン掛け替えで、ウィリアムモリスの『イチゴドロボウ』と『ウィローボゥ』のカーテンをご採用いただきました。
20年近く愛用されてきた「ローラアシュレイ」カーテンからの掛け替えでとのことで、英国の自然とヴィクトリア朝時代の優雅な生活に着想を得たプリントデザインをモリス作品の中からお選びいただきました。
『Strawberry Thief(イチゴドロボウ)』
リビング ダイニングでご採用いただいた、ウィリアム・モリス1883年の作品『Strawberry Thief(イチゴドロボウ)』は、時代を超越して常に高い人気を誇るデザインのひとつです。
オリジナル『いちご泥棒』のプリント生地は、「インディゴ抜染技法」という、最初にインディゴに染めた生地のデザイン部分の色を抜き、さらに同じ工程を今度は赤、緑、黄色といった手順でプリントを重ねるといった当時としては先取的なプリント技法で製作されていました。
その結果生み出された発色はとても彩り豊かでしたが、プリント工程全体の完了には数日を要したと言われています。
今回ご採用いただいた『イチゴドロボウ』)は、2011年、モリス商会創設150周年記念『Morris Archive Collection』 で復刻された作品の1つで、オリジナル「ハンドプリント」の雰囲気を醸し出す質感のコットンプリントです。
当社では全5配色を縫製展示品で用意しており、店内ではもちろん現地お打ち合わせでも実際の窓辺でご覧いただけるサービスを行っています。
これまでご使用になられていたローラアシュレイのカーテンはギャザープリーツ仕立てでしたが、今回は2.5倍ヒダの3ツ山仕立てで納めています。
強い陽射しから生地の劣化とプリントの退色を予防して末永く愛用したいとのご要望を受けてポリエステル裏地を組合わせています。
『ウイローボウ(Willow Boughs)』
主寝室でご採用いただいた『ウイローボウ(Willow Boughs)』はモリスが描いた1887年の作品で、当初は壁紙のデザインとして発表されましたが、好評を得て1895年にファブリックが加わりました。
「柳の木」はモリスがとりわけ気に入っていたモチーフであり、妻のジェーン・バーデンのベッドルームにも使われています。
当社でも『ウィローボゥ』のプリントを使った、カーテン、レース、ローマンシェード、クッション、椅子、ランプシェード、シャンデリアなどを展示しておりますが、『ウィローボゥ』は日本人の心にも響くデザインとしてリビング、ダイニング、寝室など様々な生活シーンでご愛用いただける生地として根強い人気があります。
以上、本日はウィリアムモリスの『イチゴドロボウ』と『ウィローボゥ』のプリントプリントファブリックをご採用いただいたコーディネート事例をご紹介させていただきました。
◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
http://wwws.mitsuwa-i.com/inhouse.htm
◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』 を見る。
http://wwws.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html
ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/
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