クランク窓での
ナニック・『Gシリーズ』ウッドブラインド納品事例
こちらは、リビング・ダイニングのクランク窓に、ナニック『Gシリーズ』ウッドブラインドをご採用いただいた納品事例です。
リノベーション前は、コーナー窓側に配置されていたキッチンスペースを思い切って後方に移設することで、大開口クランク窓が際立つリビング・ダイニングに生まれ変わりました。
『Gシリーズ』ウッドブラインドは、『標準73色』のナニックシリーズと違って、スラットを50mm幅に限定して在庫することで単納期(約10日)とコストダウンを測っている製品モデルです。
ナニックシリーズよりも塗装工程を簡易化しているため、木目の出方や艶感は違いますが厳選されたカラーは高級感があり、50mmスラットで検討されているお客様にはお勧めの製品です。
当社では全15色展開のカラーチャート展示品を用意していますが、ブラウン系の微妙な色調の違いで迷われるお客様が多いので役立っています。
今回も最終的な色の選定をお打ち合わせ時の窓辺で行っていただいたところ、当初考えていたカラーとは違う色が好みであることが判り大変喜ばれました。
事例の採用色は、僅かな赤味が感じられる焦げ茶の912(ダークブラウン)です。
クランク窓での採寸注意事項
こちらのクランク窓は、2つの「入隅」と1つの「出隅」で構成される窓であること、床までの長さの「掃出窓」と「腰高窓」で構成されているという特徴がありました。
また腰高窓には「換気窓」が1つ、掃出窓には庭への「出入窓(ドア)」が1つあるため、これらの使い勝手を考慮した分割案と採寸プランを採寸の前に考えました。
「出隅」での分割
「出隅(ですみ)」では、左右どちらの製品を手前に出すかという「勝ち負け」配置を各コーナーごとで考えます。
コーナーごとで光の入り方、室内から見た眺望、屋外からの見え方とプライバシー性に関わる方位などが異なる場合があるため、勝ち負けの確認はその都度行います。
「入隅」での分割
「入隅(いりすみ)」も同様で、それぞれの勝ち負け配置を決めてから、続いての分割配置を考えます。
出入りや換気に配慮した分割とループコードの配置
分割配置では、コーナーごとの分割以外に、換気窓、出入窓を考慮した分割を考えます。
こちらの様に出入ドアと左横の換気窓の高さが異なる場合は、高低差の境界で分割しますが、腰高窓が換気窓とFIX窓で構成されている場合は、換気窓ごとで分割するかFIX窓と換気窓をひとまとめにした製品幅とするかなど確認したうえで採寸にとりかかります。
採寸と併せて、製品を昇降操作するループコード位置の確認も行います。
最後に、今回のウッドブラインドの設置は①~⑦の順番で行いました。
細かい設置順は違ってもいいのですが、先に「入隅の勝ち側」を納めてしまうと「入隅の負け側」が設置できなくなるのでそこは注意します。
現地の窓状況と使い勝手に配慮しながら決まった分割プランと操作位置の振分けがこちら。
入隅コーナーの負け側に操作ループコードを配置する障害物になっていまうので、操作ループコードは勝ち側にしています。
以上、本日はクランク窓とウッドブラインドの持っている特性を踏まえた上で納めている事例の裏舞台を、注意点を交えてご紹介させていただきました。
◆ ナニック ウッドブラインド」の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm
◆ 当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm
ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/
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