こちらはコーナー窓タイプの大開口窓に、「トップオープン」タイプのハニカムスクリーンを7分割設置でご採用いただいた納品事例です。
ご採用製品はルーセントホームの『シェルシェード』より、コードレス操作のトップオープンタイプ。
以前より、新居にはハニカムスクリーンを採用したいと思われていたお客様の具体的な要望は、見た目のすっきりとしたコードレス操作と上方の眺望を楽しみながらも、自由度の高い陽射しのコントロールをしたいというもので、本事例はその希望を形にしたものとなりました。
コードレス式操作導入の際にはいくつかの注意点がありますので、お客様には都度必要な説明をさせていただいております。
「コードレス」操作ご採用時の注意点。
例えば、小窓でコードレス操作を採用する場合、コードレス式は手元の操作で扱える手軽な操作仕様となりえますが、大型窓になるに従い体全体を使う運動量の大きい操作仕様となり、この点が操作性に変化の生じない、ループコード操作やチェーン式操作と異なります。
掃出窓になると腰をかがめて手動シャッターを上げるような操作感になることと、シェードの取手に手が届かないと操作自体ができませんので、製品設置高の確認が重要です。
当社ではループコード式、チェーン式、コードレス式それぞれの操作体験が可能です。
コードレス操作の体験では、昇降プルに手が届く高さの確認が重要で
一般的には、
◆身長150cm前後の方で取付高:180~190cm以内。
◆身長160cm前後の方で取付高:190~200cm以内。
◆身長170cm前後の方で取付高:200~210cm以内。
◆身長180cm前後の方で取付高:210~220cm以内。
程度が身長に応じた操作可能高の目安となります(※個人差あり)。
身長が高く体力のある男性が感じる使い勝手と、身長が低く腕力のない女性が感じる使い勝手の感想には差がありますので、ご家族で使用される場合は、身長差、体力差等への配慮が必要です。
本事例窓での製品設置高は210cm。
ご主人は問題なく最上部のプルに手が届き、奥様は背伸びをして手が届くといった状況でしたが、コードレス操作を強く希望されているのが奥様でした。
これが逆では問題ありますが、背伸びをしてでも使ってみたいという奥様のモチベーションの高さがコードレス操作採用の決め手なりました。
カーテンボックス内への設置。
納品後の様子。
一般的なマンションのカーテンボックスは、直線窓で奥行き15cm程度、コーナー窓で18~20cmある場合がありますので、ハニカムスクリーンの設置自体は問題ありません。
とりわけルーセントホームの『シェルシェード』は、取付ブラケットを含むヘッドレール部の厚みが52.5mmとコンパクトなので、
今回は辛うじてですが、カーテンレールを外すことなく、設置することができました(※他社製品でこの納めは不可能です)。
特注のカーブレールは外して保管するのが困難なため、できれば設置された状態にしておきたいというお客様が多く、その都度ご希望に応じた納め方を考えていますが、今回はこの希望に沿うこともできました。
コーナー部分の採寸では、窓の方位や間取りとの関係などを考慮したヘッドレールの設置順を決めます(※業界用語でヘッドレールの「勝ち負け」を決めるといいます)。
今回は、長辺側のヘッドレールが勝つ(コーナー側にくる)配置で納めました。
事例のまとめ
最後に、採用セルサイズとカラーのご紹介。
窓面積が広いと、アクセントウォールやデザインタイルを思わせる意匠性が得られるので、近年ハニカムスクリーンの色にこだわるお客様が増えてきました。
本事例での採用セルサイズは、採光タイプの「セミオパーク」と38mmセルの組合せ。
42配色のバリエーションから選ばれた「PONGEE(ポンジー)」は、木(ウッド)の温もりも感じられる黄褐色のセルで温かみのある空間演出となりました。
7分割された窓それぞれで調光・眺望・プライバシーのコントロールが自由に行えます。
このすっきり感はコードレス式もしくは電動式ならではのものです。
そして、スクリーンの開閉度合いにより、断熱性の高いハニカムセル構造から得られる高い保温性と遮熱性が機能します。
特に全閉状態においては室内の冷暖房効率が最大限に高まりますので、ハニカムスクリーンはマンションの大開口窓にもおすすめです。
◆ 当社・『ハニカム シェード(スクリーン)』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/honeycomb.html
ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/
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