左右の高さが異なるLDのコーナー窓に、ニチベイのバーチカルブラインド 『アルペジオ(センターレース スタイル)』を納品させていただきました。
一般的な仕様では設置が難しい変形コーナー窓であったため、製品の特性を活かしたご提案となっています。
西日の強い変形コーナー窓。
バーチカルブラインドをどう納めるか。
こちらは、今回ご相談いただいたコーナー窓の様子。
カウンター側の窓からは強い西日が入るため、午後の陽射しや熱射を緩和させる対策が必要な窓です。
設計上は、バルコニーへの出入口窓と、僅かにL字状になっているカウンター側との境界でカーテンとレースを左右に引き分ける窓構造になっていましたが、カーテンとレースの2重吊りでカウンタースペースが埋まってしまうため、省スペース設計で2つの役割を満たす「センターレーススタイル」のバーチカルブラインドを採用してカウンタースペースに適度な余白を確保して欲しいというお客様のご要望でした。
センターレース スタイルは、100mmの厚手のルーバーに85mmのセンター レースを「N字」状に組合わせた製品構造により、ルーバー間からの直接的な陽射しや視線(プライバシー)を遮って、レース越しの柔らかな調光と眺望を楽しむことができる、機能性と意匠性に優れたバーチカルブラインドの人気スタイルです。
西日の強い窓では、センターレースのルーバーに、反射による遮熱効果も期待できる「ミラー センターレース」がおすすめで、今回はグレー系のコーディネートからお選びいただきました。
次に製品の分割方法。
コーナー窓で「横型ブラインド」や「調光ロールスクリーン」など、上下昇降タイプの窓周り品を採用される場合は、コーナー右側の縦長窓部分を独立させる分割方法しか選択の余地はありません(※写真はナニックのウッドブラインドを採用した納品事例)。
左右開閉タイプのバーチカルブラインドの場合、縦長窓部分のカーテンボックスにW30cm以上の取付開口があれば、対応製品も存在し、同様の割り当てが可能ですが、その寸法が確保できない今回の事例では、分割以外での納めを考える必要がありました。
こちらが、実際のご提案。
出入口側のバーチカルブラインドをコーナー窓の幅で作り、カウンターに干渉する左側のルーバーを別注して、入替える納めです。
入替枚数が少ないので、開閉時の煩わしさもなく扱うことができます。
出入口側のバーチカルブラインドは「コーナー窓仕様」でオーダーして隙間の納めに配慮しました。
納品後の納まり。
操作仕様は、ソファの外側から開閉・調光ができる片開きの「ループコード式」として、換気やバルコニーへの出入りに配慮しました。
西日を防ぐカウンター窓側のセンターレース スタイルとコーナー側での調光イメージ。
続いて、出入口窓側のセンターレース スタイルの開閉と調光イメージ。
「コーナー窓タイプ」を採用している場合、採用側のルーバーを後から閉めることでコーナー部の隙間がすっきり緩和されます。
以上、本日は、一日を通じて自由度の高い調光、採光、プライバシーコントロールで暮らしをサポートするバーチカルブラインドの応用納品事例をご紹介させていただきました。
当社ではカラーバリエーションタイプの大型展示品もご用意しておりますので、製品を見ながらのお打ち合わせも可能です。
***事例追記***
https://mitsuwa-i.com/blog/2020/02/12
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