光と景色の「透け感」を楽しみたい窓と遮りたい窓。
こちらの納品事例では、透過性を求める窓に竹経木のロールスクリーンを、遮光性を求める窓にはガイドレールを組み合わせた、カバータイプのロールスクリーンをご採用いただきました。
コンセプトは「男前の和風でカッコよく」です。
眺望を堪能したい窓辺と
竹経木のロールスクリーン
適度な日除けと眺望を楽しみたい窓辺では、レースの様な透け感を楽しめる「竹経木」ロールスクリーンをご採用いただきました。
風情としての透け感を楽しむ竹経木のロールスクリーンには、透過性のグレードがあり、良く透けるものから、透け感を抑えたものまであります。
陽射しが強い環境では透け感が強まり、曇りや暗がりの状況では透け感が弱まる傾向があることと、選ばれる経木のカラーにより、室内の明暗が変わることを念頭に生地を選びます。
今回ご採用いただいた竹経木は、ニチベイの『木染月』より、K2017(焦茶)。
濃色のスクリーンを全閉すると、色と日除け効果により少し暗めで落ち着いた雰囲気になりますが、晴れ渡る青空までを堪能できる味わい深い窓辺になりました。
視線と陽射しを完全に遮りたい窓辺
カバー&ガイドレールタイプのロールスクリーンで。
続いて、経木ロールスクリーンを設置した窓の側面にある採光&換気窓。
開口高が30cmほどの横長でしたが、こちらは窓を閉めた時にしっかりと遮光したいという要望がありました。
ここでご採用いただいたのは、ニチベイのロールスクリーンより、オプションの「小型ガイドレールタイプ」。
完全遮光生地をカバータイプのヘッドボックスと遮光用ガイドレール生地で覆い、極めて高い遮光性能を発揮するタイプです。
一般家庭での認知度はまだ低い製品ですが、日中はレースの1枚掛けや遮光カーテンを使わないホテルの客室など、商業用としては実績のある製品です。
一般的なロールスクリーンの場合、生地が完全遮光であっても、ヘッドボックスの上部や左右からの光漏れが大きくなります。
この様な場合、ロールスクリーンを壁面に設置して窓枠全体をを生地覆うことで遮光性を高めることもできますが、お客様の希望はシャープな印象で窓枠内に納めつつ、遮光性をできるだけ高めたいというものでした。
そのようなご要望のもとで提案した「小型ガイドレールタイプ」には、カバータイプのヘッドレールとガイドレール色に黒の用意があり、白い遮光スクリーンとのコントラストが室内の塗り壁の風合いとマッチするため、是非これを採用したいということになりました。
ちなみに、こちらの製品、カタログでは開口高50cm未満を想定していない仕様でしたが、メーカー判定の結果、製作と設置に支障はないとのことで特注製作することができました。
実際にスクリーンを閉じると極めて高い遮光性を得ることができるので、寝室の窓におすすめの製品です。
スクリーンの昇降操作は、チェーン式もありますが、お客様の身長が高く「グリップ式」操作でも容易に扱えたため、よりスタイリッシュな操作仕様でオーダーしています。
高い透過性を楽しむ竹経木ロールスクリーンと、高遮光のロールスクリーンの組合せ。
「光」の採り入れ方の違いを楽しむロールスクリーンのこだわり納品事例となりました。
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- at 11:54 AM
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