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日別アーカイブ: 2015年9月12日

トーソー・調光ロールスクリーン『ビジックライト』納品事例。

2015年09月12日

 本日のブログでは、TOSO(トーソー)の「調光ロールスクリーン」より、前後に配置された生地の回転操作(ターンアップ)により調光をコントロールする『ビジックライト』 の採用事例をご紹介させていただきます。 

調光ロールスクリーン トーソー

こちらはマンション、リノベーション後の2つの「掃出窓」に設置した、TOSOの調光ロールスクリーン・『ビジックライト』納品後の様子で、採用生地は、『ノブレス(5配色)』より、ナチュラルテイストのインテリアとの相性の良いTR-2725(アップルグリーン)

 

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手前(右側)の「ダイニング窓」には、「ブラインドボックス」が設けられていましたが、左側「リビング」の窓は、ベランダ側に奥まった間取りになっているため、構造梁下に「ブラインドボックス」下地が無く、窓枠正面付けで製品を設置する必要があります。

そこで今回は、「天井付」「正面付」という異なる設置方法で調光ロールスクリーンを2つの窓に設置することになりました。

 

『調光ロールスクリーン』の2つの仕様。
「開閉式」と「回転式」について。

ここ数年、シンプルな機能性と美しいインテリア性が話題となり、国内メーカーでも相次いでリリースされている『調光ロールスクリーン』
その構造的特徴には、大別して2種類(回転式と開閉式)の仕様がありますので、その相違点を簡単にご説明させていただきます。

 

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1つ目にご紹介するのは「開閉式」タイプです。

開閉式タイプの調光ロールスクリーンは、ブラインドの羽根(スラット)形状の不透明生地の前後を、レース生地で支えている構造となっており、スクリーンの昇降操作時は生地が閉じて遮蔽されますが、降下の最下点ではスラットを水平(最大90°)まで傾けて調光することができます。

 

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このタイプは、昇降操作の途中での調光ができないことと、スラットの傾斜可動域が手前側90°までに限られるところがデメリットではありますが、調光時には、不透明生地が水平に倒れることにより、前後のシースルー生地を透して屋外の眺望を楽しめるというメリットがあり、調光ロールスクリーンにおいては、こちらのタイプの方が高級スペックとなります。

 

開閉式 調光ロールスクリーン

代表的なブランドとしては、ハンターダグラス社の『シルエットシェード』が有名で、類似製品として、ニチベイの『ha・na・ri(ハナリ)』、トーソーの『ラクーシュ』、タチカワブラインドの『ルミエ』、WISの『FUGA(フーガ)』あり、当社でも比較用の展示品をご用意しております。

 

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トーソー ビジックライト, 展示品

そして2つ目の仕様が今回の納品事例となる、『ターンアップ タイプ(回転式)』と呼ばれる調光ロールスクリーンです。

当社でも、トーソー『ビジック』、タチカワブラインド『デュオレ』、ニチベイ『レユール』といった、回転式・調光ロールスクリーンの展示品をご用意しています。

 

TOSO, ビジックライト, 施工事例

 『ターンアップ』 タイプのセールスポイントは、横ストライプ形状の「不透明生地」と「透明生地」の組合せで構成されているスクリーンが、昇降操作により、前後にローテーション(回転)して、重なり合うスクリーンの度合いの変化により調光コントロールできることです。

 

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ただし、ターンアップ式の『調光ロールスクリーン』ご採用の場合には以下2点の採寸注意点がございます。

1点目は、調光の際に不透明生地が水平に倒れませんので、ストライプ表現の採光システムを前提とした調光がターンアップ式の調光ロールスクリーンの特性であることと、製作寸法高の設定がスクリーンが完全に降りきったポジションであるため、上の写真の様に「腰高窓」などの全体を正面付けで覆う様に設置する場合は、窓枠下側までの高さに加えて採光時に引き上がるシースルー生地の幅以上のゆとり寸法を加えて製作高を決める必要があります。

 

トーソー ビジックライト, ノブレス

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2点目の注意事項は、ターンアップ式の調光ロールスクリーンを「掃出窓」などでご採用いただく場合、製品の製作寸法が、前後の不透明生地が重なり合う遮蔽時となっているため、「調光」操作時には、シースルー生地をスライドさせた分だけ生地が引きあがる特性を持っていること前提としして採寸する必要があることです。

 

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採寸時には、スクリーンの製作高をフロアまでの設置高より短めに設定します。

設置高より長く作りすぎると、フロアギリギリまで引き降ろした際に前後の不透明生地が床面でたわんだり、綺麗に重ならない場合があります。

一般的なロールスクリーンであれば、フロアに多少設置しても問題ないのですが、調光を目的とした「ターンアップ」式のロールスクリーンを「掃出窓」または「窓枠内」に設置する場合、この仕組みを充分理解して製作サイズを決めることが原則となります。

 

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 今回の納品事例では、スクリーンの背後に窓枠内に後付されたインナーサッシのフレームがあり光を遮っていましたが、遮るものがなく日光が入りやすい「掃出窓」や「腰高窓」の窓枠内にターンアップ式の調光ロールスクリーンを設置する場合は上記特徴を理解いただいた上でご採用されることをおすすめいたします。

 

 

 『天付け』と『正面付』。
異なる設置方法の納まりと注意点。

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こちらは、「ダイニング」側窓の『ブラインドボックス内に天付け』で設置した、ターンアップ式調光ロールスクリーンの設置イメージです。

一般的に「カーテンボックス」であればボックス内に15~18cm程度の奥行き寸法が必要とされていますが、ロールスクリーンを含めた「ブラインドボックス」の場合は、11~12cm程度の奥行き寸法で仕上げられているケースが多く、製品選定と設置の際には、このサイズの把握が大切となります。

ターンアップ式のロールスクリーンの場合、スクリーンを完全に引き上げた際に、「ウエイト(ボトム)レール」が製品の背後にくる納まりとなっていますので、サッシ枠、窓枠などに引っ掛からない様な適度の距離感を取りつつ、設置する事が肝要です。

 

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次に、「リビング」側窓の『窓枠に正面付け』で設置した、ターンアップ式調光ロールスクリーンの設置イメージです。

 

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窓枠の直上に「構造梁(はり)」などがあるなどの環境により、「カーテンボックス」などが設けられない窓では、窓枠に直接・『正面付』で調光ロールスクリーンを設置することになります。

正面付の場合、ターンアップ式のロールスクリーンの「ウエイト(ボトム)レール」の納まりは「天付」の場合とは異なる位置にきますが、「正面付」は窓枠に密着した設置方法となるため、必要に応じて『ブラケットスペーサー』という、窓枠との適度の距離感を取るための補助部材を併用する場合もございます。

ターンアップ式のロールスクリーンの場合、基本的にフロアに「ウエイト(ボトム)レール」が接地しない寸法で製品を作りますので、それにより換気の際の風圧の揺れで「ウエイト(ボトム)レール」が窓枠に当たる音が生じにくくなっています。

 

調光ロールスクリーン オーダー

こうして、LDの2つの窓に、ターンアップ式の『調光ロールスクリーン』がスッキリと設置されました。

ちなみに、今回ご採用いただいた生地は、『ノブレス(5色)』より、ナチュラルテイストのインテリアとの相性の良いTR-2725(アップルグリーン)です。

 

トーソー ビジックライト, TR-2725

 

太陽の光が心地よい日中には、光をたっぷり採り込むシースルーのスクリーンを。
プライベートタイムには、視線を遮るミディアムタイプのスクリーンを。
新しいターンアップスクリーン、トーソー『ビジックライト』は、そんなニーズに1台で応える、今までにないウィンドウトリートメントです。

 

 

 ◆ 当社・『調光ロールスクリーン』の専門ページ

http://www.mitsuwa-i.com/shilhouette.html

 

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