Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

月別アーカイブ: 2013年4月

素材感重視の『間仕切り』ロールスクリーンの納品事例。

2013年04月21日

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洋室から、「ウォークイン クローゼット」の間の開口部に、内装とコーディネートさせた、 『ロールスクリーン』による「間仕切り」を納品させていただいた際の事例紹介です。

 

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コンパクトな収納設計で、開口部を間仕切りながら「茶系」の内装に合わせて、 『オリエンタル』テイストの素材の間仕切りをお求めになられておりました。

 

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そこで今回は、トーソーの「ロールスクリーン」のカタログより、『アンティーク』 というネーミングの付けられた生地の中から、お部屋に合った、TR-1277(茶褐)色の生地をお勧めさせていただきました。
参考までに、上のイメージ写真の生地はは、TR-1278(渋藍)です。

 

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ロールスクリーン生地:『アンティーク』  は、カラーバリエーションも5配色あり、「オリエンタル」、「クラシカル」といったカテゴリーに属するお部屋のインテリアにマッチした、天然素材の質感を思わせる「防炎・ポリエステル」の使いやすい生地です。

 

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ロールスクリーン本体の設置形態は、枠内天付、右操作の「マイテックループ式」にて納品させていただきました。

 

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今回、スクリーン上部のヘッドレールを、標準の「ブラウン」色でご採用いただきましたが、 ロールスクリーンの遮光性や、生地とのコーディネート、製品全体の高級感を加味されたい場合は、 +8,000円の木目オプション仕様の『マイテックデコラ』 をご採用いただくと、よりこだわり感を表現することが出来るでしょう。

 

『マイテックデコラ』・ヘッドレール仕様

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木目オプション仕様の『マイテック デコラ(+8,000円)』カラーバリエーション

 

以上、 『間仕切り』 としての『ロールスクリーン』採用事例を紹介させていただきました。

 

文責・梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

『神奈川県の注文住宅(リクルート・SUUMO刊)』 に掲載していただきました。

2013年04月20日

こんにちは、ミツワインテリアの平多 千春です。

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4月20日発売の、『神奈川県の注文住宅』(リクルート・SUUMO刊) 2013年 春夏号の編集部様のご厚意により、

「神奈川県でもっと家を建てたくなる・News&Topics」 (P56)に、当社の店舗情報を掲載していただきました。

  

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本日、その掲載誌が届きまして、P56 を開くと、『地元で見つけた耳寄り情報』、と銘打った、1頁のみの厳選情報の中に扱っていただけるという、喜ばしい内容でした。
最近、マメにブログの更新をしていたので、目に留めていただき、評価とご配慮をいただけたのかもしれません。

 

こちらが特集記事(写真右)のページです。

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「少数厳選」の編集部おすすめ広告の中にに入れていただき感謝です。

 

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4月20日発売の、

『神奈川県の注文住宅(by・SUUMO)』

500頁超のフルカラーの読み応えのある専門情報誌です。 様々な角度から、注文住宅をご検討中のお客様の情報収集に役立つ、必携の情報誌だと思いました。
2013年 春夏号 は、書店で定価380円で発売中とのことで、お忙しい方は、Amazonや楽天などでも購入可能とのことでした。

以上、広告掲載に対するお礼返しのインフォメーションでした。

 

当社・『オーダーカーテン』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

  

ミツワインテリア :http://www.mitsuwa-i.com/

事前予約で、一部メーカーが扱う、『スカーフ サンプル』の手配も可能です。

2013年04月19日

お世話になっております。

今日は、一部のメーカーさんの行っている、 「サービス対応ツールを活用した、お客様へのご提案についての取組みの1つをご紹介させていただきます。

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当社は、10数社の売れ筋カーテンを選りすぐってショールームで展示しているセレクトショップですが、そうは言っても店舗のスペースには限りがありますので、どんなに頑張っても1,000点揃えるのが限度です。
選定の際は、メーカーの推奨しているイメージ画像のサンプルなどを多めに入れていますが、カラーバリエーション展開がある場合は、全てを揃えられるわけではありません。

 

そこで、

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商談中のお客様宅にサンプルを持ってご訪問する際や、事前にメーカーショールームで気になった品番や色番についてご連絡をいただけたお客様のご来店の折には、私たちも間に合うタイミングであれば、ご覧の様に、メーカーさんから、「スカーフサンプル」や「生地サンプル」を事前にレンタルしてご対応にあたらせていただくことができます。

このサービスはお客様の参考にもなりますし、私たちも記念写真を撮って今後の商談に活用ができるので、手間は掛かりますが意味のある活動だと思っています。
特に、 カタログの小さなサンプルだけではイメージしにくい、「大柄のパターン」や「発色の良い輸入生地」などのご選定の折には積極的に活用しています。

 

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もちろん、こちら側にもそれなりの品揃えがないと効果が上がらないのですが、特に色違いの柄物などの場合は、カタログでみるのと実際のサンプルを手に取ってみるのとでは全然受ける印象が違いますので大切なことだと思っています。

 

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お客様におかれましても、事前にメーカーショールームなどを見学される機会があるようでしたら、気になる品番や色番をチェックいただきお気軽にご相談下さい。
レンタルサービス対応のあるメーカーでしたら、この様な事前対応もさせていただきます。

 

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『FISBA(日本フィスバ)』 の 公式FACEBOOKに施工事例が掲載されました。

2013年04月18日

 2013年3月3日の当社ブログでご紹介いたしました、  『主寝室』 における、カーテン・レース・ベッドリネンの納品事例が、ご採用生地の販売元である、 『日本フィスバ』 さんの「公式 FACEBOOK」 に、納品事例として掲載されました。

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『日本フィスバ・公式FACEBOOK』
https://www.facebook.com/christianfischbacher.fisba

 

今回、施工事例をご紹介をさせていただきしたお客様及び、日本フィスバさんに感謝を申し上げますと共に、私たちの今後の提案納品業務の良き刺激にして参りたいと思います。

 

当社・「装飾バランス」の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/balance.htm

当社・『輸入オーダーカーテン』の特集ページ
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文責・梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア :http://www.mitsuwa-i.com/

ウィリアム・モリス『アーカイブ コレクションⅡ』・新作発表会 「参加レポート(壁紙編)」

2013年04月17日

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本日は、「マナトレーディング株式会社」の東京本社ショールームで、昨日(4/16)行われた、

『The Archive CollectionsⅡ』

 モリス 『アーカイヴⅡ』 コレクション発表会
「参加レポート(PART2)」
「壁紙 編」

についてご報告をさせていただきます。

 

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ウィリアム・モリス 『アーカイヴ コレクション』は、一昨年、モリス商会創設150周年を記念して発刊された ”Morris Archive  Collection” に 続き、この春ウィリアム・モリスの貴重な資料から起こされるアーカイヴコレクションの第二弾となる、”The Archive CollectionsⅡ”の発売に先駆けて行われた発表会です。

当日のプレゼンターは、『MORRIS & Co.』のブランディングを中心となって手掛け、ウィリアム・モリスのオリジナル資料の保管を始めとする、英国・ サンダーソン社のアーカイヴ管理者でもあった、前・最高責任者マイケル・パリー氏でによって行われました。

パリー氏は、モリス商会の成り立ちからサンダーソン社に引継がれ、今に至るまでをまとめあげた 「MORRIS & Co. a revolution in decoration」を著作されており、「ファブリック」の説明同様、今回の「壁紙」リリースに至ったエピソードを交えたプレゼンテーションを、丁寧に解説いただきました。

 

『STARAWBERRY THIEF(いちご泥棒)』(1883年)

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ウィリアム・モリス 『アーカイヴ コレクションⅡ』の、「壁紙(Wall Paper)」の今回の目玉は、何と言っても前回(一昨年)の、 『アーカイヴ コレクションⅠ』において待望の復刻を遂げた、ウィリアム・モリスの代表作の筆頭格とも言える、1883年作・『STARAWBERRY THIEF(いちご泥棒)』壁紙版のニューリリースにございました。

 

いちご泥棒,壁紙

これにより、ファブリックと合わせてコーディネートが可能となりましたが、壁紙版『STRAWBERRY THIEF(いちご泥棒)』のパターンは、ヒダを持たせて表現するファブリックよりも平面的かつ連続的となるため、それに派生する僅かな微調整がパターンの中に行われています。

 

STRAWBERRY THIEF』のファブリック

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上の写真は、『STRAWBERRY THIEF(いちご泥棒)』のファブリックパターンを平面化して「壁紙」仕様にアレンジしたイメージ画像です。

このパターンの中で、外向きに対で描かれている、「ツグミ」同士と尾っぽの角度にご注目下さい。

『ファブリック』パターンの方は、つぐみの「尾っぽ」と、「口ばし」を結ぶ角度が、比較的、水平に近いデザインで描かれています。 ここが大切な工夫のポイントです。

 

STRAWBERRY THIEF』の新作「壁紙」

ウィリアム・モリス,アーカイブ コレクションⅡ,壁紙

そしてこちらが、『STRAWBERRY THIEF(いちご泥棒)』壁紙のデザインパターンです。

 

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こちらのパターンでも、外向きに対で描かれている「ツグミ」同士と尾っぽの角度にご注目いただき、「ファブリック(生地)」のものと比べてみて下さい。

『壁紙』パターンの方は、つぐみの「尾っぽ」と 「口ばし」 を結ぶ角度を、『ファブリック』パターンのものに比べて、「尾っぽ側」が斜め上方に角度をつけて描かれています。

 

イチゴドロボウ,壁紙

お判りいただけますでしょうか? 上の写真は、マナトレーディング・東京ショールーム内の壁面展示の様子です。

この様に、平面的にこの『STARAWBERRY THIEF(いちご泥棒)』のパターンが表現される壁紙においては、外向きに対で描かれている「ツグミ」同士と尾っぽの角度を、「水平的」ではなく、若干「ハの字」状の傾斜をつけて描く</span> ことにより、連続的な大柄で見る際に、『STARAWBERRY THIEF(いちご泥棒)』の外向きに対で描かれている「ツグミ」のラインが、シャープな「ストライプ状のラインとなることを防いで、広い面積を貼り上げる「壁紙」表現とした場合に、全体として柔らかい広がりが感じられるデザインとなる様にアレンジされているのです。

『ファブリック』 用のデザインが、カーテンやクッションなど、「ウェーブ表現」や「曲面表現」のインテリアシーンで主に使われるのに対して、『壁紙』 用のデザインは、「平面表現」のインテリアシーンで採用されることを考慮した、デザインのマイナーチェンジとなっています。

普通にコーディネートして使用すると、そのアレンジに気が付きにくいですが、非常に効果的なトータルコーディネート表現を視野に入れた工夫となっています。

 

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ちなみに、内向きに対で描かれている「ツグミ」同士の方のパターンは、もともと「ハの字」状の対になっていましたので、こちらのに合わせて、2つのサイズの異なるパターンに統一感を持たせたのだと思います。

この様に、アーカイブ(復刻)する際に、「ファブリック」と「壁紙」のコーディネートが存在する場合は、曲線表現を主体とする布と平面表現を基本とする壁紙の特徴を勘案して、アレンジする必要があるのだと思いました。

以上は、バリー氏の説明の上に、私の私見が入っていますので、絶対的ではないかもしれませんが、今後この2つのスタイルをご検討される方々のご参考になれば幸いです。

 

『Daisy(デイジー・ひなぎく)』について。

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新・『Daisy』を語る前に、まず、オリジナルの 『Daisy(デイジー・ひなぎく)』 の解説をご紹介いたします。

『Daisyは、 1862年にウィリアム・モリスが、『トレリス(Trellis)』、『フルーツ(fruits)』と並んで初めてデザインした3点の壁紙の中の1つで、デザイン後、「モリス・マーシャル・ワークナー商会」を設立して試作的に印刷していましたが、1864年より本格的に制作されるようになりました。

花と花が絡み合うようなパターンで表現される、モリスの後期の作品と比較すると、デザインはシンプルですが、実生活に根ざした作風から、モリスの優しい感性が伝わりやすい作品として知られています。

参考までに、オリジナル・『Daisy(デイジー・ひなぎく)』のパターンイメージは、以下の画像のイメージとなります。

 

新バージョン・『Daisy(デイジー・ひなぎく)』

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オリジナルの 『Dasy』 のパターンに、より現代的でシンプルなインテリアシーンにもコーディネートできるようなアレンジを行い、また新たなカラーの追加を行って、幅広いインテリアシーンにお使いいただけるデザインにとしてニューリリースされたのが、新・『Daisy(デイジー・ひなぎく)』です。

 

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ご覧のイメージ画像と4配色のカラーバリエーションをご覧いただいてもお判りの様に、壁紙の 「ベース」 部分を無地にして、デザインパターンもスッキリとした縦横のラインに整列させたアレンジを施しています。

また、柔らかで淡い色調にトーンを調整して、現代の幅広い文化圏のインテリアにもコーディネートし易いデザインとしてニューリリースされました。

 本日ご紹介をさせていただきました作品は一例ですが、その他にも、素敵な「アーカイブ コレクション」が厳選収録されておりますので、ご興味のある方は、当社または、マナトレーディングのショールームへのご来場いただきご覧いただければと思います。

 

 ◆ 当社・『ウィリアム モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『輸入壁紙の特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

ウィリアム・モリス 『アーカイブ コレクションⅡ』 新作発表会 「参加レポート(ファブリック編)」

2013年04月16日

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本日のブログでは、「マナトレーディング株式会社の東京本社ショールームで行われました、『The Archive CollectionsⅡ ( モリス 『アーカイヴⅡ』 コレクション発表会)』の参加レポートにおける新作「フアブリック」についてご紹介させていただきます。

 

『The Archive CollectionsⅡ 』

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公開プレゼンテーション開始前の会場の様子です。

本日のプレゼンターは、『MORRIS & Co.』のブランディングを中心となって手掛け、ウィリアム・モリスのオリジナル資料の保管を始めとする、英国・ サンダーソン社のアーカイヴ管理者でもあった、サンダーソン社の前・最高責任者マイケル・パリー氏です(今回は顧問の立場で来日いただきました)。

 パリー氏は、モリス商会の成り立ちからサンダーソン社に引継がれ、今に至るまでをまとめあげた  「MORRIS & Co. a revolution in decoration」を著作されており、今回もキメの細かいモリスの作品の醍醐味を知り尽くしたプレゼンテーションを、いろいろなエピソードを交え丁寧に解説いただきました。

 

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ウィリアム・モリス 『アーカイヴ コレクション』とは、一昨年の、モリス商会創設150周年を記念して発刊されました ”Morris Archive  Collection” に 続き、この春ウィリアム・モリスの貴重な資料から起こされるアーカイヴコレクションの第二弾となる、”The Archive CollectionsⅡ”の発売に先駆けて行われた発表会となります。

 

「壁紙」と「フアブリック」の新作カタログ。

ウィリアム・モリス,アーカイブⅡ,壁紙,ファブリック,カタログ

そしてこちらが、ウィリアム・モリス 『アーカイヴ コレクションⅡ』として、今回新たにリリースされる予定の、「壁紙(写真左)」「ファブリック(写真右)」のコレクションブックです。

 

 

新作ファブリック・『FOREST(2013)』

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『FOREST(2013)』 のデザインを手がけたのは、サンダーソン社のデザイナーである、Alison Geeです。

マイケル・パリー氏の説明によると、前作のモリス商会・設立150周年記念の、モリス 『アーカイヴ コレクション』でもそうであった様に、モリスを中心として、アーツ&クラフト運動の時代に数多くの優れたた作品を残した、モリス商会の紹介の主要メンバー(デザイナー)の作品に敬意を払うという大前提のもとにリリースされた新作であるとのことでした。

 

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マナトレーディングの「エントランス」でのディスプレイの様子です。
メインのディスプレイに使用されたファブリックは、モリスの「ファブリック コレクション」の表紙を飾っているサンダーソン社・モリス・アーカイヴ管理部門の手掛けた新作ともいえる、『FOREST(2013)』となります。

 

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 『FOREST(2013)』 は、全4色のカラーバリエーションがあり、グランド色・「赤と青」の2配色が、レーヨン85%、綿15%の混紡プリント素材となっています。

 

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また、デザインも『デジタルプリント』による、ベルベット素材という最新のテクノロジーを導入した作品仕様となっています。

 

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この作品1つの製作を見るにつけても、かつてモリスがプリント技法の中で確立した、一度紺色に染めた生地から柄の部分の色を抜いた、『インディゴ抜染』にかけた情熱を踏襲するかの様な、先進的な取組みの一端と併せて、モリス商会の作品を、過去の遺産としてだけではなく、十分な経緯を払いつつ新作を発表し、長く後世にもモリスの精神を綿々と伝えていこうと考えるサンダーソン社の信条と決意を垣間見た気がしました。

また、今の時代を生きる生活者の多様なライフスタイルにも対応できる工夫を過去の名作に微妙なアレンジを加えることにより「復刻」させていることも、今回のテーマ1つであるとのことでした。

 

 

『Pink&Rose(1890)』

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『Pink&Rose(1890)』のカラーアレンジは、その解り易い例と言えるでしょう。

 

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1890年作・『ピンク ローズ(Pink&Rose)』のオリジナル・カラーバージョンに加えて、

 

 

「復刻版」で登場したカラーバリエーション。

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今回の『アーカイブ(2)』では、イエロー ベースの明るいインテリアや、爽やかなプロヴァンス風のインテリアにも使えるような、洗練されたブルーの配色などを新色に用いるなど、現代の「ミックス カルチャー」に対応したカラーコーディネートのアレンジが配慮されています。

 

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その他にも、素敵な「アーカイブ コレクション」が厳選収録されておりますので、ご興味のある方は、当社または、マナトレーディングのショールームへのご来場いただきご覧いただければと思います。

明日のブログでは、微妙なアレンジを加えながら復刻させた、 『壁紙』 の新作カタログにスポットを当ててご案内させていただきます。

 

◆ 当社・『ウィリアム モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

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廊下と居室の「空調対策」としての『スタイル間仕切り』納品事例。(PART2)

2013年04月15日

昨日のブログでは、「カーテンレール」と「テンションポール(パイプ通し)」を併用した、スタイル間仕切りの『納品事例(PART1)』をご紹介させていただきました。

「室内ドア」などがない開口部において、居室と居室の間を手軽にかつインテリア性を重視してセパレートする、「ファブリック」を使用した「間仕切り」につきましては、冷暖房等の「空調対策」として、近年お客様からご相談をいただくことが多くなっています。
その様事情を踏まえ、2日目の本日は、季節や気分などのTPOに応じて、気軽に脱着が可能な『テンションポール(パイプ通し)』スタイルの、「暖簾(暖簾)風・間仕切り」の納品事例をご紹介させていただきます。

 

 「テンションポール(パイプ通し)」スタイル。

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納品させていただきましたお客様宅は、マンションにしては、幅広の長廊下の先に「リビング・ダイニング」の開口部がある設計のリフォーム物件の手が加えられた物件でありました。
そこに、夏冬の空調の調節が難しい季節に手軽に使用でき、「廊下側からもLD側からも生地の美しさを楽しめる」軽やかなファブリック・間仕切りをというリクエストをいただきました結果納品させていただきましたのが、こちらの、中央に「暖簾(のれん)」状のスリットの入れない仕様で仕立てた、『空調対策幕』です。

「リバーシブル生地」の選定と注意事項。

 

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こちらは、今回ご採用いただきました、生地品番:TA6012(09)のリバーシブル生地の両面の様子です。

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採用いただいた生地は、ベルギー製『タフタ』生地のコレクションの中から、全12配色の生地の全てが、「表裏で真逆のカラーパターン」を楽しめることができる、『リバーシブル』仕様のフアブリックです。
カタログ表記の関係上、表面と裏面の区別をさせていますが、今回ご紹介をさせていただいております「リバーシブル」生地の場合は、薄手の2枚の生地を刺繍部分のリピート部分で縫い合わせて1枚仕立ての生地にしているため、どちらを「事実上の表面」と捉えるかはお客様の好みに委ねられていると言い換えても良い生地です。
つまり、こちらの生地の場合は、縫製上の支障が特別あるわけではありませんので、そう考えますと、カラーバリエーションは、12配色×(両面)=24配色のコレクションと言っても差し支えないと思います。

 

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リバーシブル生地、TA6012(12)の表裏のコントラストのイメージです。
窓辺に使用すれば、室内側は、ドラマティックな赤ですが、屋外側から見ると、「シャンブレー(玉虫色)」の美しいオレンジ系の生地が、主役となってご覧いただける仕掛けとなります。

 

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ちなみにこちらは、生地品番:TA6012(12)の表面における色味と、柄リピートパターンのイメージ紹介です。

 

「間仕切り」部分でのご採用事例。

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こちらは、「廊下側」から見た、生地品番:TA6012(09)の『表面』の様子です。

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そしてこちらは、LD側から見た、生地品番:TA6012(09)の『裏面』の様子です。
ゴールドの色調が強まった淡いブルーの質感がとても美しい裏面です。

 

「リビング・ダイニング」の窓辺にもご採用。

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そして、今回の納品事例におけるLDの窓辺でも、生地品番:TA6012(09)の表面を室内側に向けパターンをご採用戴いておりますが薄手の2枚の生地を刺繍部分のリピート部分で縫い合わせ、1枚仕立にしている、「リバーシブル」生地の場合の魅力を、日中においては、「幻想的なモアレ柄」の表出というカタチでお楽しみいただくことができました。

夜間は、表面の発色のみ見えますが、日中はこの様な幻想的なイメージの楽しみ方ができるのがこの生地の特徴です。

なお、「モアレ」を出さずに遮光性を出されたいお客様のご要望に対しましては、「遮光裏地」のご採用をお勧めさせていただいております。

今回は、窓辺のウィンドゥトリートメントに合わせて、室内の「間仕切り」に同じ生地をご採用いただきました事例でのアレンジ提案の様子をご紹介させていただきました。

 

当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

当社・『フジエテキスタイルの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/fujie.htm

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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