Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

月別アーカイブ: 2013年3月

ナニック「ウッドブラインド」の魅力と納品事例。

2013年03月10日

***情報更新(2022年4月)***

ナニックウッドブラインド 503 ピカーン

ナニックウッドブラインド 渋谷区 事例

分譲マンション・リビング・ダイニングの一角を構成する「L字型」出窓エリアに、天然木の持つ木肌の美しい、ナニック・「ウッドブラインド(横型50mm・標準73色)」を納品させていだきました。
73色のカラーバリエーションの中から、ブルーやグリーンとのインテリアカラーとの相性の良い、スラットカラー:503『ピカーン』をご採用いただいた納品事例です。

 

カーテンボックスの特徴を考慮して、
「出窓」にはウッドブラインドを採用。

2013.3.10.1

2016.2.15.6

こちらの物件では、西向きの「掃出窓」と一体化するように、近接する「L字型の出窓」まで、掘り込み型の「カーテンレール・ボックス」がひと続きで設計されていました。

ご入居当初の予定としては、天井のカーテンボックスから床までダイナミックに伸びる「掃出窓」では、窓の特性を活かして、光をを和らげながら採光を楽しめるコットン素材の「フラット カーテン」でウィドウ・トリートメントが施す予定でしたが、ネックとなったのが「カウンター出窓」部分のおさまり。

既にカーテンレールが設置されているからといって、この「カーテンボックス」のレイアウトに沿ってカウンター出窓エリアまでファブリックでまとめてしまうと、出窓の持っている独立性と意匠性が活かせない構造になっていました。

 

2016.2.15.7

ただ幸いなことに、こちらの物件では「朱書き」部分の枠面にも窓周り品が設置できる木下地の補強措置が別途用意されていたため、今回はカウンター出窓側のカーテンボックスにはとらわれず、出窓枠内へ木製ブラインドを設置することになりました。

窓周りの下地状況については、詳細まで住宅購入者に周知されていないケースも多く、そのため何の迷いもなく、カーテンレールの設置部分に窓周り品がつけてしまうことがあるようですが、必要に応じて周辺の下地状況を調べてみても良いかもしれません。

 

2016.2.15.2

今回、カウンター出窓の枠内に窓周り品が取付けられることが判ったことにより、カウンターテーブルの持つ意匠性と使い勝手の良さが断然活きてきました。

「ブラインド」や「スクリーン」、「ローマンシェード」など、昇降型のウィンドゥトリートメントを設置することによって、「出窓」を広く使いながら、インテリアとしてのデザインをより楽しめる窓辺になりました。

 

カラーコーディネートを考えて選んだ「木製ブラインド」。

2016.2.15.11

そして、今回ご採用いただきました、ナニック・「ウッドブラインド(横型50mm・標準73色)」・スラットカラー:503『ピカーン』の納品後の様子。

ご覧の様に、「出窓」が本来持っている立体的な表情が、ウッドブラインドのスラットとカラーによりより一層高められて、ディスプレイも楽しめるスタイリッシュな窓辺に仕上がりました。

 

2013.3.10.8

スラットカラー:503『ピカーン』は、僅かに「グレイ」の要素が含まれた、「茶系木目」のスラット色です。
お客様が、グレイのソファや、TV背面のアクセントウォールのペイント塗装色に若干グレイの成分を採り入れたブルーの内装仕上げをされていらっしゃったので、こちらのカラーをご採用いただきました。

 

2016.2.15.5

コーディネートされている、爽やかなグリーン系のラグやファブリックパネルとの調和も良く、また、アクセントカラーとなる、クッションや膝掛け等のファブリックを邪魔することなくインテリアに調和しています。

スラットを水平加減に調整にすれば、外の眺望を存分にお楽しみいただけます。

 

「西日対策」など日照調整にも効果的。

2016.2.15.9

機能性を確保した「L字出窓」のコーナー部分はワークスペースになっておりますが、ブラインドのスラット角を時間帯と方位との関係に応じてフレキシブルに調整して対応できます。

この写真のイメージは、背後からくる「西日対策」を想定したものです。
正面からの明るさを採りながらも、パソコンやテレビの画面へ映りこむグレアを効果的に抑制してモニターを見やすくすることができます。

 

2016.2.15.10

ナチュラルなアースカラーでまとめられたインテリアにお客様も大満足で何よりでした。
以上、本日は、美しく機能的な出窓を演出する、ナニックの「ウッド・ブラインド(標準73色)」より、色番:503・『ピカーン』色の納品事例をご紹介させていただきました。

東京都渋谷区 恵比寿 マンション 納品事例

 


 

 ***  ショールームのご案内 ***

ナニック・『初台ショールーム』について。

ナニック・ジャパンは、2019年5月に新社屋を東京都渋谷区初台に建設し、本社およびショールームを代官山より移転いたしました。
初台ショールームは本社ビル1階に併設しています。

 

ナニック 初台ショールーム 展示

ナニックシリーズ 全色

ショールームではプレミアムシリーズ(73色)を含めた展開色を全点ご用意し、ご検討色を最大3台を並べて比較ができるサービスをご用意しています。

都内や近隣県にお住まいの方におかれましては、ナニックのショールームをご覧いただいてから、当社にご相談をされるお客様も多数いらっしゃいます。
ご来社の際は予め電話にてご連絡(予約)をいただきご活用下さい。

◆ナニック・『初台ショールーム』
http://www.nanik.co.jp/Showroom/index.html

■ナニックジャパン 本社・ショールーム
住所: 東京都渋谷区初台2-31-4
TEL:03-3370-0729
電車: 初台駅(京王新線・都営新宿線)から徒歩約5分、
   代々木公園駅(千代田線)、代々木八幡駅(小田急線)から徒歩約10分

 



***更新情報(2022年4月)***

当社(ミツワインテリア)では、ナニックをはじめとした国内外ブランドメーカーの「木製ブラインド」展示品を大小35点以上展示しております。
スラット素材も、スタンダードの「バスウッド」を始めとして、「ヒノキ」、「桐」、「杉」、「ウエスタンレッドシダー」、「アバチ」と多数ご用意。
スラットの美しさ、色合い、操作性、価格などさまざまな比較のもとご検討いただけます。

「電動タイプ」の展示もございます。

2016-10-10-8-1

展示品の中には、お打ち合わせ時に現地へ持参できるものも多数ございますので、詳細はお気軽にご相談くださいませ。

 

◆「ナニック ウッド・ブラインドの特集ページ」 を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm

 

ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/

 

テイストの異なる「エレガンス」なお部屋をひと続きにまとめる、『装飾バランス』とスタイリング事例。

2013年03月09日

こんにちは、ミツワインテリアの平多 千春です。

本日のブログでは、「クラシカル・エレガンス」なインテリアを好まれるお客様宅の、リビング・ダイニングと隣接する子供部屋にテーマ性は持たせつつ、異なるスタイルで『装飾バランス』を納品させていただいた事例をご紹介させていただきます。

メインとなる、「リビング・ダイニング」の窓辺を演出。

2013.3.9.1

まず、ゲスト ルームとしての役割も担う、ワイド「リビング・ダイニング」の掃出窓には、中央のスワッグを先頭にして、5つのスワッグに奥行きのグラデーションを持たながら割付けした『スワッグ&テール』の装飾バランスを納品させていただきました。

 

「LD」に隣接する、「子供部屋」のスタイリング。

2013.3.9.2

次に、隣接する「子供部屋」は、標準(一間)の腰窓でしたので、壁紙に合わせたピンクの『ギャザーバランス』に装飾トリムをあしらって設置しました。 「セパレーツ」スタイルのレースとのデザインバランスも良く立体的な窓辺に仕上がりました。

スタイルバランスの組合せコーディネートも、お部屋のイメージを考慮したうえ、配色に気を遣いながら決めてゆくと、空間全体として違和感なく仕上げることができます。

 

当社・「装飾バランスとスタイルカーテン」の特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/balance.htm

当社・『オーダーカーテン』の特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

当社・『輸入オーダーカーテン』の特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

当社・「子供部屋」の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/shumi-1.htm

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

「チューリップ柄」が美しい、英国製・「刺繍柄・オーガンジー レース」が演出する窓辺。(神奈川県 相模原市)

2013年03月07日

本日のブログでは、マンションのリビング・ダイニング窓に、フジエテキスタイルの『World Fablics』のコレクションの中から、英国製の「刺繍柄・オーガンジー レース』の、WF1502(NL)・『T-チューリップ』の納品事例をご紹介させていただきます。

2013.3.8.12

また、明日のブログでは、『スミコ・ホンダ』ブランドの「フィオリスタ」という、緻密な刺繍調の表現とシルクライクな表情を持つ「パンジーの花束柄」の織物とのコーディネートの様子を併せてご紹介させていただきます。
http://mitsuwa-i.com/blog/?p=3424

 

2013.3.8.13

エントランスから見た、LDの窓辺の様子です。

 

2013.3.8.4

こちらが、本日ご紹介させていただきます、WF1502(NL)・『T-チューリップ』の「刺繍柄・オーガンジー レース』の納品後の様子です。

 

WF1502(NL)・『T-チューリップ』

2013.3.8.17

メーカー:フジエテキスタイル
生地品番:『T-チューリップ』
生地品番:WF1502(NL)
カラーバリエーション: (NL)
生地幅:296cm(ヨコ使い・レース)
生地組成「ベース地」:ポリエステル( 100%)
生地組成「刺繍部分」:レーヨン 100%
柄リピート:タテ:32.4cm、ヨコ:92.2cm
生地原産国:イギリス 生地価格:16,000円/m(5,410円/m2)・税別

 

2013.3.8.1

今回は、幅6mの幅広の「掃出し窓」と、標準的な「一間の掃出窓」に納品させていただきました。

 

2013.3.8.7

明日のブログでご紹介させていただきます、『スミコ・ホンダ』の「フィオリスタ」の生地と組み合わせた納品イメージです。

WF1502(NL)・『T-チューリップ』のナチュラル・オーガンジー ベースに添えられている、流麗な縦ラインの刺繍柄は、ライトベージュとシルバーグレーのミックス糸でエレガントに仕上げられてありますが、「イエロー」ベースのパンジー花束柄の「フィオリスタ」のカーテンと調和して、彩り豊かな窓辺を演出しています。

神奈川県 相模原市 マンション入居前納品事例

 

フジエテキスタイル・『T-チューリップ』関連紹介ページ
http://www.mitsuwa-i.com/fujie-34.html

当社・『フジエテキスタイルの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/fujie.htm

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

『HOULES(ウーレス)』の装飾タッセルを始めとしたウィンドゥ・アクセサリー演出事例。

2013年03月06日

2013年3月2日から4回に分けて掲載致しました、輸入住宅における、ウィンドゥ・ファブリックの納品事例では、フランス・『HOULES(ウーレス)』社の高級タッセルを始め、各窓辺に合わせた魅力的なタッセルやアクセサリー、小物を居室ごとに紹介しております 。

本日はそのまとめとして、「窓周りのアクセサリー」の記事カテゴリーのアーカイブをご覧いただかれている方のために、ダイジェスト版で「装飾タッセル&アクセサリー」を用いた演出事例のまとめをご紹介させていただきます。

なお、各居室の詳細なコーディネート事例は、以下の個別紹介の最後に、2013年3月2日から始まっている特集(記事カテゴリー「装飾バランス」)のURLをつけておりますので、それぞれ個別にご覧ください。

 

『ゲストルーム』のスタイル・コーディネート。

2013.3.2.1

『デザイナーズギルド』と『FISBA』の高級ファブリックを組み合わせた、スタイル・コーディネート。

 

2013.3.2.10

フランス・『HOULES(ウーレス)』社の高級タッセル。

 

2013.3.2.4

「ベッド・リネン」と、インテリアを引き立てる「スタイル・クッション」のコーディネート。

「ゲストルーム」のスタイル・コーディネート事例・詳細ページ。
http://mitsuwa-i.com/blog/?p=3286

 

 

『主寝室』のスタイル・コーディネート。

2013.3.3.2

『FISBA(フィスバ)』の上質なベルベット生地。

 

2013.3.3.5

『シングル・ボウ』タイプの「スワッグ&テール」バランスの魅力。

 

2013.3.3.6

2013.3.3.11

「上飾り」に引けを取らない魅力のある、ドイツ製『真鍮・装飾カーテンレール』。

 

2013.3.3.8

『FISBA(フィスバ)』の上質なベルベット生地をメインに使用した「主寝室」を飾る装飾アクセサリー。

「主寝室」のスタイル・コーディネート事例・詳細ページ。
http://mitsuwa-i.com/blog/?p=3305

 

 

『子供部屋』のスタイル・コーディネート。

2013.3.7.

「子供部屋」の窓は、2連の腰高窓でしたので、「ベット・リネン」と合わせて、美しい窓枠を額縁として魅せる、ダブル縦プの『ローマンシェード』スタイルで仕立てました。

 

2013.3.7.1

爽やかで大人びた、「グリーン」を基調とした子供部屋が出来上がりました。

「子供部屋」のスタイル・コーディネート事例・詳細ページ。
http://mitsuwa-i.com/blog/?p=3371

 

 

2つの『水周り室』のスタイル・コーディネート。

2013.3.5.13

「ドレッシング ルーム」の小窓を飾る、プチ・バランス付のスタイル・カーテン。

2013.3.5.11

 

2013.3.5.9

 

 

2013.3.5.3

2013.3.5.4

「トイレタリー」の小窓を演出する、洗練された「バルーンシェード」。

 

2013.3.5.14

『装飾トリム』を使って、更にドレスアップ。

2013.3.5.6

2013.3.5.7

水周りの「小窓」を飾る、スタイル・コーディネート事例・詳細ページ。
 http://mitsuwa-i.com/blog/?p=3325

 

以上、こだわりの「スタイル・カーテン」や「スタイル・シェード」と、その魅力を更に引き立てる、「装飾タッセル」、「装飾カーテンレール」、様々な「装飾アクセサリー」をダイジェストでご紹介して、4連載のブログ生地のまとめとさせていただきます。

 

当社・「装飾バランスとスタイルカーテン」の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/balance.htm

当社・『輸入オーダーカーテン』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

サンダーソン社のダマスク柄ファブリックで魅せる、英国グリーン&ブルーの寝室。

2013年03月05日

サンダーソン 寝室 コーディネート

3月2日の第一回目の「ゲストルーム(客間)」のウィンドゥ・スタイリングと、ファブリックコーディネート事例から始まった、こちらのお客様のこだわりのインテリア・コーディネート特集も、本日が最終回となります。
第4回目の今日ご紹介いたしますのは、『粋な大人の世界を育む、クラシカルな子供部屋』のファブリック・コーディネートです。

ちなみに、廊下の向こうに見える居室は、『デザイナーズギルド』のファブリックスを組み合わせた「ゲストルーム」です。
http://mitsuwa-i.com/blog/?p=3286

 

FISBA(フィスバ) SILVANA

ベッドスプレッドとコーディネートされた小窓の「ローマンシェード」の前幕は、適度な光沢感のある、グリーン・ブルーの発色が美しい、「ストライプ&ダマスク柄」のファブリック。
英国・サンダーソン社からの取寄生地です。

深い色使いなので、遮光生地ではありませんが、自然に朝の目覚めが迎えられ様な生地です(撮影時間は、晴れた日の午後の強い陽射しが差し込んでいましたが、午前中の日照では程よい採光となります)。

「ローマンシェード」の後幕のレース生地は、繊細なストライプの縦糸に、程よいシルバーのストライプラインがお洒落なFISBA(フィスバ)のオーガンジー・シアーです。
「ローマンシェード」は、その構造上の問題で、透けるレース生地などでは、縦に縫い付けられている昇降テープとコードが、透けて見えてしまいますが、縦ストライプのレースの場合は、生地の流れに馴染み易くなるため、お勧めの生地特製となります。

 

サンダーソン ダマスク ローマンシェード

 

「ローマンシェード」前幕および「ベッドスプレッド」生地

サンダーソン ベッドスプレッド


サンダーソン Leonara DLEOLE
*メーカー:英国・サンダーソン社
*生地品番:「Leonara」・DLEOLE 309
*生地組成:ポリエステル(55%),綿(45%) *生地幅:141.5cm
*柄リピート: 縦・35.5cm

 

「オーガンジー レース(シルバー、縦ストライプ)」

2016.4.15.8
*メーカー:『FISBA(日本フィスバ)』
*生地品番: SILVANA 13651
*生地組成:ポリエステル(85%),麻(15%)
*生地幅:330cm(横づかいレース)

 

以上、日本にいることを忘れてしまいそうになる、素晴らしいインテリアとウィンドウ・トリートメントの数々をご紹介させていただきましたが、美しいインテリアを外食や旅先での宿泊に求めるだけではなく、家にいる日常生活の中で長く味わいたい。 そして、出かけるよりも、人が集う魅力的な我が家を作り、そういう感覚を子供世代にも情操教育の中で教えていきたい。

国際化が進み様々な情報と製品が収集できる時流の中で、日本国内でもその様な意識を持たれている生活者が着実に増えてきていると感じました。

 

当社・「子供部屋」の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/shumi-1.htm

当社・『ローマンシェード』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

当社・『輸入壁紙の特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

 

文責: 梶川 完之
(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター・窓装飾プランナー)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

ドレッシングルームの「小窓」を演出する、バルーンシェードとスタイルカーテン。

2013年03月04日

2013.3.5.1

先日わたくしどもがお客様よりご指名をいただきました、注文・輸入住宅におけるウィンドゥ・スタイリング及びファブリック・コーディネート事例紹介、第3回目の本日は、いわゆる水まわりの、『ドレッシング ルーム(脱衣室)』と『トイレタリー(お手洗い)』のウィンドゥ・スタイリング事例となります。

それでは、まずは『ドレッシング ルーム(脱衣室)』からご見学させていただきましょう。

 

『ドレッシング ルーム(脱衣室)』のスタイル・カーテン。

2013.3.5.2

浴室に隣接する『ドレッシング ルーム(脱衣室)』の小窓(W36cm×H80cm)には、「マナトレーディング」が扱う『シビラ(5)』という生地に「上飾り」と「装飾トリム」を使用したスタイル・カーテンを納めました。

 

2013.3.5.12

この生地は、「風通織(生地の一部が2重組織となっている立体的なニュアンスのある織技法)」加工で仕上げられた、適度なプライバシー性のある柄物シアーレースで、比較的小さなパターン リピートが魅力のファブリックです。

また、上部に共布で製作しいている、『デュアル・デザインカット バランス』は、ストレート・スワッグの山を前後でズラした、2重仕立ての生地使いをしていますので、光の透過性を適度に抑制した、生地のパターンが日中でもはっきり分かるメリハリ感を出すことができるデザインとなっています。

 

2013.3.5.13

2013.3.5.11

そしてこの「プチスタイル・バランス」をエレガントに演出するために、クリアタイプの装飾「ブレード」をふんだんに仕様いたしました。

コンパクトな窓辺に、美しい光が立体的に採り入れられる工夫が凝らされています。

 

2013.3.5.9

なお、レース部分はシンプルに仕上げましたが、生地との相性の良い、パールホワイトの「ワイヤータッセル」と、「ふさかけ」の用途を持つ「スタイルマグネット」を併用して、スッキリとまとめました。

 

2013.3.5.10

「スタイル マグネット」は、「ふさかけ」としての役割以外にも、レースカーテンの裾をたくし上げて、自由なウェーブ・ニュアンスを気軽に表現できる。マルチ マグネットです。

磁力が強いコンパクト設計ですので、レース生地などにもスッキリとなじみ、複数使用すれば「バルーンシェード」を思わせるアレンジもできる人気アイテムとなっています。

『ドレッシング ルーム』の小窓が、居室全体に花を添える様に美しく仕上げられました。

 

『トイレタリー』の小窓には、『バルーンシェード』。

2013.3.5.8

次は、廊下をはさんで、『トイレタリー』のウィンドウ・トリートメントをご案内させていただきます。 クラシカルで装飾性豊かな「ドアサラウンド」の向こうに見える小窓がそれになります。

 

2013.3.5.4

FISBA フィスバ,アルテモン 14217 

『トイレタリー』の小窓を飾るレース生地には、FISBA(フィスバ)の「アルテモン(14217-717)」という、幅1mmほどの微細な縦方向への生地の流れが感じられる「ブラック・レース」を採用。
織りで仕上げられたストライプデザインは、まるでゴールドベージュに輝くパールが織り込まれた様な印象です。
太さの異なる2種類の糸から生み出される、独自の収縮効果は、バルーンシェードの様な立体的なデザイン表現にうってつけです。

 

2013.3.5.5

「バルーン シェード」が引き上げられて、生地の濃淡とボリューム感が増した、トップトリートメント調のイメージは、奥様お気に入りのスタイルです。

 

2013.3.5.6

2013.3.5.14

「バルーン シェード」の裾仕上げは、「フリル&トリム」スタイルで仕上げています。
装飾トリムには、マナトレーディングの『ヴィヴァルディボール02』をご採用いただきました。

 

2013.3.5.7

「フリル&トリム」スタイルの豪華な裾表現のクローズアップです。「バルーンシェード」のスタイルの特性を活かした立体的でランダムにトリムのボールが遊ぶ、美しい窓辺となりました。

『ドレッシング ルーム(脱衣室)』と『トイレタリー(お手洗い)』のウィンドゥ・スタイリング事例のご紹介いかがだったでしょうか?
小スペースの小窓でも、スタイリングと選定素材にこだわって、素晴らしいトータルコーディネートのアクセントとなることを私たちも今回の納品を通じて改めて学ばせていただきました。

 

当社・『装飾バランスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/balance.htm

当社・『バルーンシェード』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/baloon-1.html

当社・『輸入カーテンの特集ページ』
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

FISBA(フィスバ)のベルベットカーテンで演出する魅力的な寝室。

2013年03月03日

FISBA(フィスバ) ベルベット カーテン 事例

注文・輸入住宅におけるウィンドゥ・スタイリング及びファブリック・コーディネート事例紹介、第2回目の本日は、『主寝室』のウィンドゥ・スタイリングと、ファブリックコーディネート事例をご紹介させていただきます。

FISBA(フィスバ)の人気ベルベットを始めとしたこだわりのファブリックで豪華に寝室を演出いたしました。

 

「腰高窓」を「掃出窓」に見せたい。

FISBA(フィスバ) ベルベット ヴァレーゼ TA134

『主寝室』窓の規格は、3箇所の「腰高窓」ですが、お客様より、魅力的なファブリックと、魅力的なウィンドゥ・アイテムを駆使して「掃出窓」を思わせるダイナミックな窓辺を表現したいというご要望をいただきました。

 

FISBA(フィスバ) ベルベット カーテン 価格

お打ち合わせを経て、ベッドと対面する2対の腰高窓には、FISBA(フィスバ)の上質なベルベット生地をふんだんに使った、窓装飾をご提案。

主役となるウィンドゥ・スタイルには、天井と壁面を区分する、装飾「モールディング」で作られた「カーテンボックス」が冠の様に組み合わさる「ボウ・シングル」スタイルの「スワッグ&テール」バランスでデザインしています。

 

FISBA(フィスバ) ヴァレーゼ TA134

2016.4.15.6

FISBA VERESE カタログ

上飾りとスタイルカーテンに使用するファブリックには、綿とレーヨンによるなめらか起毛と光沢が魅力の「パイルダウンベルベット」として定評のあるFISBA(フィスバ)『ヴァレーゼ』より色番508を採用。

表情豊かな無地が、スワッグやプリーツの魅力である「ヒダの奥行」によるドレープ表現で独特の光沢と陰影のアンサンブルを奏でています。

ちなみに、ベルベットの裏地には同系色で深いトーンのポリエステル製のシルク調の生地をさりげなく合わせています。

 

FISBA(フィスバ),シルエット 14312

ベルベットと同系色の「装飾タッセル」には、英国・T&T社の大ぶりな1ツ房をさりげなく合せています。

 

2013.3.5.14

装飾バランス&スタイルカーテンのフレームには、マナトレーディングの「装飾トリム」より『ヴィヴァルディボール02』を採用。

装飾トリムが優美なスワッグの魅力を更に引き立てるアクセサリーの役割を果たしています。

 

 

FISBA(フィスバ) スワッグバランス

次に、美しい採光を楽しむシアーのご紹介。

 

FISBA シルエット 14312 レース

レースには、しっかりとした手持ち感と透明感のある風合いが魅力の美しい植物柄シアーをお選びいただきました。


選定生地は、FISBA(フィスバ)の人気レースとなっているオパール加工レースの『シルエット』・色番14312のです。

「オパール加工」とは、タテ糸とヨコ糸に使われる2種類の繊維のうち、一方の繊維を薬品で部分的に溶かすことにより、透かし模様をつける加工のことです。
ポリエステル(合成繊維)と綿(セルロース系繊維)の混紡生地では、酸に弱い綿繊維を硫酸などの溶液につけ、セルロース系繊維側を溶かすことにより、独特の透かし模様が作られます。綿繊維を溶解させて、ポリエステル繊維側を残す加工により、自然光を透過する腰窓部分と壁面部分のニュアンス表現をより味わい深く魅せることができました。

 

 

真鍮製・『装飾カーテンレール』の魅力。

FISBA・フィスバ ランデブー 14287

FISBA(フィスバ)』 装飾バランス

寝室・左側面の腰高窓は、入口からの視界に入る、ゴールドのベッドカバーや、真鍮製のシャンデリア照明との調和を楽しむコーディネートを考えました。

アンティーク家具やシャンデリア照明、ベッドカバーやクッションなどとの調和を引き立てるために、真鍮製装飾カーテンレールを使ったスタイル表現で、甘さを抑えた格調高い窓辺となりました。

 

フィスバ 寝室 ベルベットカーテン

2013.3.3.11

2013.3.3.10

ご採用の「真鍮製の装飾レール」は、ドイツ製『グローサ28』・Aキャップのダブルセット。⇒ ※現在は廃番です。

芸術性の高い「真鍮カーテンレール」のパーツとなるブラケットの円形デザインが、やはり真鍮製・シャンデリアを演出する「シーリングメダリオン」の円形装飾や、ゴールドのベッドカバーのデザインと調和しています。

 

 

『ベッド・リネン』
こだわりのアクセントを散りばめて。

FISBA(フィスバ) ベッドリネン

FISBA(フィスバ) ベットカバー

最後にベッドリネンのコーディネートを紹介。

 

 

2016.4.15.5

ベットカバーのサイズは、幅202cm×縦300cmで製作。
メインに生地幅144cmのFISBA(フィスバ)の『ランデブー』を1巾使い、左右のフレーム部分には、約30cmの同系色の無地調ファブリック組合わせたオートクチュールのベッドカバーです。

大小のクッションは、ベッドごとに5つずつコーディネートしてラクジュアリー感を演出。
カーテンと共布のベルベット・クッションは60cm角の大ぶりなサイズで仕立て、耳部分を「ロープ・フリンジ」で区分して、4方をソフトフリルで仕上げています。
小型のパイピング仕立てのクッションは、30cm角のコンパクトサイズで作り、使い易さを求めました。

 

FISBA(フィスバ) ベッドスプレッド

美しさの追求と心地良さに満たされたベッドリネンができあがりました。

 

FISBA(フィスバ) 英国風 カーテン

寝室の右側面(入口側)には、英国アンティーク家具が配されていますが、家具のトップ・デコレーションが、天井の装飾モールディングで作られた「カーテンボックス」で反映されています。

このようなこだわりを重ねあわせて、お客様の洗練されたセンスとこだわりを具現化した「主寝室」のインテリアが完成しました。

 


 

編集追記・「PART1」 

一般社団法人 『日本インテリアファブリックス協会』が、主催する『第5回・部屋mite投稿大賞』にて、お客様の投稿作品が、『優秀賞』を受賞されました。

 

『優秀賞』受賞作品: 『あま~い雰囲気を色で表現した主寝室』

f-2013.4.11.4

受賞作品紹介以下のURLからご覧いただけます。
https://heyamite.com/?p=3486

 


 

 編集追記・「PART2」

主寝室で使用いたしました、カーテン・レース・ベッドリネンの生地の販売元である、『日本フィスバ』の「公式 FACEBOOK(2013/4/16)」 に、今回の納品事例が掲載されました。

f-2013.4.18.1

f-2013.4.18.2

 


 

 編集追記・「PART3」 

フィスバ,ショールーム,ベルベット

日本フィスバの六本木ショールームの「ベルベット」コーナーの様子を撮影させていただきました。

 

2016.5.30.4

2016.5.30.2

こちらでは、「ヴァレーゼ」「ビスコンテⅡ」「ロレーヌ」といった、FISBAのベルベットでも特に使いやすい無地の中から選ばれた人気色を縫製品に仕立てて展示しています。
ショールームご来場のお客様には、ピックアップ生地サンプルをお土産にご用意するサービスもございますので、是非ご活用ください。

 

フィスバ,カーテン,カタログ

当社でも、打合せ用のカタログをご用意しておりますので、詳細はお気軽にご相談ください。

 

 

◆ 当社・「装飾バランス」の特集ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/balance.htm

◆ 当社・『輸入オーダーカーテン』の特集ページを見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

◆ 当社・『輸入壁紙の特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

 

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