マンションの「平面図」を見る限りでは広く見える居室も、いざ実際の内覧をしてみると、これはある意味仕方ないことなのですが、「構造梁と柱型」が多数存在して、木造家屋の様な直方体の間取りになっていないことで愕然とされるお客様は結構いらっしゃいます。
しかし大抵の方は、構造上の問題で仕方ないと諦めてそのまま入居される訳ですが、「やはりこのままでは新生活のストレスになる」、「構造梁と柱型の形状を逆手に取って、メリハリのあるインテリアにイメージチェンジできないだろうか?」というこだわりのあるお客様に支持されて我々は、そのご期待に応える提案と施工に努めております。
「主寝室」のリフォーム後の様子。
初回の内覧の際にお客様から、
『あの梁には・・・本当に驚きました。図面で見ていた想像以上というか・・・主人にも覚悟しておいてね と、話しました(^^;) 新築だと事前確認が出来ないのが難ですね・・・。 ましてや初めての購入だと分からない事だらけで・・・。』
との感想をいただいておりましたが、ミディアムグレー系の内装と巨大な構造梁のある居室を「主寝室」にするにあたり、平面図を見て考えていたインテリア計画に大きな狂いが生じ、あれこれ模索する中で、これを解決するために、天井との境界部分に白い「モールディング」を廻し、そして、濃いグレーの壁装を薄らげつつ、それを「味わい」に変える目的で、1面のみ、輸入壁紙による「アクセントウォール」仕上げとしようという結論とあいなりました。
しかし、その様に方針が決まればあとはお気に入りのコーディネートを決めてゆくだけでかなりのイメージチェンジが出来たりするものです。
配色のバランスもグッと改善され、逆に一種のメリハリさえ生まれました。
「リビング・ダイニング」のプチ・リフォーム。
次は、「リビング・ダイニング」のプチ・リフォームです。
こちらの壁装仕上げは白を基調としたものでしたが、こちらも「変形間取り」と「構造梁と柱型」のデザイン・デメリットを逆利用してモダンなリビング・ダイニングにリニューアルいたしました。
ダイニング側の梁下の「幅広の壁面をアクセント・ウォール」で区画して絵画的な演出を施しました。
「アクセントウォール」を背景として配置される家具やオーディオの見栄えが豪華になり、飾り付けなどの演出も楽しいものとなってゆくでしょう。
LDの「構造梁と柱型」が「チャームポイント」に変身。
「モールデイング」の装飾効果により、「出隅(でずみ)」、「入隅(いりずみ)」といったコーナー部分が逆に立体的で魅力的な形状へと変身していきました。
このレベルまでに仕上げる施工には、熟練の技と知識が必要ですがお客様の引き渡し時の笑顔を頂戴すると我々スタッフも仕事に熱が入ります。
今回もお客様に大変ご満足いただき、気持ちの良い納品となりました。
東京都 墨田区 マンション入居前 施工事例
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