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英国・Farrow&Ballの塗装と壁紙で仕上げた、マンション入居前リフォーム(LDK)。

こちらは、タワーマンション高層階にご入居予定のお客様邸における内装リフォーム事例より、「LDKリフォーム」編のご紹介です。
間取りの特徴を活かす


今回、工事をご依頼をいただいたエリアがこちら。
玄関・廊下からLDKに続く生活動線や各居室を、英国・Farrow&Ball(ファロー&ボール)の、「輸入壁紙」と「インテリアペイント」を絶妙に組み合わせて、お客様こだわりのインテリア・ベースを設えることになりました。
間取り(略図)からもお判りの様に、LD・寝室・DEN(納戸)を包み込むようにバルコニーが設計されている「角部屋」の特徴に着目して、内装の基本工事と併せて、LDに隣接するDEN(納戸)の間仕切り壁を取り払い、ゆったりとしたLDへ拡張させるリフォームも実施することになりました。

こちらは、LD(リビング・ダイニング)と引き戸で仕切られたDEN(納戸)エリア。
間仕切り壁を取り払うことで、LD側の2つの掃き出し窓に加えて、DENの掃き出し窓からもバルコニーにアクセスできるようになり、空間の開放感とバルコニーの魅力がより一層引き立ちます。
LDのメイン壁には、Farrow & Ball(ファロー&ボール)の輸入壁紙『Rivelli Trellis XArchive』を採用。
一見シンプルなダイヤ柄ながら、微細な小麦粒を組み合わせて格子を描いた繊細なデザインが特長です。
今回は、落ち着いたグレーを基調とした「BP3110」をお選びいただきました。

Farrow & Ballの壁紙は、同社のペイントを用いて一枚一枚丁寧に印刷されているため、同じカラーで塗装された壁面や窓枠、建具との美しい調和を演出することができます。
塗料と壁紙が一体となった精緻なコーディネートは、日本製の壁紙や塗料では到底再現できないレベルの完成度を誇ります。
こうした細部への徹底したこだわりは、インテリアの先進国である英国においても、王室御用達ブランドとしてFarrow & Ballが高く評価されている理由のひとつです。

廊下からつながる天井、キッチンカウンター面の壁、そのハリの天井、間仕切壁を撤去した小部屋の壁装には、Farrow&Ball・ペイントより、『OVAL ROOM BLUE(NO.85)』を採用。
Farrow&Ballペイントで名づけられたカラーにはもととなる由来があるため、「オーバル ルーム(大統領執務室)」と名付けられた ブルーの塗料も、実際にVIP執務室で採用されたのでしょう。
低彩度のブルーとグレーの組合せは落ち着きのある空間演出に適していますが、公式の場だけでなく実生活の中でも使いやすいカラーとして人気のあるカラーです。

キッチン奥の壁装に採用された塗料は、「INCHYRA BLUE(インチャイラ ブルー)」 No.289 。
「INCHYRA BLUE(インチャイラ ブルー)」は、ジョージア州のInchyra Houseで採用された、由来あるカラー。
光源の当たり方によって青だけでなく緑の色調が強まって見えることもある不思議な配色が特徴です。
「間仕切壁」を撤去したDENとLDの壁装を変えることにより、奥まった小空間の存在感が引き立たせ、生活用途に合わせたインテリア表現に幅を持たせています。


マンションのように梁やコーナーの多い立体的な空間では、自然光や照明の当たり方によって、壁に美しい陰影や色の変化が生まれます。
中でも低光沢の塗料や壁紙は、直接・間接照明の演出を引き立て、空間に奥行きを与えます。
Farrow & Ball(ファロー アンド ボール)の壁装材は、天然顔料を使った深みのある塗料と、手仕事による風合い豊かな壁紙が特長。
その仕上がりの美しさは、世界中のデザイナーから高く評価されています。
本日は、様々な「光」の富みあわせと共に、繊細な色調と陰影の変化を味わえるLDKの内装リフォーム事例をご紹介させていただきました。
ミツワインテリア: http://www.mitsuwa-i.com/