築20年超の「輸入住宅」の改装にあたり、まず、居室面積の広い「リビング・ダイニング」と「玄関・階段・廊下」の主要な生活動線エリアに『ウィリアム・モリス』の作品を使った壁紙のリニューアルをご依頼いただきましたので、芸術的に生まれ変わった「Before~After」の様子をご紹介させていただきます。
「リフォーム前(Before)」の様子。
まずこちらは、内装リフォーム前の「白いビニール壁紙」仕上げによる壁装です。
特に、工期が遅れがちな新築物件において、柄物が主流である「輸入壁紙」の施工は、「吹抜け」など、施工難易度の高い居室などではもちろんですが、輸入取寄品の納期、天然素材を含む輸入壁紙の施工で必要な技術的配慮、柄合わせ、デリケートな下地調整など、様々な問題があるため、妙な話ではありますが、お客様のご要望とは裏腹に、施工会社から「輸入壁紙」の施工を拒まれることも多い様です。
LDでご採用の『輸入壁紙』。
『レスター(Leicester)』
そして『輸入壁紙』施工後の「リビング・ダイニング」リニューアルの様子です。
壁紙に『ウィリアム・モリス』の作品を使用することによって、壁装で空間全体を包む柄を楽しめる空間になりました。
「リビング・ダイニング」でご採用いただいた、『モリス商会(MORRIS & Co.)』の作品、『レスター(Leicester / 212543)』のご紹介です。
*ブランド: 「MORRIS & Co.」
*カタログ: 『ARCHIVE WALLPAPERS Ⅱ』収録
*作品: 『Leicester(レスター)』・色番: 212543
*作者: ジョン・ヘンリー・ダール(モリス商会)
『レスター』は、モリスの一番弟子である、ジョン・ヘンリー・ダールの作品で、モリスの1892年作である『バチュラーズ・ボタン』からインスパイアされた作品です。
アカンサスの葉とその下層に重なる小さな花と葉の繁みの大きな動きのあるデザインは、モリス・スタイルを見事に継承したものとなっています。
今回は、お庭の眺望との調和も意識されてこちらの作品をご採用いただきました。
生活動線の「玄関・階段・廊下』をダイナミックに演出。
『Bachelors Button(バチェラーズ・バトン)』
オープンスタイルの開口で、「リビング・ダイニング」との生活動線を結んでいる、『玄関・階段・廊下』エリアは、輸入住宅特有の、美しい階段のデザインと、ダイナミックな吹抜けを芸術的に演出するために、ストーリー展開でも結びつきの強い作品を組み合わせ、自然な流れで居室を区部することになりました。
*ブランド: 「MORRIS & Co.」
*カタログ: 『ARCHIVE WALLPAPERS Ⅲ』収録
*作品: 『Bachelors Button(バチェラーズ・バトン)』・色番:214737
*作者: ウィリアム・モリス(1892年作)
「邦題:やぐるまぎく」と名付けられた『Bachelors Button(バチェラーズ・バトン)』は、リビング・ダイニングの壁紙で使用している、ジョン・ヘンリー・ダールが手掛けた、『Leicester(レスター)』の手本となるウィリアム・モリス、1892年の作品です。
ちなみに、『Bachelors Button(バチェラーズ・バトン)』は、今年3月に、英国・サンダーソン社によるセミナーののち、国内リリースされた、「モリス・アーカイブⅢ コレクション(全3冊)」の中の壁紙コレクション『ARCHIVE WALLPAPERS Ⅲ』収録されている2015年の新作です。
当社では、これまでにリリースされた「アーカイブ・コレクション」全てのカタログをご用意しておりますので、窓周りから壁装まで、幅広いご提案が可能です。
欧米スタイルのインテリア・リフォームをご検討されている、「戸建住宅」や「マンション」にお住まいのお客様より多くのご相談を承っております。
当社・『輸入壁紙の特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm
当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm
ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/
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