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カーペット「リフォーム(敷き詰め工事)」の流れ(グリッパー工法)。

こちらは、春休み期間中に実施した教育保育施設施設におけるカーペットの張り替え工事後の様子です。
以下に張替リフォームにおける作業手順と納まりの様子をご説明させていただきます。

遊戯室でしたので、カーペットの張り替え工事の際に、「遊具」などはあらかた廊下に移動いただいておりましたが、非常に重量のある木製の「すべり台」があり、分解ができないように室内で固定されていたため、専用の家具移動工具を使用してリフォームをすることになりました。

なお、今回のリフォームでの変更点として、遊戯室から屋外に出る際の靴脱ぎ場の形状の納めが変形で、使い勝手が悪かったため、長方形の見切り形状に変更することになりました。

また、「肋木(ろくぼく)」と呼ばれる「梯子」状の遊具の裏の納まりを強化する施工を実施することにもなりました。

カーペットリフォーの開始日の様子。
まず、既存のカーペット及び、「アンダーフェルト」と呼ばれる下地の「クッション材」を撤去して、きれいに清掃をいたしました。

厚さ8mmのウレタンチップ製の下地用「クッション材」を固定しなが敷き詰めます。 クッション性が劇的に向上し、転倒時の衝撃緩和に効果的です。

遮音性能効果も高い、カーペットの下地材が張り上げられた様子です。
耐久性に優れた工事用カーペットの選定。


選定いただいたカーペットは、短い毛足でありながら土足での歩行(重歩行)にも対応する高耐久ナイロン繊維を使用。
豊富なカラーバリエーションの中から、明るい「ピンク」色をご選定いただきました。
キャスター付の椅子の使用頻度の高い、ホームオフィスや書斎などでもフローリングを傷めず安心してご使用いただける高強度が特徴です。
また、 遊び毛が出にくい、お手入れ簡単のメンテナンス性や、「光消臭」機能により、優れた抗菌、消臭機能を発揮します。
適度な遮音性と、もしもの時に安心な防炎機能付きなどの優れた機能が人気のロングセラーカーペットです。
カーペットの本格施工の様子。

幅、7.2mの部屋でしたので、2枚の長尺カーペットを「アイロン溶接ジョイント」工法で、強固に接合して丁寧に仕上げていきます。

2枚の長尺カーペットの「アイロン溶接ジョイント」箇所の継ぎ目を綺麗に仕上げるための「目通し」を行っている様子です。
作業は専用の鋏と工具を使用して行います。
これにより、長い距離でもカーペットの「アイロン溶接ジョイント」作業が美しく進行されます。
幅10cmの溶接用の「シーミングテープ」をカーペットの接合部の真下に中央分割になる様に敷設して、『アイロン溶接』を行います。
シーミングテープとカーペットを溶接するための専用のアイロンを使用しながら、熱によりテープの飴の様な硬いボンドを、一時的に適度な高熱で溶かして、ジョイントの隙間を寄せながら丁寧に溶接を進めています。
長さ約13.5mの2枚のカーペットの縦ラインの溶接が完了した様子です。
続いて、「靴脱ぎ場」部分の小面積部分のジョイント仕上げます。
カーペットの使用面積を節約する場合に良く実施されます。
変形部分のリニューアルも行い、きれいに溶接が完了しました。
次に、「肋木(ろくぼく)」と呼ばれる「梯子」状の遊具の裏のジョイントです。
両面テープに加えて、布用の速乾性ボンドを塗布して、溶接用アイロンの入らない狭小なスペースも強固に接合しています。
重量のある鉄製のカーペット工具を置いて固着させている様子です。
この様にして、「急所」部分の納めも丁寧に行います。
そして、最終段階のカーペットの「太鼓張り」作業です。
室内の外周方向に均一にテンションを掛けながら カーペットの敷き詰め作業を行いつつ壁際等の納めを丁寧に行っていきます。
カーペットのテンションは、通常「ニーキッカー」と呼ばれる、膝でカーペットの起毛を引っかけながら蹴り込むことによって伸長させる工具を使用しますが、大部屋やニーキッカーの使用できない、狭い部位では、特殊な「ストレッチャー」と呼ばれる、レバー伸長式の外来製の工具を併用することもあります。

この様な工程を踏まえながら、美しいカーペットの「敷き詰め工事」は行われます。
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/