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「サーキュラー階段(曲線階段)」を演出するカーペットの魅力と施工事例
3年ほど前に、カーペットの貼り替え工事のご依頼をいただきましたお客様より、再度工事のリピート受注をいただきました。
サーキュラー階段(曲線階段)を含む「変形間取り」で施工した赤いアラベスク柄のカーペットが、ゲストの方に大変好評だったとのことで、「フロアを変えるだけでこれだけインテリアの印象と評価が変わるのですね」と驚かれておりました。
こちらは個人邸ですが、お仕事でも使われる社交場にもなるため特に実感されたのだそうです。
ちなみに、日常生活では当然土足ではなく、「素足」または「スリッパ履き」でお使いいただく環境です。
3年前のご依頼時はご予算の兼ね合いもあり、ウールやナイロンと比較して価格が廉価な「ポリプロピレン」繊維のカーペットをお選びいただきましたが、やはり「足触り」の良さと、「弾力性」、「耐久性」に優れるウールやナイロンのカーペットに貼り替えてみたいという判断になられたとのことです。
以下、「第1期リフォーム」と今回の「第二期リフォーム」のBeforr~Afterをご紹介させていただきます。
「第1期リフォーム」時のご相談とイメージ

「第1次リフォーム」の際におうかがいした時は、約10年使用した「グレイ」の無地風・幾何学柄のカーペットを貼られていました。
新築当初に選ばれたやや無機質なカーペットでは、こだわりの「曲線階段」や「変形フロア」の意匠が活きてこないとのご感想でした。
カーペット施工部以外のフロア仕上げが「大理石」、壁装が「白の塗装」でまとめられていたため、印象的な模様替えとするためには、色柄を強調した冒険がある程度必要でしたが、お客様も当初は大胆にイメージチェンジする勇気が持てなかったため、「ベージュ」や「ダークグレイ」の色調を交えたご提案をさせていただきましたが、最終的にエントランスホールの吹抜けで使われている「バカラのシャンデリア」で使われているワインレッドを更に引き立てる明るく鮮やかなカーペットをご採用いただくことになりました。
「第1期リフォーム」の完成

そして、こちらが「第1期リフォーム」でご採用いただいた『アラベスク柄』が美しい、住宅用のレッド・カーペットです。
比較的安価なポリプロピレン素材でしたが、「ゴージャス」な雰囲気が演出されて、「バカラ」のシャンデリアとの相性も引きあがりました。
(※現在こちらのカーペットの販売は終了しています。)
「第2次リフォーム」
「自宅」と「商業空間」として完成
そして数年が経ち、今回の「第2期リフォーム」となりました。
まだまだ綺麗な「第一次リフォーム」のカーペットでしたが、お客様のご要望もあり、より高級感のあるウールを使ったカーペットで理想を完結させることになりました。
今回お選びいただいたのがこちらの「ワインレッド」のカーペット。
前回採用のカーペットより、少し深めの色調にしています。
ホテルや商業施設向けの高品質カーペットのみを受注生産している、国内メーカーの製品(日本製)ですが、こちらの柄はメーカー生産計画の都合上、いったん「欠品(品切れ)」すると、長期入荷待ちになることもあります。
(※現在こちらのカーペットの販売は終了しています。)
「曲線階段」の意匠をグレードアップ
今回お選びいただいたこだわりのカーペットのデザイン特性を考えて曲線階段のデザインを考えました。
下から見上げるとカーペットの「大柄」部分が、階段の立ち上がりで左右のカーブを描く割付けとしています。
2階から1階に下りる際に見える柄は、「大柄」が曲線階段の中心にきて緩やかなカーブを描く割付としています。
こういう「割付け」の工夫を考慮して納めるには、1段ずつカーペットをカットして仕上げるため、材料は余計に使いますが出来上がった時の美しさは格別で、「やはり第2次リフォームにトライして良かった。」とお客様も大変ご満足でした。

こだわりのあるカーペットだけあり、クラシックな意匠でありながら空間を選ばずフィットする格調高い色柄は素敵です。
来客を迎え入れる階段や廊下に更なる重厚感を醸し出しました。
しっかりとした密な織りが特徴の高品質・絨毯(じゅうたん)は、製法にこだわり 熟練した工程を経て生み出されます。
絨毯(カーペット)はスペックだけでは語ることができない独特の風合いを漂わせることを改めて感じた今回の事例でした。
ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/