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室内ドア、クローゼットドアの干渉に配慮したオーダーカーペット施工事例。

本日のブログでは、戸建住宅の子ども部屋における、フローリングを傷めない「置敷き」カーペット納品事例をご紹介します。
カーペットを施工した子供部屋は、将来、部屋の中央で間仕切りできる様に、室内ドアとクローゼットをそれぞれ2か所に設けられていました。
お客様からのご要望事項
(1)床暖房がないので、子供が小さいうちは、暖かくラグジュアリー感のある、ソフト・フロアとしての「置敷きカーペット」で過ごさせたい。
(2)10年程度は、1つの「子供部屋」として使える、耐久性にも優れたカーペットを選び、フロアの硬さを気にせず自由に活動し易い床仕上げにしたい。
(3)現時点での、居室面積が広いので、二人の子供が、明るく元気に過ごせる色調のカーペットを選びたい。
今回も、お客様のご要望と、現地でのご説明のもと気に入られた、程よい光沢のある「オレンジ」カラーと、柔らかな毛足のカーペットをご選定いただき、当社独自の『現場フイット施工』による、丁寧な採寸と施工作業による「オーダーカーペット」工事のご依頼をいただきました。
「オーダー・カーペット」の採寸作業。
「カーペット」の採寸の際には、mm(ミリ)単位の採寸を、部屋の隅々まで行いながら図面を起こし、その後、部屋の僅かな歪みや変形間取りを考慮した発注図面を起こして実際の施工にあたります。
工事における注意点。
今回の場合、床埋め込み型ストッパーは薄型のため、そのままカーペットで覆えました。

「室内ドア」と「クローゼット扉」の開閉に問題はありませんでしたが、ただ1点、「ドア側の埋込みストッパー」の最下部、約2mm程の樹脂プレートがカーペットに干渉(多少擦れる)する点が問題となりました。
この様な、納まりの仕組みですので、お客様とご相談のうえ、「ドア側の埋込みストッパー」のカートリッジを将来的な交換用にご用意いただき、現状のカートリッジ下部の樹脂プレートをカットすることで、今回のカーペット施工を実施するためのクリアランス(隙間)の確保の問題が解決しました。
新築住宅の室内ドアでしたので、今回はこの様な対応が出来ましたが、交換部材の入手できない様な古いドアの場合は対応が難しいかもしれません。

カーペット施工前に、干渉部分を取り除いた、ドア側の「埋込みストッパー」のカートリッジを交換している様子です。
『現場フイット施工』の魅力
「開口部」は美しい『オーバーロック加工』で納めます。
洋室側の「室内ドア」と「クローゼット折戸」もご覧のとおり、キレイに納まりました。

なお、フロア側に軸受けのレールがある「折戸」タイプのクローゼットドアの場合、スライドレールの軸受け固定の関係で、一定量以上の高さ調整ができませんので、クリアランスに見合ったカーペットを選ぶ必要があります。
「開口部の全体」の納まり。
「採寸精度」とそれに応える、工場側の加工精度の連携が揃うことで複雑な開口部を「オーバーロック加工」で納めることができます。
そのため、この加工に対応できるカーペットは、「寸法安定性」に優れた製品であることと、加工精度の良いメーカーの製品であることが求められます。
全ての開口部をオーバーロック加工で綺麗に納めています。
廊下側から見た、オレンジの発色が美しい、カーペットが敷かれた「子供部屋」入口の様子です。
「壁側」は、専用の工具と丁寧な手作業により、壁側に突き付けることで、糸のホツレを防止する、『現場フイット施工』で、「敷詰めカーペット」の様なイメージで丁寧に仕上げていきます。

以上の様な流れを経て、『フローリング』を傷めない美しい「オーダーカーペット」施工が完成いたしました。
季節柄、ご両親からお子様への「クリスマス プレゼント」の1つとなった様です。
本日は、こだわりの『子供部屋』のオーダーカーペット施工の様子をご紹介させていただきました。
ミツワインテリア:
https://www.mitsuwa-i.com/