本日のブログでは、
都内の「賃貸マンション」お引越し前に実施させていただきました、当社オリジナルの施工法(フローリングを傷めない『置敷き・現場フイット施工』)による、「オーダーカーペット」納品事例の様子をご紹介いたします。
全体・納品後の様子(after)
特に「玄関」エリアは、「折戸」タイプの靴収納もあり、変形間取りでしたが、『オーバーロック加工』の見切りの納まりもご覧の通り美しく仕上げられました。
玄関横の「寝室」も、室内ドアの下で見切り、ひと続きに納めました。
お客様のご要望と、ご採用製品のご提案
(1)程よい弾力性をあるカーペットを希望だが、「サイザル素材風」の印象が多少感じられるデザインの「置敷きカーペット」にしたい。
(2)賃貸物件なので、衝撃緩和やUVカット効果でフローリングを保護したい。
(3)幼児に優しい、「クッション性能」を持つカーペットで、転倒時の衝撃を予防したい。
(4)程よい「遮音性能」を持ち、耐久性にも優れたカーペットを希望する。
(5)高品質の「防ダニ」・「防虫」・「抗菌」加工の施された機能性にも優れたカーペットを希望する。
(6)「室内ドア」や「折戸」の開閉に支障のない厚みのカーペットでの施工を希望する。
事前のお問い合わせと、現地採寸打ち合わせ時のカウンセリングで、お客様のご要望をまとめさせていただき、採寸の合間に最終的な製品とお色をご選定いただきました。
今回の選定品は、お客様が現地で気に入られた、弾力性に富んだウール・カーペットでありながら、『サイザル風』のデザインとナチュラルな発色が魅力の、
『ハイ&ロー・ ループ』タイプのカーペットをご選定いただき、当社独自の『現場フイット施工』による、丁寧な採寸と施工作業による「オーダーカーペット」工事のご依頼をいただきました。
厳密な採寸作業
『玄関・廊下』エリアは、隣接する「寝室」、「リビング・ダイニング」は勿論のこと、「トイレ」、「洗面所」、「クローゼット」等の開口部との見切りを綺麗に仕上げる要所となるため、最も採寸に気を使うエリアとなります。
今回の事例では、連続する「居室」を間仕切る、室内ドアの下に、「凸状」の見切り材が使われていたため、ドア下で双方の居室の縁をかがり、「オーバーロック」を突き合わせる手法で納品を行うことになりました(仕上がりの様子は後述)。
毎回のことですが、採寸の段階では、mm(ミリ)単位の採寸を、部屋の隅々まで行いながら図面を起こし、その後、部屋の僅かな歪みや変形間取りを考慮した製作図面を清書してオーダーを行います。
※採寸・施工の手引き(参考例)
https://www.mitsuwa-i.com/carpet-fc.htm
「トイレ」と「洗面所」のドアの納めを見てみましょう。
カーペットを敷かない居室側の「開口部」は、適切な位置を境界とした、『オーバーロック加工』で納めます。
「廊下」エリアは、クローゼットもあったため、特に見切り縁の採寸が困難でした。 また、「壁側」は現地での仕上げによる、『現場フイット施工』で、多少歪んだ壁面もアジャストして仕上げます。 この様な過程を経て、「敷詰めカーペット」の様な演出で仕上げられた「玄関・廊下」のカーペット敷きが仕上げられました。
「LD」の入口部分も「オーバーロック」の縁が、居室を間仕切る室内ドアの下にくる様に納めると、ドアを 閉めた時の納まりが美しく仕上げられました。
この様な納まりとなります。
リビング・ダイニングの納まり
「LD」に関しても、「掃出窓」や「キッチン」の入口部分は、工場へのオーダーの過程で、「オーバーロック(縁かがり)」加工を製作してもらい、見切りを美しく、ホツレ防止を考慮した納めで仕上げています。
また「壁際」は、専用の工具と丁寧な手作業により、壁側にフィットさせることによって、糸のホツレを防止する納めをさせていただいております。
この様にして、今回も『フローリング』を傷めない美しい「オーダーカーペット」の施工が完了いたしました。
施工難易度が高い工事のため、少数精鋭対応の当社としては、他の工事との兼ね合いで、日程の調整をいだくこともございますが、こだわりのあるお客様からのご要望をいただいております。
◆当社『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm
◆参考・当社『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm
ミツワインテリア:
https://www.mitsuwa-i.com/
- 「カーペット」施工事例
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- at 1:01 PM
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