本日は、都内の「賃貸マンション」お引越し前における、
フローリングを傷めない「置敷き」による,
当社オリジナル・『現場フィット施工』
での「オーダーカーペット」納品事例の様子をご紹介いたします。
① お客様のご要望事項のまとめ。
「LD」&「寝室」編。
現地お打合せ前に、メールでいただいた「平面図」と、お電話でお聴きした希望施工エリアや素材、お引越し前の採寸・納品スケジュールを確認させていただきました。
その後、参考お見積り案をご確認いただいたうえで現地に、打合せ用のサンプルとカタログをお持ちしておうかがいさせていただきました。
お客様のご要望事項のポイントは以下の4点でした。
(1)「ホテル・ライク」で「敷き詰め」仕上げ風のラグジュアリーな「置敷きカーペット」にしたい。
(2) 賃貸物件なので、衝撃緩和や傷防止、UVカット効果等でフローリングを保護したい。
(3) 「足触り」,「手触り」の良い素材で気軽に寝転がっての昼寝ができる様なフロアにしたい。
(4)「保温性」に加えて、「床暖房」にも対応した、製品と施工方法で納めて欲しい。
今回も、これからお住まいになる居室の内装色と、ご入居後に揃う「家具」の色や「照明」の雰囲気などのご相談をさせていただき、最終的には当社で採用実績の多い、程よい光沢によるラグジュアリーな発色と、「セミ・ラグ」に近い、柔らかな毛足のカーペットをご選定いただきました。
そして、本製品を採用して当社独自の『現場フイット施工』による、丁寧な採寸と施工作業による「オーダーカーペット」工事のご依頼をいただきました。
◆『厳密な採寸施工』で仕上げるオーダーカーペット。
当社オリジナル・『現場フィット施工』の魅力。
「Befre~After」でご紹介する、『現場フィット施工』のポイント解説。
こちらは、大理石の廊下から入る、「リビング・ダイニング入口」の様子です。
ドア下の「開口部」は、事前に工場で加工を行った美しい『オーバーロック加工』を施しています。
大理石の色調に合わせた光沢と美しいカットタイプの毛並が魅力のオーダーカーペットを納めることになりました。
◆「LDとキッチン」をセパレートする見切り仕上げ。
「キッチン・エリア」の開口も同様に「オーバーロック加工」で美しく見切ります。
◆ 特殊な「開口部」との境界の納め。
LD奥・「ベランダ・ドア」の居室側には、「横引きスライド網戸」が設置されていました。
この部分は、厳密な見切りを要するため、ドアの開閉に支障が生じない、程よいクリアランスを確保したうえで、専用『ゴム見切材』を使用してすっきりと特殊な開口部の納めをいたしました。
採寸の際に「横引きスライド網戸」に専用『ゴム見切材』で仕上げられたサンプルを当てて、開閉確認を行っている様子です。
実際の納品の際もシュミレーション通りに納まりました。
◆「LD」と「寝室」の間仕切ドア下でジョイント。
「リビング・ダイニング」と「主寝室」のフロアを『置敷きカーペット』でひと続きにしたいというご要望をいただきました。
当初、「寝室」はフローリングのままでも良いかなとのことでしたが、選定されたカーペットの素材感を気に入られたことと、開放感のある居室のレイアウトをご検討いただいた結果、寝室側のドアの下で、ジョイントする納めでまとめることになりました。
『オーバーロック(縁かがり)加工』や、『特殊ゴム見切材』によって、縁のホツレ防止しつつ美しく納める部分と、専用の工具と丁寧な手作業により、壁側にフィットさせることによって、糸のホツレを防止する「壁際の納め」を使い分けながら『現場フィット加工』が仕上げられていきます。
「寝室」は5.6帖程度の広さでしたが、ドアを開口するだけでどちらのフロアから見ても開放感の感じられる納まりとなりました。
②『書斎』 の採寸・施工 (Berore~After)
「音楽製作」のお仕事をされているご主人の書斎(ワークルーム)には、「遮音性」・「吸音性」に優れた『ウールカーペット』をご採用いただきました。
足触りが良く、特に冬場に足元が暖かく感じられる書斎にしたいとのことでした。
こちらの遮音カーペットは、長期間のご使用において遮音性能(クッション性)の維持に必要な、『弾性回復力』に優れた「ウール(羊毛)」繊維を、特殊に遮音フェルトと併用して作られたカーペットです。
また、それ以外にも、優れた「保温性(SA等級)」、「防虫・防ダニ・抗菌」加工が施されている、快適性に優れた高品質ウールカーペットとして当社での施工実績が多い人気製品です。
サンプルの踏み心地にご満足いただき、頻繁に使用する「W.I.C(ウォークインクローゼット)」の中もジョイント施工で追加することになりました。
開口部の「オーバーロック加工」、ドア下のジョイントを含めた『現場フイット施工』にて「書斎」のカーペット施工が出来上がりました。
部屋の間取りを考慮して、カーペットを適切に「幅継ぎ(ジョイント)」しながら納めるには、採寸・施工を通じて長年の経験を活かしながらの慎重な作業が必要です。
毎回のことですが、採寸の段階では、mm(ミリ)単位の採寸を、部屋の隅々まで行いながら図面を起こし、その後、部屋の僅かな歪みや変形間取りを考慮した製作図面を起こしてオーダーしています。
※採寸・施工の手引き(参考例)
https://www.mitsuwa-i.com/carpet-fc.htm
賃貸住宅の『フローリング』を保護しながら、足触りと保温性の良い「オーダーカーペット」で敷き詰めるインテリアの魅力。
施工難易度が高い工事のため、少数精鋭対応の当社としては、他の工事との兼ね合いで、日程の調整をいだくこともございますが、こだわりのあるお客様からのご要望をいただいております。
◆ 当社『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm
◆ 当社『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm
ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/
- 「カーペット」施工事例
- Trackback(0)
- 「賃貸マンション」ご入居前の保温対策。オーダーカーペット敷き詰め事例。 はコメントを受け付けていません
- at 4:55 PM
- posted by 管理者