営業時間 10:00〜18:00
【※店舗休業日・毎週(水)(日) ご相談により臨時営業対応可。】
賃貸マンションをホテルライクにカスタマイズさせる、オーダーカーペットの魅力。

賃貸マンションにご入居されたばかりのお客様よりご依頼をいただき、LDK全体に「オーダーカーペット」の施工をさせていただきました。
カーペットを敷くことによって、買い揃えた家具も引き立つ「ホテルライク」なラグジュアリーに仕上げたいとのご要望です。
施工前(Before)

意匠性に優れた大理石仕上げの玄関・廊下部分はそのまま活かし、LDKのフローリング部分については、素足でくつろげるような足触りの良いカーペット仕上げをご希望いただきました。
今回は、フローリングを傷めない「床養生」の役割も果たす、特殊な置き敷き工法によるカーペット施工をご提案しています。
壁の周囲に施工副資材(グリッパー)を打ち込み、ニーキッカーでテンションをかけて仕上げる一般的な「太鼓張り」とは異なり、本施工はカーペットの固定やジョイントが難しいため、通常は家具のない「お引越し前」の状態で行うことが多い工法です。
ただし例外として、集合住宅での生活音(お子様の足音やペットの鳴き声)に関する苦情への対策として、「遮音カーペット」を敷く必要がある場合は、家具を移動しながら住まいながらの施工を行うケースもあります。
この工法では強固な固定ができないため、発注時の正確な採寸と、メーカー工場との緊密な連携が不可欠です。工場で裁断されたカーペットは再びロール状に巻かれて納品されるため、現場では巻き癖による歪みを補正し、正確な形状へと戻す調整を行います。
そのため、どのメーカーのカーペットでも対応できるわけではなく、現場状況に応じた製品選定と対応が必要になります。
足触りの良い「ウールカーペット」
魅力的な付加価値機能にご注目
こちらは、今回ご採用いただいたカーペットの選定色。
「置き敷き」の特殊工法で使用するカーペットには、寸法安定性に優れた製品を選ぶことが重要です。
当社では、床暖房に対応し、遮音性能を高める「フェルトバック加工」が施された製品を推奨しています。
特に遮音性の高いカーペットに「ウールカーペット」が多い理由は、長期間の使用でも弾性回復力(へたりにくさ)が維持され、遮音性能の劣化が少ないという素材特性にあります。
一方で、基布の遮音性だけでは十分な性能維持が難しいため、アクリルやポリエステル素材のカーペットは採用例が少なくなっています。
優れた「保温性」と「調湿性」に加えて、「弾性回復力」に富んだウールカーペットを採用するメリットは、冬場の暖かさや夏場のさらりとした触感だけでなく、柔らかな足触りや適度の遮音性も得られるところにあるわけです。
施工後(After)


納品後の様子。
大理石のフロアとフローリングの境界となる室内ドアの手前は「オーバーロック」の縁かがりで綺麗に納めています。
今回は、壁を隔てて廊下と平行にレイアウトされている「キッチン」もカーペットで納めています。
LDKに奥行きが感じられます。
ヨーロッパの輸入家具でまとめられた優雅なLDKの設え。
「ホテルライク」のラグジュアリーなインテリア演出に、オーダーカーペットの相性は抜群です。
ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/