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川島織物セルコン「モリスデザインスタジオ」の新作|ローズ(ROSE)・バウアー(BOWER)・トレント(TRENT)・メイズカバーレット(MAY’S COVERLET)

ミツワインテリアでは、川島織物セルコン「MORRIS DESIGN STUDIO」・2025年の新作を丈240cmの縫製品でご用意いたしました。
川島織物セルコンが2000年から25年にわたり定期的にリリースしてきた「モリスデザインスタジオ」は、現在、全43作品(厚地30点・シアー13点)を展開する人気シリーズへと成長しています。
当社では、その全ラインナップを縫製サンプルで常設展示しており、現地での出張打合せ時にも実際の生地感をご覧いただけます。
今回のブログでは、2025年の新作コレクションを2回に分けて、展示品を交えながら詳しくご紹介いたします。
「モリスデザインスタジオ」とは

「モリスデザインスタジオ」(MORRIS DESIGN STUDIO)とは、19世紀英国のデザイナー、ウィリアム・モリスの精神と美意識を現代に受け継いだ川島織物セルコン発のファブリックブランドです。
サンダーソンデザイングループ社のライセンスのもと、川島織物セルコンの織物技術で定期的にリリースを続けている本ブランドは今年で25周年目を迎えるロングセラーブランドに成長しました。
ブランドのコンセプトは、糸の染色・配色・織設計まで自社で手がけ、織物ならではの奥行きと立体感、豊かな色彩を追求にあり、工芸作品のような緻密さと温もりを感じるファブリックは、ウィリアム・モリスが掲げた「美しい暮らし」の理念を今に伝え、自然のモチーフと手仕事の精神を現代の住空間に調和させながら、100年以上経った今も人々を魅了し続けています。


2025年の新作では、明るくみずみずしい印象のファブリックを中心に、全9柄11アイテムが新たに登場しましたが、本日は第1回として、モリスの盟友エメリー・ウォーカー邸からインスピレーションを得てデザインされた『ローズ(ROSE)』、『バウアー(BOWER)』、『トレント(TRENT)』、『メイズカバーレット(MAY’S COVERLET)』の厚手4作品(全6配色)とシアー3作品をご紹介させていただきます。

これらの作品は、モリスのオリジナルデザインに宿る伝統の美しさを継承しながらも、エメリー・ウォーカー邸を彩ったカーテンや壁紙の意匠をベースに、川島織物セルコンならではの高精細な織表現と色彩豊かな刺繍技術によって、現代の住空間にも自然に溶け込む上質なファブリックとして再構築されています。
それでは以下、当社縫製展示品を交えた各作品のご案内です。
作品紹介
『ROSE(ローズ)』


最初に紹介する『ROSE (ローズ)』[MM3101]は、ウィリアム・モリスが1883年に家具用ファブリックとして手掛けた作品で、親友であるエメリー・ウォーカー卿の居間にも用いられていました。
チューリップとバラの花が優雅に咲き誇る中に、2羽の鳥が舞う生命感あふれる作風を、川島織物セルコン「モリスデザインスタジオ」の繊細な織りと豊かなグラデーションで現代に再現して、立体感と色彩美が際立つファブリックに仕上げました。
『BOWER(バウアー)』


次にご紹介する『BOWER(バウアー)』[MM3102・MM3103]は、1877年にモリスのデザインとして登録された作品で、咲き誇る花々と生命力に満ちた葉が織りなす、楽園のような情景が描かれています。
「モリスデザインスタジオ」では、ナチュラルな風合いのベースの上に、光沢のある糸を使った多彩な色使いで花々を際立たせ、華やかさと上品さが共存する仕上がりを目指しました。
重なり合う葉の表情には、織りの立体感と色彩の奥行きが巧みに表現され、空間に深みをもたらします。


『バウアー(Bower)』では、コーディネートシアーとなる刺繍レースのご用意もあります(MM3154)。

こちらは『バウアー(Bower)』のドレープカーテンとコーディネートした刺繍レースのイメージです。
組み合わせることで、窓辺に立体感と上質な統一感を演出します。
軽やかな透け感の中に繊細な刺繍を施し、クラシックな柄構成でありながらモダンな印象を併せ持っているため、モリスシリーズに限らず、さまざまなカーテンとのコーディネートをお楽しみいただけます。
『TRENT (トレント)』


次にご紹介する『TRENT (トレント)』[MM3104・MM3105]は、1888年にモリス商会が発表したプリント生地で、伸びやかなリピートと巧みに構成されたパターンなど、モリスらしい美意識が随所に感じられ空間に広がりをもたらします。
「モリスデザインスタジオ」では、生地のベースに、意匠糸と織りの工夫を凝らし、ナチュラルで味わい深いテクスチャーに仕上げています。


『TRENT (トレント)』でも、コーディネートシアーとなる刺繍レースのご用意もあります(MM3155)。

こちらは『TRENT (トレント)』のドレープカーテンとコーディネートした刺繍レースのイメージです。
ゆったりと伸びやかなベース生地にはナチュラル感を持たせ、柄表現で刺繍糸を2色使い、奥行きを持たせています。
こちらもクラシックな柄構成でありながらモダンな印象を併せ持っているため、モリスシリーズに限らず、さまざまなカーテンとのコーディネートをお楽しみいただけます。
また、刺繍レースとしては珍しい「防炎品」でもあるため、幅広い用途でお使いいただけます。
『MAY’S COVERLET・メイズカバーレット』


本日最後にご紹介するのは、『MAY’S COVERLETTRENT (メイズカバーレット)』[MM3106]で、こちらは、ウィリアム・モリスの娘、メイ・モリスが友人エメリー・ウォーカー夫人のために制作した刺繍作品の意匠をもとに織物として商品化されたデザインです。
川島織物セルコン〈モリスデザインスタジオ〉では、素朴さを残しながらも花々は少し華やかな色で、高級感が出るように緻密さを表現を目指し、リネン地に撚りの甘いウール糸で施されたクルーエル刺繍の雰囲気を立体感や温もりを織物で美しく表現するため、ベースにはナチュラルな風合いを持たせ、緑の縁取りにはウールライクのざっくりとした太めの糸を使用しています。


『MAY’S COVERLETTRENT (メイズカバーレット)』でもドレープカーテンとのコーディネートも可能な絵羽柄刺繍レースをご用意しています。
ロープ状の枠のデザインに加え、花の部分は刺繍ステッチを密に、葉の部分はシンプルな線で表現することで奥行きを演出。
さらに、太めの刺繍糸を用いて柄にボリューム感を持たせ、ラインに沿って丁寧なステッチを施しています。
こちらも、刺繍レースとしては珍しい「防炎品」ですので、幅広い用途でお使いいただけます。
以上本日は、川島織物セルコン「モリスデザインスタジオ」、2025年の新作より4作品のご案内を実際の縫製展示品のご案内を含めてご紹介させていただきました。
次回は、残り2作品のご案内をさせていただきます。
ミツワインテリアでは川島織物セルコンが2000年から25年に渡り定期リリースしている「モリスデザインスタジオ」、の現行コレクションを全点大型縫製サンプルでご用意しております。
縫製展示品は店内でご覧いただくだけでなく、お打合せ時に現地へお持ちして実際の窓辺でご確認いただける商談用サンプルとしても活用しておりますので、詳細はお気軽にご相談ください。

