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今回の工事は、英国インテリアに対する造詣の深いお客様が、都内に中古を求める際に、ゆったりとした洋書スタイルのインテリア空間へのリフォームを希望されたことからすすめられました。自宅にゲストを招く機会が多いため、リビングに隣接する洋室の間仕切り壁を取り払い、統一感のあるワイドリビングにしました。内装の仕上げは、壁面、天井面ともにフラットな、ルナファーザー・フリーズ(NO.741)の下地壁紙仕上げにし、英国の伝統的塗料
F&B(ファローアンドボール・ペイント)を塗装して仕上げました。

まず最初に、現状の壁紙をはぐるとかなり下地の損傷が激しい状態でした。第一段階として壁紙の裏打ち紙を剥がします。この部分が接着不良の場合、塗装仕上げをした際に壁面にふくれが生じ修復困難となりますので丁寧に除去作業を行います。

次に、ただ単に裏打ち壁を剥がすだけでは美しい仕上がりは到底望めません。サンドペーパーで表面の不陸(凹凸)をなだらかにします。

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