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『コリント式』の円柱装飾的な『コリント式』の柱頭
英国大使館の「円柱」は
『コリント式』のものでした。古代ギリシャ様式から伝わる「円柱」には、『ドリス式」、『イオニア式』、『コリント式』の3種類があり、ドリス式は太くて頑健、イオニア式は中庸の太さで優雅、コリント式は細くて繊細といった性格を持つが、同時に円柱の様式の違いを見分けるには、円柱の装飾に注目すると良いといわれています。「ドリス式」の柱頭は最も単純で、アバクスと呼ばれる方形の板状の部分と、エキノスと呼ばれる饅頭の様な丸い部分からなっている。「イオニア式」柱頭には、その両側にヴォリュートと呼ばれる渦巻状の装飾があり、「コリント式」の柱頭は、アカンサスという植物の葉と、蔓を模した装飾で覆われていて最も華麗な柱頭である。古代ローマ人たちもこの華やかな「コリント式」の柱頭を好んで用いたといわれています。

広大な庭園の中で「サンダーソン社」のファブリックをディスプレイ。 式典終了後のティーパーティーと庭園での野外ディスプレイイベント開催の様子です。

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