Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

ルーセントホームの「シェルシェード」。遮光(オパーク)と採光(セミオパーク)の組合せ事例。

2016年10月05日

本日のブログでは、一年を通じての「断熱性(遮熱・保温)」と日々の「日照(採光・遮光)」調整の組合せ自由度が好評の、『ハニカムシェード(ダブルタイプ)』より、「採光(セミオパーク)」セルと「遮光(オパーク)」セルの組合せ納品事例をご紹介させていただきます。

 

ダブルタイプの「ハニカムシェード」。

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今回、リノベーション・マンションご入居時に、LDKと寝室でご採用いただいたのは、ハニカムシェードの中でも豊富な製品バリエーションを持つルーセントホームの『シェルシェードより、昇降コードを使わないユニークな操作機構が人気の「コードレス・ダブルタイプ」です。

ベランダへの「出入り窓」、ダイニングの「出窓」、転落防止ポールの付いている「腰高窓」などございましたが、全て窓枠内に内付ですっきりと納めることができました。

 


 

『シェルシェード』ダブルタイプ。
「コードレス」操作でスタイリッシュに。

ルーセントホームのメーカー動画でもご覧いただける、『シェルシェード』コードレスタイプ、のイメージ動画はこちら。

「コードレスタイプ」とは、従来型の昇降コードやループコードを使わずに、シッャターを上げ下げする要領で本体の昇降を行うことができるコンパクトな昇降システムです。
コードレスにすると手が届かない様な窓で使用することは稀ですが、問題なく昇降操作できる窓での採用実績が高い製品で、概ね、取付高200cm位までの窓での採用事例が多いです。

 

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今回の取付高は、フロアから200cmで、大人の方の操作には支障がなかったため「ダブルタイプ」仕様でご採用いただきました。

 


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ちなみに、「コードレス」タイプの操作仕様の中には、シングルタイプの「コードレス・トップオープン」で製品上部の完全採光を楽しむ製品と、生地の切り替えにより、断熱、調光、プライバシー対策の幅が広がる「コードレス・ダブル」があり、「断熱・空調」対策を重視されていた今回の事例では、そのベストプランとも言える「オパーク(遮光)」セルと「セミオパーク(採光)」セルの組合せによる「コードレス・ダブル」タイプで納めています。

 

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TVとベランダに面しているリビング窓では「コードレス・ダブル」タイプを中央2分割に分けて設置しました。

2分割設置のメリットは、TV側に近い窓面を調光しながら、自由な出入りや換気などもすることができます。

 

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また、気象条件に併せて、「オパーク(遮光)」生地割合を増やした調光や断熱(遮熱・保温)も自由に行えます。

 

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この様に窓枠内にすっきり納めることにより、スタイリッシュ派のお客様が一日を通して心地よく感じられるインテリアが出来上がるようです。

 


 

ルーセントホームの『シェルシェード』。
「ハニカム構造」セルの特徴と用途。

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本事例で組合わせたセルのタイプの特徴についてまとめてみましょう。

本体上部に「オパーク(遮光)」セル、下部に「セミオパーク(採光)」セルを配した、ダブルタイプとしては最も「断熱性」を高めた組合せとしました。

 

「オパーク(遮光)」セル

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「オパーク(遮光)」セルは、ハニカム(蜂の巣)構造セルの内側にアルミニウム素材を使っていることと、昇降コードがセル内部に通されている製品特性により、製品本体部分については「完全遮光」を得られるのが特徴で、オパークセルのシングルタイプを寝室窓で「シッャターの代用」として使われることもあります。

「遮光」というと、『寝室』での使用をイメージする方が多いと思いますが、リビング・ダイニングでの使用の場合であれは、就寝時や、夏冬の外出時に「オパーク(遮光)」セルを降ろしておくと、室温の上昇や低下を抑える事ができるというメリットがあります。

 

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また、セルの中で最も高い「断熱性(遮熱・保温)」を持つため、強烈な「西日」の入る窓や、冬場の保温性が求められる「寒冷地」の窓などでは、本事例の様に、「セミオパーク(採光)」や「シースルー(レース)」とのダブル使いで組み合わせ使われることも多いセルタイプとなります。


  
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  当社ご来店のお客様には、実物サンプルを使って店内外でのデモンストレーションをしていただき、最終的には現地の窓辺で「セルタイプ」や「選定カラー」を含めたご検討をいただくケースが多いです。


 

「セミオパーク(採光)」セル

「セミオパーク(採光)」セルは、ハニカムシェードの中で最もスタンダードな生地タイプです。

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こちらは、真夏の「直射日光」のもとでの体感デモンストレーション。
極端な実証ではありますが、強烈な眩しさと猛暑がすっと和らぐ過程を感じていただくことができます。

かつて、寒暖の激しい地域(アメリカ)にある「温室(ガラス窓)」の室温調整の補助装置として考案されたものが「ハニカムシェード(セミオパーク)」の原形です。
「蜂の巣(八角形)」型のセルの中に空気層を内包させることにより、光を採り入れながら、一日を通じての寒暖の変化に効果的にも機能した実績が評価され、現在は、住宅用の窓周り品としても世界的に愛用されています。

また、複層構造のセルがもたらす、柔らかな採光は、窓辺の日除けという意味以外に、窓辺を「照明」と見立てた場合の「シェード(笠)」の機能を満たすため、「セミオパーク(採光)」セルは、ハニカムシェードのセル展開の中で、最も実用性とインテリア性に優れたファブリックと言われています。

ちなみに、「オパーク(遮光)」と「セミオパーク(採光)」セルの裏側は、どのメーカーの生地色も「白」の不織布仕上げとなっており着色されていません
イメージとしては、プリーツのついた「白い障子(しょうじ)」の様な印象なので、外部からの見た目は控えめなものになるのが特徴なのですが、セミオパーク生地の場合は、裏側の白い生地の柔らかな発色が手前のセル色の立体的な雰囲気で引き立てる効果があります。

「遮光」や「シースルー」を必要としない、眺望重視の窓辺では、シングルセルの「トップオープン」タイプで使われることも多いのが「セミオパーク(採光)」タイプの特徴です。
⇒ 「トップオープン」タイプの事例 

 

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本事例、「ダイニング」での使用イメージ。

食事などの団欒時での自由な採光や換気はもちろん、リビングで寛がれている生活シーンでは、遮光により、TV(モニター)への光の照射をカットすることもできます。

 

 

「シースルー(レース)」セル

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参考までに、インテリア性を豊かにするコーディネートとして愛用される「シースルー(レース)」セルとの併用もおすすめです。
メッシュ生地である「シースルー」には、オパークやセミオパークほどの断熱性(閉塞性)はありませんが、程よい眺望とレース特有の優しい光のコントロールを楽しむことができます。
⇒ 「シースルー」セルの事例 」。

 


 

『シェルシェード』ダブルタイプ。
LDKでの納品事例・まとめ。
 

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ダブル・セルを畳み上げて、開放的に窓辺を使用するイメージ。


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状況に応じた、自由度の高い日照調整と断熱、プライバシーコントロール。

 

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ネイビーを基調としたお客様こだわりの窓辺。
夜間や、外出時には効果的な「断熱」・「プライバシー」対策ができます。

 

一日を通じて明るい陽射しが入る、LDKの窓。

お客様の目指す、スタイリッシュなインテリアの魅力を活かしながら、ダブルタイプ・セルの効果的な使い分けにより、快適な採光と断熱の調整と、効果的な冷暖房効率の向上確保することができました。

窓の用途や状況により、シングルタイプとの併用や、異なるセルタイプとの併用も楽しめる『ハニカムシェード(スクリーン)』を様々な生活シーンで是非ご検討ください。

 


◆ 当社・『ハニカム シェード(スクリーン)』の特集ページ。

https://www.mitsuwa-i.com/honeycomb.html

 

ミツワインテリア:https://www.mitsuwa-i.com/

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陽当たりの悪い『主寝室』窓を明るく。大人のカーテン・コーディネート事例。

2016年10月02日

本日のブログでは、『主寝室』のL字窓における、「カーテン&レース」と「装飾タッセル」のコンビネーション納品事例をご紹介いたします。

通路側 寝室 カーテン

まずは『主寝室』L字窓での、カーテン&レースの納品後の様子です。

一般的なマンションの間取りは、戸建住宅の様な2階建て以上の間取り構成を伴わないワンフロア構成のため、共用通路のある玄関から入り、陽当たりの良い「リビング・ダイニング」へと動線が伸びていますが、共用通路側にある居室はマンションという構造上、余り陽当たりが良くない場合が多いです。

しかし、そういう日照条件のお部屋だからこそ、『主寝室』に「客室」の様な寛ぎと癒しの要素を積極的に採り入れたいと考える方は大勢いらっしゃいます。

今回の納品事例も、コンセプトは「大人の上質な落ち着きと癒し」がテーマで、ご来店時に選定いただいた縫製サンプルを、打合せ時にお持ちしてから納めさせていただきました。

 

 

色彩豊かな『刺繍レース』でL字窓を立体的に表現。

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メーカー: スミノエ
カタログ名: 『U-life』
生地品番: U-4011

L字窓でご採用いただきましたレースは、スミノエの「U-4011」です。

寝室 カーテン 明るくしたい

こちらの生地は、グランドの「ボイル」地の裾エリアに、細やかなデザインと配色豊かな「お花畑」柄の刺繍が施されたファブリックで、以前のブログ紹介事例では、レースを前幕に配した『フロントレース・スタイル』でご紹介をさせていただき、以来、お客様からも反響の多い生地です。

http://mitsuwa-i.com/blog/?p=3904
今回の「L字窓」での演出でも、立体的になる窓の特性を活かして、刺繍デザインの美しさを引き立てることができました。

 

 

夜の「主寝室」を演出するカーテンは、
ベルギー製・『ダマスク柄』ファブリックで。

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メーカー: 五洋インテックス
カタログ名: 『インハウス』
生地品名:『リシュブール』
生地品番: IH233(03)

生地原産国: ベルギー

 

五洋インテックス リシュプール

今回、主寝室でご採用をいただきましたのは、五洋インテックスのカタログ「インハウス」より、「ダマスク紋様」がベルギー製の輸入生地として人気の高い『リシュブール』よりIH233(03)番色です。

 

五洋インテックス IH233

発色の美しいグランドに格調高い「ダマスク柄」が描かれた、人気のファブリックです。

 

五洋インテックス リシュプール IH233

こちらは、今回ご採用のカーテン&レースに合わせた『装飾タッセル』のコーディネートの様子。

 

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当社には『リシュブール(IH233)』・全色(4色)の縫製サンプルをご用意しておりますので、様々なバリエーション展示をご用意しております「装飾タッセル」との組合せをお楽しみいただけます。

 

この様に、「窓」をファッションの装いでコーディネートするという考え方は、お洒落好きなお客様からはご好評をいただいております。 

 

◆ 当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

 

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五洋インテックスのドイツ製ファブリックでカーテンとローマンシェードのコーディネート。

2016年10月01日

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こちらは、「ワークルーム」にご採用いただくカーテンに合わせて、小窓用の『ローマンシェード』の提案を、「柄(パターン)出し」の配分イメージの提案をさせていただきました納品事例です。

 

カーテン生地の選定

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今回ご採用いただきました生地は、五洋インテックスのカタログ「サザンクロス」収録のドイツ製人気ファブリック『ララ』SD-5138です。

『ララ』は、カラフルな横ボーダーとナチュラル・リーフのさりげないパターン柄の組合せが素敵な 生地で、全3配色のカラーバリエーションをご用意しております。

 

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メーカー:五洋インテックス
生地:SD5138・『ララ』・ドイツ製
カラーバリエーション・・3色
生地幅:142cm 生地組成: ポリエステル(68%)、アクリル(32%)・ウオッシャブル
柄リピート:タテ:49.5cm、ヨコ:35.5cm
生地価格: 5,800円/m(4,080円/㎡・税別)

 

 

「 ローマンシェード」の納品イメージ

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五洋インテックス SD5138 ララ

納品時の「小窓・ローマンシェード」の柄出しの様子。

小窓は、内寸がW60cm×H70cmのコンパクトサイズでしたので、『ローマンシェード(プレーン)』を引き上げて畳んだ時の状態において、グリーンの「横ボーダー」色がメインに見えるのカラーバランスらしつつ全体のバランスを決めていきました。

 

五洋インテックス ララ カーテン

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日中の午後にカーテンを開口し、『ローマンシェード』部分を閉じている様子です。
ナチュラルテイストの爽やかな印象の窓辺とお部屋に仕上がりました。

 

以上、本日は、オーダーカーテンと合わせてコーディネートした、「小窓」用の『ローマンシェード』の提案事例をご紹介させていただきました。

 

当社・『ローマンシェード』の特集ページ
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装飾バランス・「スワッグ&テール・ジャボ(ネクタイ)付」スタイリング事例。

2016年09月23日

本日のブログでは、『装飾バランス』のスタイルの1つである、「スワッグ&テール・ジャボ(ネクタイ)付」スタイリング事例の提案施工をご紹介させていただきます。

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まず、最初に納品後の様子。

天井にある「カーテンボックス」の幅が約W5m高さもH2.5m以上ある大きな掃出窓は、森林公園に面しているため緑豊かな抜群の眺望でした。

アンティークホワイト調の家具や照明にあわせた、柔らかな色調を使いながらも、室内だけでなく、外のロケーションをインテリアに採り込めるような、「爽やかなクラシック・スタイル」を目指したいというお客様のご要望を形にいたしました。

 

最初は「レース」のみでご入居。

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新築マンションにご入居の際、窓辺に遮光性の必要のないLDであることと、外部からのプライバシーが確保されているロケーションであったため、最初は気に入った「刺繍レース」のみを付けられて、上飾りを含めたスタイルカーテンのコーディネートは、生活用品を揃えながら決めてゆくことになりました。

 

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LDを含めた他の洋室で、掛けられた「刺繍レース」は、五洋インテックスが取扱う、トルコ製・輸入レースより『アポリネール(SL078 01)』

『アポリネール』は、ゴージャスな「マクラメ」刺繍が印象的な裾柄付(絵羽柄)ボイルレースで、クラシックからエレガントな花柄までコーディネートしやすい「ヨコ使い」の生地は、幅の広い窓では特におすすめです。

 

 

ご入居後に前幕の「スタイル提案」。

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ご入居後、しばらく生活をされてから、いよいよ「LD・前幕」のスタイル提案を始めました。

こちらは、ご来店時にご選定をいただきましたカーテンの縫製サンプルをお持ちして、実際の窓辺で「上飾りの提案」をしている様子です。

上飾り部分には、紙で作った「型紙」を当てて、スワッグの形状やサイズなどのヒアリングをしながら採寸をいたしました。

↓ ↓ ↓

 

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後日提案をさせていただいた全体的なスタイルとディテールのイメージ提案を経て製作をすすめていきました。

型紙などを試作して、「ジャボ」と組み合わせる「コサージュ」のイメージを加工所と相談することもあります。

ちなみに、ジャボ(英:Jabot)」とは、中世にヨーロッパで用いられていた襞の付いた胸の飾りに由来しており、わかりやすく「ネクタイ」と呼ばれることもあります。
今回は、男性的な「ジャボ」と女性的な「コサージュ」の一体型コーディネートをご提案させていただきました。

 

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このような「裏舞台」の過程を踏まえて実際の納品にあたらせていただいております。

また、スタイルの打合せと併せて、ファブリックやアクセサリーのコーディネートも具体的に決めて参ります。

 

前幕のコーディネートアイテム。

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窓の形状とサイズ、家具や居室、屋外のイメージに合わせて込みあわせた各種アイテム。
当社では、展示品を使ってこの様な即席コーディネートも可能で、お客様がイメージしやすい環境を用意しており、現地お打合せ時にも実際にお持ちすることが可能です。

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メインとなるカーテンにお選びいただいたのが、レースと同じ五洋インテックス 取扱いのファブリック『リガット(全3色)』より、人気色のIH242 02(グリーン)
格調高い「ダマスク柄」に、表情豊かな縦ストライプを組み合わせた、クラシカルな生地で、男性にも人気があります。

 

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そして、『スワッグ&テールバランス(ジャボ付)』のファブリックにお選びいただいたのが、やはり五洋インテックスの「シルク調」の無地・『シャンタン(全16色)』より、IH278 02(ナチュラル)IH278 07(グリーン)の組合せです。

上飾りの背後は壁紙が貼られていて外部の採光が入らないエリアでしたので、今回は、正面の曲線「スワッグ」部分は、「ナチュラル」色の淡色使いとし、生地の折り返しが生じる左右の「テール」の裏地と、飾りの「ジャボ」の表地に「グリーン」を組合わせて、カーテンと上飾りの色の調和をはかりました。

 

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カーテンを束ねる「装飾タッセル」には、刺繍レースや上飾りの「ナチュラル」色との相性の良い、マナトレーディングの『ソワレ(全8色)』より、6番色のアイボリーをコーディネート。

 

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チラ見せの「ふさかけ金具」もクラシック調のアンティークホワイト色でまとめました。

 

 

「オートクチュール」の完成。

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こうして、段階的に決めていったコーディネートも美しく決まり、お客様はもちろん、早速お招きされたご友人やご親族様からも大好評だったとのご報告をいただきました。
外部の森林公園の眺望との相性も素敵です。

 


 

この様に専門性の高い「オートクチュール」を要するご依頼に対しましては、対応も非常に細やかなものとなります。

窓のサイズ、選ばれる「生地の組合せ」、「スタイル」、「アクセサリー」の相違により、組合せのお見積は大きく変わります。

その様な理由のため、大変申し訳ございませんが、お電話一本で「ざっくり幾ら?」と慌ただしく問い合わせをされているお客様にあたりましては、基本的に即答ができかねますので、ご理解いただきます様お願い申し上げます。

お客様とのコミュニケーションを密にして、理想を叶えるご提案となるよう、平素心がけております。

 

◆ 当社 ・「装飾バランス」の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/balance.htm

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「サーキュラー階段(曲線階段)」を演出するカーペットの魅力と施工事例

2016年09月22日

サーキュラー階段

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3年ほど前に、カーペットの貼り替え工事のご依頼をいただきましたお客様より、再度工事のリピート受注をいただきました。

『曲線階段』を含む「変形間取り」で施工した赤いアラベスク柄のカーペットが、ゲストの方に大変好評だったとのことで、「フロアを変えるだけでこれだけインテリアの印象と評価が変わるのですね」と驚かれておりました。

こちらは個人邸ですが、お仕事でも使われる社交場にもなるため特に実感されたのだそうです。
ちなみに、日常生活では当然土足ではなく、「素足」または「スリッパ履き」でお使いいただく環境です。

3年前のご依頼時はご予算の兼ね合いもあり、ウールやナイロンと比較して価格が廉価な「ポリプロピレン」繊維のカーペットをお選びいただきましたが、やはり「足触り」の良さと、「弾力性」、「耐久性」に優れるウールやナイロンのカーペットに貼り替えてみたいという判断になられたとのことです。

以下、「第1期リフォーム」と今回の「第二期リフォーム」のBeforr~Afterをご紹介させていただきます。

 

 

「第1期リフォーム」時のご相談とイメージ

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「第1次リフォーム」の際におうかがいした時は、約10年使用した「グレイ」の無地風・幾何学柄のカーペットを貼られていました。

新築当初に選ばれたやや無機質なカーペットでは、こだわりの「曲線階段」「変形フロア」の意匠が活きてこないとのご感想でした。

カーペット施工部以外のフロア仕上げが「大理石」、壁装が「白の塗装」でまとめられていたため、印象的な模様替えとするためには、色柄を強調した冒険がある程度必要でしたが、お客様も当初は大胆にイメージチェンジする勇気が持てなかったため、「ベージュ」や「ダークグレイ」の色調を交えたご提案をさせていただきましたが、最終的にエントランスホールの吹抜けで使われている「バカラのシャンデリア」で使われているワインレッドを更に引き立てる明るく鮮やかなカーペットをご採用いただくことになりました。

 

「第1期リフォーム」の完成。

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そして、こちらが「第1期リフォーム」でご採用いただいた『アラベスク柄』が美しい、住宅用の「レッド・カーペット」です。

 

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パイル長(全厚): 10mm(12.5mm) 
組成: ポリプロピレン100% 

価格を抑えたポリプロピレン繊維のカーペットではありますが、「ゴージャス」な雰囲気が演出されて、「バカラ」のシャンデリアとの相性も引きあがりました。
(※メーカーカタログの改訂により、現在こちらのカーペットの販売は終了しています。)

 

 

「第2次リフォーム」
「自宅」と「商業空間」として完成。

サーキュラー階段とは

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そして3年が経ち、今回の「第2期リフォーム」となりました。
まだまだ綺麗な「第一次リフォーム」のカーペットでしたが、お客様のご要望もあり、本格的な「商業施設用」のウールを使ったカーペットで理想を完結させることになりました。

 

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今回お選びいただいたのがこちらの「ワインレッド」のカーペット。
全開のカーペットより、少し深めの色調にしています。

ホテルや商業施設向けの高品質カーペットのみを受注生産している、国内メーカーの製品(日本製)です。

しかしこちらの柄は、メーカーの生産計画の都合上、いちど「欠品(品切れ)」すると、半年以上も入荷待ちすることもあります。
実際、「グリーン」色などはそうで、製造難易度の高いカーペットの生産は基本的に製造工場の閑散期に行われるのだそうです。

生産が優先されるのは、やはり需要が多く製造しやすい無地系のカーペットです。
繁忙期に「色柄豊かなカーペット」を生産すると、販売価格も上がるため、閑散期に生産しなければ販売価格を維持できないという事情があるのだそうです。

 

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・品種:   アキスミンスター 
・組成:  毛80%・ナイロン20% 
・パイル長 :  8mmカット(全厚:10mm) 
・パイル番手:   3/4 
・ロール幅 :  364cm 

 

 

「曲線階段」の意匠をグレードアップ。

サーキュラー階段 カーペット

今回お選びいただいたこだわりのカーペットのデザイン特性を考えて「曲線階段」のデザインを考えました。

 

カーブ階段 カーペット

下から見上げるとカーペットの「大柄」部分が、階段の立ち上がりで左右のカーブを描く割付けとしています。

 

曲線階段 カーペット

2階から1階に下りる際に見える柄は、「大柄」が曲線階段の中心にきて緩やかなカーブを描く割付としています。

こういう「割付け」の工夫を考慮して納めるには、1段ずつカーペットをカットして仕上げるため、材料は余計に使いますが出来上がった時の美しさは格別で、「やはり第2次リフォームにトライして良かった。」とお客様も大変ご満足でした。

 

廊下 カーペット リフォーム

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こだわりのあるカーペットだけあり、クラシックな意匠でありながら空間を選ばずフィットする格調高い色柄は素敵です。
来客を迎え入れる階段や廊下に更なる重厚感を醸し出しました。

しっかりとした密な織りが特徴の高品質・絨毯(じゅうたん)は、製法にこだわり 熟練した工程を経て生み出されます。
絨毯(カーペット)はスペックだけでは語ることができない独特の風合いを漂わせることを改めて感じた今回の事例でした。

 

◆当社・『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm

◆当社・『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

◆ 当社・『リフォーム工事の特集ページ』を見る
https://www.mitsuwa-i.com/m-reform.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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