2Fのリビング・ダイニングの様子です。室内の視野に入るインテリアは、配色のバランスを考慮されて決められた、無垢の木材をふんだんに使った内外装と、白の塗装仕上げの壁装のコントラストが美しく、外部からのプライバシーを確保しながらも明るくモダンな空間が展開されています。
週居当初は、外部のプライバシーが確保されていたため、そのままの自然の採光を採りいれた、オープンなインテリア空間で生活をされておりましたが、さすがに夏場を迎えるにあたり、吹抜け部分の傾斜天井窓から差し込む午前中の東からの光が眩しく、また空調効率が極端に悪くなるという状況に直面することになったとのことです。
生活の利便性を考慮に加えられて、当初は「止むを得なく」という気持ちで、傾斜窓に適応したウィンドウ・トリートメントを探されていらっしゃいましたが、結論として、上下に統一感を持たせた「バーチカルブラインド」であれば、内外装の持つデザインと配色のテーマ性に沿った形で対応ができるという認識をいただき、当社ご来店の折に具体的なご相談にあたらせていただきました。
結果として、お客様の一抹の不安を解消するべく、実際の設置後の様子では、スッキリと「開口と収納」されたバーチカルブラインドの納まりの良さが、実生活のインテリアシーンの中で引き立っている様子が見てとれます。
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居室の窓幅は、約370cmでした。一般住宅用に対応するバーチカルブラインドの「レール」サイズの最大製作寸法の上限は、幅400cmまでであるため、リビング・ダイニングの「掃出窓」部分に関しては、一般住宅用のバーチカルブラインドを壁面に「正面付」で設置することになりました。
設置後は、家具や塗装仕上げの壁装層との相性も非常に良い、「ウィンドゥ・トリートメント」の役割をバーチカルブラインドが果たしてくれました。
リビング・ダイニング、「掃出窓」の手前に、「正面付」で設置した一般住宅用、バーチカルブラインド『ラインドレープ』の製品データは以下のとおりです。
リビング・ダイニング 「掃出窓」
『ラインドレープ(一般家庭用・標準タイプ)』
*製品仕様:「片開き(右操作・右納まり)」、壁面・正面付、コード式
*設置高:2270mm
*スラット品番:LD-23811(スクート・遮熱生地・100mm)・ 一般家庭用品番です。
※『バーチカルブラインド(業務用・大型窓)』の、V-8361(傾斜窓で採用)と同色スラット生地です。
*製作サイズ:直線レール(W)369cm ×(H)226cm
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次に、吹抜け部分の「傾斜窓」については、採寸の結果、傾斜レールの幅が、W417cm必要であることが、採寸の段階でわかっていたため、その部分については、同じ遮熱生地『スクート』の色番対応がある、業務用(大型窓対応)のバーチカルブラインド「傾斜窓タイプ」をご採用いただきました。
ここで苦心した点は、 リビング・ダイニングの「掃出窓」に正面付けしたレールの位置を考慮して、吹抜け部分の「傾斜窓」のレールの取付位置合わせて、傾斜天井に「天付」で設置して、スラットの出幅を上下で合わせる計算と、天井下地を探しながらレールを設置するという実施段階での作業でした。
梯子を完全に天井に掛けられない吹抜け傾斜天井の状況のもと、吹抜けの中間の左右に配置された補強梁に作業足場を掛けることによって、梯子を併用しながら、猛暑のなか丁寧に設置作業を行いました。
なお、吹抜「傾斜窓」の手前に設置した業務用バーチカルブラインドの製品データは以下のとおりです。
『バーチカルブラインド(業務用・傾斜窓タイプ)』
*製品仕様、「片開き(右操作・右納まり)」天井付、ツーコードタイプ
*天井高:5060mm(操作側)
*スラット品番:V-8361(スクート・遮熱生地・100mm)。傾斜レール幅が4mを超える、業務用(大型傾斜窓用)品番です。
※『ラインドレープ(一般住宅用)』の、LD-2381と同色スラット生地です。
*製作サイズ:傾斜レール(W)417cm ×(H)〔右側:239cm、左側:39cm
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