Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

カテゴリー別アーカイブ: リフォーム事例(戸建)

和洋折衷スタイルの空間をロココ調にリノベーション。

2023年08月07日

コロロ インテリア リノベーション

戸建て インテリア リフォーム クラシック

本日ご案内するのは、当社施工の戸建住宅リノベーション事例です。

 

ご依頼にいたる経緯

マンション リフォーム プチトリアノン

 

ご依頼にいたる経緯としては、当社が以前手掛けたワンルームマンションの⇒リフォーム事例をご覧になられたお客様から、ご自宅のリノベーションでも同様のエレメントを使用したインテリアに再構築ができないかというご相談をいただいたのが始まりでした。

無駄を削ぎ落したシンプルなインテリアシーンが隆盛の昨今においても、歴史と伝統の中で作り上げられてきたインテリアの様式美に魅了され、そういった空間で生活をされたいというお客様は少なからずいらっしゃり、今回がそのケースでした。

 

 

今回のご相談

こちらは現調時の様子。

今回、部分対象となったのは、築30年を超える戸建住宅の1F部分。
12帖のLDKに6帖の和室が隣接する和洋折衷スタイルの間取り部分を、リノベーションによりロココ調の空間に改修するためのプランニングを行いました。

 

部分リノベーションの具体的内容としては、

①   天井、壁、床の改修。
② 間仕切り、収納の改修。
③ 「電気式床暖房」、「置き床式エアコン」の新設。
④「内装ドア」、「フランスドア」、「折戸」、「マントルピース」の新設。

に沿う形での壁紙塗装腰壁装飾モールディングの提案施工です。

当社の強みは直接の工事担当者が全工程の施工・管理を行い、かつイメージ提案も行える点にあり、これによりお客様との打ち合わせ内容を的確に把握し、滞りないスケジュール管理のもとワンストップで具現化できるというメリットがあります。

以下、それぞれの仕上げをご紹介させていただきます。

 


 

フロアの改修

電気式 床暖房 リフォーム

 

今回のリノベーションで最初に実施したのがフロア周りの改修です。

LDKと和室の床レベルを揃えて床暖房を導入しました。
仕上げ材は大理石調の意匠を持つ床暖房専用のフローリング材を採用しています。

 

 

天井・壁の改修

プチトリアノン インテリア リフォーム

天井の改修は、各居室の下地調整を経て塗装仕上げ用壁紙を併用したペイント仕上げで納めています。

壁装には発色美しいフランス製の輸入壁紙を採用してゴージャスな雰囲気を演出しています。

 

天井 装飾モールディング

天井と壁の境界を演出する装飾モールディングには一部カーテンボックスとしての役割を持たせました。

また天井照明のメインとなるシャンデリアを引き立たせるシーリングメダリオンを組み合わせています。

装飾モールディング ゴールド

施工後のモールディングにはお客様の要望となるゴールドの手塗り仕上げを施して豪華さを強調させました。

 

 

和室の改修

LDKとひと続きとなる和室の改修では、押入れと床の間を撤去することで、LDKとの開口を広げ、居室スペースを6帖から7.5帖に拡張することになりました。

 

LD 和室間 仕切り 撤去

腰壁 クラシック

腰壁 ホワイト

居室スペースが1.5帖広くなるだけで、戸襖で仕切られていた間仕切りが開放的な開口に生まれ変わり、LDKと統一させたダマスク柄の壁紙塗装仕上げの腰壁の組合せもゆったりとした表情を見せています。

 

 

和室から洋室へのリフォーム

障子が嵌め込まれていた和室の窓枠も装飾演出でバージョンアップさせて造作のフランスドアに入替えました。

既存のサッシをそのまま残した2重窓ですが、一見すると古いサッシの存在が感じられません。
造作ならではの計算された工夫により効果的に印象を変えることができました。

 

 

LDの改修

クラシックインテリア リフォーム 相場

最後に、メインとなるリビング・ダイニングも開口部、建具、窓回りの綿密なご提案のもとリニューアルを行いました。

 

室内ドア リフォーム

旧和室との境界となる間仕切り部には引戸を収納する袖がありましたが、袖部分の壁だけを取り除くことで、開口と室内ドアを結ぶ壁面を一直線にしています。

 

造作ドア クラシック 価格

既存の室内ドアは枠も含めて損傷していたため、新たに塗装仕上げの造作ドアを新調して納めました。

 

既存の掃出窓出窓とその下の収納スペースも装飾的な改修を施しました。

 

フランスドア 造作 価格

 

リビング・ダイニング側の掃出窓は、旧和室と同じフランス窓の2重窓に改修しています。

 

 

出窓 造作折れ戸

出窓の引違い窓には4枚開きの折戸を増設して装飾性高めました。

また窓下収納部には置床式エアコンを新設して、周囲をマントルピース調の装飾で設えました(※装飾カバーは簡単に脱着可能)。

 

 

窓のリフォーム おしゃれ

フランスドア 内窓 リフォーム

以上が今回の部分リノベーションの概要ですが、窓回りにまで装飾を及ぼすことでクラシックスタイルの改修はより徹底されたものになることがお判りいただけるかと思います。

 

最後に、当社はインテリア専門店ですので、外装を含めた大規模リノベーションや水回りをメインとしたリフォームには対応しておりませんが、居室の内装や造作に関わる提案施工についてはワンストップで対応しておりますので、詳細はお気軽にご相談ください。

 

  

◆当社・「モールディング」の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/sub7tokushu-14.htm

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https
//www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

 

ミツワインテリア:  https://www.mitsuwa-i.com/

 

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こだわりの「輸入壁紙」でアクセントウォールを楽しむ。

2022年09月05日

 ウィリアム・モリス Honeysuckl & Turip 壁紙 216827

本日はこだわりの「輸入壁紙」を使ったアクセントウォールのご提案事例をご紹介させていただきます。

一般的な住宅やマンションの壁装は白と無地を基調とした多く、部屋全体を柄物の壁紙でまとめ上げることが少なくなってきました。

とはいえ、完全無地の壁装で満足されているかというとそうではなく、部屋の中でも目を引く場所、視線が集中する場所、いわゆる「フォーカルポイント」に印象的なアクセントウォールを使うことによって、家具や照明を含めたインテリア全体の雰囲気をグレードアップさせたいといったご相談を多くいただく様になりました。

 

輸入壁紙 提案

こちらの事例でもダイニング側の壁面にウィリアム・モリスの『Honeysuckl & Turip』をご採用いただきましたが、当社ではただ貼るだけではなく事前に柄の割付イメージのご紹介することでお客様に安心してご採用いただけるサービスも行っています。

 

ウィリアム・モリス アクセント 壁紙 ダイニング 事例

最終的には柄の貼り出し位置の調整を行い最適の配分で納めました。

 


 

続いてこちらはマンション(寝室)での模様替え事例です。

 

すでに単色のアクセントウォールが採用されておりましたが、アクセント面をもう少しゴージャスな表情にされたいということで、英国・「OSBORNE&LITTLE」のストライプ柄に貼り替えることになりました。

 

こちらは下地処理の様子。

過去のリフォームで壁紙を貼り替えたことがあるということで、古い裏打ち紙がまだらに残っておりましたが、肉厚の薄い輸入壁紙に貼り替える際、当社では特殊なシーラーを使用して古い裏打ち紙を完全に除去して壁面を平滑な状態に修復することで新築時と変わらない貼り上がりを目指しています。

 

ストライプ 輸入壁紙 人気 おすすめ

施工後の様子。

壁紙と合せて照明も交換され、お気に入りの寝室に生まれ変わったとのことです。

 

以上、本日はこだわりの輸入壁紙を使った「アクセントウォール」施工事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https
//www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

 

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『DESIGNER GUILD』のパネル壁紙。輸入壁紙の特性を活かした応用施工事例。

2021年11月23日

DESIGNERS GUILD SCENES AND MURALS 壁紙 取扱い店 テシード

本日ご紹介させていただくのは、 『DESIGNERS GUILD』 のパネル壁紙を採用した施工事例です。

『DESIGNERS GUILD』 は、イギリスの女性デザイナー、トリシア・ギルドが展開するファブリックと壁紙ブランドで、国内ではテシードが取扱っています。

独創性の高いデザインと色彩表現で世界中を席巻したデザイナーズ・ギルドは、現在もフッァション業界のデザイナーとのコラボレーションするなど、既定の型にはまらない精力的な活躍を続けています。

 

「SCENES AND MURALS」 収録のパネル壁紙

DESIGNERS GUILD 輸入壁紙 パネル

さて、今回ご採用いただいたパネル壁紙は、カタログ「SCENES AND MURALS」収録のPDG656/01

優美なピンクの薔薇柄とトリシア・ギルドが得意とする緻密なグラデーションカラーの組合せで独特な空間を演出するデジタルプリントの壁紙です。

幅45cm × 高さ300cmのパネルを4枚貼り合わせて180cm × 300cmの壁画を構成するパネル壁紙を日本の一般的な住宅で使う場合、横方向の増減調整できますが縦方向の300cmを使い切れる空間はほぼありません。

一般的な居室の天井高はH2400~2600mmとなるため、この壁紙でいえばグラデーションカラーの下部(※濃部)を切り落として使用することになるため、採用を躊躇されがちな壁紙となります。

 

天井高2100mmのトイレで大胆に採用。

今回、お客様からご相談いただいたのはこの壁紙を使って天井高:2100mmのトイを劇的にリニューアルさせたいというものでした。

 

DESIGNERS GUILD 壁紙 割付 施工事例

こちらは事前提案でご案内した割付イメージ。

有効:3000mmの壁紙の下側900mmを切り取り、パネル幅:1800mmのパターンを2セット組合わせたイメージをご確認いただいたのち実際の現調にうかがいました。

 

 

輸入壁紙 トイレ 施工事例

続いて、こちらは現調後のご提案イメージ

切り落とした下部の壁紙を横方向に3枚つないで天井に使うご提案をさせていただきました。

そして、最後に1つ問題となったのが、トイレ全周で必要なパネルの横幅でした。

実測の結果、全周3700mmの壁面に対して、パネル2セット(※1800×2セット)の総幅は3600mmとなり、ドア横左の折り返し部分の壁紙が足りないことが判明しましたが、そのために1セット:@63,000円する壁紙を3セット購入するのは勿体ないということで、解決案を講じました。

 

お客様と一緒に思案した結果、考えたのが余白となる100×2100の縦ボーダーエリアを手軽に張り替えもできる「フラワーパネル」で埋めてみようというものでした。

お客様にも賛同をいただき、フラワーパネルは施工日までにお客様が気に入ったものをお選びいただくことになりました。

 

納品後の様子

DESIGNERS GUILD 壁紙   PDG656/01 トイレ

パネルウォール 施工手順 輸入壁紙

納品後の様子は、ご提案イメージに近いものとなり、お客様からも大変ご満足をいただきました。

 

「フラワーパネル」も壁紙と相性の良い素敵なものを探し出していただきました。

以上、本日は『DESIGNERS GUILD』のパネル壁紙を使ったトイレでのアレンジ事例をご紹介させていただきました。

 

◆ 当社・『輸入壁紙施工の施工事例集』 を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/yunyuu-k.htm

 

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賃貸住宅の「床」「壁」「窓」を個性的なファブリックで満たすコーディネート。

2017年10月17日

10月は、異動に伴う転勤シーズンでもあるため、お引越し先である「賃貸住宅」や「賃貸マンション」でのインテリア相談を多くいただく時期になります。

異動期間は人それぞれですが、短期であれば、窓周りや床周りのインテリアは必要最低限なもので済まされるお客様が多く、長期を想定した転勤の場合、寛ぎの空間であるリビング・ダイニングや寝室に居心地の良さを求めて、転勤のストレスを緩和したいというお客様もいらっしゃいます。

 

賃貸戸建」
契約範囲内で快適に暮らすための
「床」「壁」「窓」のリニューアル。

テラスハウス 防音 壁 リフォーム

今回のご紹介事例は後者のタイプ。

「持ち家」から「賃貸物件」に引越しすることによって生じる、居心地の悪さを解消するため、賃貸契約で認められる範囲内の内装コーディネートをしたいというご要望でした。

 

築10年、引越し先「テラスハウス」のLDは緑豊かな窓辺からの眺望が魅力のお部屋でしたが、壁紙は新築時のままで、退去時に貼り替えるという条件になっていました。

その条件の範囲内でできるインテリア作りをしたいとしてお客様からご相談いただいた要旨は以下の3点。

「リラックスできるインテリアと窓辺にしたい」

「床を暖かくしたい」

「防音・吸音対策をしたい」

不動産会社からは、入居中、自費での壁紙の貼り替えや、壁紙への「鋲(びょう)止め」や「ビス止め」は認められていたため、その範囲内でできるリラクゼーション・リフォームを考えました。

 

 

カーペットで
「冷え対策」と「吸音対策」。

まず初めに、窓から望める森の色に合せた「カーペット」を選ぶと、空間の広がりが豊か認証になりました。

カーペットの魅力は、足触りの良さや床の冷えを緩和する「保温効果」から、インテリア計画の中での「色彩効果」、賃貸物件であればフローリングを傷から守る「保護効果」などが期待できます。

 

 

「テラスハウス」での遮音対策。
特殊布張り仕上げで、防音・吸音に配慮

「テラスハウス」とは、境界壁を共有する複数の戸建住宅が連続している形式の低層集合住宅のことをいいますが、マンションの様にコンクリート躯体の構造壁を境界壁としていない木造テラスハウスの場合、隣家からの生活音が気になり、感覚としてはアパートの境界壁程度の遮音環境となります。

ご覧の写真は、隣家のLDに面した境界壁に施した、遮音「ファブリック・ウォール」施工後の様子。

市場に流通した完成品はありませんが、お客様から求められた以下のご要望を実際の形にしました。

① 夜間も 隣家に配慮して音楽やTVを楽しみたい。

② 隣家からの生活音を遮る防音対策をしたい。

② ソファの背面壁をインテリア演出を高める「アクセントウォール」で仕上げにしたい。

 


 

遮音「ファブリック・ウォール」の構成は、以下①~⑦の部材を手順に沿って組み立てたもの。

 

① 厚さ1mmの「遮音シート」を壁面に鋲止め。 → 遮音対策

② 化粧布地となる「ファブリック・ウォール」の上部をマジックテープ固定。
→専用部材の設置。

③ 厚さ25mmの「スチロール板」を①に重ねて鋲止め。 → 施工補助材

④ 厚さ8mmの「カーペット用遮音材」を③に重ねて鋲止め。
→  遮音対策 + 布張り化粧仕上げの補助材

⑤ 壁面サイズで製作した「ファブリック・ウォール」の上部を②部材に固定。

⑥ 「ファブリック・ウォール」は上部から下部へテンションを掛け。
→ 下部の布地はスチロール板の下部に折りこんで、底部で鋲止め。

⑦ 壁面左右にもファブリックのテンションをかけて脇の隙間に挿入固定。

 


 

テラスハウス 遮音 壁

様々な特殊加工を組み合わせて設えた遮音「ファブリック・ウォール」

仕上げ材はコットン(綿)100%の当社在庫品を使用。個性的な生地ですが、壁面装飾としては想像以上の魅力を発揮しました。
2巾の生地を中央で縫い合わせて作ったカバー状の布地で、ソファ背後の防音壁を美しく目隠しする工程は難易度の高いものでしたが、工夫の甲斐ありしっかりと納まりました。

 

いちご泥棒 装飾バランス

スタイルカーテンとしてで採用いただいた、ウィリアム・モリス 『イチゴドロボウ』(色番:311) も、カーペットや化粧壁と自然な調和で馴染みました。

 

いちご泥棒 クッション

いちご泥棒 クッション 川島織物セルコン

ミルティス 若月まり子

 

意匠性にこだわった工夫を組み合わせて、「床」・「壁」・「窓」と、お気に入りのファブリックに囲まれた、快適な「テラスハウス」でのご入居時コーディネートが完成しました。

 

◆ 当社『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ
https://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm

◆ 当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
https://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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間口の広い店舗の窓辺を演出する、ナニック・ウッドブラインド納品事例。

2017年03月15日

ナニック ウッドブラインド 店舗

「ネイルサロン」様の店内に、個性的な幅広スラットが魅力の「横型ウッドブラインド」を納品させていただきました。

 


 「ロールスクリーン」から「木製ブラインド」へ。
こだわりのイメージチェンジ。

オープン当初、南仏風の塗り壁に合わせてスッキリとコーディネートされていた「ロールスクリーン」
陽除けとプライバシー調整を目的とした、オーソドックスなプランニング。

 

ウッドブラインド 店舗 メリット

今回、色調を合わせた「ウッドブラインド」にリニューアルして、ネイルサロンのPRコンセプトに近づけました。

「南仏プロヴァンス風のおしゃれな雰囲気は、もはやネイルサロンの域を超えた高級リゾートホテルのよう♪」
「ネイルをただやりに行くというだでなく、ラグジュアリーな空間で気分を高めてネイルを楽しんで頂きたい!」
「そんな想いを込めてインテリアからネイル道具の隅々まで厳選したアイテムで揃えました☆」

 

実際、「カッシーナの」チェアでまとめられた店内では、ハンドネイルの施術はもちろん、、、

 

フットネイルや、本格的フット用マシーンを使用した足裏角質除去の施術やマッサージまで、幅広いご希望にこたえつつ、リゾートタイムが提供できる快適空間となっています。

 

 

迫力ある「76mmスラット」を採用。
商業空間で映えるナニック・ウッドブラインド。


今回ご採用いただいた製品仕様は、ナニック・『ウッドブラインド』より、「512(クリーム)」のスラットカラーと、幅広「76mmスラット」のコンビネーションです。

ナニック・ウッドブラインドは、73色展開のカラーバリエーションと、6種類のスラットを自由に組み合わせて、様々な「商業空間」に求められるイメージを個性的に演出できる窓周り品として定評があります。

同じウッドブラインドでも、自社のこだわりや他店との差別化など、「ブランド戦略」に用いることができる強みを持っています。

 

 

Before~After
自由な調光とプライバシーの保護。

間口の広い店舗の形状を店内外からアピールしたいというオーナー様のこだわりが店舗の窓辺にまで及び、今回のご依頼となりました。

 


 庇やオーニングなど、日除けのない店舗では、営業時間内の日照対策など「適切な調光対策」が必要な場合がありますが、陽射しの強くない時間帯は程よく店内を見せたいといった要望があります。

また、より「自由度の高いプライバシー調整」が必要なこともあるため、商業施設などでは、これらの用途と併せて高級感の演出も期待できる「木製ブラインド」をご採用をいただくことがあります。

 

ナニック ウッドブラインド 76mm スラット

ナニック ウッドブラインド 間仕切り

ウッドブラインド 待合室

撮影は夜間のものですが、日中であってもスラットを水平にして、程よい「間仕切り」として店内を演出することもできました。
陽射しの強い時間帯などは、自由度の高いスラット調整でお客様にリラックスできる空間を提供することができます。

 

◆  ナニック ウッドブラインド」の特集ページ。
http://www.mitsuwa-i.com/newpage13.htm

◆  当社・『木製ブラインドの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/tokyo-b.htm

 

ミツワインテリアhttp://www.mitsuwa-i.com/

 

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「サーキュラー階段(曲線階段)」を演出するカーペットの魅力と施工事例

2016年09月22日

サーキュラー階段

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3年ほど前に、カーペットの貼り替え工事のご依頼をいただきましたお客様より、再度工事のリピート受注をいただきました。

『曲線階段』を含む「変形間取り」で施工した赤いアラベスク柄のカーペットが、ゲストの方に大変好評だったとのことで、「フロアを変えるだけでこれだけインテリアの印象と評価が変わるのですね」と驚かれておりました。

こちらは個人邸ですが、お仕事でも使われる社交場にもなるため特に実感されたのだそうです。
ちなみに、日常生活では当然土足ではなく、「素足」または「スリッパ履き」でお使いいただく環境です。

3年前のご依頼時はご予算の兼ね合いもあり、ウールやナイロンと比較して価格が廉価な「ポリプロピレン」繊維のカーペットをお選びいただきましたが、やはり「足触り」の良さと、「弾力性」、「耐久性」に優れるウールやナイロンのカーペットに貼り替えてみたいという判断になられたとのことです。

以下、「第1期リフォーム」と今回の「第二期リフォーム」のBeforr~Afterをご紹介させていただきます。

 

 

「第1期リフォーム」時のご相談とイメージ

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「第1次リフォーム」の際におうかがいした時は、約10年使用した「グレイ」の無地風・幾何学柄のカーペットを貼られていました。

新築当初に選ばれたやや無機質なカーペットでは、こだわりの「曲線階段」「変形フロア」の意匠が活きてこないとのご感想でした。

カーペット施工部以外のフロア仕上げが「大理石」、壁装が「白の塗装」でまとめられていたため、印象的な模様替えとするためには、色柄を強調した冒険がある程度必要でしたが、お客様も当初は大胆にイメージチェンジする勇気が持てなかったため、「ベージュ」や「ダークグレイ」の色調を交えたご提案をさせていただきましたが、最終的にエントランスホールの吹抜けで使われている「バカラのシャンデリア」で使われているワインレッドを更に引き立てる明るく鮮やかなカーペットをご採用いただくことになりました。

 

「第1期リフォーム」の完成。

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そして、こちらが「第1期リフォーム」でご採用いただいた『アラベスク柄』が美しい、住宅用の「レッド・カーペット」です。

 

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パイル長(全厚): 10mm(12.5mm) 
組成: ポリプロピレン100% 

価格を抑えたポリプロピレン繊維のカーペットではありますが、「ゴージャス」な雰囲気が演出されて、「バカラ」のシャンデリアとの相性も引きあがりました。
(※メーカーカタログの改訂により、現在こちらのカーペットの販売は終了しています。)

 

 

「第2次リフォーム」
「自宅」と「商業空間」として完成。

サーキュラー階段とは

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そして3年が経ち、今回の「第2期リフォーム」となりました。
まだまだ綺麗な「第一次リフォーム」のカーペットでしたが、お客様のご要望もあり、本格的な「商業施設用」のウールを使ったカーペットで理想を完結させることになりました。

 

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今回お選びいただいたのがこちらの「ワインレッド」のカーペット。
全開のカーペットより、少し深めの色調にしています。

ホテルや商業施設向けの高品質カーペットのみを受注生産している、国内メーカーの製品(日本製)です。

しかしこちらの柄は、メーカーの生産計画の都合上、いちど「欠品(品切れ)」すると、半年以上も入荷待ちすることもあります。
実際、「グリーン」色などはそうで、製造難易度の高いカーペットの生産は基本的に製造工場の閑散期に行われるのだそうです。

生産が優先されるのは、やはり需要が多く製造しやすい無地系のカーペットです。
繁忙期に「色柄豊かなカーペット」を生産すると、販売価格も上がるため、閑散期に生産しなければ販売価格を維持できないという事情があるのだそうです。

 

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・品種:   アキスミンスター 
・組成:  毛80%・ナイロン20% 
・パイル長 :  8mmカット(全厚:10mm) 
・パイル番手:   3/4 
・ロール幅 :  364cm 

 

 

「曲線階段」の意匠をグレードアップ。

サーキュラー階段 カーペット

今回お選びいただいたこだわりのカーペットのデザイン特性を考えて「曲線階段」のデザインを考えました。

 

カーブ階段 カーペット

下から見上げるとカーペットの「大柄」部分が、階段の立ち上がりで左右のカーブを描く割付けとしています。

 

曲線階段 カーペット

2階から1階に下りる際に見える柄は、「大柄」が曲線階段の中心にきて緩やかなカーブを描く割付としています。

こういう「割付け」の工夫を考慮して納めるには、1段ずつカーペットをカットして仕上げるため、材料は余計に使いますが出来上がった時の美しさは格別で、「やはり第2次リフォームにトライして良かった。」とお客様も大変ご満足でした。

 

廊下 カーペット リフォーム

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こだわりのあるカーペットだけあり、クラシックな意匠でありながら空間を選ばずフィットする格調高い色柄は素敵です。
来客を迎え入れる階段や廊下に更なる重厚感を醸し出しました。

しっかりとした密な織りが特徴の高品質・絨毯(じゅうたん)は、製法にこだわり 熟練した工程を経て生み出されます。
絨毯(カーペット)はスペックだけでは語ることができない独特の風合いを漂わせることを改めて感じた今回の事例でした。

 

◆当社・『カーペット(敷き詰め)施工』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/carpet-2.htm

◆当社・『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

◆ 当社・『リフォーム工事の特集ページ』を見る
https://www.mitsuwa-i.com/m-reform.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 

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FISBAの高級メリノウールカーペットを敷き詰めた地下音楽室の反響音対策。

2016年08月13日

本日のブログでは、「FISBA(フィスバ)」の超高級メリノウールカーペットを敷き詰めて行った、音楽室の「音響(反響音吸音)対策」事例をご紹介させていただきます。

FISBA メリノウール ラグ&カーペット

2016.8.10.22

2016.8.10.33

『FISBA(フィスバ)』の愛称で知られる、スイス・「クリスチャン・フィッシュバッハ」社は、200 年近い歴史を誇る、世界最高峰のテキスタイル・ブランドとして知られていますが、フッァブリックにコーディネートできる最高級の「ラグ&カーペット」コレクションもご用意しています。

今回の提案施工事例では、ニュージーランド産の「高級メリノウール・100%」を、ハンドタフテッドの技術を駆使して高密度に仕立てた、128色展開『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』をご採用いただきました。

選定色は、Colour:062の魅惑的な「レッドカーペット」で敷き詰めて、海外の「オペラハウス」をイメージした音楽室のインテリアに模様替えすることになりました。

 
 

地下音楽室の「反響音軽減対策」

2016.8.10.1

お客様の相談内容は、新築戸建の地下室にグランドピアノを入れたのち、ピアノ演奏と声楽発声による室内の反響を確認したところ、部屋全体の反響音が予想以上に強いためこの環境をインテリア性を重視する方法で改善したいとの事でした。

低音系の音圧レベルが高い、「スタインウェイ(Steinway & Sons )」のグランドピアノや、一流「声楽家」のドラマチックな演奏は、想像以上に床や壁の振動が高まるため、空間が広いとはいえ、天井からの反響が気になります。

また、硬質材である石貼りのフロアが反響をキックバックするため、「吸音対策」として用意されていた部分敷きの「絨毯」では、まだ事前に想定していた対策としては面積的に足らないというご感想でした。

 

2016.8.10.11
 
気密性の高く外部への防音性に優れている「地下室」は、目的に応じた広い空間を設計しやすい面積的なメリットはありますが、反面、十分な天井高を確保できないため、芸術としての「音」を扱う用途で使用する場合、室内の反響音を効果的に抑えて、快適な音楽環境を整備することが大切になってきます。
 
具体的には、上層階の様に、高い天井や吹抜けなどを使って豊かな残響分散を利用できる設計が難しい環境では、「反響音を受け止めるフロアの吸音対策」が少なくとも必要になってきます。


2016.8.10.10

ちなみに、地下「録音スタジオ」などの内装においては、部屋全面を部位別の吸音素材で包む場合もありますが、本事例の様に、芸術性の高い西洋音楽としてのクラシックを意匠面にも作り込んでいるインテリアにおいては、「吸音対策」にもこだわりに応じた対応が求められます。

お客様にとっては、「吸音対策」によるインテリアの更なるグレードアップも重要なテーマでしたので、 吸音効果の高いカーペットを使うのであれば、海外の「オペラハウス」や「劇場」で使われるレベルの「レッドカーペット(赤絨毯)」の敷き詰めにしたいとのご要望になりました。
 
 
 
2016.8.10.24

お打合せ当初、豪華な演出効果が期待できる赤系のカーペットを柄物を含めて一通りご紹介しましたが、国内にあるものでは「赤の発色」やカットの密度と質感でご満足いただけるもの見つかりませんでした。

そこで、当社の隠し玉ともいえる、『FISBA(フィスバ)』の「ラグ&カーペット」コレクションより、128色のカラーバリエーションとニュージーランド産・高級メリノウールをふんだんに使った『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』をご紹介した結果、Colour:062」の魅惑的な「レッドカーペット」をご採用いただくことになりました。 

 
 
2016.8.10.12
 
音楽室前の地下階段では、色調の深い赤をカーペットで使っていましたが、音楽室では「ゴールド」の装飾や華やかな照明との相性も良い明るめの赤にしています。
 
 
 
 FISBA(フィスバ)の
「ラグ&カーペット」コレクション。
 
 

FISBA(フィスバ)の、「ラグ&カーペット」コレクションについては、以前のブログで製品紹介をいておりますので、そちらをご覧ください。

また、当社でご用意している商談用サンプルは、現在は入手できない希少品ですが、FISBAの東京ショールームでは様々な展示品と併せてご覧いただくことができますので、そちらもご活用ください。


 

FISBA ウールラグ

こちらは、今回の現地打合せで実際にご覧いただいた、「65cm☓130cm」サイズの『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』特製カラーパレット・ラグの商談用サンプルです。

素材には、衣料用ウールとしても名高い「メリノウール」のなかでも最高品質とされる、「ニュージーランド産・メリノウール(100%)」を使用しています。
そして、この高品質素材をハンドタフテッドの技術を駆使して、熟練した職人が8cm角ほどのカラーを、1つずつ丁寧にフックガンで打ち込みながら128展開色で作り上げたのがこの打合せ用「カラーパレットラグ(非売品)」です。
 
 

こちらの「色見本ラグ」は実際の打合せの際にカタログと一緒に持ち運びできるように作られおり、これを現地で直接「触って」、「踏んで」いただきながら、この製品の発色の美しさを素晴らしさを実感していただく事ができます。
それほどメーカーにとって自信のある製品ということです。
 
フィスバ ウールラグ

2016.8.10.38

ベーシックな無地の『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』の場合、最少製作面積:1㎡以上の「ラグ」サイズから、最大60㎡(6m☓10m)のカーペットサイズまで製作可能です。

製品は、「単色(無地)」製作でも、98,000円/㎡という高級品。
 完全オーダー品のため、全製品受注製作納期は約8週間となります。

更に、このカラーチャート色と組み合わせて、FISBAがコレクションしている個性的なパターンをオーダーサイズでお作りすることも可能です

 

2016.8.10.36

ところで、カーペットのオーダーサイズについて、長さについては比較的融通が利きますが、幅に関して言えば、輸送上の理由により一定の制約があります。

国産のカーペットではもちろんですが、海外品のカーペットであっても、今回必要であった幅5.4mのオーダーに対応できるものはほとんどありません。
国内常備品であれば通常、輸送上の都合もあり幅4m以上のものは存在しません。
梱包幅が4mを超えると、一般の配送便では対応しないため「特別便」対応となるためです。

海外メーカーの輸入品でも、幅5mを超えてオーダーできるものが少ない中、FISBAの『EN VOGUE PREMIUM(アン・ヴォーグ・プレミアム)』は、最大幅6m対応となっていました。

今回の事例では、成田空港からの直行便による輸送搬入になりましたが、「舞台」の両端で繋ぎを入れるものの、音楽室のメインスペースを1枚のカーペットで納める事が出来るということで、お客様も快く2か月間の間このカーペットの入荷を心待ちにしていただけました。

余談ですが、運の良いことに、地下とはいえ,現地での搬入が、クレーンなどの特殊重機を使うことなく、人力(とはいえ5人)で行えたことも施工の実現につながりました。
最終的な搬入ができなければどんなに素晴らしい製品でも採用できないのです。
搬入経路が狭く入り組んでいるマンションなどでは不可能な事例でした。

 


『EN VOGUE PREMIUM』で採用する
「ニュージーランド産・メリノウール」について。

 

「メリノウール」とは、メリノ種の羊から採った羊毛のことを呼びます。
紡績された繊維は、羊毛の中で最も細く、シルクのような光沢感と弾力性に富み、そのなめらかな肌触りは衣料品に最適といわれています。

水を弾き、調湿機能に優れているため、一年を通して快適に使えることができることと、燃えにくいという特性があるため、防炎製品としても優秀な素材です。 
 
 
 
 次に、「糸の太さ」は番手やデニール、デシテックスなどで表しますが、ウールなど「繊維の太さ」ミクロン(1ミクロンは1000分の1ミリ)で表示し、その数字が小さいほど繊維が細くしなやかになります。
 
ニュージーランドメリノは、全世界メリノ生産量の1.5%以下ですが、繊維の太さは12ミクロンから24ミクロンまで(平均繊度は19ミクロン以下)とメリノ種の中で最も細く引っ張り強度に富み毛羽立ちが少ないのが特徴です。

主要生産国オーストラリアの平均繊度(22ミクロン)や、南アフリカ連邦(23ミクロン)と比較して、ニュージーランドメリノはより繊維が細く希少な原料とされています。 

参考までに、毛の細さによって使われる製品用途も異なります。
 
 *  「スーパーエクストラファインメリノ(16.5~17.5ミクロン)」
⇒(用途):超高級スーツ・コート・ドレスなど。
 
* 「エクストラファインメリノ(18.5~19.5ミクロン)」
⇒(用途):高級スーツ・コート・ドレス・ニットウェアなど。
 
* 「ファインメリノ(20~22ミクロン)」
⇒(用途):しっとりとしたセーターやカーディガンなどの高級ニットウェア。
 
* 「ストロングメリノ(22.5~25ミクロン)」
⇒(用途):ざっくりとしたセーターやカーディガンなどの高級ニットウェア。
 
「カーペット」で使用される一般的なウール繊維の太さは38〜40ミクロン程度(1ミクロンは1000分の1ミリ)といわれていますが、FISBA(フィスバ)の「ウール」ラグ&カーペットで扱うニュージーランドメリノは「23ミクロン以下」の衣料品クォリティの繊維をふんだんに使用して超高密度で作り上げています。

 

実際に、FISBA・「ウールラグ&カーペット」が、豊富なカラーバリエーションに加えて、繊維密度の高さという点でも品質が抜きん出ているというデモンストレーションを128配色のサンプルキットを使ってご紹介してみましょう。

 

プラスチックの筒にパイルが詰め込まれているカラーサンプルは1個ずつ取り外すことができ、ラグの組合わせ見本と比較しながらお好みの配色をあてがいカラーコーディネートができます。
サンプルは実際のラグの密度をイメージして作られています。

 

サンプルを逆さに立てると、プラスチック筒の中に詰め込まれているメリノウールパイルの圧縮度合いが観察できます。
画像を拡大してご覧いただければ解りますが、パイルを無理に筒から引き抜いてしまうと、繊維が爆発的な勢いで膨張してしまうため原状回復できません。
繊維の細いニュージーランド産・メリノウールが驚くほどの高密度で詰め込まれています。

 

上質なラグとは繊維の細さとパイルの高密度にありますが、FISBAのラグは指を押し当てて繊維を広げようとしてもご覧の様な超高密度のため、パイルの根元を見ることは勿論、容易に広げることすらできません。

単色「ラグ&カーペット」のパイル高さは9mmですが、繊維が細いニュージーランド産メリノを超高密度で織り上げているため、柔らかな手触りでありながらも、しっかりとした弾力性が得られ、薄いという感じが全くしません。

また、高密度ウールは撥水力が高く、コーヒーなどをこぼしても、すぐに乾いたタオルなどで拭き取れば繊維に液体が吸水浸透せず汚れもほとんど残らないなどの長所を持ちます。
もちろん吸音性や保温性も抜群です。

 

2016.8.10.5
 

「ラグ加工」のバッキングには、ダークグレイのフェルトを使い、表面の美しさを損なわない仕上がりとなっていますが、現場でのジョイントや施工が必要なカーペットの場合は、バッキングなしでオーダーすることもできます(価格は同一)。

ウール「ラグ&カーペット」は、全製品「防炎認定」済みで「床暖房対応」となっていますので、一般住宅から商業施設まで広くお使いいただけます。
 
 
 
「吸音対策」工事
現状回復もできる特殊施工で。
 
2016.8.10.1
 
特殊製品のため前置きが長くなりましたが、このブログは、施工に対するこだわりに共感していただける方のために書いているものですので何卒ご了承ください。
 
エントランスに続く階段を除く「石貼り」のフロアを「ウール・カーペット」で吸音対策をすることになりましたが、間取りがご覧の様に変形ですので、現場での施工調整をして納めることになりました。

写真は、特殊加工で圧縮されたアンダー材(8mm)を下貼りしている様子です。

何故、圧縮アンダー材を使用するのかといいますと、今回の施工では、既存の石貼りフロアを傷めず、将来的には現状復帰も可能な工法で納めているからです。
原状回復のために、石材とアンダー材の固定にはボンドや粘着テープを使用しない特殊工法で納めているので、床は傷つかずに養生された状態になります。
アンダー材とカーペットは専用テープを使って固定して仕上げますし、カーペットのジョイントはアイロン溶接も行って仕上げますので手間の掛かる仕事です。
専門的な話になりますが、手間で言えば一般的な「グリッパー工法」の方がはるかに楽です。
 
 
 2016.8.10.4
 
現地で下準備をしていると、成田からの直行便で、待望のカーペットが届きました。
総勢かかって荷降ろしをすませて、輸送用の包装を外すと、5.4mのカーペットも含めて「ラグ」用の化粧カバー(筒状)で梱包されていました。
 
その後の施工については、企業秘密の技も多いため割愛させていただきますが、トラブルもなく無事に施工終了しました。
 
 

コンサートホールの様な音楽室。

豪華さと「吸音効果」が両立。
 
2016.8.10.11
 
フィスバ メリノウール ラグ&カーペット
 
2016.8.10.19
 
「音楽室」の扉を開けると、ご覧の様に敷き詰められた「レッドカーペット」にリニューアル。

カーペットが入る事により、「階段」・「壁」・「舞台」でレイアウトされている曲線美が更に美しく調和しました。
 
 
 
FISBA メリノウール ラグ
 
2016.8.10.17
 
ゴールドを使った「家具」や「装飾品」も豪華に映えます。
 
 
 
FISBA カーペット
2016.8.10.18
 
カーペットは目にもやさしく、疲れにくいと言われています。
カーペットの繊維には、音の反響だけでなく光の反射も抑える効果があります。
大胆に使った照明の光もソフトに抑えてくれるので、目の疲れを軽減してくれるでしょう。
 
 
 
2016.8.10.20
 
2016.8.10.21
 
「音楽室」全体の反響が抑えられたため、フローリング仕上げの舞台上では快適な「ピアノ演奏」がお楽しみいただける様になりました。
 
 
  
2016.8.10.15
 
フィスバ カーペット
 
 舞台から、サロンに向かっての「声楽演奏」も違和感なしとのこと。
何よりでございました。
 
 
こうして、単なる「反響対策」だけでなく、「部屋の格調」が高められるリニューアルとなり、お客様からも、これからは実際のコンサートホールをイメージした練習ができますとご満足いただけました。
皆様の今後益々のご活躍を願っております。
 
 
 

◆当社・『オーダーカーペット(置敷き)施工』の特集ページ。
https://www.mitsuwa-i.com/overlock.htm

◆ 当社・『リフォーム工事の特集ページ』を見る
https://www.mitsuwa-i.com/m-reform.htm

 

ミツワインテリア: https://www.mitsuwa-i.com/

 
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