Mitsuwa Interio STAFF BLOG「ミツワインテリア」のスタッフ・ブログでは、日々の施工事例や新着情報をご紹介しています。

月別アーカイブ: 2013年9月

ブレア・ラビット(Brer Rabbit)の柄を活かした「ローマンシェード」納品事例

2013年09月12日

本日のブログでは、

ブレア・ラビット,Brer Rabbit,ローマンシェード,ウィリアム・モリス

英国サンダーソン社の「麻系・混紡素材のプリント生地」として人気の高い、
ウィリアム・モリス、1862年の作品、

『ブレア・ラビット(兄弟うさぎ)』を使用した、
「ローマンシェード」・サイド ボーダースタイル

の納品事例をご紹介させていただきます。

 

『Brer Rabbit(ブレア ラビット)』の魅力。

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「ローマンシェード」・サイド ボーダー(フレーム)スタイル
の製作において、生地幅(137cm)に描かれた柄パターンを活かして、 左右にコーディネートの「麻」の生地をフレームとして施して「掃出窓」を覆う、適切な採寸を行いました。

 

 サンプルを持参しての現地お打ち合わせ

ウィリアム・モリス,ブレア・ラビット(Brer Rabbit),カーテン,展示

お打ち合わせ先の現地には、当社の裏地付縫製サンプルをお持ちして、イメージのご確認と、スタイリングに際しての参考として活用いたしました。

 

『ローマンシェード』スタイル の 全体像の把握。

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『ブレア・ラビット(兄弟うさぎ)』の描かれているデザインパターンの「縦柄リピート」は40cmですので、まず、天井から床まで「アクセントウォール」の様に収める『ローマンシェード』を製作するために、この縦リピートを約6パターン使って縦ラインのデザインを割付しました

 

「 サイド・フレーム」用生地の選定。

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次に、メインとなる『ブレア・ラビット(兄弟うさぎ)』の137cmの生地幅を「1巾」使いながら、窓枠の幅が165cm程度ある「掃出窓」の左右を覆うために、「フレーム・コーディネート」のし易い、麻素材の無地のファブリックを選定いたしました。
ファブリック同士の馴染みのよい、生地の中から、「生成り色」のものを選定して、デザインスタイルの『ローマンシェード』が出来上がりました。

 

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適度な風合いのある、「遮熱・UVカット」

『ミラーレース』で、「前幕」生地の保護

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出入りの多い、「掃出窓」のレースは、ローマンシェードとせず、 「遮熱」と「UVカット」効果が高いながらも、天然素材風の質感を持たせている、『ミラーレース』を、2倍ヒダの1枚(片開き)仕立てで窓枠内に設置いたしました。

使い勝手の良いコンパク設計でありながら、天然素材の生地の保護も考慮した納めとなっています。

 

余談ですが、レース生地も『ローマンシェード』スタイルの仕立てにされたい場合は、平面的(フラット)な生地の「遮熱」・「UVカット」性は、たっぷりとヒダの取られたレースカーテンよりは格段に劣りますので、その場合は、前幕の天然素材生地に「裏地」をつけて、日焼け、褪色防止の対策を講じていただくことをお薦めいたします。

 愛用の生地を長くお使いいただくための工夫となります。

 

関連ページ 当社・『ウィリアム モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

当社・『ローマンシェード』の特集ページを見る。
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

ニチベイ『アルペジオ(センターレース スタイル)』・バーチカルブラインド 納品事例。(東京都 世田谷区)

2013年09月08日

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こちらの納品事例は、新築マンション入居の際、リビングダイニングの掃出窓に、ニチベイの『バーチカル(縦型)ブラインド』と、ラダーテープ付仕様の『木製ブラインド』をコーディネートで納品させていただきました。

 

「輸入壁紙」とのコーディネート。

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リビング・ダイニングのアクセントウォールは、英国『ファロー&ボール(F&b)』の人気・輸入壁紙で仕上げられています。

お客様より、バーチカルブラインドに、カーテンとレースの持つ機能を求め、スタイリッシュでモダンなインテリア演出をしたいとのご要望をいただきましたので、今回は現地でのカラーコーディネートのお打合せを経て、ニチベイ・『アルペジオ』センターレーススタイルの『バトン式』をご採用いただきました。

 

「センターレース・スタイル」・調光機能の魅力。

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■メーカー: ニチベイ
製品: 縦型ブラインド(バーチカルブラインド)
製品名:『アルペジオ(センターレーススタイル)』
操作方式:「バトン式(片開き右操作・左寄せ仕様)
使用生地: 『ラング』A5915(センターレース:1351)

 

カラーコーディネートの実際は、大胆な「蓮(ロータス)」をモチーフとした、ダークグレイッシュ~ブラック系統の壁紙パターンのベース色に合わせた配色とし、日中に使用するレースは、同系色のシースルー・トーン、夜間に用いる厚地は、少し濃いめのトーンでまとめました。

 

「夜間」及び「プライバシー」モード。

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なお、「センターレース」スタイルのバーチカルブラインドの操作については、「バトン式」をご採用いただき、生地の開閉とスラット角度の調光を1本のバトンポール操作で行うシンプルな操作スタイルでまとめました。

本日は、モダンスタイルのインテリアシーンでの演出効果に優れた、バーチカルブラインドの納品事例をご紹介させていただきました。

東京都 世田谷区 マンション リビング 納品事例

 

当社・「バーチカル(縦型)ブラインド」特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/ver&ver.html

 

文責: 梶川 完之(インテリアコーディネーター・色彩コーディネーター)
ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/ 

ウィリアム・モリスの、『デイジー』と、『トレリス』・2作品のカーテン。

2013年09月05日

本日は、「ウィリアム・モリス」の作品の中で、初期の名作として知られる、

『デイジー(Daisy)』

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(画像は、採用事例の「ファブリック」イメージ)

 

『トレリス(Trellis)』

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(画像は、採用事例の「ファブリック」とコーディネートした、同色「壁紙」イメージ)

 の2作品の納品事例をご紹介させていただきます。

 

2つの作品について。

『デイジー・ひなぎく(Daisy)』と『トレリス(Trellis)』は、元来、1862年にウィリアム・モリスが、『フルーツ(fruits)』と並んで初めてデザインした3点の『壁紙』のデザインとして知られ、モリス手掛けた作品の原点とも言えるもので、日本国内でも根強い人気がございます。

 

『デイジー(ひな菊)』について。

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Daisy ・『デイジー(ひな菊)』は、「花」と「花」が、密接に連続して描かれている、モリス後期のデザインに比べると素朴な作風ですが、それ故に、純粋に身のまわりの『野の花』に対するモリスの優しい感性が伝わる作品となっいます。

 

『デイジー』で仕立てた「カーテン」の納品

デイジー,ウィリアム・モリス,カーテン,事例

今回は、『デイジー(ひな菊)』の「1番色」を、「ダイニング」エリアの丈の長い、「掃出窓」に納品させていただきました。 本場のイメージ写真の様に、優しくそして気高く食卓まわりのインテリアを優しく演出してくれています。

『デイジー」は、同じダイニングでも、庭の景色を楽しむ、「出窓」のカーテンとしても採用されることが多い、窓の大小を問わない、使いやすいファブリックです。朝の爽やかな目覚めと共にいただく「朝食(breackfast)」、寛ぎの「ランチからティータイム」、ゆったりと落ち着きのある「ディナー」まで、ダイニングエリアを『デイジー』のデザインと自然味あふれる豊かな生地の発色が、これからも包み込んでくれることでしょう。

 

『トレリス(格子垣)』について。

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『レッド・ハウス』 外観

『Trellis・トレリス(格子垣)』は、格子枠に薔薇(バラ)の蔓(つる)が絡んでいるデザインで、 ウィリアム・モリスが暮らした、『レッド・ハウス』の周りのバラ垣からインスパイアされて描かれたデザインと言われています。

 

『トレリス』で仕立てた「カーテン」の納品

トレリス,カーテン,ウィリアム・モリス,事例

今回の納品事例では、『Trellis・トレリス(格子垣)』を、「アクセント・ウォール」風のイメージで、大きめの「腰高窓」を床まで包み込むスタイルで製作させていただきました。

ベランダに通じる、少し奥まった窓部分ですので、 スッキリと格子状に区画された『Trellis・トレリス(格子垣)』のパターンの特徴を効果的に活かすことができました。

ウィリアム・モリスは、日本から輸出されてきた、江戸末期の「染め織物」のデザインと配色の印象を強く受けたデザイナーでもあり、彼の作品の中で有名な、『ウィロゥ・ボウ(しだれ柳)』は、英国万博で目にした、「笹の葉」の染め織物からヒントを得た作品と言われています。

自然美のデザインを愛する心の感性と芸術性は、モリス照会設立から150年以上過ぎた現在でも、国を超え、時を越え脈々と愛され続けております。

 

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時代に流されない、「普遍的な美しさ」。

それが、「ウィリアム・モリス」と、モリス商会の描いた作品の世界にはあります。

 

当社・『ウィリアム モリスの特集ページ』を見る
 http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

当社・『輸入カーテンの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse-2.html

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/

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