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ウィリアム・モリス『イチゴドロボウ』で楽しむ、「ローマンシェード」と「装飾カーテンレール」のコーディネート。

2015年11月07日

マナトレーディング,イチゴドロボウ ,311

「寝室」窓辺のリニューアル事例。

マナトレーディング,イチゴドロボウ ,311,カーテン

当社でリクエストが多い、ウィリアム・モリスの『イチゴドロボウ』をメインアイテムに据えたコーディネートをご採用いただきました。

 

 

英国 ・『サンダーソン社』製
『Strawberry Thief(いちご泥棒)』について。

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『Strawberry Thief(イチゴドロボウ)』は、ウィリアム・モリスの描いた1883年のデザインです。
当時、モリスは、「ケルムスコット・マナー」での生活の中でいちごを栽培していましたが、収穫期に次々と食いしん坊の鳥たちに食べられていました。
モリスが作品を手掛けるにあたって、複数の鳥の中より、愛らしい「ツグミ」に特定してデザインし、 小鳥と花、苺という、前面に表出るされる図柄の後ろに、青い森が佇んでいるという、ウィリアム・モリス独特のユートピアが感じられる作品となっています。

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 今回ご採用いただいた生地は、英国・サンダーソン社のコットン・プリント版の『イチゴドロボウ』(全5配色)の中でも、インテリアに合せやすいと人気のある、311番色をご採用いただきました。

 

『ローマンシェード』による楽しみ方と留意点。 

イチゴドロボウ ,ローマンシェード,柄指定

 ベットの背後にあたる「腰高窓」では、特注仕様の「柄指定」を行い、『イチゴドロボウ』の持つデザイン特製を「ローマンシェード」の平面表現にて表現しています。
ちなみに、ローマンシェードをご採用いただいた窓は、西側に面する窓であるため、コットンプリントの退色・劣化を予防するための「裏地」を併用しています。

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参考までに、『イチゴドロボウ』のデザインを「ローマンシェード」で表現する場合の留意点として、窓のサイズ(幅と高さ)に応じた、柄の割付の塩梅を考えることが重要となります。

ローマンシェードを「窓枠内」に納めるか「窓枠を覆う様に」納めるかによって製作サイズとパターンの割付方が異なりますが、この生地は程良い割付を決めるのが難しい生地です。
ローマンシェードでの選定生地が「無地」であれば、生地を多って割高となる「柄出指定(※オプション)」など全く考えなくても良いのですが、『イチゴドロボウ』の場合はこの割付イメージを充分に考える必要があります。
窓の大きさや納め方に制約がある場合、中途半端なパターン表現となってしまうことも多いため、その様な場合はご希望があっても無理にローマンシェードでのご採用をお勧めできない場合もある生地です。

 

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 今回は幸いなことに、窓寸法に対して程よい「柄出し」が可能であったため、メーカーに相談して、ローマンシェードを完全に畳み上げた時の柄の指定とヒダの畳みも特注でオーダーしています

イチゴドロボウ ,ローマンシェード

先頭のヒダ畳みの背後に、下部のヒダが隠れる様な納まりが可能であったため、ローマンシェードを引き上げた際に窓の「上飾り」の様なイメージで横一列に並ぶ「ムク鳥と苺」のパターンを楽しむことができました。

 

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これはたまたまですが、2段階目のパターンも、全閉時と同じ裾の位置に出すことができました。

 

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 基本的にローマンシェードでの畳み寸法ピッチは、「20cm(※標準ピッチ)」を基準としており、窓の大きさ(「30cm(高さのある大窓など)」、「15cm(小窓など)」)により、ピッチを変えることもありますが、2段目以降の畳み代のピッチをランダムに変えることはできません。

規則的なピッチで畳み上げられる納めがローマンシェードの一般的な理想だからです。

 

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この様な過程を経て、「アクセントウォール」として貼られている、『マリーゴールド』の淡い淡色ブルーパターンとの相性も良くローマンシェードをコーディネートすることができました。

 

『装飾カーテンレール』で2つの窓を一体化。

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次に、ベランダ柄のダイナミックな「2間窓」風に見えるこちらの窓、実は横並びの「掃出窓」と「腰高窓」を1セットの『装飾カーテンレール』を使って一体化にまとめています。

 

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上の写真左が「掃出窓」、右側が「途中窓」ですが、各窓枠の上にはカーテンレールを設置できる下地が4cm程しか補強されていないことと、2つの窓の枠高に約2cmの高さの相違があったため、以前は、それぞれの窓の窓枠に普通のカーテンを個別につけた納めとなっていました。
これを今回、『装飾カーテンレール』を採用しつつ1つの窓にまとめられないかというご相談をいただきました。

 

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ご来店の折、お客様が気に入られた装飾カーテンレールがこちらの、『ルブラン22』です。
『ルブラン22』は、トーソーが2014年にリリースした人気商品で、ロートアイアン風の重量感ある装飾性豊かなブラケットとポールのカラーコンビネーションがお楽しみいただけますが、実際にこの製品が採用できるかどうかをサンプル持参のうえ、現地での採寸の際に確認する必要がありました。

 

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現地での打合せにより、左側「掃出窓」の枠上にブラケットを乗せる様な納めで、辛うじて18mm下がった右側「途中窓」上の下地にビス止めできることが判明しましたので、正式採用となりました。

 

トーソー,ルブラン22

カーテンを開けたレースメインの状態で、一体化された窓の統一感がお分かりいただけると思います。

個別にカーテンレールを付けて「掃出窓」と「途中窓」をセパレートするのとひとまとめにするのでは見栄えがまるで違ってきますので、お客様にも大変ご満足いただけました。
ちなみにレースには、特殊な遮熱加工が施されたオーガンジーレース(フジエテキスタイル・FA1622 SL)をご採用いただきました。

 

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なお、装飾カーテンレール・『ルブラン22』の場合、ダブルポールセットにしていまうとブラケットの形状が異なってしまい、デザインの魅力が半減してしまうので、レース側のコーディネートレールに機能性レールの『ネクスティ』のブラック色を組み合わせ仕様で納めています。

また、綿製(100%)のプリント生地である『イチゴドロボウ』の経年収縮を考慮しての納めとして、カーテンのフック仕様を一般的な装飾カーテンレールを採用する際に組み合わせる「Aフック(レールが見える)」ではなく、機能性カーテンレールを正面付で設置した場合に用いられる「Bフック」で仕立てています。
Bフックで仕立てることによって、カーテンの「総丈(上部から裾までの長さ」を3cmほど上部に長く伸ばせるので、経年収縮に応じて、3cmまでカーテンの丈をアジャスターすることを考えた納めとしています。

余談ですが、『ルブラン22』は、ポールの径が22mmと細身のため、その様なイレギュラーな使い方をしても、カーテンの開閉に際しての納まりがさほど悪くないのですが、ポール径の太い木製カーテンレールなどを使用する場合は、カーテンの上部が手前に傾斜しやすいことと、リングランナーもポールの径に応じて太く大きくなるため、今回の様な納め方は不向きであることを補足させていただきます。

 

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最後に、『イチゴドロボウ』を束ねる「装飾タッセル」を別途ご採用いただき、今回の様々なリクエストを組み入れた窓辺のトータルコーディネートが完成いたしました

 

◆当社・『ウィリアム・モリスの特集ページ』を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/inhouse.htm

◆ 当社・『オーダーカーテン』の特集ページ を見る。
http://www.mitsuwa-i.com/sub2.htm

◆ 当社・『ローマンシェード』の特集ページ
http://www.mitsuwa-i.com/roman.html

 

ミツワインテリア:http://www.mitsuwa-i.com/


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